4月の低山ハイキング
          上麻生駅
から納古山へ
         

              
(加茂郡七宋町)    2021年4月8日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

                        コース図はこちら

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4月の低山ハイキングは、
JR十二兼駅で下車

「柿其渓谷〜霧ケ滝〜牛ケ滝〜恋路峠」で
JR野尻駅まで歩く予定だった

多治見発、5:59に乗車しようと
10名がプラットフォームで待っていたところ、
突然アナウンスが入り
「古虎渓〜多治見駅間で人身事故が発生したため、
運転を見合わせています」という内容だった

いったい何時に復旧するのか?
アナウンスが無いので、
2人で窓口へ聞きにいった所、
すぐには復旧しないことが分かった

こういった人身事故は現場検証などの為、
数時間は列車の運行ができないことを知っていたので、
急遽他の行き先に変更することにした

中央線は、上下とも運休だったが、太多線は動いていたので、
太多線で美濃太田へ行き、そこで高山線に乗り換え上麻生駅で降り、
そこから歩いて「納古山(のこやま:5月の予定の山です)へ行くことにした

購入した切符を払い戻し、新たに切符を買ったのだが、
私も動揺していたのか、「坂祝駅まで買って」と言い、
6時22分発の太多線に乗りこんだ
カードで支払った人・往復券を買った人もいたが
駅員さんは、1人ずつ素早く返金処理をしてくださった

乗車してから、
スマホで美濃太田駅の到着時刻や、
高山線の出発時刻を調べたところ
納古山へ行くには、「上麻生駅」で下車!

私としたことが、慌てて大きな勘違いをしていた・・・

坂祝駅では納古山へ行けれない!
メモを書いて、回し読みしてもらった

乗車した多治見6:22発で行くと、
美濃太田駅には、6:49着〜7:31発と
約40分、待たなければならないことが分かった

1台後の列車(6:41発)に乗っても
同じ7:31発の列車に乗れるのである

この待ち時間のことを多治見駅で調べていれば、
古虎渓で待機している列車に乗っていたハイキング仲間を
家の人に迎えに来てもらい、その足で
多治見駅まで送ってもらえば、
もしかすると、1台後の列車(6:41発)に間に合って
一緒の電車で行けかもしれない
・・・と後で分かった

もしかすると、神領から乗っていたハイキング仲間も
お迎えの車に同乗できたかもしれない
・・・とも、後で考えた

が、その時は、1台でも早い列車に乗らなくちゃ!
(何しろ高山線は本数が少ない!)
・・・と思って、急いでいたのである

運休の影響があった3名のハイキング仲間には
私が日頃スマホを使わないことを知っていてか
親しい仲間同士で自発的に連絡を取ってもらい
事情を分かってもらえたことは
本当に感謝している!

・・・・・・・・・・・・・・
帰ってから、この事故について分かったことは、
『8日午前5時50ごろ、
岐阜県多治見市三の倉町大美山のJR中央線の諏訪トンネル内で、
瑞浪駅発名古屋駅行き普通列車(8両編成)が
80代の男性と接触した。』ことが原因らしかった

『多治見署によると、男性は線路内に座り込んでいたようで、
電車の乗客146人と乗員2人にけがはなかった

事故の影響で上下線とも運転を約2時間10分見合わせた
8時2分頃、運転を再開した』・・・とあった

その時刻まで待っていては
柿其渓谷へは行けなかった

行ったとしても、予定していたコースは
回れなかったと思うので
行き先変更で良かったと思う

上麻生駅に7:52に着
差額分を払って下車

気持ちを切り替え、身支度をして
出発 8:03

 
 シキミ:マツブサ科
庭や畑にシキミの木が植わっていた
ちょうど花時

 
線路の手前で、木和谷林道に入る 8:10
ここから、車の数も減って
歩きやすくなった

 
 一番手前の駐車場 8:20
林道沿いには、山の花がいろいろあった

この地図は古い
新しくできた林道が書いてない

   
 
スルガテンナンショウ:サトイモ科
下 芽出し タケノコのよう
上左 葉っぱと
が出てくる
上右 
仏炎苞を破いて中を見た
下の方にある緑色のぶつぶつは雌花
その上にある白くって先端が丸いものは
付属体』と呼ばれている部分

 
ミヤマハコベ:ナデシコ科
花は1.5cmくらいで大きい
たくさん集まって咲いていると見事!

ミヤマキケマン:ケシ科

   
ウスギヨウラク:ツツジ科
左 ほんのりピンクがかっている花
右 全部、薄黄色

ナガバモミジイチゴ:バラ科
白い花を下向きにつける
実はおいしい

アオキ:ミズキ科
真っ赤な実で、よく目立つ
 中級者コース入口  8:40 
休憩 5〜6分
上麻生駅から約35分
花を見ながら歩いたので、遠さを感じなかった

次の全員集合場所は
「塩の道分岐」とした

   
ミヤマシキミ:ミカン科
左 雄花  右 雌花
雌雄異株

 
 塩の道分岐には、標識が無かったので
先行グループは素通りしたらしい
後からの2人は、その分岐で待っていた

次の全員集合場所は、この分岐
ここから登りが始まる
ここから下ると、簡易トイレのある広場に出る・・・と聞いた

次は岩場の下を次の集合場所にした

 
 ミツバツツジ:ツツジ科
おしべが5本なので
ミツバツツジとした

雄しべ10本の
コバノミツバツツジ
あちこちにあるが、
花はそっくりなので
ぱっと見には判別できない

 
天空の岩展望台の手書き標識

この岩の下で全員集合できた
「ちょっとした岩」の1つ目

岩の上に立つと、 ↓ 遠〜くがよく見えた
 
 
   
 ヒカゲツツジ:ツツジ科
1つ目の岩場を超すと
ヒカゲツツジが右にも左にも表れてきた

 
 右手の山の斜面には
まだサクラが咲いていた  ↑ ↓
 
 多治見はもうサクラは終わり
今年の開花は早かった・・・

 
 シロイワカガミ:イワウメ科
白花は珍しい
たいていは派手やかなピンク系

   
 やや盛りは過ぎているが、
それでも数が多いので
豪華に見える

 ピークで全員集合
ヒカゲツツジの前で
昼食の半分を食べて休憩
 
 さあ、休憩後は
2つ目の岩場を目指して
まず下る

ここで、1人、転倒

おでこをぶつけ、手も切り傷
(帰宅後、受診
脳のCT検査の結果は、
「今のところ異常はない」という診断
まずはホッと一安心)

その他の部分は怪我がなく
歩けるようだったので前進

  
 鞍部から、今度は岩登り
ここが2つ目のちょっとした岩場

赤ペンキがあちこちに書いてあるので
それを頼りに登った

 
 アカヤシオ:ツツジ科
岩場を過ぎると、
アカヤシオ地帯になった
花びらは
ミツバツツジのようにとがらず
丸っこくてピンク色なので
遠目でも判定できる

コバノミツバツツジミツバツツジのように
花色は紫っぽくないのが特徴

 
 後ろから、大きな熊避け鈴を2つも付けた男性が登ってきた
こんなに人が多いのに、何故鈴が必要なんだろう?

↑ 初心者コースとの合流点で
全員集合 10:42

 
 合流点からいったん下るが、
ミツバツツジヤブツバキの競演〜

 
 ミツバツツジとコバノミツバツツジ:ツツジ科
おしべの数を数えると、
たま〜に
ミツバツツジが混ざっていた

   
 ヒカゲツツジ:ツツジ科
薄黄色の
ヒカゲツツジもいいねえ
バックはピンク色の
コバノミツバツツジ

ヒカゲツツジと一緒にパチリ 
 
 山頂到着〜 10:56
以前より、テーブルや椅子の数が増えて、
山頂標識が2つもあった

殆んどのテーブルが満員だったが
じきに交代することができた

11:20頃まで昼食休憩とした

 
 ↑ 白山を眺めながら・・・
 
 ↑ 飛騨川(木曽川)を見下ろしながら・・・
 
 ↑ 御嶽を見ながら・・・
 
 ↑ 恵那山と、手前の笠置山を見ながら・・・
今日は、み〜んなぼんやりだった

 
 2つある山頂標識の1つ

 
 昼食場所へお邪魔〜1
 
 昼食場所へお邪魔〜2
 
 昼食場所へお邪魔〜3
 
 ↑ アカヤシオがあんまりきれいなので・・・
 
 ↑ その前に集まってもらってパチリ
本当は、バックに御嶽があるのだが
ぼんやり過ぎて見えない・・・

 
 さっきの山頂が「展望広場」なら
少し降りたところにあるこの場所は
アカヤシオに囲まれた
さしづめ「奥座敷」といったところ

以前は、「知る人ぞ知る」場所だったが
整地されて、テーブルや椅子まで設置してあった

   
アカヤシオ:ツツジ科
手を伸ばせば届くほど
間近で見えた

 
 さあ、帰ろう  11:45発
先程の、中級コースの岩場から合流した地点まで戻り
今度は、初級コースへ

   
 フモトスミレかな?:スミレ科
イワカガミ:イワウメ科
もうすぐ咲きそう

 
 「初級コース」とはいうものの
足元は、歩き難い岩々地帯の尾根がしばらく続く

 
 こちらの尾根の方が、
ヒカゲツツジはまだ元気で色あせていない

 
 
全員集合場所とした「塩の道コース」分岐

以前の記憶では、「初級コース」は大回り
「塩の道コース」は、トラバースのショートカット
・・・のはずだった

14:49発の列車に乗りたいので
余裕をもって歩くために
「塩の道コース」を選んだのだが
これが大間違いだった

 
 ミヤマシキミ::ミカン科
雄花 雌雄異株

 
 「新しく林道ができた」・・・とは聞いていた

突然、山の中の細い道から
広い林道に出た

標識を見ると、
林道を左折する方向に、
「至 初級・中級コース入口」と書いてあった

以前の記憶では「右だよ〜」と言っているが
こんなに明確な標識だもの
新しい登山道でも出来たのかと
信頼して歩き出したはいいが
ぐねぐねくねくねと林道が続いていた

 
 右側に、何かしら意味ありげな
赤と青のテープが巻かれている棒を目にした
標識はないけれど
踏み跡はしっかりしているし
もしかしてここが近道か?
と喜んで踏み跡へ入っていった

がっくり!違っていた
とっても急な斜面の先に赤青テープがあった
しかし、こんな急斜面は異常
あり得ない!

ここではないと直感が言っている

で、引き返した

そしてまた延々、ぐねぐねくねくねの林道歩き

こんなことなら、初級コースを素直に下った方が
早かったのに・・・と思えるほどだった

 
 やっと見覚えのある景色になった

↓ 「初級コース入口」の標識や
赤い矢印のある場所になった
   
 右 「木和谷林道経由 初級コース入口」の文字
そりゃあ、そうだけど
じゃあ、中級コースはどうなった?
もしかして、この林道をどんどん下って行った先にある
あの場所のこと??

そりゃあないよ!
なぜ、中級コースから
分岐がある昔の「塩の道」へ行かせないんだろう?
あの道を通らせたくないのだろうか?

林道の標識の書き間違い?
そんなことあり得ないよねえ・・・

あまりにも不親切!

   
フモトスミレかな?:スミレ科

   
 タチツボスミレ:スミレ科

   
 シハイスミレの仲間:スミレ科

 シロスミレかな?:スミレ科

   
 ミツマタ:ジンチョウゲ科

ナガバモミジイチゴ:バラ科

   
   
 ヤマルリソウ:ムラサキ科
薄青・白・薄ピンクなど
微妙に色が違っていた

 
 通行止め 13:35
ここは昔から通行止めだった
ここの近くに車を停めて,ぐるっと回れる

どんどん歩いて、中級コース入り口 13:54
列車の発車時刻までには駅へ行ける
・・・と計算したが
予想外の大回りに、気分的に疲れてしまった

慰めは、新しい花に出会えたこと
こっちへ来なければ出会えなかった花だから

 
 上麻生駅 14:27着
出発までゆとりがあって良かった!

 
 ↑上麻生駅
 ↓ 上麻生駅から眺めた上麻生の山
 
 上麻生駅 14:49発
美濃太田駅15:09〜15:37
多治見駅 16:04着

歩数 約2万1000歩
距離 約12.7km
行動時間 約6時間20分

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
足が攣った人、2名
漢方薬を飲み、マッサージをしたところ
軽く済んで最後まで歩き通せた
よかった〜!!




 Walking2021のページに戻る