花いっぱいの八方尾根 唐松岳頂上山荘往復 |
『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
ハッポウタカネセンブリ ハッポウウスユキソウ ハッポウアザミ |
●場 所 | 長野県北安曇郡白馬村・長野県黒部市 |
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●標高 | 唐松岳:唐松岳頂上山荘まで | |||||||||||||
●山行日 | 2018年7月25日(水)〜27日(金) | |||||||||||||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR白馬駅⇒八方BS・・・ゴンドラ駅⇔ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘へ(登山口) ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム |
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周辺地図こちら |
1日目 7/25(水)
暑い毎日から涼しい山へ楽に行くためには、乗り物を利用するのがいい!と思って計画 多治見駅から白馬行の直通「しなの」に乗って白馬駅へ 八方BSまでは簡単に行けたが、ゴンドラ乗り場までがこんなに遠いとは! アスファルトの道を汗をかきながら歩いた! もっと近いと思っていたが、記憶違いだった・・・ だが乗ってしまえばみるみる間に高度が上がり・・・ |
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リフトの下はお花畑! 足が花にくっつきそうなくらいの高さを運ばれていく 皆、懐かしい夏山の顔(夏山の花)ばかり! |
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手前に五竜 その奥に双耳峰の鹿島槍もすっきり見える 台風が近づいている割に、空は穏やかで風もない |
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2つ目のリフトに乗れば、八方池山荘まで、すぐ ・・・・・・・・・・ 宿泊手続きを終えてから、ぐるっと回れるハイキングコースへ 涼しい〜 下界とは大違い! 花もいっぱい! ↓ |
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オオコメツツジ(大米躑躅):ツツジ科 「オオ」と名札がついていたが、「コメツツジ」との違いは何か調べてみた 『オオコメツツジ→花びら4枚・雄しべ4本』 『コメツツジ→花びら5枚・雄しべ5本』だって 確かに4枚・4本だった |
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セリ科は難しい シシウド(猪独活)の仲間であることは分かるが・・・ 「八方尾根花散歩」という2枚入りカラーの花一覧(今年の7月20日に撮影¥200)を見ると、 アマニュウかな?と思われる ミヤマシシウドにも似ているような? 右 線香花火のように突き出た1本分を拡大 |
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クルマユリ(車百合):ユリ科 |
タテヤマウツボグサ(立山靭草):シソ科 平地のウツボグサより大型で色が鮮やか |
エゾシオガマ(蝦夷塩釜):ハマウツボ科 |
キンコウカ(金光花・金黄花):キンコウカ科 真っ盛り |
シュロソウ(棕櫚草):ユリ科 よく似た花に、アオヤギソウ(青柳草)がある 同じシュロソウ属 これはかなり明るい色 暗紫色の花が多い |
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アオヤギソウ(青柳草)とシュロソウ(棕櫚草):ユリ科シュロソウ属科 左 1本のアオヤギソウの隣にシュロソウ数本が並んでいた バックは白馬三山 右 アオヤギソウの花のアップ |
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ヤマブキショウマ(山吹升麻):バラ科 名札には、ヤマブキショウマと書いてあったが よく似たものにトリアシショウマがあって 判別が難しい |
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草):マツムシソウ科 まだ、咲きはじめ |
イワシモツケ(岩下野):バラ科 伊吹山には、イブキシモツケがあった |
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オトギリソウ(弟切草)の仲間:オトギリソウ科-1 シナノオトギリ・イワオトギリ・ヒメオトギリ・ハイオトギリ・コケオトギリ・コゴメバオトギリなど オトギリソウの仲間にもいろいろあって、判別が難しい 花びらや、萼片に黒点や黒線が入っている つぼみの時はよくわかるが、開いてしまうと見えにくくなる 「八方尾根花散歩」には、シナノオトギリとオトギリソウの二つ名前があった 決定的な決め手はないので困る・・・ |
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オトギリソウ(弟切草)の仲間:オトギリソウ科-2 これは違う場所に咲いていた |
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オトギリソウ(弟切草)の仲間:オトギリソウ科-3 これも違う場所で |
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オトギリソウ(弟切草)の仲間:オトギリソウ科-4 これも違う場所で |
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オトギリソウ(弟切草)の仲間:オトギリソウ科-5 これも違う場所で 上の4つとは、花の大きさがうんと小さかった |
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八方池山荘とリフト乗り場 |
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白馬三山 左から、白馬鑓・杓子岳・白馬岳 |
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クガイソウにヒョウモンチョウの仲間がたくさん集まっていた この花の蜜がお気に入りらしい |
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オヤマソバ(雄山蕎麦):タデ科科 右 花の拡大 |
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19:00 リフト駅の屋根の上にお月様 丸く見えたが、十二夜の月だって 19:00〜19:10間の、空と雲と山の競演 ↓ |
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夜、月が部屋の中を明るく照らしていた |
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2日目 7/26(木) | |
日の出前、4:25〜4:55間の空と雲と山の競演 ↓ | |
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05:40 出発前の鹿島槍と五竜岳 ↑ |
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05:50 これも出発前の白馬三山 |
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八方池山荘 05:50発 |
クガイソウ(九蓋草):オオバコ科 ちょうど見ごろ |
ヤマホタルブクロ(山蛍袋):キキョウ科科 よく似たものに、ホタルブクロがある 違いは、 ホタルブクロ⇒『萼と萼の間に付属片があり、反り返っている』 ヤマホタルブクロ⇒萼と萼の間には付属片はなし、怒り肩のように見える』だって ↓ 上の画像には、萼と萼の間には付属片はないのでヤマホタルブクロとした |
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クロトウヒレン(黒唐飛廉):キク科科 「クロ」というより濃い紫色 |
ニッコウキスゲ(日光黄菅) =ゼンテイカ(禅庭花):ユリ科 『朝、開花すると、夕方にはしぼんでしまう一日花』 ちょうど見ごろ |
ハッポウタカネセンブリ(八方高嶺千振):リンドウ科 足元の小さい紫色の花に目が留まった よくよく見るとリンドウそっくり 『低地に咲くセンブリの高山型』だって |
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五竜が大きく見えてきた |
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オヤマボクチ(雄山火口):キク科 ふつうは紫色だが、これは薄緑色 |
オオバギボウシ(大葉擬宝珠):キジカクシ科 葉が大きいから「オオバ」だろう 「コバノギボウシ」もある |
カライトソウ(唐糸草):バラ科 穂先の方から咲き始め、 基の方へと咲き下るのが特徴 よく似た花で、下から咲き上がる ユキクラトウウチソウがある |
ハクサンチドリ(白山千鳥):ラン科 |
ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草):ユキノシタ科 低地に咲くダイモンジソウは、『背丈が高く、花数が多い』 ミヤマダイモンジソウは、『高山に咲き背丈が低い』・・・くらいしか、判別点がない |
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「息ケルン(やすむケルン)」=第2ケルン 『昭和12年(1937)12月26日、長男息猛風雪の為遭難永眠す 記念としてこの指導標を建立す』・・・と記してあった 雪山ではいい目印になってありがたかった |
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ツリガネニンジン(釣鐘人参)or ハクサンシャジン(白山沙参):キキョウ科 低山ならツリガネニンジン 高山ならハクサンシャジンと名前が変わるが 大きな違いはない ハクサンシャジンの方が、背が低く 輪生する段と段の間隔が狭く 花数が多いように感じるくらいの違い これは↑ ハクサンシャジン(白山沙参)にしておこう |
タカネミミナグサ:ナデシコ科 高山性のミミナグサには、 タカネミミナグサ・クモマミミナグサ・ ミヤマミミナグサなどがある 『タカネミミナグサ=花びらは5枚で2中裂』 『クモマミミナグサ=花びらは5枚で2中裂』 『ミヤマミミナグサ=花びらは5枚で2中裂後、さらに浅裂』 ↓ この画像は、ミヤマミミナグサではないが、 「クモマ」か「タカネ」かのはっきりした判別はできない 「八方尾根花散歩」には、クモマミミナグサとなっていた |
「八方ケルン)」 7:00 |
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振り返ると、高妻山、戸隠、飯縄山方面か? 雲海の上に浮かぶ濃淡の青色の山々! 日本画の世界 |
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右から、天狗の大下り・不帰の嶮(かえらずのけん) |
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不帰の嶮と八方池 |
八方池に映る白馬鑓からの稜線 |
タカネイブキボウフウ(高嶺伊吹防風):セリ科 『イブキボウフウの高山型』だって この花の近くに名札があったので覚えたが、モコモコしているのが特徴 右 これもセリ科だが、モコモコしないでパッと横に張りだしたように咲いているので、 判別しやすい |
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キンレイカ(金鈴花)別名ハクサンオミナエシ(白山女郎花):オミナエシ科 下ノ樺(かんば)のいつも決まった場所だけに咲いている |
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タカネナデシコ(高嶺撫子):ナデシコ科 『カワラナデシコの高山型』 違いは、『花の色が濃く、花びらが細かく裂ける』 ことだって この画像を見て、細かく裂けているかどうかは 定かではない 花色は濃いとは言えないし・・・ |
シモツケソウ(下野草):バラ科 バックは白馬三山 |
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トウダイグサ(灯台草・燈台草)の仲間・トウダイグサ科 鮮やかな黄色と緑の配色に目を惹かれた あちこちで群生していた 「八方尾根花散歩」には、ハクサンタイゲキ(白山大戟)とタカトウダイ(高灯台・高燈台)の 二つの名前があった ハクサンタイゲキ=『亜高山〜高山対に生え全体にやや小型』 タカトウダイ=『山野・低山に見られやや大型で葉がまばら』 →これだけでは判別は難しい もっと詳しい解説はないか調べてみた |
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オレンジ色の部分は雄花(腺体) 4〜6個ある |
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丸っこくコロンと寝ているような部分は子房で『毛があるのがハクサンタイゲキの特徴』だとか ↑ この画像で、うっすら毛が見えるので、ハクサンタイゲキとした タカトウダイは、『子房に毛がなく突起がある』そうなので、これ↓はタカドウダイらしい 雄花の部分(腺体)が黒っぽいのは、花が咲いてから日数がたっているため |
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↑ タカトウダイ(高灯台・高燈台):トウダイグサ科 伊吹山で出会ったタカトウダイ ↓子房にブツブツの突起がある |
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ニッコウキスゲの群生:ユリ科 青空と黄色の対比が鮮やか! |
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大きな雪渓が見えた |
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ハクサンシャジン(白山沙参):キキョウ科 ちょうど見ごろ |
タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子):キク科 ハハコグサやヤマハハコの仲間 |
オオヒョウタンボク(瓢箪木):スイカズラ科 左 花 二つの花が基でくっついている 右 二つがくっついたまま実になっていた これからだんだん赤くなる |
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ミネカエデ:カエデ科 上向きに花が咲いていた |
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扇雪渓 近くまで行ってみたが、溶けだした流れはなかった かなりの急勾配 |
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ナナカマド(七竈)の仲間:バラ科 よく似たナナカマドの花の見分け方 『タカネナナカマドは花や実が垂れる』 『ミヤマナナカマドは、垂れない』 『ウラジロナナカマドは、花や実が垂れず、葉の裏が白っぽく、葉の上半分だけに鋸歯がある』 ↑ これは、花が垂れていない、葉の裏は見なかったが葉っぱの上半分だけに鋸歯があるので ウラジロナナカマド(裏白七竈)だろう |
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マツ(松)の仲間:マツ科 赤い雌花がかわいくてパチリ |
ミヤマキンバイ(深山金梅):バラ科 よく目立つ蛍光色! |
ミネズオウ(峰蘇芳):ツツジ科 小さな花が群生していた 花の中を覗くと、赤っぽい部分がある 雌しべの子房かな? 雄しべの葯もかわいい! 背は低いがこれでも木(常緑小低木) 『スオウとは、針葉樹のイチイのことで、葉がイチイに似ている』ことからの命名だって |
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チングルマ(珍車、稚児車):バラ科 標高が低いところでは、すでに綿毛になっていたが 丸山ケルン近くまで登ってくると、真っ盛りだった ピンク色は、コイワカガミ(小岩鏡) |
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丸山ケルン 11:05 |
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稜線が近くなってきた |
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ミヤマリンドウ(深山竜胆)か?タテヤマリンドウ(立山竜胆)か?:リンドウ科 ミヤマリンドウ=『花びらの中側にぼかし染めのような模様 葉は、茎から離れるようにして付く』 タテヤマリンドウ=『線や点のような模様 葉は、茎を抱くようにして付く』 ↑ これは、ぼかし模様なのでミヤマリンドウになる? もっと濃い色だと思っていたが・・・ |
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タテヤマリンドウ(立山竜胆)か?:リンドウ科 タテヤマリンドウ=『線や点のような模様』があるとのことで、タテヤマリンドウとした |
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ウサギギク(兎菊):キク科 『葉の形が長いウサギの耳に似ていて、毛深い』ことからこんな名前がついたらしい |
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ここから岩稜帯 巻き道は通行禁止 |
イワギキョウ(岩桔梗):キキョウ科 上を向いて咲く特徴がある よく似たチシマギキョウは大型で横向きに咲き、 中は毛むくじゃら |
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岩稜帯を乗っ越すと、唐松岳が前方に、足元には、唐松岳頂上山荘が見えた |
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唐松岳頂上山荘着 13:20頃 雲がひっきりなしに流れ、見えたり隠れたり・・・ ここまで来るだけで疲れ果てて、五竜山荘へも、唐松岳山頂へも行く元気なし 「明後日から台風の接近で天気が大崩れになるから、 早く下山するべきだ」と息子からメール 山荘内ではネットは繋がらず、 特定の場所(小屋番さんに教えてもらった)でだけ、連絡が取れた |
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3日目 7/27(金) | |
4:43 日の出前 立山〜剣がくっきり見えた |
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4:51 赤く染まった剣! |
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4:51 五竜も赤くなった! ほんの数分後には、ただの山になってしまった |
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台風接近を考え、同じ道を下山することにした 朝食後、下山開始 6:00頃発 ↑ チングルマ(珍車・稚児車):バラ科 |
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コバイケイソウ(小梅尅吹j:ユリ科 真っ白な初々しさはなくなり、黒ずみ始めていたのが惜しい! |
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青の濃淡の世界 幽玄の世界・・・ 山の名前が分からないのが口惜しい |
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キヌガサソウ(衣笠草):ユリ目メランチウム科キヌガサソウ属! 驚いた! 新しい分類法ではユリ科ではなくなったんだ! 大きな白い花びらのように見える部分は、『外花被片(萼片)』 『内花被片(花びら)は糸状で目立たない』・・・右 雄しべの隣にそれらしきものが見える 中央に雌しべ 雄しべの葯は黄色 木陰に咲いていて、登りでは見つけられなかった |
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ミヤマカラマツ(深山唐松)?カラマツソウ(唐松草)?:キンポウゲ科 カラマツソウとミヤマカラマツの区別は難しい 『カラマツソウは、全体に大型で、葉柄のつけねに大きな托葉がある』 『ミヤマカラマツは托葉はない』 葉の託葉まで見てこなかったので判別不可・・・ 白い糸のような部分は、『雄しべの柄(花糸)』 花びらはないんだって |
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オニシモツケ(鬼下野):バラ科 シモツケソウは、鮮やかなピンク色 オニシモツケは大柄で白色 (大きいと「鬼」という名前がよく付けられる) |
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗):キク科 大きくて丸い葉が特徴 |
ヨツバシオガマ(四葉塩釜):ハマウツボ科 |
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シモツケソウと五竜岳・鹿島槍 |
ニッコウキスゲと八方尾根と八方池 |
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時間はたっぷりあるので、八方池へ降りることにした 八方池に映る杓子岳 しばらくガスが晴れるのを待っていたが・・・あきらめた |
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ハッポウアザミ(八方薊):キク科 『蛇紋岩に生える多年草 タテヤマアザミの変種と考えられる 八方尾根特産種』の説明板 ↓ 八方池の傍に、説明板と一緒に咲いていた とにかく刺が甚だしいことはわかった |
オニアザミ(鬼薊):キク科 あちこちでよく見かけた 背が高く花も大きい ハッポウアザミと比較したくて隣に持ってきた 葉っぱの刺は、ハッポウアザミに比べると おとなしく感じられる |
イワイチョウ(岩銀杏):ミツガシワ科 花はほとんど終わっていた やっと探し当ててパチリ 『葉の形がイチョウの葉に似ている』ことから こんな名前がついたらしい |
トンボソウ(蜻蛉草)の仲間:ラン科 キソチドリ(木曽千鳥)かと思ったが・・・? |
サクラソウ(桜草)の仲間:サクラソウ科 ユキワリソウ(雪割草)と名札がついていたが 本当だろうか? 「八方尾根花散歩」にもそう書いてあるが・・・ |
シロバナハクサンシャジン (白花白山沙参):キキョウ科 背が低く、輪生する段と段の間隔が狭く 花数が多いので、ハクサンシャジンと思った |
ミヤマコゴメグサ(深山小米草):ハマウツボ科 「八方尾根花散歩」にこの名前があった コゴメグサの仲間は、分かりやすい決め手がなく判別が難しいので、お手上げ〜 |
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ハッポウウスユキソウ(八方薄雪草):キク科 名札がついていた 『八方尾根固有の花』だって ミネウスユキソウの変種らしい 同じウスユキソウの仲間でも、 スイスやネパールのウスユキソウとは 比べ物にならないほど貧弱 |
ミヤマアズマギク(深山東菊):キク科 |
ムシトリスミレ(虫取菫):タヌキモ科 ほとんど花は終わっていて、かろうじて残っていた花をパチリ 葉っぱに小さな虫がくっついていた |
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シモツケソウ(下野草):バラ科 右 花の拡大 今がちょうど見ごろ 左の画像の中の白っぽいものは、ワタスゲ(綿菅) |
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リフトで黒菱平へ降りて、周辺を散策 八方尾根ではほとんど終わっていたホツツジがまだ咲いていた ↓ |
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ホツツジ(穂躑躅):ツツジ科 雌しべがまっすぐ伸びているのが特徴 ミヤマホツツジは↓、くるっと巻いているので判別は容易 2017/9/9 白馬鑓温泉への下りで撮影 比較のため借りてきた |
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麓駅に着いたら、暑くて暑くて・・・ もっと涼しい上にいたらよかったのに…と後悔 |