『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
薮原駅〜峠山〜鳥居峠 |
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昨日の予定だったが、雨で今日になった い〜い天気!! 多治見駅を6:55に乗ると、ここ薮原駅に9:19に着く 特急「しなの」の通過を待ったり、 かなりのんびりした「普通」だが、便利 車窓からは、青葉・若葉・ヤマザクラ・ハナモモなど ずっと目を楽しませてくれた 9:30発 |
ハナモモ:バラ科 1本の木に、ピンクと白の花 「咲き分け」とか「源平咲き」とか呼ばれている DNAによって変異が引き起こされるらしい |
薮原宿の中を歩く 朝早いので、お店は閉まったまま |
フデリンドウ:リンドウ科 舗装道路脇の石垣の上で咲いていた こんなところで・・・ 初めは、ハルリンドウかと思ったが あまりにも乾燥地 もしかして・・・と思って、 「根出葉(こんしゅつよう)」の有無を調べると、ない 「座布団」と呼んでいる根出葉がないので、フデリンドウ |
ニリンソウ:キンポウゲ科 昨年(2016/5/28)にここを訪れた時には出会っていないので、 まさかここで出会えるとは思っていなかった 民家の庭先にも、駅のプラットホームにも咲いていた ありふれた花だったんだ 私にとっては貴重品 カラマツ林の下や登山道脇に普通に咲いていた |
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クサノオウ:ケシ科 大きな蛍光色の花 茎を折ると、黄色い液が出てくる 名前のいわれとしては、下記の3つがある 『植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄』 『皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王』 『皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内臓病に 用いられたことから、薬草の王様という意味で草の王』 薬になる・・・ということは毒にもなる・・・ということ |
タチツボスミレの仲間:スミレ科 多治見のタチツボスミレより花が大きい |
ヤマブキ:バラ科 鮮やかな黄色の花が満開〜 今日一番多かった花 皆、一重咲き |
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まばゆい新緑・ひんやりした風・黄色いヤマブキ・木漏れ日の中を歩く |
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イカリソウ:メギ科 上段 つぼみと開いたばかりの花 中・下段 にゅっと突き出ている白っぽい部分が、『距(きょ)』で蜜が溜まっているらしい 4本ある 赤紫色の部分は花びら 4枚 花の形が、舟の錨に似ていることから「イカリソウ」の名前 |
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ツボスミレ:スミレ科 湿ったところが好きな花 |
フデリンドウ:リンドウ科 また出会ったね 「根出葉(こんしゅつよう)」は、なし |
観測所跡で休憩 10:55〜11:05 シラカバの木が増えてきた 丸山公園へもちょっと立ち寄る 達筆な筆遣いの句碑が読めない(説明板の解説で、やっと判明) |
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ミヤマエンレイソウ・深山延齢草 (別名シロバナエンレイソウ・白花延齢草):ユリ科 大きな葉3枚の真ん中に白い花 『3枚の外花被片と3枚の白い花弁状の内花被片、6本の雄しべをもつ花を生じる』・・・と つまり、緑っぽくとがっている部分が、「外花被片(がいかひへん)=萼」 白い大き目の部分が、「内花被片=花びら」 |
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ボタンネコノメソウ(別名ボタンネコノメ):ユキノシタ科 多治見周辺でよく見かけるネコノメソウとは、一風変わった様子 葉っぱは緑 苞の基は黄色 萼が茶色で直立 鮮やかな色だから「ボタン」? これは↓ 多治見周辺でよく見かける、ヤマネコノメ (2017/4/24 池田富士周辺で撮影 比較のため借りてきた |
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タチツボスミレの仲間:スミレ科 大きめの花があちこちにたくさん咲いていた |
左折したところが御岳神社 外国からの団体大勢と一緒に記念写真を撮っていたとか 腰が痛い私は、階段無しのたらたら道を歩いて 御岳神社へ |
御岳神社から御岳を遠望 ぼ〜んやりして、はっきり見えなかった (多治見のホワイトタウンからの展望の方がずっと迫力がある) |
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鳥居の下で集合写真 今日の参加者12名 11:25 |
ここからトチノキ群生地になる |
コブシ(たぶん):モクレン科 花の下に葉っぱが1枚あれば「コブシ」と覚えているのだが、 遠目だし、葉が伸び始めているので、1枚にも2枚にも見える・・・ タムシバかも? |
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ハシリドコロ(別名キチガイナスビ):ナス科 『食べると錯乱して走り回ること』から、こんな名前が付いたと 『アルカロイドを主な毒成分とする有毒植物で、全草に毒があり根茎と根が特に毒性が強い 中毒症状は、嘔吐、下痢、血便、瞳孔散大、めまい、幻覚、異常興奮などを起こし、 最悪の場合には死に至る』・・・だって |
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ヒゲネワチガイソウ髭根輪違草:ナデシコ科 白い花びら・茶色の葯・・・てっきり「ワチガイソウ」だと思っていたが、 調べてみると、こんなことが書いてあった ↓ 『まちがえやすいものには同じ属のヒゲネワチガイソウがある ヒゲネワチガイソウの花は花びらが5〜枚だが,ワチガイソウは常に5枚』 これらの画像は↑ 花びらが6〜7枚 ヒゲネワチガイソウってこと?? |
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エンレイソウ:ユリ科 白い花ではないので「シロバナエンレイソウ」ではない しかし、赤紫色でもない 普通のエンレイソウは赤紫色 ↓ 比較のため借りてきた 2017/4/16伊吹山で撮影 2012/4/21 舟伏山で撮影 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 薄い赤茶色 これも↑ エンレイソウらしい 『花は花弁(花びら)を持たず3枚の緑色または濃紫色のがく片を持つ』・・・と シロバナエンレイソウ ↓は、 緑っぽくとがっている部分「外花被片(がいかひへん)=萼と「内花被片=花びら」があった 比較のため借りてきた |
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トチの大木に穴が開いている「子産の栃」 現代の「赤ちゃんポスト・こうのとりのゆりかご」 |
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ミヤマキケマン:ケシ科 ムラサキケマンは紫色の花 ミヤマキケマンは黄色の花 この花も多かった |
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ジロボウエンゴサク:ケシ科 よく似ているヤマエンゴサクは、『苞葉が櫛の歯状に切れ込む』・・・と |
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フデリンドウ:リンドウ科 峠山へ通じる林道を歩いていると、林道脇にフデリンドウの群生!! 下段 白花のフデリンドウもあった 花を拡大してみると、雌しべは開いているが、雄しべもまだ雌しべに寄り添っている ハルリンドウは↓ 雌しべが開いている時は、雄しべは外側にくっついていた |
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タチツボスミレの仲間:スミレ科 斜面に吹き付けたように、スミレが大きな群落を作っていた |
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鉄塔の近く、木が伐りはらわれた所から中央アルプスを展望 頭がちょっぴり見えるだけ |
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少し林道を上がってカーブした所から、今度は御岳 多治見から見る御岳は三角形だが、ここから見る御岳は台形 御岳神社から見た山容より、大きく迫って見えた |
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シラカバとカラマツに囲まれた峠山へ続く林道を歩く 緩い登りだが、鳥居峠1197mから約200m上がらなければならない |
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峠山到着 12:30 三角点の前で集合写真 NHKの通信基地の隣 暑いので日陰を探して昼食休憩 |
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大きなパラボラアンテナの根元からの山と谷の様子 思いがけずワラビに目が留まり、しばらくワラビ採集 太くて立派なワラビだった 13:10頃出発 |
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ニワトコ:スイカズラ科 登ってきた林道を下って、鳥居峠・峠の茶屋へ 右 赤っぽく見えるのは『雌しべの柱頭で3裂している』って |
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鳥居峠着 水場 13:45〜13:55 余裕で奈良井駅に着くと計算したが(15:19発) 次から次へと現われる花の撮影に時間がかかり、最後は速足で歩くはめになった・・・ |
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鳥居峠〜奈良井駅 |
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ヒトリシズカ:センリョウ科 上段左 咲いたばかりのヒトリシズカ 葉っぱより花が先に咲くらしい 上段右 『雌しべの子房に雄しべ3個がつき、外側2個の雄しべの基部に黄色い葯がつく』・・・と 緑っぽいものがあるが、これが雌しべらしい 鳥居峠から降りて行くと、この花が多くなった |
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ミツバツチグリ:バラ科 蛍光色で眩しい花色 鳥居峠から降りて行くと、この花が多くなった |
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ラショウモンカズラ:シソ科-1 鳥居峠から降りて行くと、この花が多くなった 紫色の花で横向きに咲く 左 『渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てた』という名前の由来は、 この花のつぼみのことではないか・・・とがっしりした大きなつぼみを見て思った |
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ラショウモンカズラ:シソ科-2 下唇が大きい・・・シソ科の花の特徴 『下唇は、下方に反り返って、2浅裂し、濃紫色の模様がある 花冠喉部の先端には開出する長毛が生える』・・・と説明の通り、長い毛がもじゃもじゃと生えている 下段 ちょっぴり見えているのが雄しべ(白い丸っこい部分)と雌しべ(とがっている部分で2裂している) |
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タチツボスミレの仲間:スミレ科 また出会ったね |
フデリンドウ:リンドウ科 また出会ったね |
ニリンソウ:キンポウゲ科 また出会ったね つぼみの時は、ピンク色がかっている事が多い 花びらのように見えるのは萼(がく)・・・花びらはない 下段 萼の先端がピンク色を帯びている花もある |
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ミヤマキケマン:ケシ科 また出会ったね |
チゴユリ:イヌサフラン科 咲いたばかりの時は、こんなに深く屈んでいる |
クルマバソウ:アカネ科 葉っぱが、輪生しているので、「クルマ○○」という名前だろうと予想した 「クルマ」が頭につく花には、「クルマバソウ」と、「クルマムグラ」があった どちらもよく似た白い小さな花だが、決め手は花の形 『花冠が4つに裂け、漏斗(ろうと)形だったらクルマバソウである』・・・だって ↓ 確かに漏斗型の花 |
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キランソウ:シソ科 地面にぺたりと張り付いて広がっていた |
シャク:セリ科 鳥居峠からどんどん降りていった 麓近くにたくさん咲いていた 白い小さな花がびっしり |
オオヤマフスマ(大山衾) 別名ヒメタガソデソウ(姫誰袖草)かな?ナデシコ科 白い小さな花 |
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ワダソウ:ナデシコ科 ワチガイソウとよく似ているが、『花びらの先端に切れこみがあるのが特徴』だって 今日は、ナデシコ科の花で似た者同士3種に出会えた! |
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テンナンショウ(天南星)の仲間:サトイモ科 左 仏炎苞は、紫色の筋 付属体は紫色の棍棒状 多治見周辺でよく見かけるスルガテンナンショウ ↓ 仏炎苞は、白地に緑色の筋 付属体は白色で先端が曲がっている 2017/4/24 池田富士周辺で撮影 比較のため借りてきた |
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ヤマツツジ:ツツジ科 つぼみばっかり 花はひとつも咲いていなかった |
【コース】 多治見駅6:55発―中津川で乗り換えて藪原駅下車9:19着〜9:30発⇒観測所跡広場⇒丸山公園で 句碑を鑑賞⇒御岳神社⇒トチノキ群生地⇒林道⇒無線のアンテナ群⇒峠山山頂12:30⇒林道を 戻って⇒鳥居峠⇒奈良井駅15:05頃着〜15:19発―中津川駅で乗り換えて多治見駅17:42着 行動時間約5時間35分 ・土曜日が雨だったので延期したが、天気は快晴!だった。 ・雨上がりなので、葉っぱはキラキラ光って眩しい青葉・若葉。その緑の中を歩いた。 ・峠山山頂付近には、たくさんのアンテナがあった。展望はまあまあ。太いワラビがはえていた。 ・中山道歩きは海外の人にも人気らしく、団体さんに出会った。 ・花が多いので写真を撮っていてかなり時間をとってしまい、奈良井宿は速足で通過しなければ ならなかった。 ・標高と緯度が高いせいか、多治見近辺では簡単に見られない花がたくさん咲いていた ハナモモ・ニリンソウ・フデリンドウ・大型のタチツボスミレ・ヤマブキ(一番多かった)・ イカリソウ・シロバナエンレイソウ・エンレイソウの緑花・ボタンネコノメ・ハシリドコロ・ ヒゲネワチガイソウ・ヒトリシズカ・ラショウモンカズラ・クルマバソウ・シャク・ オオヤマフスマ・ワダソウ・茶色の筋のテンナンショウの仲間など |