柏原駅〜醒ヶ井養鱒場 霊仙山縦走 |
避難小屋から北霊仙を望む 北霊仙(経塚山) 9合目の標識 |
●場 所 | 滋賀県米原市・犬上郡多賀町 |
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●標高 | 北霊仙山(経塚山)1040m |
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●山行日 | 2017年2月26日(日) |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR名古屋駅ーJR柏原駅・・・柏原コース登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム | JR多治見駅 JR名古屋駅 JR柏原駅 登山口 新1合目(旧2合目) 4合目 5合目上(アイゼン装着) 谷山 8合目 旧9合目 避難小屋 北霊仙(経塚山:9合目) 7合目 6合目 5合目 3合目 登山口 醒ヶ井養鱒場バス停 醒ヶ井駅 |
6:15発 6:56〜7:02 7:55〜8:10 8:47 9:50〜10:00 10:53 11:15〜11:25 12:45 12:54 13:10〜13:20 13:30 13:40 14:22 14:43 14:55 15:15 15:40 16:43〜17:00 17:09〜17:11 |
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周辺地図こちら |
JR柏原駅下車の登山客は私だけ 駅員さんに「最近、雪って降りましたか?」と尋ねると、 「最近は無いけれど、今年は1月にドカ雪、2月もドカ雪で、例年になく多い年だった」・・・と 「山はまだ雪が多いだろうから、4合目までかな?」とも 4合目で帰ってきたことは何度もあるし、6合目から帰ったこともある どちらにせよ、縦走できなかった場合は「また戻ってきます」と言って出発 鶏小屋へ行く道を歩いていると、「獣害防止」の立派な扉ができていた これは車利用らしく、脇に、人間用の小扉もあった できたばかりだからか、開けっ放しになっていた |
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鶏小屋前の林道分岐 雪は無し 林道の途中の小スペースに車が1台 私の前に、最低1人はいる・・・と分かって 心強かった |
登山口(と思っている) この橋から急に雪が多くなった つぼ足の足跡が幾つもあった 一番新しいのは、登りに1人 下りの足跡はたくさん 雪が解けた頃の下山だろう、ずいぶん深くまで潜っている |
雪の斜面より、沢の中を歩くことにした |
ちょうど左側から水が流れている場所があったので そこから雪道の登山道に上がった このトラバースが一番気を使った 朝早いので、雪は凍っている 蹴りこんでも簡単にはステップが作れない 右側は谷底まで急斜面 あ〜あ、早めにアイゼンを着ければよかった ・・・と、後悔しきり 新1合目までアイゼンを着けれるような平らな場所がない |
登山道に木が倒れこんでいる所が数か所 迂回するより、幹をつかんでまたいだ方が安全で速い 凍って滑りやすい所には、杉の葉を敷いてみた・・・効果大 |
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二本杉のある場所 2枚とも同じ場所 新2合目(左)=旧1合目(右)・・・一の上に線を足して、二になっていた アイゼンを着けれる平らな場所はあるが、ここからは緩斜面になるので必要なし |
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旧2合目 ここから雪が深くなる |
新3合目 この辺りは、雪が減って土が多くなった |
4合目下から、また雪が多くなった |
4合目到着 10:53 まだ、早い 雪道を歩くのも楽しいので、 6合目までならなんとか行けそう・・・と思い、前進 |
先行者の足跡を外れたとたん、 ずぶっと腰まで潜ってしまった「穴」 抜け出すのに苦労した・・・ |
雪のない場所を選んだり(尾根を境に右と左では大きな違い)、 雪の上なら、先行者の足跡をなぞるようにして歩いた 5合目から登って来る夏道が合流する辺りで これからの急登に向けてアイゼンを着けた |
稜線までは直登で、かなりの急斜面 稜線に出たら右折して6合目を目指す 『根回り穴』があちこちにできている春らしい様子 ↓ 『木は黒っぽい色をしているので、光を吸収して温まりやすく、その熱が、木の回りの雪を溶かす』 ・・・といわれている |
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6合目の辺りから、避難小屋を遠望する 11:46 その左の稜線は、霊仙最高点 この辺りに6合目の標識があるはず・・・と探したが見つからず |
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夏道はトラバースするが、冬道は前方の稜線まで登り切ってしまった後、右折して稜線歩きになる |
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6合目を振り返る 11:52 13:00には、北霊仙へ行けそう・・・と計算した |
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夏道に合流 12:04 左 トラバースで来ると、ここへ出る 右 夏道はトラバースで危険 冬道は尾根通しで行く |
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石灰岩がごろごろしている所を過ぎ、尾根道を気持ちよく歩いていた・・・ 12:11 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新1合目のあたりから、輪カンの跡が続いていた 私のよりかなり細身で長い アイゼンの跡も見えるし、ノーアイゼンの靴跡もある 調子よく気分良く歩いて行ったところ、急に輪カンの跡がプッツリなくなった ??なんで? このまま谷山に向けて登って、そのあと、右へ降りて行けば8合目の谷山コースとの分岐に出られるのに ・・・と思って登っていくが、谷山らしきピークに着かないうちに下り始めた おかしい・・・ 北霊仙もまだまだずっと遠い 遠すぎる・・・ やっぱりこれは違っている! ・・・と、引き返すことにした 輪カンも、もと来た道を引き返している もしかして・・・「石灰岩のピークを過ぎたら左折」をしなかったかも?? *以前同じ間違いをしたことがあって、心に留めておいたはずなのに あまりの快適さ・先行者のトレースをたどる安易さに大事なポイントを忘れてしまっていた・・・ |
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この赤い棒とトタンが、夏道との合流点の目印 12:37 うろうろした時間のロスは、15〜20分くらいだろうか・・・ あのまま降りて行ったらどこへ行くんだろう・・・と思って、1/25000地形図を調べてみた 誘いこまれやすい尾根があった!! 谷山谷方面へ降りていくようだ!! (危ない・危ない) |
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目印からどんどん上へ登っていけば「谷山」になるはず 踏み跡が続いている 北霊仙もだんだん近くなってくる ありました〜 「谷山」の三角点 992.7m 12:45 標識は無いが、青テープが山頂の目印だろう |
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谷山から避難小屋・最高点(左)を望む 足元は急斜面になり、谷に続く ↑ 避難小屋 そうそう、さっきはこの展望がなかった |
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木の間越しに伊吹山が見えた かなり白い!! 谷に沿ってギリギリのあたりを下っていけば、夏道に合流するはず |
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夏道との合流点 |
新8合目 12:54 谷山谷との分岐点 |
5合目上で、行動食を食べたっきりで、おなかもすいてきた 13:10 旧9合目(登りに入るところ)で休憩 |
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急な登りは避難小屋まで続く 雪を踏み抜いた跡も、たくさんある 硬そうなところを選びながら1歩1歩・・・ |
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伊吹山がきれいに見える〜 |
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正面のピークが、谷山 |
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登りの途中、左手に見える山々 三国岳や御池岳方面だろうか?? |
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なかなか近づかない避難小屋 |
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避難小屋到着〜 13:30 小屋の近くは、雪は無く土が露出 |
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北霊仙を仰ぐ 稜線から左は雪 右は、石灰岩のゴツゴツ地帯 アイゼンは脱ぎたくないので、雪の斜面を登ることにする |
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このまま本峰でも最高点でも行けるが、今までとは違って、雪が少ない 13:40 時間も遅い 北霊仙から下山することにした |
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北霊仙の標識を後ろから見ると、こんな感じ 石灰岩の間を通らないと山頂まで行けない アイゼンの歯のキコキコという音を聞きながら歩いて・・・ |
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北霊仙に到着(新9合目でもあり、経塚山ともいう) 13:40 風が強く寒いので、即下山 しかし、どこを歩けばいいの〜 |
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周りは、雪なし 土と岩ばかり 7合目からの急斜面の下山で、アイゼンは絶対要る・・・と思っているので、脱ぎたくない! だが、少し泥道を歩くと、べったりと土がつくし、歩き難い 我慢できずにアイゼンを外したが、さてこの土がべったり付いたアイゼンをどう持つ? で、またまた困った タオルに包んで袋に入れる? → 嫌だ、タオルが汚れるし、またアイゼンを着けることは分かっているし・・・ じゃあ、手に持つ? → 嫌だ、重いし、手が汚れるし・・・ 結局またアイゼンを着けることにした |
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雪の上を歩けば、アイゼンの泥が落ちるかもしれない 泥が落ちてきれいになったアイゼンなら外して袋にも入れられる ・・・と思って、できるだけ雪の上を歩いたが、泥はそうそう簡単に落ちてはくれない |
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こんな所ばかりなら快適なんだが・・・ しかし、泥は依然くっついたまま |
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北霊仙を振り返る 雪4 土6 の割合かな? |
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霊仙本峰を望む こちらも、雪が少なく、真っ白というわけにはいかない |
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「お虎ケ池」は、雪の下 14:11 |
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琵琶湖がうっすら見えた |
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7合目標識 14:22 |
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この赤テープから、まっすぐ降りていく 雪はズブズブ状態 大穴があちこちに開いている |
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夏道に合流したところで、10本歯アイゼンを外し、チェーンアイゼンに替える 上からスキーヤーを含むグループが降りてきた (彼らは、汗拭き峠から落合方面へ降りて行った) どうやら、霊仙周辺にいるのは、私だけのよう |
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6合目 14:43 |
5合目 14:55 |
4合目を過ぎると、茶色の道 |
大洞谷源頭 15:11 雪と泥土のミックス状態 |
雪は無し |
3合目 15:15 この辺りも雪は無し |
榑ケ畑登山口 15:40 雪道のため車は1台も無し |
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車道の雪が無くなった・・・と思ったら、所々に深い雪が残っていた |
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谷山谷分岐の辺りも、深い雪 16:15 |
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醒ヶ井養鱒場バス停着 16:43 身支度をして、17:00のバスに乗車 醒ヶ井駅では、すぐの連絡 大垣で乗り換えることもなく、名古屋まで とんとん拍子で帰宅 |