上松駅〜風越山(カヤトの丘)〜上松駅 |
テンナンショウの仲間 ルイヨウボタン |
●場 所 | 長野県木曽郡上松町 |
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●標高 | 風越山1699m (カヤトの丘1630m) |
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●山行日 | 2016年5月15日(日) |
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●コース | JR上松駅・・・吉野集落・・・風越山登山口・・・Aコース・・・カヤトの丘…Bコース…風越山登山口・・・吉野集落・・・JR上松駅 |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR上松駅・・・風越山登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽、中山 |
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●コースタイム | JR多治見駅 JR上松駅 木曽古道入口 風越山登山口 カヤトの丘 牛首展望台 風越山登山口 木曽古道入口 JR上松駅 |
5:59発 7:34〜7:40 10:10 10:55〜11:10 12:40〜12:50 13:40 14:05〜14:15 14:35 15:45〜15:56 |
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周辺地図はこちら |
上松駅〜木曽古道入口 | |
多治見駅で乗車すれば、上松駅まで乗り換えなし 8時前とあって、街中は閑散としている タクシーで上松中学校あたりまで行けば楽かな・・・・と 考えていたが、タクシーは出払っていて姿なし 覚悟して歩き始める |
「中山道」・「木曽古道」の標識を頼りに 昔の宿場町を歩く |
ミズキ:ミズキ科 電車の中から、あちこちで見かけた白い花 川のそばで真っ白な花をつけていた |
1/25000地形図を見ながら下調べしてきた まず、第一の目標は、上松中学校 できるだけ車の来ない細い道を歩きたいと思い 考えたのは、 「上松中学校前を通り過ぎ、橋を渡って左折」のコース ここから中学校方面へ進む |
調べ中 南木曽へ行く際にもつぼみを見かけた 今日は咲いていた |
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上松中学校を過ぎると、石畳の道になった 風情はあるが、歩き難い・・・ 広い車道に出たら右折して橋へ |
サラサドウダン:ツツジ科 満開だった 山で会えるといいな・・・と思いながらパチリ |
ここをクリックすると大きく見えます |
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滑川を渡る 渡ったら左折して、川沿いに進む道があるはずだが、草ぼうぼうで行けそうにもない もう少し先へ行けば何かしら道があるのではないかと思いながら、広い舗装路を歩いて行くことにした |
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ベニバナツクバネウツギかな?スイカズラ:科 タニウツギはピンク色だが、これは、真っ赤 |
アギスミレ:スミレ科 葉の形が、ブーメランのように湾入が深い |
調べ中 ツル性の木の花 |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-1 茶色の筋のある『仏炎苞』 付属体は棒状で濃い茶色や薄茶色のものもあった 多治見近辺のテンナンショウとは大違い これが、山の斜面にいくつもいくつも生えている ・ |
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2016/4/19 多治見市内で撮影 参考のために借りてきた |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科-2 『仏炎苞』が緑色の筋の株 付属体は棒状で薄茶色のもあった 多治見にあるものとそっくりで、 『仏炎苞』は白地に緑色の筋、『付属体』は白色で先端が膨らんで前かがみになっている株もあった(下段右) |
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ミヤマナルコユリかな?:ユリ科 大きな葉っぱ 背丈も高い こんなのが、ずらりと並んでいた |
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ヒメタガソデソウ:ナデシコ科 小さい白い花で、風にゆらゆら揺れて撮影者泣かせ ・・・と、次から次へと現れる面白い花に眼と心を奪われずんずん歩いてきてしまった |
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分岐の標識 確かに木曽古道とあるので、迷うこともなく左折した |
分岐の角には、老人ホーム |
・・・・・・・ 所が、歩いていくうちに、右側からの川の音が大きくなり、国道らしきガソリンスタンドも見えてきた おかしい??!! 国道や木曽川が近づけば、吉野の集落からどんどん離れてしまう 引き返すことにした ちょうど歩いている人がいたので尋ねようと小走りをしたが、姿を見失った 元の分岐(標識と老人ホームがある)へ戻り、 地図を確認しているところへ、車が来たので、手を挙げて止まってもらった 男性が降りてきて、「今いる場所はこのあたり」、「このまま左折しても行けないことはないが大回り」 「この道(左折していくつもりだった道)は手入れされていない」 「橋まで引き返して広い道を進んで、橋を渡った方がいい」・・・と親切に助言 なるほど! 木曽古道「3.2km先」と書いてある 遠いはず・・・ お礼を言って、同じ道を橋まで引き返す ・・・・・・・・・・ 「手入れされていない」道が、本当に歩けないかどうか偵察してみたが、草木が生い茂って「行きたくな〜い」の気分 で、勧められた広い道コースを進む |
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ヒメシャガ:アヤメ科 広い道を進んでいくと、家の石垣にきれいに植えられたヒメシャガと、その家の持ち主に出会った 園芸店で購入したものではなく、自然のものを貰ってきて、ここまでに増やした・・・と 種が落ちて増え、それを移植して花を咲かせ、またこぼれ種から増やしていった・・・と苦労話を聞いた |
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ツクバネ:ビャクダン科-1 あれ?特徴のある葉っぱの付き方・・・と思ってみていると、花が咲いていた 雄しべが目立つので雄花 雌雄異株なので雄木 |
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ツクバネ:ビャクダン科-2 どこかに雌花・雌木があるはず・・・と思って探しながら歩くと、あった〜! 羽根突きのような羽根を持った雌花が咲いていた いたるところにといってもいいほど、たくさん群生していた |
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左 木曽古道の案内が出てきた 右 少し離れた所には、「まっすぐ行くと木曽駒ケ岳登山道」への表示 |
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まっすぐ行かないで「吉野橋」を渡る |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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橋を渡ったところに立て札 「中部北陸自然歩道(黄色い点線)」と 「木曽古道(赤い点線)」があることが分かった 今まで、「木曽古道」の表示があったのは 「木曽古道始まりの場所」を指すのだということが やっと分かった これから歩くのは、「中部北陸自然歩道」 |
吉野集落の下の方にあるバス停=「吉野下」 火・木のみの1日3本の便 |
ここから左折すると、木曽古道に行ける 「風越山登山道」方面へまっすぐ進むと、簡易トイレのある登山口へ行ってしまい 歩き足りなくなってしまうコースになる (昨年は、ここで標識を見間違って、登山口まで行ってしまった・・・) |
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ツユクサの園芸種(たぶん):ツユクサ科 地形図にあるまっすぐの道の両側では、思いがけない花に出会えた ムラサキツユクサそっくりだが、大型(直径3cmほど)で色鮮やかな花が咲いていた たぶん園芸種が逃げ出したか、近くの人が植えたか・・・だろう |
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オオバユキザサ:ユリ科 山菜としてなら食べごろのようで、大きくて柔らかそうだった 農道の脇に群生していた その下にはニリンソウもあった(花の盛りは過ぎ、少々くたびれていたが) |
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エゾノタチツボスミレ:スミレ科 大柄で葉も大きいので、オオタチツボスミレかと思った が、側弁に毛があtるので、エゾノタチツボスミレ 薄紫で優しい色合いだった |
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ヒメレンゲかな?:ベンケイソウ科マンネングサ属 水路の脇に群生していた |
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庭先にいた女性に道を尋ねたりしながら、吉野集落の一番上まで歩いてきた ここは見覚えがある ここからすぐの所に「これより木曽古道」の標識があるはず |
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木曽古道入口〜登山口〜Aコース〜カヤトの丘〜Bコース〜木曽古道入口 |
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これがその標識 ここまで「中部北陸自然歩道」で、ここから「木曽古道」らしい |
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テンナンショウの仲間:サトイモ科 ここにも、茶色の筋や緑色の筋があるテンナンショウの仲間がたくさんあった |
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オトコヨウゾメ:スイカズラ科 コバノガマズミのようにシャキッと立たず、 ふわりと垂れているのが特徴 |
マイヅルソウ:キジカクシ科(ユリ科) たくさん群生していた まだ咲き始め |
ヤマツツジ:ツツジ科 くらい樹林の中に真っ赤な花が映える |
ミヤマエンレイソウ(別名シロバナエンレイソウ) :ユリ科 このあたりに咲いているはず・・・と探しながら歩いた すでに花の盛りは終わっていて、たった一輪のみ |
明るい林道に出た |
すぐ、風越山登山口 簡易トイレのある駐車スペースは満車 登山者ばかりでなく、山菜採りの人もいた 上松駅から5.3km+@・・・約6km歩いてきた 3時間余! 花を見ながら楽しく歩いてきたが さすがに疲れた 帰りの電車は、 15:56 17:10(遅くても)くらいには乗車したい 山頂までいけないかも・・・ 逆算すると、余裕をもつなら13時には引き返そうと相談した さあ、出発! 11:10発 |
すぐにAコース・Bコースの分岐 登りは急登のAコース 下山は、歩きやすいBコースとした |
花のない急登を、一歩一歩登る 周りは緑色の若葉 |
約1時間の急登で、ややなだらかな場所へ 12:10 ここで昼食にする |
ミツバツチグリかな?:バラ科キジムシロ属 鮮やかな蛍光色が目を惹く |
御岳はぼんやりして見えず |
ここからBコースが始まる |
ラショウモンカズラ:シソ科 おや、久しぶりに珍しい花に出会った |
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ルイヨウボタン:メギ科 ちょうど風が止まったので、撮影できた |
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ウスバサイシン:ウマノスズクサ科 去年、確かこの辺にあったはず・・・と思いながら探すと・・・あった! 葉っぱを掻き分けると、濃い紫色の花が顔を出した 今年も咲いていたんだね! ↓ ↓ ↓ ↓ これは2015/5/3同じ場所で撮影 (比較のため借りてきた) 咲き始めたばかりの初々しさ |
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・・・・・・・・・ これから山頂へ行って戻ってくると、1時間以上はかかる 17:10の電車にも間に合わなくなる恐れあり 山することにした |
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ヤマツツジ:ツツジ科 上の方ではつぼみ 下るにつれ満開状態になった |
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緑の中を快調に下山 |
マルバアオダモ:モクセイ科 ふわふわの白い花 近くで見ると、雄しべばかりだったので雄花・雄木 |
牛首展望台 |
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牛首展望台から、麓を見下ろす 遠くの山はぼ〜んやり |
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ダンコウバイ:クスノキ科 丸っこいぽっちゃりした掌のよう・・・と覚えているダンコウバイの葉 よく見ると小さな実ができていた 雌雄異株なので、これは雌木 これから大きくなって赤くなっていく |
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ミツバウツギ:ミツバウツギ科 ヒメウツギか?と思ったら、「葉が三つ葉なのでミツバウツギ」と同行者 |
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ミツバツツジの仲間:ツツジ科 雄しべは10本 雌しべに毛はない 多治見でよく見かけるコバノミツバツツジとは雰囲気が違う トウゴクミツバツツジとも違う 「ユキグニミツバツツジ」は、日本海側の多雪地帯にあるそうだが、はて何ミツバツツジだろう? |
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ヤマツツジ:ツツジ科 燃えるような朱色 |
風越山登山口に戻ってきた 14:05 ここから上松駅まで歩く |
ニリンソウ:キンポウゲ科 山より、農家や道端にたくさん咲いていた |
ヤマブキ:バラ科 |
スノキ:ツツジ科 カクミノスノキとは違ってつるっとした花 |
ここからすぐ、吉野集落のはずれに出る 寝覚めの床 6.0kmの表示 |
木曽古道入り口〜上松駅 |
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暗い樹林から、明るい農道に出た 14:35 |
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コマガタケスグリかな?:ユキノシタ科 農家の垣根に、丸い実がいっぱいなっていた 歩いていると、いろいろな発見があって楽しい |
田植えの真っ最中 すでに終わっている田んぼもあった |
今度から、この分岐に要注意 |
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ヤマグワかな?:クワ科 雄花らしい花序がたくさんぶら下がっていた 雌雄異株なので、これは雄木 『葉の先端は尾状に長くとがり』が、マグワと異なる点だって |
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吉野橋から上流を望む 滑川を渡るのはこれで4回目 |
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吉野橋から こちらは下流の様子 |
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吉野橋を渡ったところから風越山方面を望む あのとがったピークまで行ったのだろうか? |
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帰りは、行きと違う道を選んだ こちらの方がずっと近道だと分かったが 間違えたおかげで、いろいろな花に出会えたのは ラッキーだった! |
大宮神社を右に見て通過 次回は、上松中学校手前から左折するのがいいかも 上松駅に、15:45着 観光案内所で、木曽古道の地図がないか尋ね 資料を1枚貰った 缶ビールを買って15:56に乗車 2人で半分こしながら中津川へ ・・・・・・ 山はちょうど端境期で、花が少なかった その代わり、上松駅から登山口までの花が多く (道を間違えたおかげでいろいろな花に出会えたし) 楽しんで歩けた |