カタクリ & ヒメカンアオイ 
(多治見市)
 
                              


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です


ここをクリックすると大きく見えます

ここをクリックすると大きく見えます

カタクリ(片栗・堅香子):ユリ科-1


大群生地だった


   
 カタクリ(片栗・堅香子):ユリ科-2

天気が良く陽が当たっているので、よ〜く開いていた

殆どの株が満開  蕾の株も少しはある


   
 カタクリ(片栗・堅香子):ユリ科-3

蜜標をのぞき込む   右は拡大(1つの花でも山型が異なっている)が


   
 カタクリ(片栗・堅香子):ユリ科-4

花柄の上に細い枝が倒れ込んでいて、ちょうど上向きになって咲いている花を見つけた   右は拡大

へ〜え、のぞき込むだけでは分からなかったが、こんなに大きな緑色の子房ができているんだ!

蜜標の山型も微妙に違っている


  
カタクリ(片栗・堅香子):ユリ科-5

短い雄しべ3本(花粉はまだ)  長い雄しべ3本(花粉がいっぱい・・・長い雄しべが先に花粉を出すよう)

雌しべの先は3つに分かれて花粉がついている・・・(えっ?自分の花粉?自家受粉?)





1
 
2

ヒメカンアオイ(姫寒葵):ウマノスズクサ科-1

1・2  あれ? カンアオイの葉っぱとちょっと雰囲気の違う葉っぱを見つけた

もしかして、ヒメカンアオイかな?と思って、枯れ葉を退けてみると・・・
萼裂片のそり返りが少ない花が出てきた

左  おちょぼ口のような開き方  右  そり返りが少ない

3  よく見かけるスズカカンアオイ  萼片が大きく、反り返りも大きい (比較のため借りてきた 2016/2/19撮影)


 
ヒメカンアオイ(姫寒葵):ウマノスズクサ科-2

中を覗いてみる・・・ヒメカンアオイは、網目の模様がスズカカンアオイより多いと聞くが、よく分からない


   
 ヒメカンアオイ(姫寒葵):ウマノスズクサ科-3

1つもらって、間近で観察すると → 何やら細かいうろこのようなものが見える  右は拡大

でも、まだはっきりしない



1
 
2
 
3

ヒメカンアオイ(姫寒葵):ウマノスズクサ科-4

1  ちょうど、カッターを預かっていたので、まず、縦に切ることにした

2・3  萼筒の壁に、ぽこぽことくぼみがある  これが網目の横の隆起線だとすると6〜7個ある

うろこのように見えたのは、この部分

中央下部にある白い部分が子房で、そこから上に伸びているのが雌しべ

4  これは、スズカカンアオイの萼筒を切ったもの(比較のため借りてきた 横の隆起線は3本?4本?))



1

2
ヒメカンアオイ(姫寒葵):ウマノスズクサ科-5

1  もう1つもらって、今度は横に切ってみた  中央にあるのは、雄しべと雌しべ

白っぽく見えるのは雌しべの柱頭らしい  その外側にあるのが雄しべ

縦の隆起線は、2と比べると狭い (2は、よく見かけるスズカカンアオイ  比較のため借りてきた)
狭いということはたくさんあるということ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スズカカンアオイの縦の隆起線は約10本、横2〜4本

ヒメカンアオイの縦の隆起線は18本〜21本、横4〜6本
』・・・だって

↓  ↓

やっぱりヒメカンアオイで、いいんだよね!


  
ヒメカンアオイ(姫寒葵):ウマノスズクサ科-6

萼筒の下部の子房には、透明の卵のようなものが見える  これは『胚珠』で、これが種になっていくんだって

・・・・・・・・・・・・・・・・

イワタカンアオイも多治見にあると聞いたが、
これは『萼筒が長く、萼筒内部の網目の隆起線の数は多く、
縦約30本、横約10本』・・・だって

しかし、「静岡県に近い東三河地域にだけ分布する』という説もあるから、分からない・・・

カンアオイの仲間は、日本に35種以上あるとか
決め手は、隆起線の数だというが、1つ1つ切って調べるわけにもいかないので難しい・・・




   
 ショウジョウバカマ(猩々袴):ユリ科




 シデコブシ(四手辛夷):モクレン科





Walking2016のページに戻る