レンゲツツジ満開! 美ヶ原
         

                   (長野県松本市)  2020年6月20日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 土日とも「晴れ」の予報を見て、すぐ茅野駅に近いホテルを検索した
美ヶ原高原へ行くバスは、土日のみ
7:07発の松本行きに乗るには、
前泊すると便利
駅から徒歩4分のビジネスホテルに
ネット予約をして、雨の中を出発した

茅野についても雨は降り続き、傘をさしてホテルへ

翌日(6/20)、予報通り雨は止んで青空の下、茅野駅へ

   
 松本駅、7:54着
アルプス口(西口)へ降りると
バス乗り場がある

 「美ヶ原自然保護センター直行バス」
お客は4名 8:15発
「直行バス」だが、集落の間を通り、
美ケ原温泉や浅間温泉にも寄るので
中々着かないなあ・・・というのが印象

   
「美ヶ原自然保護センター」に着
9:30

「自然保護センター」は開館中
ざっと見学して(花の情報は少なかった)
出発 10:00

青線は、車道歩き
赤線は山道(もちろんこっちを歩いた)

車道との分岐に、案内板
矢印は車道を勧めている?
「王ケ頭まで1.0km 王ケ頭を経て美しの塔まで3.1km」
こっちの山道の案内は? 無し?

シロバナノヘビイチゴ:バラ科
今回一番多かった花

 
 遠くにアンテナ群が見える
まずはあそこまで登らなくっちゃ

すぐ、車道に合流
しばらく歩いて、また山道へ
赤は山道 青は車道
ここには古びた標識があった
「車道を進むと王ケ鼻」まで1.5km
山道へ入ると、「王ケ頭まで0.8km 美しの塔まで3.0km」の文字
まず王ケ頭へ行ってから王ケ鼻へ行くつもりだし、
車道歩きは好きじゃないので、山道へ


 レンゲツツジ:ツツジ科
霧が出てきたが
レンゲツツジは鮮やか〜

 やっぱり、山道がいいな!
   
 ゴゼンタチバナ:ミズキ科
まだ咲き始めたばかり

 シロバナノヘビイチゴ:バラ科
実ができ始めている株もあった

   
ヒメイチゲの実:キンポウゲ科
この花は、開花が早いんだねえ (右 実の拡大)

レンゲツツジ:ツツジ科
まだつぼみもある 丁度いい時期に来れた!

あちこちに咲いているレンゲツツジを見ながら
アンテナの建っている稜線を目指す


ここをクリックすると大きく見えます

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霧とシラカバと笹の中のレンゲツツジ
そう、この景色に会いたかったの
思い切って出かけて来てよかった〜

 くねくね柵を通れば・・・

もうすぐ、アンテナ群に着く 
  
 キバナコマノツメ:スミレ科
咲いたばかりのまっ黄色!

   
 ミヤマキンポウゲ:キンポウゲ科
あまりにも背が低いので、「ヒメ」と名前を付けたいくらいだった

このくねくね柵を過ぎれば、
NHKなどのアンテナ群と
その後ろにある王ケ頭へはすぐ

王ケ頭ホテル  11:00
王ケ頭ホテルの後ろへ回ると
この標識
「王ケ頭経由王ケ鼻」方面へ右折

ここが王ケ頭 2034m 10:40
美ヶ原高原の最高峰

王ケ鼻目指して石ゴロゴロの道を進む

周りを見ると、目につくのは小さな白い花ばかり ↓
覗き込むと、雄しべが黒いものや、そうでないものがあって
判断に迷う
ワチガイソウかな?:ナデシコ科
『花びらは普通5枚、雄しべ10個、
葯は濃いえんじ色(暗赤褐色)』だって

 オオヤマフスマ(ヒメタガソデソウ)かな?ナデシコ科
右 拡大してみたら、雄しべの葯の1つがぽっちり茶色だった・・・?

 左折すると
「アルプス展望コース」へ行ける・・・って

 王ケ鼻に着いた 2008m 11:03

 左 「日本百名山の3分の1近い山々を一望できる眺望スポット」の文字
右 石仏群==「御嶽信仰に由来している」とか
「御嶽の方を向いて立っている」らしい


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でも、雲が広がっていて、遠望はできない
雲の隙間から、かろうじて松本市の街並みが見えるくらいだった

先は長い 諦めてここから下り始めた
「石切場」方面へ下り、
途中からトラバースをして王ケ頭ホテルの下へ出るつもり


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 降り始めたが、後に続く人は無し
皆、王ケ鼻から引き返すらしい

石ゴロゴロの狭い急な道を下る

   
コウリンカかな?:キク科
左 コウリンカにしては、花びらが短すぎる・・・
これから伸びてくる?
咲いていたのはこれ1つきり
右 他は皆、こんなつぼみばかりだった

   
 ここから左折 11:23
やっと下りが終わってトラバースになる

 タチツボスミレの仲間:スミレ科
花びらが長〜い
   
 急斜面のトラバース
ここから落っこちたら、這い上がれない
誰も通らないので
見つけてもらえないだろうな・・・
なんて考えながら歩いていた

 まだ新しい標識
「王ケ頭」という文字に励まされる
   
 シロバナノヘビイチゴ:バラ科
今朝までの雨で、花びらにしずくが残っている
サンカヨウの花びらが雨に濡れると「シンデレラの靴」のようになる・・・とか
サンカヨウに限らず白い花びらで、条件が揃えば皆そうなる
右 花の拡大

   
 ハリブキ:ウコギ科
茎からも、葉っぱからも
鋭いトゲ!

 左手の岸壁を見上げる
あの稜線まで登り返さなければならない
   
  
 ミヤマハンショウヅル:キンポウゲ科
トラバース道の左に咲いていた
足元に注意してパチリ

 
 視界が開けた
麓の畑や家が見えた

   
 「王ケ鼻 1.3km
王ケ頭 1.1km」の文字

 キバナコマノツメ:スミレ科
3姉妹〜
   
 石ゴロゴロは終わり
ふわふわの道になった

 ササバギンラン:ラン科
こんな所で会えるとは、思いがけなかった

   
ヨウラクツツジの仲間:ツツジ科
口紅を真っ赤に塗ったようなヨウラクツツジの仲間
初めて出会った! 今日の収穫!

   
 クマイチゴかな?:バラ科
葉っぱが大きい

 ミヤマカラマツかな?:キンポウゲ科
背丈10cm程なのに
花を咲かせていた
これ1つきりだった

オオヤマフスマ(ヒメタガソデソウ)かな?ナデシコ科
またまた、分かりにくい白い花・・・

   
 ワチガイソウかな?:ナデシコ科
何度もあちこちで出会ったが、名前の決め手がないので
ストレスがたまる・・・

   
 急角度に下げてある道標 12:09
以前は直進できたらしい

 石切り場(木舟コース)への分岐に出た 12:12
「王ケ鼻 1.7km
王ケ頭 0.7km」の文字

   
 ベニドウダン:ツツジ科
この分岐から、花が変わった

 ヤマツツジ:ツツジ科
   
 ハクサンハタザオかな?:アブラナ科
ひょろひょろして風に揺れていた
これは残り花
殆んどは種ができていた

 (ダテ河原コ-ス」分岐」 12:26
ここから王ケ頭まで急な登りになる
あと、0.5km

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ミヤマキンポウゲ:キンポウゲ科
ここの
ミヤマキンポウゲは、
背丈30cm程と大きかった

左手に見えるあの崖の上まで登り返す
 
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 コヨウラクツツジ:ツツジ科

 左手の崖
   
 ミヤマハンショウヅル:キンポウゲ科
今日は2回も出会ってしまった
ラッキー


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 さっき、トラバース中に見下ろした麓
遠くの山並みは雲の中

 
 見上げると、王ケ頭ホテルの傍に立っているアンテナ群が見えた

   
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 急な登りはここまで 12:44
王ケ頭へは行かずに、ここから右折して
「アルプス展望コース」を歩いて
「百曲がり園地」へ行く予定 


 レンゲツツジと「百曲がり園地」方面
  
 王ケ頭ホテル
建物の上を盛んに飛び回っているたくさんの鳥がいた
望遠鏡を持って観察しているグループがいたが、
何だろう? イワツバメ?

  
 気持ちのいいトラバース
でも「アルプス」は見えなかった

 
 「百曲がり園地まで、あと1.6km」の文字
こんなにたらたら・楽々・見晴らしのいいトラバース道は、
さっきのひやひやトラバース道と大違い

 
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こんなに気持ちのいい歩きと、眺めがあるなら、
登山道わきの岩に座って、昼食休憩を取ることにした 
12:56〜13:15

   
 ミヤマキンバイかな?:バラ科
同じ黄色花でも、右とは違うと思うが・・・

 ミツバツチグリかな?:バラ科
左の黄色花とは違うよね
   
 コケモモ:ツツジ科
背丈10cm未満
よくよく見ると、いっぱい花が咲いていた

   
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 「百曲り園地まで、あと1.2km」の文字
左上を見ると、牧場の柵と人影
かなり近接している場所だね

後ろを振り返って、アンテナ群を見る
ずいぶん離れてしまった
 
  
 「烏帽子岩」13:30
「これより先危険」の文字
帽子が飛ばないよう、クリップを付けてから岩の先端へ

ここをクリックすると大きく見えます
 
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 「烏帽子岩」の上から
左 「王ケ頭ホテル」方面
右 これから行く「百曲がり園地」方面

   
 「百曲がり園地」に着いた 13:48
ここから三城(さんじろ)へ下りられる
(以前はバスが通っていたので利用したことがあるが
今は廃線になったらしい)
ここから「塩くれ場」まではすぐ
「自然保護センタ―」発バスは16:30

「塩くれ場」から「美しの塔」〜「牛伏山」まで行くつもりだったが
山道ではないあの広い道を歩きたくないので
時間の許す限り「茶臼山」方面へ行こうと考えた

  
 ここがその分岐 13:55
時計を見ながら、バスに間に合うよう引き返すつもりだったが
分岐から右折したとたん、登山道が不明瞭になった
以前(2010/9/19)、「茶臼山〜塩くれ場〜王ケ頭〜王ケ鼻」と歩いたことがある
その時の記憶では、牧場付近(調べてみると牧場の中だった!)を
歩いた覚えがあるので、
牧場の柵の近くをウロウロと探したが、それらしき登山道は見つからず
諦めてまたこの分岐に引き返した 14:13

 
 
 フェンスの向こうでは、牛がのんびり〜

   
あれえ〜? 14:17
左 古い標識ではここから牧場の中を通って
茶臼山へ行けることになっている
右 が、その出入り口は、頑丈にロープが縛ってあり、通行禁止のよう
ええ〜?
通っていけないものなら、古い標識は撤去してほしいなあ・・・

  
 T字路の広場(塩くれ場)に出た 14:21
青線=美しの塔から山本小屋方面へ
赤線=王ケ頭ホテルから自然保護センターへ
美しの塔は何度も行ったことがある
さほど魅力のある場所ではない
牧場の柵で仕切られた広いたらたら道を山本小屋まで行き (往復60分)
そこから牛伏山往復20分はちょっとねえ・・・
や〜めた!

ここのベンチで休憩してから、自然保護センターへ行くことにした

何気なく牛たちを見ていると、集まって何かしている
なんだろうと近寄ってみると・・・
岩の上にある塩をなめていた! ↓
   
   
   
 あちこちの岩の上に塩が置いてあり(まさに塩くれ場)
それを牛がなめている  真剣に みるみる間に塩がへっていく
1頭でなめるもの、2〜4頭でなめるもの
もうなめ終わったのか、離れて休んでいるもの
我関せずか、遠くにいるもの・・・・
序列でもある? 順番待ちでもしてる?

あ〜あ、面白かった! 牛の舌は長〜い

さて、引き返そう
前にも後ろにも人の姿なし ↓ 14:35
 
 
 こういう道、花が無いので疲れるんだよね

 
 アンテナが見えてきたら、もうすぐ山道に入れる

  
 コケモモ:ツツジ科
  
   
 
 オオヤマフス(ヒメタガソデソウ)かな?ナデシコ科

 
 後ろを振り返ってパチリ

美しの塔が小さく見えた

   
 霧で、周りはぼんやり
王ケ頭ホテルは工事中

   
 ここから右折して山道になる くねくね柵、通過〜

 
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シラカバがきれい〜 
   
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 またくねくね柵を通る もうこの景色ともお別れ・・・

   
 レンゲツツジ:ツツジ科
十分堪能できた〜

 ゴゼンタチバナ:ミズキ科
   
 オオヤマフスマかな?:ナデシコ科

 マイヅルソウ:キジカクシ科

   
シロバナノヘビイチゴ:バラ科

   
 いったん車道に出て、
また山道に入って・・・

 「自然保護センター」横に出る
   
 「自然保護センター」到着 15:42
バスの発車まで約1時間
反対側へ散歩に行くことにした

   
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 この案内板を見ると、
小さい文字は古びて読めないが、
「信濃路自然歩道」と書いてある

ここへ来る途中、バスが寄り道した
「思い出の丘」という
バス停と駐車場のある場所があった

そこから、この場所まで
展望のいい歩道になっていることが分かった

時計を見ながら行ってみよう〜
ああ、いいねえ
あのたらたらの牧場の中の道を歩くより
うんと良い!
 
 
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 間近で、レンゲツツジの群生が見られる

「焼山バス停まで1.4km」の文字
そこまでは行けないなあ・・・
 
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小ピーク2つ登って引き返すことにした
霧の中の
レンゲツツジもいいなあ・・・ 
 
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霧が無くてもいいねえ・・・
次回は、コースを考え直して、
この
レンゲツツジ三昧のコースにしようと決心した

   
バスの出発までには余裕で引き返し
行きと同じく、一番前の座席に陣取った
霧の中を走ったり、
霧が濃くなったり、薄くなったりするのも楽しみながら・・・
 
  
 山を下りて行った
道路わきに車を停め、写真を撮っている人が何人もいた

松本駅 17:45着〜18:13発
茅野駅に18:56着
歩いてホテルへ19時過ぎに着

明日は車山高原(霧ヶ峰)へ行く予定

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