陶史の森  (土岐市) 

                            2018年8月2日


                        『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

   
サギソウ:ラン科-1
白い羽を広げたような花にまず目が奪われるが、
その下に長く伸びている細い棒状のものが、
「距(きょ)」=この中に蜜がたまっているって
かなり長い「距(きょ)」の下の方まで届くくちばし(?)を持つ昆虫って、いるんだねえ・・・

 サギソウ:ラン科-2
花びらは、白い羽を広げたような部分(唇弁:しんべん)と、
その上にある、いびつな長方形のような形の花びら(
側花弁:そくかべん)が左右に2枚あって、計3枚
右 長方形の花びらの下に穴が開いているが、これが
「距(きょ)」の入り口
 
  サギソウ:ラン科-3
『ランの仲間は、
花の仕組みがとっても複雑でわかりにくい
まず、
雌しべと雄しべが別々ではなく、一体化して「蕊中(ずいちゅう)」を作っている』と
では、雌しべや雄しべの働きはどこで?
上右・下  
黄色い長い部分「葯室(やくしつ)」=花粉の集まりかな?
その黄色い部分の
先端に白い物がくっついている=これは「粘着体」でねばねばしている
蜜を吸いに来た昆虫の体にこの「粘着体」がくっつくと、ずるずると一緒に花粉の集まりもくっついてきて
他のサギソウを訪れた時、受粉の手助けをするという仕組みらしい
では、
雌しべの働きをする部分は?
下 「葯室(やくしつ)」と「粘着体」の下にある
緑色の部分が雌しべの柱頭だって
〈2014/8/13 同じ場所で撮影 参考のため借りてきた〉
サギソウを観たら、中を覗きこむこと! 面白い世界が見えてくる!

 ノギラン:キンコウカ科-1
葉っぱは、ショウジョウバカマの葉にそっくり
花は下からだんだん咲き上がっていく
   
ノギラン:キンコウカ科-2
下左 下から咲き上がるので、下の方の花はすでに葯は落ちてしまい
下右 上の方の花の葯は、まだ黄色い

イソノキ:クロウメモドキ科

ミツバアケビ:アケビ科

ここをクリックすると大きく見えます
  アオギリ:アオイ科
先のとがった細長い実(袋果:たいか)がたくさん生っていた ↑
・・・・・・・・・・・・
以下の画像は同じ場所で撮ったもの ↓
 
花の様子 2016/7/3
 
袋果(たいか)の様子 2016/8/25
   
 若い実の様子 2016/8/25  実の様子 2016/12/10

 ノリウツギ:アジサイ科
咲いたばかり
大きく白い部分は、
装飾花  本当の花は、目立たない小さい部分
こんな小さい花に、
花びら5枚・雄しべ10本・雌しべ1本がある
咲いたばかりの雄しべの葯は紫色!

 マルバノキ:マンサク科
去年で来た実  これからきれいに紅葉していく

イヌノハナヒゲの仲間:カヤツリグサ科

 
ここをクリックすると大きく見えます
 
    
 サルスベリ:ミソハギ科
生家にサルスベリの木があった
夏になると太陽と競うように濃いピンクの花をたくさんつけ、夏休み=サルスベリの思い出がある
背の高い木だったので、花の中を覗きこんだ世界を知らなかった
この「陶史の森」で、初めて花の中を間近に見ることができた
濃いピンクの中に黄色い丸いものが見えた
どれが花びら?どれが雄しべ?どれが雌しべ?
調べてみた ↓
・・・・・・・・・・・・
萼は6枚、花びらも6枚、中央に雌しべ1本と多数の雄しべ、
その周りをより長い6本の雄しべが取り囲む
』だって
花びらは、ピンク色のしわしわ
黄色い部分が、短い雄しべ 30個以上あるって
まっすぐ伸びているのが雌しべ
ぐにゃりと曲がっているのが長い雄しべ
で6本
『短い雄しべの花粉は黄色・長い雄しべの花粉は緑色だが、
黄色い方は虫を呼び込むためだけで、
受粉につながるのは長い雄しべの花粉だけ』だって
黄色い短い雄しべの下に見える
6つに尖った薄緑の部分が萼
その
萼の凹んだところから、細い柄が出て、その先にしわしわのピンク色の花が付くという仕組み
・・・・・・・・・・・・・・
面白〜い!初めて知った!

 
 ホザキノミミカキグサ:タヌキモ科
湿地に生える食虫植物
ムシトリスミレやモウセンゴケのように葉っぱで捕まえるのではなく、
泥の中に1mmほどの小さな袋状の罠を持っており、これで小型の動物プランクトンを捕まえて
消化・吸収するが、基本的には葉を持っており、光合成を行って生活する』・・・だって

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