御嵩の森 270m  (可児群御嵩町) 

                         2019年4月1日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 
コバノミツバツツジ:ツツジ科
花が咲き始めていた
雄しべは10本(ミツバツツジは雄しべ5本)
雄しべの先端にある葯は、目玉のようになっていて潜水艦の潜望鏡みたいに見える
『葯の中にある花粉は糸状につながっているので、
昆虫に付着すると、次々と花粉が連なって出てくるような仕組みになっている』・・・と

   
 ショウジョウバカマ:ユリ科-1
花が咲き始めていた
左 雌しべがちらっと顔を出した
右 4つの花から、雌しべがにゅっと出てきた
 
ショウジョウバカマ:ユリ科-2
雄しべも出てきた 
 ショウジョウバカマ:ユリ科-3
赤っぽい花のショウジョウバカマ
   
ショウジョウバカマ:ユリ科-4
花が開いた 
葯が艶々しているのは、まだ花粉が出ていないもの
花粉が出ると白くなる

 
 ショウジョウバカマ:ユリ科-5
3姉妹〜

   
シロモジ:クスノキ科-1
左 黄色くて小さい花をいっぱいつけている木があった
右 近づいて見ると、葉っぱが1枚だけくっついていた
三つに裂けているシロモジの葉っぱだった
   
シロモジ:クスノキ科-2
これは雄花・雄木  右は花の拡大 雄しべがいっぱい
 
   
 シロモジ:クスノキ科-3
少し離れた所にもう1本のシロモジの木
こちらは、中央に白い雌しべがあるので雌花だった  右は花の拡大
図鑑には、『雌雄異株』とあるが、雌しべの他に黄色い雄しべのようなものもある
両性花と言っていいのだろうか?退化した雄しべというのだろうか??

   
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-1
左 特徴のある葉っぱが見えた そっと葉をどかすと・・・
右 花が2つあった
スズカカンアオイとは違う⇒花が小さい・萼片が反り返らない⇒で、ヒメカンアオイとした
 
  ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-2
↑ 葉っぱがたくさん固まっていた
↓ 花もたくさんあった
   
 ↓ 花の中を覗いてみた
スズカカンアオイより、網目模様が小さい(細かい)・・・
 
   
   

 
   
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-3
↑ 地面に顔を出していた  右は花の拡大
 
   
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-4
↑ これも葉っぱの下に隠れるようにして、地面に顔を出していた  右は花の拡大
 
   
  ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-5
↑ これも葉っぱに隠れるようにして咲いていた  右は花の拡大
   
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-6
↑ 葉っぱの先が丸い  右は花の拡大
 
   
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-7
↑ この株は葉柄が長い  葉と花の間が離れていた  右は花の拡大
 
 ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-8
↑ 苔に埋まるようにして顔を出して咲いていた  右は花の拡大
   
   
   
   
   
   
   ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-9・10・11・12・13・14・15・16   右は花の拡大
  
    ヒメカンアオイ:ウマノスズクサ科-17
花は無かった  葉っぱにくっきりした模様があった こんなのは初めて
・・・・・・・・・・・・・
結局、スズカカンアオイを見かけることはなかった・・・

   
 ミツバアケビ:アケビ科
粒々は、雄花のつぼみ
右 雄花のつぼみの上にある丸っこい赤いものが、雌花のつぼみ

   
 ヒサカキ:モッコク科ヒサカキ属
虫の卵かと思うほど、びっしり花がついていた

   
 
シキミ:マツブサ科-1  右 花の拡大
上 中央にあるのは
雌しべがねじれている(→中央に集まり始めている)
下 
雌しべがくっついている(→中央に集まった)
今日は皆、
雄しべが開いていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シキミは雌しべ先熟の花
↓ 左 2016/2/7撮影  右 2017/3/25撮影  比較のため借りてきた
 
   
シキミは雌しべ先熟なので、咲いたばかりの時は、中央にある雌しべが開いている (雌しべは8本) ↑
雌しべがだんだん
中央に集まり始めるころ、雄しべの葯から花粉が出てくる
* 『
自家受粉をして近親交配が起こりやすくならないよう
一つの花の中でも、雌しべと雄しべが熟する時期をずらしている』・・・と言われている
疑問? 
植物の近親交配は、何がいけない?
⇒『発芽率の低下や種が付きにくくなるといった弊害が生まれ』るから?
同じ性質だと、ある病気に弱いとすると、一族郎党全部病気になってしまうから?
『それぞれの親の遺伝子を混ぜた個体が出来るため、様々な形質を持った個体が多くなる
例えば、高温に強い・低温に強い・湿気に強い・乾燥に強い・虫に強いなどなど』だから?

   
   
シキミ:マツブサ科-2
赤みがかったシキミの花があった
赤いのは、萼  白いのが花びらかな?
同じ白色だと区別がつかない・・・

   
 シデコブシ:モクレン科-1
花びらが半分閉じている花があった
中はどうなっているのだろうと、そっと花びらを開いてみたら・・・
中央にあって、
くるりくるりと反り返っている塔のような部分が雌しべ(開いている)
周りにあって
ぐるっと取り囲んでいるのが雄しべ
疑問! こんなに花びらが閉じていて、花粉を運んでくる虫が入って来れるのだろうか?
・・・・・・
この花も
雌しべ先熟
   
  シデコブシ:マンサク科-2
花びらが開いてはいるが、中央の雌しべは簡単には見えない
疑問! 虫はどうやって入ってくるんだろう?
・・・・・・・
雌しべがだんだん
中央に集まってくっつくようになると、
周りの
雄しべが開いてきて花粉を出すようになる
↓ 比較のため借りてきた 2017/4/12撮影

雌しべの塔はくっつき、へら状の雄しべから花粉が出ている
疑問! 花粉はどこから出てくる??
『両側の隙間から花粉を出す』・・・だって
だから、「へら」の両側に花粉が並んでいるんだね!

   
池の浅い水溜まりに、黒いかたまり?
オタマジャクシだった・・・

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