潮見の森 
(多治見市)
 
                              2016年4月16日


                   
                                          『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です


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イロハカエデ(いろは楓)・イロハモミジ(いろは紅葉):カエデ科(ムクロジ科)

1  黄緑色の新葉に赤い花が眩しい

2  両性花(雌しべと雄しべがある)

3・4  雄しべだけの雄花




ボケ(木瓜):バラ科

1つの株に色の違う花  『咲き分け』というらしい

『正常な葉や花の形を決める遺伝子にトランスポゾン(動く遺伝子)が関与すると
(遺伝子変異)異常が発生する』・・・だって

今まで、接ぎ木をしたのかと思っていた




 
カクミノスノキ(角実の酢の木):ツツジ科

たくさん咲いていた





 コブシ(辛夷):モクレン科

雌しべが大きくなっていた
   
 ヤマモモ(山桃):ヤマモモ科  雄花・雄木  『雌雄異株』

4/6には、こんな状態↓だったが、今日は、雄花がはじけて花粉がいっぱい出ていた



『ヤマモモの花には花被(花びらと萼)はなく、
苞(つぼみを包んでいた葉のこと)1個と小苞(個々の花の基部につく苞葉のこと)2個に包まれるが、
雄花ではしばしば小苞を欠く』・・・と


↑ この緑色の部分が「小苞」だろうか?  雄しべ((5〜8個)は、まだ開いていない


↑ この雄花には、緑色の部分「小苞」が無い

・・・・・・・・・・・・

はじけている雄花 ↓ に触ると、もわ〜っとパウダー状の花粉が、煙のようにあたりに漂った

   
 葉っぱの上にも花粉が乗っていた

・・・・・・・・

『ヤマモモ(雄花)の花粉は5キロ以上の遠くまで運ばれる』とか
近くに雄木がなくても、実ができるっていうこと…だね

そういえばイチョウの花粉も山を越えて飛んでくるとか




  
 ヤマモモ(山桃):ヤマモモ科  雌花・雌木  『雌雄異株』

雌花は気を付けて探さないと見つからない

何しろとても小さいし、赤い部分がちょっぴりなので、葉に隠れて目立たない

角のようにとがっているのは、『2裂した雌しべの柱頭』だって

こちらは、4/6の様子と変わっていない




   
 
 ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)と名札があった:バラ科

ちょうど見頃




 
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 キランソウ別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋):シソ科

1  地面にぺたりと貼りついて、咲いていた   葉も花柄も、毛むくじゃら

2・3  長い雄しべ2本と短い雄しべ2本が見える

4  まだ雄しべが伸びていない花




 
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アケビ(木通):アケビ科

1  花をたくさんつけたアケビの木があった

2  大きい花は、雌花  3枚の大きな花びらのようなものは「萼」だって  中央にある棒状のものが雌しべ

3  小さめの花が雄花  中央にある丸まったものが雄しべ  6本ある




 
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 オキナグサ(翁草):キンポウゲ科  薬草園で

1  開花直後はうつむいて咲く

2  だんだん横向き→上向きに顔を上げてくる

3  花びらにみえるのは萼  6枚

4  花の後は、名前の通り、「お爺さんの頭」になる・・・白髪頭ってこと

2015/5/13 同じ場所で撮影  比較のため借りてきた




   
 ミズバショウ(水芭蕉):サトイモ科  薬草園で

白い花びらのような部分は、『仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞(葉の変形したもの)』

本当の花は、仏炎苞(ぶつえんほう)の中から延びている棒状の部分

小さな花がたくさん集まっている ↓


白く出ているのは、雄しべらしい  『雌性先熟』なので、雌しべの時期は終わって、今は雄しべの時期らしい




   
 ハルリンドウ(春竜胆):リンドウ科  薬草園で

陽があたって、ぱっと開いていた




   
 ニワトコ(接骨木、庭常):スイカズラ科  薬草園で

小さな花がいっぱい咲いていた

小さい花がぎっしりで分かりにくいが、『花びらは5裂して反りかえり、雄しべは5本、雌しべは1本』

そり返りすぎて正面からは花びらが見え難い

中央のえんじ色が雌しべ  周りにあって思いっきり開いている黄色いのが雄しべ




   
  
 ナツグミ(夏茱萸)だろう:グミ科

実が色づいてきたので、名札には「アキグミ」とあったが、ナツグミだろう




  
   
   
アキグミ(秋茱萸)だろう:グミ科

「ナツグミ」の名札があったが、アキグミだろう

丸っこい実ができれば、アキグミ〜




   
 ヘビノボラズ(蛇登らず):メギ科

もうすぐ花が咲きそう




 クリの木の虫こぶ:ブナ科

『クリタマバチがクリの新芽に産卵し』てできた「虫こぶ」

ぱっと見には、赤くてきれい

たくさんできると、枯れてしまうって

『成虫は6月〜7月に羽化し虫こぶから脱出し、
新しい枝の芽に産卵する。
ふ化した幼虫は芽の中で越冬し、
翌春に成長を開始する。
幼虫の成長とともに虫こぶも肥大する。』・・・だって

「切ってみます」といって持ち帰った人がいたが
どうなっただろう??

私は虫に弱い

卵や幼虫がぞろぞろ・・・な〜んて考えただけで
カッターを持つ気にならない・・・




  
コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅):ツツジ科

麓では花は終わっているが、ここ470mの高さでは、まだ花が咲いていた




   
   
サトザクラ(里桜)のギョイコウ(御衣黄):バラ科

そろそろ咲いているかな?…と思って来てみたが、予想はバッチリ

緑色の花が咲き始めていた  2分咲きっていうところ

『花が開いたときには緑色であるが、次第に緑色は薄れて黄緑色から黄色になり、やがて中心部が筋状に赤くなる』
・・・そうなので、今だけってことだね

サトザクラ=『ヤマザクラに対し、人が里で交配による改造を行ったり、変異によって生まれた園芸品種の総称』・・・と




 
ここをクリックすると大きく見えます
 
   
サトザクラ(里桜)のウコン(鬱金):バラ科

こちらはちょうど満開  薄黄色の大きな八重の花がい〜っぱい

花の中央に赤い筋が見えるのは、開花してから大分たったってことかな?




 
サトザクラ(里桜):バラ科

「ウコン」の隣にあるピンク系の株はまだつぼみばかり




   
   
カラタチ(枳殻):ミカン科

白い花が咲いていた   原産地は中国だって




  
 オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)かな?:カバノキ科

つんと立っている雌花  雌雄同株の雌雄異花





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タイワンフウ(台湾楓):フウ科

4/6に、面白い形の花を見つけた   その後、どうなっているか楽しみだった

直立していた雄花は、花粉を出してぐったり

くるっと丸まった赤い雌花は、変わりなし  ちょっぴり大きくなったかな

お隣のモミジバフウは、幹の上の方に、花らしいものがぱらぱら見えていた




 
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 ヒメハギ(姫萩):ヒメハギ科

1・2  紫色の花・・・スミレかな?   と思ったら、ヒメハギだった   地面を這っていた

この花好き!  面白い形をしているから

3  まず目につくのは、両側に羽のように出ている部分と、ぴらぴらしたサンゴのような部分

羽のように出ている部分は、花びらではなく『側萼片』だって

あと、3枚萼片があるらしいが、どれか分からない・・・

4  花びらはくるっと丸まって筒状になっている・・・背中(?)の部分がその合わさった部分

3・4  花びら2枚は、先端が耳のようにそり返り、ぴらぴらしている部分は下側にある花びらの先端なんだって!!

『附属体』という名前  何の用途があるのかな?  虫をおびき寄せるため??

どうやら、虫がこのぴらぴらに誘われてこの上に乗ると、ぴらぴらは重みで下がり、
中には、雄しべと雌しべがあり、受粉を助ける…という仕組みらしい

・・・・・・・・・・・

5・6  ヒメハギの実  2014/9/6 鳩吹山で撮影  比較のため借りてきた




   
   
スミレ科

白いスミレの花が咲いていた  紫色の筋がくっきり  葉は、細長い  側弁に毛がいっぱい





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