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上諏訪駅発9:50のバスに乗車 沢渡(さわたり)バス停で下車 10:42 この時点では、曇り 雨は、3時頃からか…と予想していた |
イブキトラノオ(伊吹虎の尾):タデ科 伊吹山で発見されたので、 「イブキ」と名前がついたとか 低地には、オカトラノオ(丘虎の尾)がある |
ウツボグサ(靫草):シソ科 左 シジミチョウの仲間 右 ヒョウモンチョウの仲間 |
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タカトウダイ(高燈台):トウダイグサ科 複雑な構造の花 下段 ぷっくり膨らんで垂れているのは、雌しべの子房 その根元にある黄色い楕円形のものは『腺体』という蜜を分泌する部分 下段右 腺体の際から、先端が二つに分かれた雄しべが出ている ??下段左は腺体が濃い黄色 雄しべが見当たらない ??下段右は腺体が薄い黄色 雄しべがはっきりしている ??腺体の色の違いと、雄しべの「ある・なし」は関係があるのだろうか?? それに、赤い縁取りのある葉っぱと、無い葉っぱがある・・・? |
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サルナシ(猿梨):マタタビ科 伊吹山では、もう実ができていたのに↓、ここでは花が真っ盛り ↑ 赤い葉柄と白い花びらと、黒い雄しべが可愛い〜 花の中央で膨らんでいるものは、雌しべの子房で、これから実になっていく(はず) サルナシは、『雌雄異株または雌雄雑居性のつる植物』だって、 『雌雄雑居性』ってなんのこと・・・? 調べても、よく分からなかった・・・ |
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ハクサンフウロ(白山風露):フウロソウ科 雄性先熟の花 左 雄しべの紫色の葯が見える→雄性期 右 葯は見えない(雄しべは落ちてしまった) 5本の雌しべの柱頭がくっきり→ 雌性期 ↓ 『雄と雌の期間を分けることにより、自家受粉をさける』工夫をしているんだって |
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遠くの山はガスに隠れている 花を見ながら平坦な道を歩く |
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御射山(みさやま)遺跡の表示板 11:10 |
そのすぐそばに 「八島ケ原湿原一周ルート」の表示板 「駐車場へ行くわけじゃない}と思って この図をしっかり見ておかなかったために 予定のコースを歩くことができなかった・・・ |
この標識もしっかり見なかった・・・ 11:13 直進方面に「八島ケ原湿原」の文字があったので 油断した 左方向にも同じ文字があったのに・・・ つまりここで左折するべきだった |
ニホンジカの食害から守るためのフェンスがあり 開けて・閉めて・・・をすることになっていた 11:16 |
セリ科の花 セリ科の同定は難しい・・・ イブキボウフウ? |
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キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環):キンポウゲ科 ここはこの色ばかり 紫色は無し |
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カラマツソウ(唐松草・落葉松草):キンポウゲ科 白い糸のような部分は、花びらではなく、『雄しべ』だって 下右 その先端部分が黄色いところは、葯 |
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ニッコウキスゲ=日光黄萓(ゼンテイカ=禅庭花):ススキノキ科 一日花なので、つぼみ・花・萎れた花が同居していることが多い |
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ダイコンソウ(大根草):バラ科 野原で見かけるダイコンソウより、豪華版 小学生の団体をやり過ごす頃から雨が強く降ってきた 雨具の上を着て、ザックカバーを付け、スマホはザックの中へしまい込んだ |
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分岐に出た 11:49 あれ?ここはどこ? 地図を見て、やっとコースを間違えたことに気付いた 左折して八島ビジターセンターへ行くと、八島湿原をぐるり一周はできるが 男女倉(おめくら)山=ゼブラ山へは行けないし、車山方面へも行けない そっか〜、さっきの地点で間違えたんだと、ここでやっと分かった ・・・・・・・・ 雨は弱くならないが、今までのような道なら平気平気・・・と思って歩き始めたが 予定していた男女倉(おめくら)山の分岐は草むらの中! 道なんて見えない ひえ〜っ 国道と村道くらいの違い 行く気が失せた じゃあどうする? 「物見石から蝶々深山経由で車山へ行く」ことに予定変更 所が、雨は降り続き、道は狭くぬかるんでくる どこかで雨具のズボンを穿きたい気分だが、ベンチもない トイレの床で履きたくはない 仕方がない、あきらめてそのまま前進 登山道は川となり、どろどろでぬかるんだ場所もある 両側からは雨に濡れた葉っぱが行く手を阻む 花はぐんと少なくなった 下を見下ろすと、八島ケ原湿原らしい草地が見えた |
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コウリンカ(紅輪花):キク科 細長い花びらが、垂れ下がっていた タカネコウリンカには何度も出会ったことがあるが、コウリンカは初めて |
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物見石(岩) 12:40 ここまでずっと休む場所もなく歩いてきたが この岩陰でようやくお茶と甘いものを 口にすることができた(立ったまま) |
水がたまった登山道を避けるように 草むらの中に行く筋も踏み跡ができていた 水たまりを避け、あっちへ行ったり こっちへ来たりしながら緩く登って 蝶々深山に到着 13:20 |
ウスユキソウ(薄雪草)の仲間:キク科 下りの道は、岩と石がゴロゴロして歩きにくい その道の両側に、この花が咲いていた ウスユキソウにもいろいろ仲間があるので、同定しにくい 「車山高原公式サイトでは、ウスユキソウになっていた |
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ヨツバヒヨドリ(四葉鵯):キク科 まだつぼみの方が多かった 白っぽい花と赤っぽい花があった |
バイケイソウ(梅尅吹j:ユリ科 背が高いので、「コバイケイソウ」ではなさそう |
ジュウニヒトエ(十二単):シソ科 ジュウニヒトエは、庭に咲く園芸種だとばかり思っていたが こんな所にも咲いていたとは・・・ 認識不足だった! |
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蝶々深山から降りると、 木道がずっと続いていた 八島ケ原湿原を半分しか見ていなかったので 車山湿原をすこ〜し見てこようかと思って 木道を歩いて行った ところが、 すぐプッツンときれ、 両側から草が茂った 泥ぬる道になってしまったので さっぱり諦めて元の分岐に戻った |
車山乗越 14:12 男女倉(おめくら)山から降りてきて ここへ出る予定だった |
オオヤマフスマ(大山衾):ナデシコ科 フスマ(衾)は、布団のことだが、 もっと優雅な別名がある 姫誰袖草(ヒメタガソデソウ) 『古今集の歌にある ”色よりも香こそあわれとおもほゆれ 誰袖ふれし宿の梅ぞも”から名付けた』という説がある タガソデソウは、背丈30〜50cm、ヒメタガソデソウは10〜20cm 「姫」とつけば、「小さい」という意味があるので、なるほどね! ↑ この花は、花の直径、約1cm 背丈は10〜15cm位だった |
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車山山頂分岐 14:20 この霧ヶ峰線のバスの本数は少ない 「車山肩」から乗車するつもりだったが こんな雨の中、屋根もないバス停で 待つなんてできない 地図を見ると、 休憩のできそうな屋根のある場所で バス停に近いと言えば・・・ 車山高原 スカイシティとか、レストランとか書いてある それ以外では、反対方向しかない・・・ 車山高原を目指して歩くことにした 時々雨が止んでフードを外したこともあったが また大粒となり強めに降ってきた |
ニッコウキスゲ:ユリ科 シカ除け電柵の中に ニッコウキスゲの群落があった |
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何気なく右下を見ていると・・・あれ?リフトが動いている! 観光客が、白いビニールの雨具を着て座っていた その先を見ると、中継点から、またリフトが動いているのが見えた よし、あれに乗っちゃおう! その手前にレストランらしい建物があったので入ってみたが、 お店は閉まり、階段を下りた所のトイレだけは使用できた 休業中のレストランの玄関先に椅子があった ここでやっと雨を避けて座ることができ、行動食のおにぎりを食べ お茶を飲んで休憩することができた そして、500円でリフトに乗り、楽々下界へ降りることができた 15:15頃着 レストランは15時で店じまい バスは16時頃しかないので、それまで暖かい土産物屋さん(飲み物コーナーもあった)で休憩 びしょ濡れの雨具やザックカバーをビニール袋に入れ ストックも折りたたんで片付け、上着だけ着替えてバスを待った ・・・・・・・・・・・・・・・・ 帰りの中央線は大変だった! 塩尻を発車した時は、10分以内の遅れだったが、 中津川駅〜瑞浪駅間が大雨の影響でずっと運転を見合わせていたため 2時間以上遅れて、23時頃やっと多治見に着いた・・・ 遠くへ帰る人・行く人は、乗り換えの電車もないだろうし、 どう対処したんだろうと、他人事ながら気になった 翌日の朝刊に、関連する記事があるかと思って探したが、 何も無し!ゼロ! |