南佐久の山

       長者の森から前衛峰手前まで
             御座 (おぐら)山

 




シャクナゲ

シャクナゲ

●場 所 長野県南佐久郡
●標高 御座山(おぐらさん・おぐらやま) 2112m 
●山行日 2022年5月29日(日)
●コース 長者の森登山口・・・見晴台・・前衛峰手前で引き返し・・・長者の森登山口
●多治見から
  登山口まで
多治見=多治見IC=諏訪IC=茅野で合流=長者の森(P)・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 山崎、白木、丹羽
●コースタイム 多治見
諏訪IC
待ち合わせ場所
長者の森(P)
白岩コース合流点
見晴台
引き返し地点
長者の森(P)
滝見の湯
茅野の山荘で泊
5:57発
8:03
8:20〜8:25
10:05〜10:28
12:02〜12:14
12:57
1315〜13:30
15:57〜16:15
16:40〜入浴
・・・・・
周辺地図はこちら   地理院地図
コース図はこちら   


 多治見出発 6:00前
左手に中央アルプスが見えてきた
まだ雪が残っている!

見通しのいい場所を探して、素早くパチリ 7:30
・・・・・・・・・・・

茅野市に山荘のある山友達と
茅野駅近くで待ち合わせをして
車1台で長者の森(P)を目指した

メルヘン街道を通って麦草峠を越え
南佐久郡の北相木村「長者の森」へ

「長者の森」とは、
『ロッジ、コテージ、オートキャンプ場などがあり、
敷地内には川が流れて水遊びもできる場所』で
無料の駐車場・きれいなトイレももあった
・・・・・・・・・・・

 
 ここが、長者の森の中心部
コテージや駐車場がある

 
 日曜日だが、駐車場はまだ余裕あり
人影もまばら

 
『御座(おぐら)山入口』の標識
3コースあるが、
ここからのコースが北相木村のお勧めルート
他の2コースは駐車場が、2台・3台と少ない

『登山情報 シャクナゲの見頃は5月下旬〜6月上旬』だって

『約3時間半で山頂に達することができる』の文字もある
小学生が遠足で登っていた・・・の記事もあったので
気軽に考えていたのだが・・・  10:28発

 
 リーダーが、計画書を入れるポストを探しに行ったが
見つからなかった・・・とか

左の建物はトイレ
その隣が管理棟

 
 象?
 
 キノコ?
不思議な形のオブジェ2つ

 
フデリンドウ:リンドウ科
遊歩道脇に、幾つかパラパラと咲いていた

ここまで、広い林道
ここから山道になる

 
 クワガタソウ:オオバコ科クワガタソウ属
草丈10〜20cm程
オオイヌノフグリの仲間
あっちにもこっちにもたくさん咲いていて、ちょうど見頃

緑がきれ〜い・・・
後から来た若者グループに、
あっという間に追い越された

シダも大きい〜
クサソテツ?(食用になるコゴミの親?)

ハクサンハタザオ?:アブラナ科

ユキザサ:ユリ科

 酸素がいっぱい放出されている感じ
緑に染まりそう〜

 
ルイヨウボタン・メギ科
たくさん咲いていた
外側にある大きい花びら状の部分は、萼 6枚
花びらは、内側にある小さめのスプーン状の部分 6枚
黄色い葯のあるのが、雄しべ 6本


 シロバナエンレイソウ(別名ミヤマエンレイソウ)
:シュロソウ科
エンレイソウは、「延齢草」と書く

   
 
 トウゴクミツバツツジ?:ツツジ科
色が濃い・花が大きめ・雌しべの根元にぶつぶつ(毛)がある(下の画像)
雄しべは5本以上

多治見でよく見る、
コバノミツバツツジとは違う
→雄しべは普通10本で、
雌しべの根元にぶつぶつ(毛)は無い
ミツバツツジとも違う
→雄しべは普通5本
トウゴクミツバツツジかな?
→雄しべは普通10本で、
雌しべの根元にぶつぶつ(毛)がある

 
 地理院地図には、明確なアップダウンの「ダウン」は2ヶ所
所が歩き始めると、何度もアップダウンが出てきた

等高線の間は10mなので、
10m以下だと「ダウン」とは現れないからか・・・

 
 大きな鉄塔が現れた 11:50
もう下山してくる人たちがいた
何時に出発したのだろう??

 
 マイヅルソウ:キジカクシ科
葉っぱはたくさんあったが、
咲き始めたばかり

 
 白岩ルートとの合流点 12:02
適当な場所を探して、休憩

 
 さあ、出発 12:14

 
 ふわふわの歩きやすい道

 
 木の根がびっしり

   
 シャクナゲ:ツツジ科-1
シャクナゲの花が現れた
登山道のすぐそば・ちょっと離れた所・ずっと遠い所・・・など
 「
アズマシャクナゲ」と書かれた名札があった

みな同じアズマシャクナゲ」ばかりかと思ったら
ハクサンシャクナゲ」の名札もあった
違いは?  はっきりした違いは無いようで、困る・・・
   
   
シャクナゲ:ツツジ科-2
花びらの数が違うとか、花色が違うとか、
葉っぱの形が違うとか、
雄しべの数が違うとか、
特定の場所に咲くとか、
違いがはっきりしない・・・
 
 
 
シャクナゲ:ツツジ科-3
     
 アズマシャクナゲ 5裂 葉裏は淡褐色の毛が密生し、スポンジ状
 ハクサンシャクナゲ 5中裂
内側に薄黄緑色の斑点
あり 
葉裏は淡褐色の毛が密生
 ホンシャクナゲ 花冠は7裂 葉裏は、褐色の軟毛あり

ネットでは、はっきりしない
図鑑(山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花)でも、
似たような表現ではっきりしないのでお手上げ〜

 
 リーダーの体調が良くないようなので
ここで座って待っていてもらおうと
一度は2人で先へ進んだが
すぐ思い直して引き返した

座って休憩し、行動食を食べた所
気分が良くなった・・・と

しかし、時刻は13時を過ぎている
まだこの先、展望のいい「前衛峰」まで
1時間くらいかかりそう

ここから引き返すことにした

 
 引き返し地点(今日の最高点1865m)でパチリ
(登山口は1230m地点だった)

下ってきた人に、
シャクナゲの開花状況を聞いたところ、
この辺りよりもっとたくさん咲いていたとか
むむむ…
13:30発

 
 見晴台 13:35
これが「八ヶ岳」と聞いても、ピンとこなかったが
 裏側から見ている・・・と聞き、なるほど〜と思った

右端の台形のような山が蓼科ってことね
いつも見ている右端は、編笠や西岳だった

 
 「下りに事故や怪我がある」・・・を胸に刻んで、
気を付けて下った

 
 このトンネル、み〜んなシャクナゲの木
それにしては花が少なかったなあ・・・

   
 シャクナゲ:ツツジ科-4
また
シャクナゲ地帯になった

ずっと連続して花が咲いているわけではなく
所々で咲いていた

 
 
 シャクナゲ:ツツジ科-5
登山道から外れた出っ張りに、
見事な咲き具合の木があったので
立ち寄ってパチリ

これ以降、だんだんと花が無くなっていった

 
 トラバースの辺りは、皆無

あるのは、
タチツボスミレくらい・・・ ↓


 
 鉄塔を過ぎ・・・ 14:30
 
 緑のシャワーを浴びながら・・・
 
 下りなのに、緩い登りでも登りは登り・・・
 
 落ち葉の中に足が沈むこともあり・・・
 
 トウゴクミツバツツジ地帯を過ぎ・・・
   
 ニリンソウ:キンポウゲ科
麓近くになったら、また花が現れた
右 もう種ができ始めていた
殆んどは、ぐったり萎れている花ばかりだった

   
タチツボスミレ:スミレ科

 
 ミヤマハコベ:ナデシコ科

 
 ウツギ:アジサイ科

 
 調べ中

 
ガマズミ:レンプクソウ科

 
 ワラビを採ったり、イタドリの茎をかじってみたりしながら
登山口に戻ってきた 15:57

 
 汗を流すべく、南相木村村営の温泉滝見の湯へ立ち寄った
 
 滝巡りも面白そう〜
 
 ↑ ここが「滝見の湯」の玄関

内湯と露天風呂があって、
熱過ぎず、ぬる過ぎずのいいお湯で、500円也

 
 来た時と同じメルヘン街道を通る途中
車内から南アルプスをパチリ

 
 陽が沈む〜 
展望台で車を停め、陽の入りを眺めていた 18:54
こんな夕焼けなら明日もきっと晴れ!

あのとんがり山は、何山?
 
 これは?
 
 これは?
 
 これは甲斐駒だよね?
 
 これは?
・・・と、茜色から夕暮れ色に変わっていくのを眺めていた


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   私の記念の一枚 〈山崎さんより〉 
 
 新緑の御座山
向こうに見えるは、いつもと反対な八ヶ岳

 
御座山といえば、石楠花でした!!

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     【感想
    *シャクナゲが見たくて、登った御座山。
     うーん、少し遅かったのかな?
     でも、美しい新緑と、いつもとは違う姿の八ヶ岳を眺めることができました。
     そして、シャクナゲはやっぱり綺麗でした。

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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   私の記念の一枚 〈白木さんより〉 
面白いですね、上を向いて大きく開いているシダ

緑が綺麗!  清々しい〜

 
 御座山は石楠花山、シャクナゲの道

 
 夕日か美しい、車を止めて、パチリ!

 
 あれは、八ヶ岳   あの山は…

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     【感想
    *山頂までたどり着くことができませんでしたが、シャクナゲが、綺麗でした。
      5歳の女の子とすれ違いました。幼児も登る山なのです。
      次は頑張って山頂目指します。
      早出をしてということです。
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     【山の情報・感想など】
  長者の森無料駐車場あり。
・駐車場横に
トイレあり
・登山届用のポスト、見つからず。(前もってネットで長野県へ届けた)

「小学生が学校行事で登っている」とあったので、油断していた
 滑りやすい急斜面・木の根の絡まった道・岩場などもあって、本当に小学生の集団登山?と思った。
 すれ違ったファミリーの中に、5歳の女の子がいて自力で山頂まで行ったと聞いて驚いた。
麦草峠を通るメルヘン街道は、眩しい新緑と満開のレンゲツツジと白い木の花を見ながら
 楽しいドライブだった。
 日曜とあって、あちこちの駐車場は満車状態。
 長者の森(P)は、どうだろうと心配していたが大丈夫だった。

・登山開始が10時半と遅かったが、遠く、多治見からの出発なのでこれで精いっぱい。
 


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