9月の低山ハイキング下見
     
  浅間山   2022年8月19日

                        (可児市)   


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
            

 暑いからと、最近、Walkingをサボっていた
が、今朝は久しぶりに涼しい〜 
5時過ぎに家を出発  車も少ないし肌寒いほど
もう1枚羽織って来ればよかったかも・・・と思うほど

浅間神社参詣用の駐車場に5:30過ぎに着
先行の車なし

クマ避け鈴をつけて、すぐ出発

表参道を進んでいくと、なんだか道が荒れている
大雨でも降った後のよう

いつもは、この鳥居の手前から展望台へ進むのだが 5:57
今日はまず「本殿」へ

 
 ここが「本殿」 5:59

このまま裏参道を下りてしまうと、
帰りに展望台へ行くと、コース外となってしまう
(頭の中で今日のコースを描いていた)

薄暗い木立の中を通って・・・
 
 展望台へ(浅間山山頂372mの表示板あり))  6:02
やっと朝日が射し始めた所

また本殿に戻り(当日はやっぱり展望台へ先に行こう)
裏参道を下りてい行こうとしたら
あまりの落ち葉の多さに、入口を見失ってしまった
(ここから下りるとは思えなかった
人があまり入っていないよう・・・)

ゴツゴツした岩や、水の流れる凹みがあって歩きにくかった

 
 下りた所が、このゲート前 6:21
雨のため押し流されてきた落ち葉が、うずたかく溜まっていた

ここからは簡易舗装された林道歩き

 
ノコンギク(キク科)

 
   
 クサギ:シソ科-1
これが今日一番多かった花

つぼみ〜花〜萎れた花など
次々に咲いては萎れるので、
きれいな花だけ撮りたいと思って探すのだが、無理!

臭い木という名前だが、臭いというより
この木特有の臭いなので、
「可哀そうな名前を付けられてしまったね!」と、同情してしまう
   
   クサギ:シソ科-2
花びら5枚・雌しべ1本・雄しべ5本

雌しべをよく見ると、
下の方でくにゃりと曲がっているタイプ(左)と
真っ直ぐになっているタイプ(右)とがある
・・・・・・・・・・・・
調べてみると、クサギは『
最初に雄しべが突き出し、(左)
花粉を放出する(紫色の花粉が見える)
雄しべが下がった後に、雌しべが突き出してくる (右)
つまり、クサギは
雄性先熟の花』

『自家受粉を防ぐための植物の知恵』と言われている

*自家受粉のデメリット=・環境に対応するのが難しくなる
・近い遺伝子同士の配合からは体の弱い個体が生まれてくることがある
』・・・と

 
 ガンクビソウ:キク科
昔の「キセルのガンクビ」に似ていることから
こんな名前になったとか

 
 ヒヨドリバナ:キク科

 
   
 ヨウシュヤマゴボウ:ヤマゴボウ科
花―若い緑の実―赤紫色の実・・・と変化がよく分かる

   
 キンミズヒキ:バラ科
赤白の
ミズヒキと似た名前だが、
ミズヒキはタデ科
こちらはバラ科

   
 ヤブマオ:イラクサ科
似たものに、メヤブマオ・カラムシがある

違いを調べたら、
 ヤブマオ  葉の基部は円形、先は3裂せずに尾状にとがり、鋸歯は先ほど粗い
 
雌花の玉が密に並ぶ 
 メヤブマオ  葉の基部は切形、先は3裂、粗鋸歯
 
雌花の玉がまばらに並ぶ
 カラムシ  葉先は3裂せずに尾状にとがり、鋸歯20以上
 
雄花は総状につく

ヤブマオとした

 
 クルマバナ:シソ科
この花、二番目くらいに多かった

 
 分岐 6:51
ここを左折して、東海環状線の下をくぐる道へ

 
キササゲ:ノウゼンカズラ科
長〜い豆
がぶら下がっていた
 
 名無しの滝 
今日は水量が多い

 
 ゲートの横を通り抜けると、
東海環状線の高架下になる 7:06

   
 通行止め?? 
地図を見ると、通行止めは左折した場合
右折して久々利の集落へ行く分には支障なし

 
 オオニシキソウ:トウダイグサ科
露でびっしょり濡れていた

 
 ヤマノイモ:ヤマノイモ科
これは雄花

 
 ヤマノイモ:ヤマノイモ科
これは雌花

   
 センニンソウ:キンポウゲ科
咲き始めたばかりで、つぼみの方が多かった

 
 溜池 7:12
今日は泥水色

 
 アカメガシワ:トウダイグサ科
トゲがいっぱいの若い実

雌雄異株なので、これは雌株

 
 大平のバス停 7:31
何の標識もないが、バス停を過ぎたら右折する

   
 ヘクソカズラ:アカネ科
花の中心は明るい赤色で、細かい毛がびっしり見える

白く曲がった部分が雌しべらしいが ↓ はっきりとは分からない


雄しべは花の内側にくっついていて、外には出ないとか
それでどうやって受粉するのだろう?
そんな花のつくりでも、
実はよく見かけるので不思議??

 
 このゲートを入ると、林道は左右に分かれる 7:43 
今日は左の林道を進んで、展望地へ行くつもり

 
 ゲートのそばに、「林道黒岩線(起点)」の文字がある看板

 
 オトギリソウの仲間:オトギリソウ科

花びらにも萼にも葉っぱにも黒い点が見える
赤い点は、雌しべの先端らしい
『花柱は3個』あるそうだから

周りにある雄しべにも黒点が見える

 
 展望地から笠置山を望む 8:00
今日は御嶽も中央アルプスも見えず

 
 ヤマグリ:ブナ科

   
 モンゴリナラ(フモトミズナラ)かな?:ブナ科-1
   
モンゴリナラ(フモトミズナラ)かな?:ブナ科-2
 ↑ 大きくなるとこんな感じになるのだろうか?
『頭がへこんでいるのが特徴』とか

   
 コナラかな?:ブナ科

   
 アラカシかな?ブナ科
『殻斗(かくと)の模様は輪になっていて、花柱の先端がそのまま残る』とか

ドングリの仲間を調べる時は、
まず『
殻斗(かくと)のかたちに注目』するといい・・・と
1)トゲやイガがあるもの
2)横縞があるもの
3)うろこ状のもの
4)うろこ状で表面が白いろう状のもので覆われているもの


↑ これは、2)横縞があるもの
ちなみに、
コナラは3)うろこ状のもの

でも、実の形や葉の形なども考え合わせないといけないので
名前を特定するのは難しい・・・

   
 コツクバネウツギの萼:スイカズラ科
2枚なので、すぐ分かった
ツクバネウツギは、萼が5枚

 
 ぐるっと回って、元に戻ってきた
ここを下りると、参詣者用の駐車場 8:50

日の出前に家を出たが、
涼しいのは最初だけ
日が照ってくると、ジリジリして汗びっしょり

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