いつも仰ぎ見る山 笠置山へ



笠置神社奥社(笠置山山頂)


「物見岩」の上で
●場 所 岐阜県恵那市笠置町
●標高 笠置山1128.0m
●山行日 2019年2月18日(月)
●多治見から
  登山口まで
多治見=土岐IC=恵那IC=恵那市姫栗ふれあい広場(姫栗コミュニティ消防センター)・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、今川、山崎
●コースタイム 多治見
恵那IC
ふれあい広場(P)
笠木林道出合
ヒトツバタゴ自生地
姫栗林道出合
おみたらし
笠置神社奥社(山頂)
物見岩
富士見岩
キャンプ場管理棟
大岩展望台
登山道分岐
笠木林道出合
別荘地入口
ふれあい広場(P)
7:45発
8:25
8:45〜9:00
9:55〜10:05
10:21
11:06
11:34
11:45
12:23〜12:51
12:57
13:28
13:56〜14:04
14:17
15:02
15:31
15:45〜16:00
周辺地図こちら  恵那市観光課作成地図  コース図はこちら    


姫栗ふれあい広場の駐車場をお借りして、笠置山へ登る計画
ここを9時に出発するには、多治見を何時に出ればいいかを計算してもらったところ、7:30集合となった
きれいなトイレもお借りし、計算通りぴったり9時に出発することができた
先行者の車は1台のみ


駐車場から仰ぎ見た笠置山
右肩下に鉄塔が見える
高圧電線がないのでアンテナかな?

駐車場前が登山口 9:00
「笠置山登山道」の標識
以後も、あちこちに立っていた

別荘地を過ぎると、舗装路は終わり
各所に分岐があったが
「笠置山登山道」の標識に従って登る
広い道を進む
時々倒木があったが、乗り越えたり迂回したり

前方にガードレール
いったん、車道(笠木林道)に上がる

 「登山者休憩・記録小屋」とあるが 9:55
戸は閉まっているし、登山届のポストもなし

 いっぱい道標の立っている登山口
いよいよここから階段の道が始まる
 10:05
 
 真新しい疑似木の階段がずう〜っと続く

   
左 ヒトツバタゴの大木 今の時期は枯れ木同然 10:21
ナンジャモンジャと呼ぶこともある
立て札には、『高さ19m 
主幹約1.1m 岐阜県下でもっとも太い』・・・と書いてあった
主幹とは? 複数の幹がある中で最も太く、高く、力強い樹(幹)のこと
しかし、昭和63年の文章なので、今ではもっと大きく太くなっているはず
 ヒトツバタゴの花 2015/5/13  多治見市「潮見の森」で撮影 参考のために借りてきた
遠くから見ると、木全体が雪が積もったように真っ白に見える
・・・・・・・・
発見の由来」の説明文を読むと面白い!
『大正8年、笠置尋常高等小学校校長が、名前が分からなかったこの木の標本を
牧野富太郎博士に送って鑑定を依頼したところ、ヒトツバタゴであることが分かった。
それまで本州に自生地があるとは知られていなかったので、
この笠置山のヒトツバタゴが
本州における最初の自生地発見となりました。』・・・だって

   
小さな沢を渡ると、
あんこ沢のあんこ」という面白い名前の立て札があった 10:26
長さ6糎内外の小魚でイモリに似ている。
あんことは、山椒魚の方言』だって
「あんこ・山椒魚」で検索したところ、『京都の方言』だって
『ハンザキ・ハンザケ・ハザコ・ハジカミ』など、地方によっていろいろ呼び名があるようだ
あれ? 小魚と足のある山椒魚とは、全く別物では???

階段はまだまだ続く

所々にあるベンチで一休み

 おやあ〜、長い霜柱!
日陰なので成長したのか10cm程もあった

まだまだ続く階段を登って・・・

姫栗林道に出た 11:06
ベンチで一休み〜

ここから『笠置山山頂まで約25分』だって


今までは樹林の中で薄暗かったが
ここからは明るく笹まで出てきた

大きな岩も現れた

『笠置山登山道 せせらぎの径』という
興味ある立札 11:31

 
左 古びて文字もはっきりしないが、ここが「おみたらし(御神水)」の水場 11:34
『笠置山海抜1127mの9合目に美しいうまい水が沢山湧き出ています。』と書いてあるが、
チョロチョロ水なので、飲む気にはならない
右 竹を半割りした「かけひ」から、流れているそのままの形で凍っている水・・・面白〜い!

ここで、直登と迂回の二つに分かれたので
各自、好みの道へ進んだ

これが最後の登り

稜線に出た
笠置神社奥社の鳥居もすぐそば

トタン屋根付きの奥社だった 11:45
三角点は奥社の前に
「二等三角点」  標高1127.9m

この奥社の後ろに、
ヒカリゴケや百丈岩・くぐり岩・千丈敷があるという
前回来た時は、バス停から歩いたので
ここまで来てグッタリ
それらを見る元気もなく下山してしまった
今回は、笠置山初めてという2人と一緒なので
ぐるっと回ることにした

後ろに回ると、白い山がずらり!
木が邪魔しているので惜しい!

 
 下りになった  道も凍っている

「ヒカリゴケに触ってはいけません」の立て札もある
 
 
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大きな岩があちこちに見える  「ペトログラフ 盃状穴」の立て札
ペトログラフって何? 盃状穴って何?
登ることだけ考えていたので、下調べ無しなのでさっぱり分からず!
*ペトログラフとは・・・古代人たちが残した様々な意匠や文字を岩石に刻んだもの
盃状穴(はいじょうけつ)とは・・・、岩石や石の構造物等に彫られている盃状の穴のこと
・・・・・・・・・
でも、どこに?どれが?  探せな〜い 分からな〜い


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 雪と氷がミックスした下りは、嫌〜な道
先行の二人はどんどん降りていくが
私はノーアイゼンでは下りたくない慎重派
チェーンアイゼンを着けた
これで安心して足が出せる

右の大岩が百丈岩 12:01
左手の大岩の隙間に、向こう側へ通じる隙間がある

 

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 岩の隙間に入るまでは、本当に通れるだろうかと不安だったが 
入ってしまえば何のことはない、すいすいと通ることができた
左 通りすぎてから後ろを振り返ってパチリ
右 少し下がって、全体をパチリ

 おっ、さっきより大きく鮮明に白い山が見えた!


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先行の二人は稜線にある奥社へ上がってしまったが、笹の中の道は、こっちへも行けるよ〜と誘う
チェーンアイゼンも着けているし、滑ることはないので、稜線へ上がらないで
「私はこっちから行くから〜 尾根を進んでいって〜 あとで合流できるはず〜」
・・・と声をかけて、トラバース気味に歩いて行くと、
またまた大岩の隙間があった  「盃状穴刻(はいじょうけつこく)」の札が掛かっていた 12:11
つまり、穴が開けてある岩なんだ
左 勿論隙間を通り抜け
右 通り抜けてから振り返ってパチリ
「穴が開けてある岩」なんて、意識していないので、そのままする〜と通ってしまった

通り抜けた所に、こんな立て札
そして、右折してもっと下へ降りていく道と
「展望台」の標識
「展望台」に心は動いたが、
分かれた二人との距離が離れてしまうので
そちらはやめてトラバースして尾根で合流

笠置山の左肩を歩いているわけだが
たらたらの広い道だった
降りた所が、あずまやのある広場と物見岩
 12:23
風もなく暖かそう  物見岩に上がって昼食休憩にしよう〜  

鉄パイプのハシゴを登ると・・・すご〜い!眺め
物見岩は1つだけでなく、少しの隙間を跨げば、もっと高い岩に移れるが
足元がすっぱり切れているし、傾いてごつごつしているので
ゆっくり景色を堪能することはできない

一番広い岩に戻り、座り込んで昼食とする
・・・・・・・・・・・・
正面やや左には、遠くの方に白い山の頭だけが見えた
中央アルプスかと思っていたが、先客の男性より「南アルプスです」
と訂正された

「中央アルプスはもっと左」・・・と聞いて、大岩の端の方へ移動した


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 こちらは正面
大きな山は恵那山になるのだろうが
ちっとも白くない
それに、多治見から見る山の形と違うので
半信半疑だった
(でもこの方向の高い山は恵那山しかない)

物見岩の上の二人
高い所は平気で好きらしい

 
   
 昼食を終え、物見岩から降りると 12:51
「富士見岩」の標識があった
「本当に富士山が見える?」という疑問で
足を延ばすことにした

数分でそれらしき岩に登ったが
(大きな岩がいたるところにあり
踏み跡が岩に続いているので、どの岩か迷った)
方向からしても、富士山が見えるはずはなかった
眼下の木曽川はよく見えた

 
   
 木々の間から恵那山も見えたが、
富士山は見えない
なぜあんな名前を付けたのか不思議??

 富士見岩から展望を楽しむ 12:57
全体にぼ〜んやり

 
 物見岩に戻ってさあ下山 13:02
いったんは舗装道路を歩き始めたが、地図には破線の登山道がある
舗装道路はぐにゃりと大きく曲がって、登山道はまっすぐに降りていき、
同じ場所で合流できると分かったので、登山道へ進んだ
ジオグラフィカで確かめると、微妙に地理院地図とずれていたので不思議に思えた
(二人が持っているジオグラフィカが二つともに)


  
下る途中、右手に真っ白な山!  白山らしい
白い山がずう〜っと続いていた

   
 「ペトログラフ 舞台岩 50M」
の札があったが、パス 13:17


「望郷の森」キャンプ場管理棟に着いた
13:28
 

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 笠置山山頂観光案内図
車でここまで来れば、約900mで山頂に着く

 ここから舗装路歩き

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 左 パラグライダー テイクオフ(離陸する場所) 13:45
右 「無断フライト禁止」の札  ふ〜ん、許可がいるってことだね
下を覗いてみたが、う〜ん、地に足がついていないとやっぱり不安・・・ 私向きじゃない


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笠置山クライミングエリア案内図 面白い名前が着いている岩場があちこちにある 13:54
今日は平日なので、車は1台もなし

 
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 今度は「大岩展望台」  梯子があるなら登らなくっちゃ 13:56


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 もう白い山は見えず
恵那山と下界だけ

 大岩展望台から麓を見下ろす
「恵那峡ランドが見える〜」と


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 麓から見えたのは、この電波塔 14:06
その足元に「森林浴散策コース案内図」
ぐるりと回れるコースが描かれていた

登山道分岐に着いた 14:17
車道歩きは疲れる〜

 
   
 ベンチで休憩した後、登山道へ右折

 木漏れ日の道をどんどん下って・・・
   
 あんこ沢を渡って・・・ 14:48
ヒトツバタゴ自生地を通り過ぎて・・・ 14:50
 
   
 笠木林道に出た 15:02

 ここから右折
もう疑似木の階段は無し

   
 岩ゴツゴツの場所や、倒木もあるので、気を抜かないように歩いて・・・

 
 別荘地へ 15:31
ここから舗装道路になった

のんびり歩いて・・・
 
 
 駐車場へ 15:45着

   
アセビ:ツツジ科
今日咲いていた花は、これだけ



  私の記念の一枚 〈山崎さんより〉
 
   
 
  私の記念の一枚 〈今川さんより〉
 
   
 姫栗駐車場より、笠置山
多治見から見るとトンガってるけど、
なだらかな山なんだね

 登山道に霜柱
太陽の光でキラキラ光ってガラスみたい
とても綺麗!
 
 恵那山は雪少なめ  でも、御嶽山は雪がかぶって雄大に見えた

 
空と恵那山と中津川の街かな   とても癒される景色です


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