5月の花を探しに 伊吹山へ |
ホタルカズラ ハクサンハタザオ スズシロソウだと思っていた |
●場 所 | 滋賀県米原市 |
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●標高 | 1377m |
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●山行日 | 2016年5月21日(土) |
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●コース | 伊吹山登山口バス停・・・2合目・・林道・・・3合目…6合目…8合目・・・山頂・・・6合目・・・1合目・・・伊吹山登山口バス停 |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR名古屋駅ーJR近江長岡駅⇒伊吹山登山口バス停・・・上野登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽、中山 |
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●コースタイム | JR多治見駅 JR名古屋駅 J近江長岡駅 伊吹山登山口バス停 1合目 2合目 3合目 6合目 8合目 山頂 3合目 1合目 伊吹山登山口バス停 |
6:15発 6:56〜7:02 8:00〜8:07 8:23〜8:40 9:15〜9:25 9:55 11:30〜11:50 12:30〜12:40 13:20〜13:30 14:05〜14:15 15:50 16:30〜16:40 17:10〜17:30 |
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周辺地図はこちら |
伊吹山登山口〜3合目
大垣で乗り換えなしで近江長岡駅に着いたはいいが、バスは超満員! 何度もバスを利用して伊吹山へ登っているが、こんなことはずいぶん久しぶり 8:40というゆっくり時刻なのに、続々と後ろから登山者が続く 何かの記念日?かと思うほど、人が多い |
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キンラン:ラン科 後ろから団体が来る・・・と思って、ゆとりがなかったせいか、花を見逃してしまったところを 同行者に呼び止められて、戻ってパチリ 登山道の両側をよく見ながら歩いていくと、3ヶ所で咲いていた どれも皆、つぼみ |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-1 あれっ?緑地に白色の筋模様の仏炎苞・・・多治見近辺のものとは違う いつものように中を覗くと、薄緑色の棒状の付属体がある 葉っぱも違っていた 大きくて鋸歯がある 以下、登山口から3合目までに出会ったテンナンショウの仲間を、集めてみた |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-2 -1に似ているが、葉に鋸歯はない 葉のヘリから少し内側にくるりと線が入っている |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-3 -1にそっくり 葉に鋸歯がある 葉のヘリから少し内側にくるりと線が入っている 付属体の下の方には、黒い粒々 雄花のよう |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-4 葉っぱには、鋸歯がない 葉の縁は波打っているよう 付属体は白色の棒状 先端が少し膨らみ大きかった |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-5 葉っぱは、-2 -4にそっくり 鋸歯がない 葉の縁は波打っているよう 付属体は黄緑色の棒状 鎌ケ岳や風越山で出会った、茶色の筋模様があるテンナンショウはなかった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「伊吹山 花物語」折り畳み「お花のガイドブック」では、「マムシグサ」の名前になって載っている |
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1合目 ここから炎天下の中を歩く |
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キバナノレンリソウ:マメ科 1〜2合目間、草むらの中に咲いていた ここだけしか咲いていなかった |
ノアザミ:キク科 まだつぼみ 痛いとげがいっぱい |
ハクサンハタザオ:アブラナ科 登山口〜山頂までいたるところに咲いていた 麓近くは、花より種の方が多く、登るにつれ、種はなくなっていった ひょろひょろして倒れているので、「ハタザオ(旗竿)」に思えなく、スズシロソウだと思っていた 異なる点は、匍匐枝のあるなし スズシロソウはある ハクサンハタザオは無し |
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左 2合目付近から1合目を見下ろす 右 先回に続き、2合目から登山道を外れて林道を歩く |
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サワギク:キク科 湿っぽい日影が好き |
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エゾノタチツボスミレ:スミレ科 大きな葉っぱを持ち、花も大きいスミレ 側弁に毛がある |
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クサフジ:マメ科 |
ラショウモンカズラ:シソ科 まだ、つぼみ |
ホタルカズラ:ムラサキ科 殆どが1本立ち 雄しべや雌しべは、中央にある穴の中にある?? |
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ツルウメモドキ:ニシキギ科 花がいっぱいついていた 雌雄異株・・・だって こんなに花が多いなら、また雄しべがはっきり見えるので、雄花・雄株だろう |
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イブキシモツケ:バラ科 この林道脇にだけ咲いていた |
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調べ中 蔓性の木 新しい葉柄は赤色 |
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ウリノキ:ミズキ科 まだ、つぼみ |
ダンコウバイ:クスノキ 先週の風越山で小さな実が生っていたが、ここも同じ |
タニウツギ:スイカズラ科 左 真っ赤なつぼみだったので、ベニバナツクバネウツギかと思ったら 右 蕾のうちは赤く、花が咲くとピンクになっていたので、どちらもタニウツギらしい それにしても、真っ赤なつぼみだった・・・ |
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アカネ科 直径4ミリほどの小さな花がたくさん咲いていた |
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クルマムグラかな?:アカネ科 |
ミツバウツギ:ミツバウツギ科 伊吹山には、このミツバウツギの木がた〜くさんある 風越山ではつぼみだったが、 ここでは花の盛りは過ぎていた |
もうすぐ3合目 右手に、伊吹山山頂が見えてきた |
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左手は、旧高原ホテルと登山者 パラグライダーも 林道は一般車は通れないが、タクシーや営業用のマイクロバスは通れる 若者たちが、それらを利用していた |
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フジ:マメ科 ちょうど見ごろ |
アヤメ:アヤメ科 ここのアヤメは、たいてい背が低い |
イブキノエンドウ:マメ科 カラスノエンドウより、花色が薄い |
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ノアザミ:キク科 ここのノアザミもまだつぼみ |
イブキハタザオ?:アブラナ科 ハクサンハタザオは、なよなよとしているが これは、ごつくて毛深い |
3合目〜8合目 | |
左 3合目の休憩舎 花を見ながらゆっくり歩いてきたので、登山口から3時間ほどかかった 右 ロープの中に咲いているアヤメ |
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ヤマグワ:クワ科 緑色の若い実がいっぱいなっていた |
イブキガラシ:アブラナ科 ナノハナに似ているが、葉っぱが丸いのが特徴 3合目〜9合目までいっぱい咲いていた 黄色い菜の花畑のような場所がいくつもあった |
5合目から山頂を望む |
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ニリンソウ:キンポウゲ科 群生ではなく、ぱらぱら咲き |
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6合目から3合目を見下ろす 黄色いイブキガラシ畑が広がっている |
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上を見ると・・・上にも黄色いイブキガラシ畑 |
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タチツボスミレの仲間:スミレ科 花は大きいが、エゾノタチツボスミレではない (側弁に毛がないから) 麓では、スミレの時期は終わっているのに、ここでは真っ盛り 濃い紫色や薄紫色がある |
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ハクサンハタザオ:アブラナ科 白い塊は、殆どこのハクサンハタザオ |
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コバノミミナグサ:ナデシコ科 『石灰岩地帯にだけ分布が知られている ミミナグサは,花弁と萼片の長さが同じぐらいだが、 コバノミミナグサでは花弁の方が明らかに長い』・・・と 一目見て、あれ?花が大きい・・・と思ったほど |
ウマノアシガタ:キンポウゲ科 野原や田んぼの畔で咲いているウマノアシガタは 背が高く、ひょろひょろしているが 登るにつれ、背が低くがっしりしてきた 同じウマノアシガタとは思えないほど |
オドリコソウ:シソ科 3合目からきれいな花になり、8合目位までずらっと咲いて大群生を作っていた 白花あり、赤花あり、中間のピンク色あり |
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8合目〜山頂〜下山〜登山口 |
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9合目付近から3合目を見下ろす 14時に近いというのに、まだ続々と登って来る |
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静かなピークから、山頂を望む |
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いったん西登山道に降りて山頂へ そして、下山 14時を過ぎているので静かに歩けるかと思ったが、まだ登ってくる人がいた |
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ここをクリックすると沖く見えます |
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クサタチバナ:ガガイモ科 つぼみがついているのが、たった1株だけ |
ゴマギかな・:スイカズラ科 真っ白い花を咲かせている大きな木があった 遠すぎて詳細は分からず |
6合目付近から山頂を振り返る |
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ここをクリックすると沖く見えます |
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調べ中 5合目からの下山中、何か赤っぽいものがいっぱいぶら下がっている背の高い木があった 遠すぎて、詳細は分からず |
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調べ中 緑色の花がいっぱい咲いている木があった 何の木だろう |
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アヤメ:アヤメ科 草むらの中で咲いていた 3合目付近に多い |
ここから登山道を歩いて下山 1〜1時間半で登山口に着くはず |
カンボク:レンプクソウ科 咲き始めたばかり |
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アキグミかな?:グミ科 薄黄色の花がびっしり 2〜3合目間にたくさんあった |
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ウスバシロチョウ 向こうが透けて見えるような半透明の翅 アキグミの花の蜜を一生懸命吸っていて、逃げていかなかった |
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ヤマボウシ:ミズキ科 自生のヤマボウシ |
2合目から麓を見下ろす ここの下りで、 膝を酷使しないよう、いつも気を付けている |
1合目で休憩 アイスクリームやかき氷の販売中 バス停前の缶ビールまで、我慢我慢 |
登山口に到着 17:10 最終のバス17:30に、いい具合で間に合った 帰りのバスは、満席だったが、全員座れた |
*4月と比べ5月は花の種類が多くなっていた *立ち止まって観察したり、撮影したりしていたので、前回より2時間遅れとなった *それはそれでいいのだが、登山者が多いので、落ち着いて花を観たり撮影したりができず、 気が焦って疲れた・・・ *6月になると、もっと花の種類は増え、7月・8月はさらに増えるので、楽しみ・・・ *2合目へ向けて歩いていると、前方から、トコトコと何かが歩いてきた 思わず、「タヌキが来た!」と口走ると、後ろを歩いていた同行者が落ち着いた声で 「アナグマだよ」・・・と 急いでカメラを用意しようとすると、山側の草むらに入っていってしまった その間、数十秒 数メートル手前まで、真正面から顔を突き合わせながら距離を縮めていた へ〜え、アナグマか・・・ |