| ササにはうんざり 霊仙山 |
![]() 北霊仙山頂 |
●場 所 | 滋賀県犬上郡 | |||
| ●標高 | 霊仙山 1094m |
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| ●山行日 | 1985年10月1日 | ||||
| ●コース | 醒ヶ井養鱒場〜北霊仙〜柏原駅 | ||||
| ●多治見から 登山口まで |
JR根本駅ーJR醒ヶ井駅⇒醒ヶ井養鱒場・・・登山口 ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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| ●参加者 | 丹羽 | ||||
| ●コースタイム |
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終点のバス停「醒ヶ井養鱒場」で下車は、私1人だけ。 バスの運転手さんに「気を付けて〜」と送られ出発。 5〜6m先に駐車した近江ナンバーの車から中年の男性が ザックを担いで歩きだして行った。 ミゾソバ・ツリフネソウ・メナモミがずらっと並んでいた。 ![]() メナモミ オトコエシ ![]() ツリフネソウ ところが、30分くらい歩いたところで、さっきの男性が戻ってくる。 「上へは行かないのですか?」と聞くと、「大勢でなきゃ、よう登らんわ。」の返事。 「えっ、そんなひどい所か!」と心配になってきた。 ここまで来て止めるなんて・・・話にもならないわと覚悟を決めて歩く。 谷の向こう側からは猿(多分)の声が聞こえてくる。 だらだら登りだけだが、着実に人里から離れていく。 足は痛くないし、軽登山靴は快適。 林道終点に、「この頃、この辺りに熊が出没しています。お気を付けください。」の看板。
登山口を通過。 右も左も石垣の跡。ここが廃村になった村かなと思いながら通る。 道と行っても川の様に水が流れている所。石伝いに歩く。 ツリフネソウ・ノブキがいっぱい。 ![]() メハジキ ノブキ 三角屋根が2〜3軒見えた。山岳会山荘の看板。 谷から引いた立派な水飲み場を右へ曲がると、ここが1合目。 立派な図入り看板も立って、道標もある。 『霊仙山山頂まで120分』
ここからは急に勾配が急になり、2合目に到着。 左へ行くと山頂。まっすぐ進むと多賀方面の指標。 ![]() 2合目 右下に川の音をずっと聞きながらの尾根歩きになった。 ![]() オヤマボクチ カワラナデシコ 3・4合目を過ぎ、5合目の見晴らし台で12時ちょっとすぎ。 5合目を過ぎると立ち木が少なくなり草原風になってきた。 トモエシオガマ・アキノキリンソウ・ノコンギク・アケボノソウ・トリカブトなどが目を楽しませてくれる。 ![]() トモエシオガマ トリカブト ![]() アケボノソウ ナギナタコウジュ
7合目からはイブキザサの原になり、風の流れとともにうねりの向きが変わってくる。 しかし、あのササの触れ合う音は気を沈ませる。 ![]() ここまで、誰とも会わない。 空は太陽と青空が隠れ、鈍いねずみ色。 平らな道や緩やかな上り下りがあって8合目のお虎ケ池。 小さな祠・小さな池もある。 テンニンソウ・クサボタンはもう終わり。 空模様が心配なので、北霊仙から帰ることにしようと決める。 13:15、北霊仙に到着。 ![]() 北霊仙山山頂 避難小屋を見下ろす 今まで出ていた汗が急に引っ込みゾクゾクしてくるほどの寒さ。 風がまともに吹き付けてくるので、休むなんてことはできず、すぐ下山。
ここから笹が左右から押し寄せ、道が見えなくなった。 手で掻き分け掻き分け、少し笹の凹みのある所を見当をつけて歩く。 小さい子なら潜っていった方が安全・・・といったような背丈ほどの笹の原を やっとのことで抜け出て避難小屋へ着。 ヤッケを着、帽子を被ってササ、またササ、またまたササの原へ突入。 このイブキザサには4合目まで難儀させられた。 笹原のせいで、花が少なく、うんざりのし通し。 目に入らぬよう、手を切らぬよう、転ばないよう、滑らないよう・・・と苦労させられた。 もう嫌だ。もう嫌だ・・・と心の中で叫びながら歩き、 やっと4合目の避難小屋前で笹から解放された。14:30着。 快適な道は3合目から1合目まで。 登山口辺りはツリフネソウがいっぱい。 |