JR薮原駅〜鳥居峠〜峠山〜JR奈良井駅
                
  (長野県市木祖村・塩尻市)

 
                              2017年9月3日


                           『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

  JR藪原駅〜鳥居峠1197m〜峠山1415.8往復〜鳥居峠1197m
JR多治見駅6:55発ーーJR中津川駅7:35〜7:40ーーJR藪原駅9:19着
特急の待ち合わせが多くて、結構時間がかかる
JR中津川駅からは2両しかないので、素早く乗り換えないと座れない
列車の中で準備ができなかったので、9:30出発


 
ここから石畳の道に入る 9:58


 いったん車道に合流後、
「熊除けの鐘」を鳴らしてから山道へ  10:05


ツリフネソウ:ツリフネソウ科
この花は虫にとってご馳走なのか、葉っぱは穴だらけ  花びらもたいていはかじられている
被害のない花を見つけるのは難しかった


 
ヤマブキ:バラ科
下  2017/5/14 た〜くさん咲いていたヤマブキ(参考のため借りてきた)
この一重のヤマブキに実ができていた


ノコンギク:キク科
紫っぽい花と白っぽい花がある


   
カワラナデシコ:ナデシコ科
雌しべの柱頭は2つに分かれているが、かなり長い


 
オオバクサフジかな?:マメ科


   
 
ゲンノショウコ:フウロソウ科
赤花より、白花の方が多かった


ノブキ:キク科
頭花は、直径7〜8ミリの大きさ  よ〜く見ると面白い形
『頭花はまわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない』・・・だって


ジンヨウイチヤクソウ:ツツジ科
葉に白い筋があるのが特徴  花は終わって実になっていた


 ダンコウバイ:クスノキ科


 
調べ中
蔓になって巻き付き、痛い棘があった  濃い緑色の実がたくさんなっていた


ミヤマウズラ:ラン科
薄暗い木陰の下に咲いていた  下から咲き上がっていくので、下半分は萎れていた


測候所跡地で休憩  近くには休憩所もある  10:35〜10:55


   
   
キツリフネ:ツリフネソウ科
上左  開花前のつぼみの状態
下  中を覗くと赤い斑点が散らばっていた
た〜くさん株があったが、登るにつれつぼみが多くなった


 
 ヤマアジサイ:アジサイ科
装飾花が緑色だった  花は終わり実になっていた


   
   
   
 タマアジサイ:アジサイ科

上左  つぼみは苞(ほう)に包まれた玉状
上右  開花が始まると、「苞」は落ちる  1枚だけ「苞」が残っている状態
中  だんだん開花が始まる
下  満開の状態  雄しべがいっぱいで華やか


   
コブシ?タムシバ?:モクレン科

左  大豆大の赤い実が足元にたくさん落ちていた  何の実だろうと上を見たが分からない
そのうち、右の実(6〜7cm程)を見つけたので、やっとわかった
コブシかタムシバの実


   
 「御岳手洗水鉢」  11:05
あふれた水が川を作っていた


ヤマブドウ?:ブドウ科

 
    
 
 ミヤマママコナ:ハマウツボ科
苞のふちに鋸歯がないので、ミヤマママコナ


   
 ホタルブクロ:キキョウ科
花は殆んど終わっていて、これは残り花


御岳神社  11:15
御岳は雲の中で、全く見えず


   
  キバナアキギリ:シソ科
にゅっと出ているのは雌しべだって


  サラシナショウマ:キンポウゲ科
まだ、つぼみの状態


   
 シデシャジン:キキョウ科

左  どれが1つの花で、どこが花びらなのか、絡まっているように咲くので見分けがつき難い
右  これが1つの花  にゅっと突き出ているのが雌しべで先端が3裂している

花びらは5枚ではなく、『5全裂し、裂片は長さ10〜15oの線形、不定に曲がる』・・・だって


   
  アザミの仲間:キク科

葉は、痛くなさそう


 アザミの仲間:キク科

葉が、痛い
   
 カワミドリ(川緑):シソ科
川の傍に生えているわけでもないのに、カワミドリ(川緑)とは・・・?
突き出ているのは雄しべ  4本あるとか


   
   
 イタドリ:タデ科  『雌雄異株』
赤と白が混じった華やかで大きなかたまりが、道をふさいでいた  これらは雄株らしい
『花色が紅色を帯びるものをベニイタドリ(名月草)』というそうである


   
 イタドリ:タデ科
薄クリーム色の実がたくさんなっていた  これらは雌株


   
  キイチゴの仲間:バラ科


  キオン:キク科


   
  ヤマハハコ:キク科


 ミヤマキケマン:ケシ科
花期は春のはず  残り花


  
 反射板に着いた  12:20
草が生い茂り、展望を楽しもうにも、近づくことさえできない


   
 三角点も草の中に埋没


  
 ハンゴンソウ:キク科
背丈2mを越えていた


   
 ミツバベンケイソウ:ベンケイソウ科
葉っぱが「ミツバ」ではないが、ミツバベンケイソウの名前が付いている
まだ、つぼみ


   
 ヒヨドリバナ:キク科


   
  アキノキリンソウ:キク科


 テンナンショウの仲間:サトイモ科


   
 オトコエシ:オミナエシ科
右  花の拡大


   
   
 ナンバンハコベ:ナデシコ科マンテマ属

蔓のように絡まって咲いていた
外側の緑色の部分は、萼  開花すると、中ほどまで裂けるらしい
花びらは5枚で、先が2裂している  途中で折れ曲がっているのが面白い
雌しべの先は、3裂している


  
 鳥居峠 休憩所に着いた  13:25〜13:35


  鳥居峠〜JR奈良井駅 
   
 調べ中
高木  黄色や赤く色づいた実が目に留まった  直径3〜4ミリ程


   
  ミゾソバ:タデ科
まさに「溝」に咲いていた


  タマアジサイ:アジサイ科
苞からつぼみが出てきた
   
   
  フシグロセンノウ:ナデシコ科
峠を降り始めると、この花がずらっと並んで咲いているのに出会った
あまりに眩しく強烈な色合い・・・
『茎の節が赤黒くなるため、こんな名前が付いた』らしいが、どの茎でも黒くなる・・・というわけではなかった


   
  イタチササゲ:マメ科
『花が黄褐色になることをイタチの毛の色にたとえたもの』・・・だって


   
 クサボタン:キンポウゲ科


 
1

2
 
3
 
4
 シデシャジン:キキョウ科-1
峠を下りていくと、シデシャジンがたくさん咲いていた
いろいろな段階の花があって、面白かった
1 全体   2 つぼみ   3 細く裂けた花びらが、開き始める(左の花)
4 
白いひも状のものが雄しべの葯  雌しべの先端が紫色 →まだ開いていない    「雄性期」
『雄しべ先熟』だって

 
5

6
  シデシャジン:キキョウ科-2
5・6 雌しべの先端が開いて、受粉態勢が整った    「雌性期」

雌しべの元部(丸い部分)に密が溜まるらしい


   
   
 カワミドリ:シソ科


  
   
 オヤマボクチ(別名ヤマゴボウ):キク科

白っぽいのは、開花の前だから  開花すると全体に紫色〜紫褐色になる
クモの巣が張ったような毛が、全体を覆っている  これを『くも毛』というらしい


 
1

2
 
3

4
  ナンバンハコベ:ナデシコ科マンテマ属ー1
ナンバンハコベの群落があった
花の段階から実になるまでが観察できた

1 咲き始め   2 開花中 3つに分かれた雌しべの柱頭が見える
3 花びらが少し萎れてきた   4 実が大きくなり、花びらが落ち始めた

 
5
 
6
 
7

8
   ナンバンハコベ:ナデシコ科マンテマ属ー2
5・6・7・8 花びらはほとんど落ちてしまい、萼が反り返り始めた

   
   
  ナンバンハコベ:ナデシコ科マンテマ属ー3
実は、薄緑〜濃い緑〜薄茶色〜黒のように変化していた

『異国風という意味から南蛮と名がついているが、帰化植物ではない』・・・だって


   
  ツリフネソウ:ツリフネソウ科
下山口までずっと花が続いていたが、
虫食いばかりで撮影の対象にならなかった


  アブラチャン:クスノキ科

   
  ダンコウバイ:クスノキ科
アブラチャンとダンコウバイは、葉っぱがまだ出ていない花の時はそっくりだが、
実は形が違うので判別がしやすい


  
登山口(下山口)  歩き難い石畳は、ここで終わり  14:35

途中、車道から離れてショートカットの山道で、再度車道へ下りると、
奈良井宿の外れに出る

約30分でJR奈良井駅に着く  地酒「木曽のかけはし」をゲットして、奈良井駅へ向かう  15:00着
15:19発の列車に乗車  JR中津川で乗り換えて、JR多治見駅17:42着
いつも特急の待ち合わせで数分遅れる


  出会った虫たち 
   
   
アカトンボが群舞していた  とまった所をパチリ



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