滝呂の山   (多治見市)  2020年4月10日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 タカノツメ:ウコギ科
今日の目的はこれ!
タカノツメといってもあの赤くて辛いトウガラシとは別物
『冬芽の形が鷹の爪を思わせる』とかでこんな名前が付けられたそうである
山菜の
コシアブラの仲間
「ニセコシアブラ」なんて呼ぶ人もいるが、
私はこれで十分満足している
もっとも、「
コシアブラ」を食べたことはないので何とも言えないが・・・
なんといっても、この付近にふんだんにあって
その季節(収穫期は短い すぐ葉っぱが開いてしまう)に山に入れば
あっという間に袋一杯は摘み取れる
さっと茹でて、花がつおとさっぱりしたドレッシングで食べるのがお好み
春の味〜がする
この美味しさに開眼したのは2年前
話には聞いていたけれど、食べず嫌いで敬遠していたが、
一度食べたら忘れられないで病みつきになってしまった
たくさん採れれば、茹でて冷凍しておけばよい
半年後でも緑鮮やかのままで美味しく食べられる

こんなにありふれた木だと思っていたのだが
関東地方に住む山友達は「知らない」と言う
・・・・・・・・・・・・
麓近くの標高で、袋一杯採れた
が、登るにつれ、葉っぱはとがったままで開いていなかった
ほんの10m弱でも、植物は正直
きっと気温差を感じ取ったに違いない

 
 
コバノミツバツツジ:ツツジ科
麓では花の終わりに近づいていたのに、
登るにつれつぼみが増えてきた
雄しべは10本(多少少ないものもある)
5本なら、
ミツバツツジ
下 薄い色と濃い色もあるが、同じ
コバノミツバツツジ

 カクミノスノキ:ツツジ科
まだ、咲き始めたばかり

 ショウジョウバカマ:メランチウム科-1
これは花色が薄い
雄しべの色(葯の付いている下の部分)や雌しべの花柱がピンク色

ショウジョウバカマ:メランチウム科-2
これは花色が濃い
雄しべの色(葯の付いている下の部分)や雌しべの花柱も色が濃い
 
ショウジョウバカマ:メランチウム科-3
これは花色が赤っぽい
雄しべの色(葯の付いている下の部分)や雌しべの花柱は濃い赤色
雄しべの葯もまだ新しいので、
年を取ったから赤っぽくなったのではない
では、花色の違いは何が原因なんだろう?

 
ショウジョウバカマ:メランチウム科-4
花の終わりの時期はこんな茶色っぽくなる ↑

シデコブシ:モクレン科-1
左 笹の中に、たった一輪だけ
シデコブシの花が咲いていた
倒れかかった木の枝先で・・・
右 薄汚れてしまっている「説明板」
説明板があることは知っていっていたが
実際に咲いているのを見たのは初めて ↓
 
 シデコブシ:モクレン科-2
周りにあるへら状のものが雄しべ ↑
それの中央に雌しべ

咲いてはいるものの、木は倒れ、
2本ある太い根の片方は折れてしまい
残っているのは1本きり 下右 ↓
   
シデコブシ:モクレン科-3
倒れた木は、地面に着かないよう
↑ 添え木や吊っかい棒などで、かろうじて花を咲かせていた・・・

 
 ヘビイチゴ:バラ科ヘビイチゴ属→キジムシロ属になった
『花びらと花びらの間に隙間が開いて萼片が見え
その萼片が大きいことも、特徴
また、真中の雌しべの塊がこんもり丸いのも特徴の一つ』・・・だと

下右の花は2020/4/9御嵩の森で撮影 ↑
ミツバツチグリ(キジムシロ属)とした
ヘビイチゴによく似ているが
花びらと花びらの間が狭いこと・雌しべの塊がこんもりしてないこと
萼が花びらに隠れていることなどからの判断


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