スズカカンアオイ(鈴鹿寒葵)2   (多治見市) 

                         2019年2月4日


                        『     』内は、図鑑やネット検索からの引用です

スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科ー1 ↑
2月2日とは場所を変えて、
スズカカンアオイを探しに行った

ここのスズカカンアオイは、葉柄が長く、
枯れ葉や土に埋もれるようにして咲いていた
土も柔らかく、割りばしで注意深く掘っていくと、
白っぽい花が出てきた
花びらのように見えるのは、『
萼片』で
『基部で癒着し
萼筒を形成』している
萼片は始めのうちはまっすぐだが
、だんだん
反り返ってくる
スズカカンアオイの特徴は
、『萼筒
より萼片の方が長い』こと・・・だって

   
スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科ー2  ↑
これも、枯れ葉に埋まって咲いていた
萼片がぺろ〜んと長い!

  
   
スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科ー3 ↑
朽ちた倒木のそばに、地面から顔を出して咲いていた
土はふわふわ
周りの木や枝や葉っぱをそっと退けてから掘り出した

  
   
 スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科ー4 ↑
葉柄の下をどんどん掘っていって、
やっと花まで辿りついた
黄色っぽいのは、
太陽に当たっていないからだろうか?

  
  家へもらって帰った
 

ここをクリックすると大きく見えます
土が付いたまま、まず並べてみた ↑

その後、土を落とそうと根を洗ってみたが、
根と土が絡みついてなかなか取り去れないものもあった
スズカカンアオイーA ↓ 
   
   
 
根と土が絡みついてなかなか取り去れなかった株
花の中をもっと詳しく知りたいと思って、
カッターで切ってみた
バナナ状の白っぽい部分雄しべの葯 
その上に、にゅっと突き出ている部分が
雌しべの花柱らしい
コバンザメにあるような丸い吸盤のような部分
柱頭(ちゅうとう)=花粉を受け取る器官』・・・だって

スズカカンアオイーB ↓ 
   
   
Aの雄しべの葯には
花粉らしきものがたくさんついていたが、
こちらはつるりとしているので、まだ未熟なのかも?
雌しべの花柱と『柱頭』がはっきり分かる
カニの爪のような形で2本が閉じている部分は、
花柱の付属突起』と言われる部分らしい

 スズカカンアオイーC ↓
   
   
 
Bの雄しべの葯は、つるりとしていたが、
これは少〜し花粉らしきものが見える
雌しべの『柱頭』が白っぽく写った

 スズカカンアオイーD ↓
   
   
   
  
ホント、見れば見るほど面白〜い
花を外側から見ているだけでは知りえない中の部分が、
こんな仕組みになっているなんて・・・
花を見つけたら、切りたくなってしまいそう〜

 スズカカンアオイーE ↓
   
   
   
  
雌しべの『柱頭』に白っぽい花粉らしきものが見える
こんなに接近しているのだから、自家受粉は簡単だろうね

 スズカカンアオイーF ↓
 
   
   
 
萼筒内部の網目の隆起した部分にも、
花粉らしきものが付いている

 スズカカンアオイーG ↓
   
葉柄(ようへい)の下部に、白っぽいものが付いている
これからつぼみができてくるのだろうか・・・?

 Walking2019のページに戻る