登りはバスで 伊吹山1377mへ  (滋賀県) 

                            2018年8月18日


                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

多治見を7:38の電車に乗れば、
関ヶ原駅9:19着 バス9:30発で
伊吹山山頂駐車場に10:20に着く予定

中央登山道を登り、東登山道を下り
西登山道を登ってから、調子が良ければ
上野登山口へ降りる計画

予定より早く着いて
中央登山道入り口 10:13
このコースは階段が殆どの為か、空いている
追い越し、すれ違いも数えるほど


妙な機械音が聞こえてくると思ったら、
荷物運搬用のモノレールだった




 
 ミツバフウロ(三葉風露):フウロソウ科
パッと見た時、
ハクサンフウロだと思ったが、家に帰ってから調べてみると
どうやら、
ミツバフウロらしいと分かった
葉は掌状で3深裂し、裂片は菱形状で、先が尖る』のが特徴だって
伊吹山には、
ハクサンフウロ・エゾフウロなどよく似たフウロソウ科の花がある・・・と

ではこれは? ↓
葉っぱの形を見ると、
ミツバフウロとは違う
  
ハクサンフウロ(白山風露):フウロソウ科
ハクサンフウロは、『
葉は5つに分かれ、さらにそれぞれ小さく分かれ
伊吹山より北に分布し、
伊吹山が西南限』だって

では、
エゾフウロは?
葉は掌状に5個に深く裂け、裂片はさらに切れ込む』ここまでは、ハクサンフウロと似ているが、
花柄、葉柄、萼に開出毛が密生する』・・・と

花柄に毛がなかったのでハクサンフウロらしい
つまり、これからは、花柄や葉柄や萼片が毛深いかどうかを見なくっちゃ!

 
テンニンソウ(天人草)orフジテンニンソウ(富士天人草):シソ科
伊吹山には、
フジテンニンソウというテンニンソウそっくりな花があると、
「伊吹山花図鑑」「伊吹山花観察ガイド」に書いてある
その違いは、パッと見ただけでは分からない
葉の裏面中央の葉脈に開出毛(かいしゅつもう)がある』のが、フジテンニンソウだって
*開出毛とは、この場合『
葉脈に直角に近い角度で伸びている毛』のこと
山渓ハンディ図鑑2「.山に咲く花」には、
フジテンニンソウテンニンソウの葉裏の画像が比較してあり、なるほどと思った

しかし、この花は、 中央登山道にも東登山道にも西登山道にも分布している
1枚1枚葉裏を調べるのは不可能! 
「伊吹山花観察ガイド」によると、『
伊吹山には両方がある』とも書いてある
何年か前、その葉裏の毛を写真に撮ろうと勇んで出かけたことがあるが、
結局、はっきりした違いは判らなかった・・・

↓ 左 咲き始め    右 雄しべ4本・雌しべ1本が長く突き出る
   
 
 
   
 キリンソウ(麒麟草・黄輪草):ベンケイソウ科
咲き始めたばかり

 キンミズヒキ(金水引):バラ科
   
カワラナデシコ(河原撫子):ナデシコ科
タカネナデシコ
ではなく、カワラナデシコとした
タカネナデシコは、『
花の色が濃く、花びらが細かく裂ける』ことだって
この画像を見て、細かく裂けているかどうかは定かではないし、花色は濃い薄いがあるし・・・

↓ これは、2018/7/26八方尾根で撮影
標高が高いことから
タカネナデシコにしたのだが、確信はない


   
ルリトラノオ(瑠璃虎の尾):オオバコ科
よく似たり、紛らわしい花がないので安心
花はそっくりで、葉っぱの付き方(輪生)が違うだけの
クガイソウがあるが ↓
一目で判別できる


 
   
咲き始め ↑ 
   
満開状態 ↑
サラシナショウマ(更科升麻):キンポウゲ科
あちこちに群生を作っていた

 アカソ(赤麻):イラクサ科
西登山道に、大群生を作っていた

   
トモエシオガマ(巴塩釜):ゴマノハグサ科
花の付き方が「巴」になっている

イブキアザミ(伊吹薊)?コイブキアザミ(小伊吹薊)?:キク科
イブキアザミ 『花茎(かけい)が長く花のつき方はまばらで、茎の上部でよく分枝する』
コイブキアザミ 『
伊吹山の山頂草原にのみ生育する』
節間が短く、頭花も密集して付く』『総苞にはクモ毛があり、粘る
↑ これらの画像は、
花ばびっしり・花茎は長くないのでコイブキアザミと思われる
総苞片が粘つくか触ってくればよかった・・・

   
セリ科
セリ科は難しい 決め手がない・・・
 
 
 セリ科
これも、セリ科  上のセリ科とは違うことはわかるが・・・

 日本武尊の像  「伊吹山山頂」の札があるが、三角点ではない  10:46
駐車場から、ゆっくり花を見ながら登っても、約30分


   
 ミツモトソウ(水元草)別名=ミナモトソウ
:バラ科


 クルマバナ(車花):シソ科トウバナ属

   
シモツケソウ(下野草):バラ科
花はほとんど終わっていた  これは残り花

 
 朝食が早かったので、お腹が空いた  早めの昼食とした
今日は琵琶湖がうっすら見えていた


   
パラグライダーが、だんだんこちらへ近づいてきた
風も強くなく、飛ぶのにはいい日だったろう

 
 さあ、東登山道へ行こう  三角点 11:15

   
 モンシロチョウかと思ったら、スジグロシロチョウらしい
「紋」の代わりに、「黒い筋」があるからだって
今日は、あちこちでこのチョウに出会った

 
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草):キク科

   
左 クサタチバナ(草橘)の実:ガガイモ科
右 花の様子 2014/6/15伊吹山で撮影  比較のため借りてきた

ネジバナ(捩花):ラン科

   
 オトギリソウの仲間:オトギリソウ科
下左 葉のふちにずらりと黒点
下右 花びらと萼には黒線があるのが見える

   
キヌタソウ(砧草):アカネ科ヤエムグラ属
直径1cmもない小さな花

   
 
トリカブトの仲間:キンポウゲ科
登山道のすぐ脇、いつもの場所に咲いていた
上述の2冊には、
イブキトリカブトとなっている
伊吹山にあるから
イブキトリカブトなんてあまりにも安易
トリカブトの仲間は種類が多く、また変異に富んでいるため区別は難しい』・・・これが実情
下 つぼみの時は白っぽいが、咲くと濃い色になる

 
 マルバダケブキ:キク科
ネットの中で保護されながら、群生していた

 
 サラシナショウマとトリカブトの仲間
大群生だが、近寄れないのが惜しい

 
 今度は西登山道へ  12:00

   
 
 クサボタン(草牡丹):キンポウゲ科
花が咲くと、くるっと丸まった花びらがかわいい
葉っぱが「ボタン」に似ていることからの命名

   
 
雌しべがまだ開いていない
 
雌しべが開いている
ツリガネニンジン(釣鐘人参):キキョウ科
八方尾根でこの花にたくさん出会った
よく似た花に
ハクサンシャジンがある
低山ならツリガネニンジン、高山ならハクサンシャジンと名前が変わるが大きな違いはない
強いて言えば(伊吹山は低山?)
ハクサンシャジンの方が、背が低く輪生する段と段の間隔が狭く花数が多い(ように感じる)
↓ ハクサンシャジンとした花  2018/7/26撮影


 
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ハナウド(花独活):セリ科
セリ科でも、これは判別がしやすい部類に入る
@小さな花の集まりの外側の花は内側の花より大きい
Aその花の一番外側の花びらは、ほかの花びらより大きい
B花びらの先は2裂している


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オオヒナノウスツボ(大雛の臼壺):ゴマノハグサ科
8月の伊吹山では、この花に出会えることをいつも期待している
ユニークな花の形がお気に入り
まだ咲き始めたばかり  つぼみのほうが多い

よく似た名前で「
サツキノヒナノウスツボ(五月の雛の臼壺)」があるが、
この花に出会った霊仙山の谷山谷が通行止めとなって久しい
あの花、どうなっただろう・・・  ↓ 2013/5/17 谷山谷で撮影 比較のため借りてきた
オオヒナノウスツボに比べると、細い・背が低い・花は丸っこくて小さい
   
   
   
ワレモコウ(吾亦紅):バラ科
茎の先端に小さな花が集まって(直径2ミリ程)、楕円形の「穂」を作っている
この小さな赤っぽい花は、花びらはなく、花びらのように見えるのは萼・・・だって

   
 さあ、ここから下山
私が9合目と名付けているところ 12:27


 イブキジャコウソウ(伊吹麝香草):シソ科
下山道では、ぱたりと花がなくなって
かろうじて咲いていたのは、この花くらい
スジグロモンシロチョウが飛び回っていた

 
5合目から山頂を振り返った  13:21
この時刻、下山者は少ない  登りの方が多い

  
5合目から左折して林道歩き
期待していた「キセワタ」には会えず・・・
3合目  13:43

   
恒例の観察路へ入る  「ご自由に」と書いてあるので、嬉しい!

   
 シュロソウ(棕櫚草):ユリ科
八方尾根ではたくさん見たっけ

コバギボウシ(小葉擬宝珠):ユリ科
背の低いギボウシが咲いていた
コバギボウシらしい
 
 
 ツマグロヒョウモン  セリ科の花に止まっていた

   
ユウスゲ(夕菅):ユリ科
13:50近い時刻  もうユウスゲが咲いていた


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 アキカラマツ(秋唐松):キンポウゲ科
薄黄色のカラマツソウが咲いていた  とても優雅な趣  お気に入りに入れよう〜
『カラマツの葉を思わせる黄緑色の小さな花を枝先に群がるように咲かせる』
・・・ことから、こんな名前が付けられたとか

   
    
キセワタ(着せ綿):シソ科
今日はダメか・・・と諦めていたのに、こんな所で会えた!
花の表面に白い毛が密生している様子から、
菊の花に綿を被せる宮中の「
着せ綿」の儀式の菊に花に似ている』ところからの命名だって

*「着せ綿」とは、
『平安時代、旧暦の9月9日(重陽の節句)の前日の9月8日に
菊の花を真綿でおおって菊の香を移し、その翌日の朝に露に湿ったこの真綿で顔や体を拭くと、
若さと健康を保つことができる・・・という行事があった=「菊の着せ綿」と言われていた


キセワタ
の花の表面の白っぽい部分を、綿とみなした・・・というわけ
やや盛りを過ぎていたのが、惜しかった!

   
カンボク(肝木):スイカズラ科
葉っぱが三つに裂けている特徴ある木は、
カンボク
↓ 花の様子 2017/6/10撮影 比較のため借りてきた


   
クマシデ(熊四手):カバノキ科
みの虫がぶら下がっているような面白い形

   
ミツバウツギ(三葉空木):ミツバアウツギ科
ハート形の先がとがったような特徴のある実
↓ 花の様子  2018/5/4 鳥居峠で撮影  比較のため借りてきた


 
 
 ボタンヅル(牡丹蔓):キンポウゲ科
葉っぱがボタンに似ていることからの命名
そっくりの花に、
センニンソウがあるが、葉っぱの縁がつるっとしているのですぐ判別できる
花びらのように見える部分は、萼  花びらはない

   
 イタドリ(虎杖・痛取):タデ科
これは雄花

 オトコエシ(男郎花):オミナエシ科

   
アケビ(木通):アケビ科

   
   
 マタタビ(木天蓼):マタタビ科
マタタビ
の正常な形の実は、すらっとした細身の「どんぐり型」
↑ これらは皆、花の時期に「マタタビアブラムシ」が寄生し、「虫こぶ型」になったもの
「マタタビ酒」は、この奇形の「虫こぶ型」の方が珍重されるとか
↓ 正常な形の実 2016/10/7 御嵩の森で撮影  比較のため借りてきた
 

   
 サルナシ(猿梨)の実?:マタタビ科
高い木の上から垂れ下がっていた

   
 アブラチャン(油瀝青)かな?:クスノキ科

   
カワミドリ(川緑):シソ科
花の盛りは過ぎていたのに、スジグロシロチョウが多数集まっていた

   
 コオニユリ(小鬼百合):ユリ科

 ヤマノイモ(山の芋):ヤマノイモ科
これは、雄花
雌花は垂れ下がる

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 マツカゼソウ(松風草):ミカン科

   
  フッキソウ(富貴草):ツゲ科  若い実
右  花の様子  2018/4/4 同じ場所で撮影 比較のため借りてきた

   
 
 シデシャジン(四手沙参):キキョウ科
『神社のしめ縄や玉串などにつける白い紙(四手)のように花が細く裂けることから』
こんな名前が付けられたとか
花びらは5枚ではなく、5裂していて、
くにゃくにゃと勝手勝手に曲がっているので、花びら同士がもつれ合って見える

↑ 下左 
雌しべの先は閉じたまま  雄しべ先熟
その根元に細い糸のようなものが丸まっている=これが
雄しべの葯
下右 雌しべの先端が3裂している

  
林道が大きくU字型に曲がる所から、登山道へ合流する道ができていて、すぐ2合目に着いた
大幅なショートカット!

   
左 いつもの「松尾寺」の石碑
バスの発車まで余裕があるので、新しい道を探索しようと歩いて行ったが、
右 松尾寺で行きどまり
どこかにあるはず・・・と思いながら探したが見つからず・・・
いつもの登山道に戻り1合目へ

 
伊吹山上の登山口 15:23  早く着いてしまった! ちょっと飛ばしすぎたか?

バスとJRの発車・乗り継ぎの時刻をメモしておいたが
迂闊なことに、最後の詰めをしなかったため、バス停で約1時間待つ羽目となった

ビールを飲みながらバスを待って、16:49発の「近江長岡駅」行きに乗車
⇒近江長岡駅17:03着〜17:15発に乗車


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