ワイルドフラワーに会いに  
 西オーストラリア
マーガレットリバー・パース・ジェラルトン・デンハム・カルバリー)


2007年9月22日(土)〜10月1日(月)


ワイルドフラワー 鳥・動物 立ち寄ったところ
ホテルとその周辺 食事 あれこれ


〜立ち寄ったところ〜


★ マーガレットリバー・ワイナリー 9月23日(日)



ワイナリーへ

ブドウ畑に囲まれた広い敷地の中に
ワイナリーとレストランがある

ワイナリーは半地下
そこで試飲をするプラン



レストランも

ワイルドフラワーに囲まれた
レストランのある建物

ここの2回でランチを食べた
ワインの試飲

赤ワインを2種・白ワインを1種
素敵なワイングラスに入れてもらって
まず、香りをかぐ

それから口に含んで転がしながら
味を確かめる

しっかり試飲するなら飲まないで
吐き出し、水で口内をすすぐ



試飲の方法

ひとくち目のワインはフルーティーで
おいしかった!!
捨てるなんてもったいなくて
飲んでしまったのはルール違反

ふた口目、み口目のワインは
どうでもいいや・・・と
不真面目な態度

やっぱりひとくち目がおいしかった!



ブドウ畑

今年のブドウは摘み取られた後

来年のためにきれいに剪定されていた

『この地域は冬に降雨量が多く
夏は暖かく乾燥していて、
ブドウが熟す間は曇りや雨が少ない
というブドウの生育に適した
気候であることから
ブドウの栽培が盛んになった』らしい
・・・「地球の歩き方」より



★ ル−ウィン岬  9月23日(日)


オーストラリア大陸の南西端

インド洋と南太平洋を分ける所だそうで
インド洋からは荒い波が打ち寄せていた

強い風に吹かれて灯台まで往復

灯台は約40mの高さ



こちらがインド洋

波が高い

反対側の南太平洋は波も静かだった
★ ジュエル鍾乳洞  9月23日(日)



たくさんある鍾乳洞の中で最大

西オーストラリアには約120箇所も
鍾乳洞があるそうだが
その中でも最大といわれている

中央の右側にあるものは
地面から下りてきた
巨大なユーカリ木の根
地下90mまで達っしているという

その左側は、鍾乳石が高く伸びたもの



洞窟の中

とても広い洞窟の中は
木道が作られていて
上がったり、下がったりして
ぐるっと回れるようになっていた

洞窟の中

以前は地下の湖として
水もあったそうだが
今では干上がってしまっていた


いろいろな形に見える

照明に照らされて見える鍾乳石には
ウェディングケーキのように見えるもの
ベーコンのように発光するもの
いろいろな形に見える

パイプオルガンのような形のもの
カリフラワーのような形の集まったもの
・・・などとても規模が大きかった

そしてまだ未公開の所もある・・・と



★ マーガレットリーバーと河口   9月24日(月)



朝の散歩

毎朝の習慣になっているウオーキング
鳥の声に誘われるようにして
外へ出てみることにした

フロントで地図をもらって
まずは右折する

日本にはない花がわんさかあって
とても楽しい
聞きなれない鳥の声、鳥の姿も
楽しみ





朝の散歩

突然強い雨が降ってきた・・・
と思ったら、パラパラッと音がする

アラレだった

傘をさしてしばらく木の下で雨宿り

朝食までには
帰らなければならないので
ぐるっと回るように方向を変える

朝の散歩

・・・と、出た所が
マーガレット・リバーの標識と川

朝食が終わってからも
(ここは珍しく超簡単な食事の用意
=各部屋の冷蔵庫に
パンと牛乳・飲み物程度

それだけでは足りないだろうと
昨夜スーパーでポテトサラダや
トマト・ヨーグルトなどを買っておいたが
ユーラシア旅行社からも
差し入れがあったので
ダブったものもあった)

出発まで、まだ時間があったので
もう一度出かけた



河口

バスに乗り、マーガレットリバーが
インド洋に流れ込む河口へ行って
ワイルドフラワーを探すことになった

インド洋の波の荒いこと



河口

手前は、マーガレットリバー
河口

花は、
黄色のアカシア科の花と
ピンクの野生のゼラニウムと
マツバギクのような花ばかり

★ バッセルトン・ジェティ  9月24日(月)



2kmほどの桟橋

海の中に長く伸びている桟橋(ジェティ)

20分で行って帰るには
はるかはるか向こう



入場券売り場

入場券売り場からは
時計を見ながら
人を追い抜き、追い抜き行ける所まで


ここが10分のリミット場所

10分たったがまだ先がある
あと5分あれば先端まで行けるが
あきらめて帰ることにする

岸ははるか向こう



★ ヤンチャップ国立公園  9月25日(火)


ヤンチャップ国立公園

朝が早いので他のお客の姿はなし
ユーカリの木の上に
あっちにもこっちにも
コアラの姿

かなり恥ずかしがり屋のようで
ほとんどが後ろ向き

これはたった1枚の
こちらを向いている写真



カンガルーも

これは野生のカンガルー
夜行性だというが
ラッキーな出会いだった

危険を感じ取ると
いっせいに走り出すというから
バスから降りて
遠巻きにしてのにらめっこ状態
★ ナンバング国立公園・ピナクルズ  9月25日(火)



砂の墓標

赤茶色の砂漠の中に
ずらっと並ぶ砂の墓標

人の背丈より大きな岩もたくさんある



砂漠

地面は硬く
海辺の砂のように沈むことはない

象や鯨などに良く似た形もあった

こんな岩が何百と並んでいるのは
壮観としかいいようがない



四輪駆動車でのツアー

これら砂の林の中を駆け巡る
ツアーもあるとか

でも、もう十分
さすがにワイルドフラワーも
ちょっぴりのみ
ピナクルズとは

『太古の昔、海辺だった地域に
貝などが堆積して石灰岩層をつくり、
そこに生えた原生林が枯れ、
根の周りに浸透した石灰岩層が残って
岩になったといわれている』
・・・西オーストラリア州政府観光局HPより



総勢21名
★ ジェラルトン市内  9月25日(火)



第2次世界大戦慰霊碑

このドームは
かもめの姿を透かし彫りにしたもの



慰霊碑の建っている丘からの眺め ドームの周りの壁

海戦で亡くなった水兵さんたちの名前が
ずらっと刻まれている
サン・フランシスコザビエル教会

この見学の後、
ジェラルトンからデンハムまで
約300kmの長時間に渡る
バスでの大移動になった



★ ハメリンプール  9月26日(水)



ストロマトライト(世界遺産)
の見学


この橋を渡って見学する


ストロマトライト

『35億年前に
すでに地球上に生息していた
といわれるストロマトライト』

『藍藻類と呼ばれる微生物の間に、
海水中の石灰砂や細かな沈殿物が
入り込んだり、堆積したりしながら
成長したもの』で
『地球上で始めて酸素を造ったと
されている生物』


ストロマトライト

『遠浅の海にまるで岩のように見える
ストロマトライトは、
1年に0.3mmという
非常にゆっくりとしたスピードで、
今でも成長を続けている』

『ストロマイトの大きさから
およそ数千年生き続けていると
推測されていて、
現存する生物では、
最も古いと考えられている。』
・・・「地球の歩き方」より



生きている岩
リビング・ロック

その証拠に酸素を出している泡を
見ることができる


赤い帽子
レッド・キャップス

『これらの赤い帽子状のものは
500〜1000年前くらいに
海面の高さが下がったため
成長が止まったものである』
・・・というような説明がしてある

つまり死んだストロマトライト



赤い帽子
レッド・キャップス

もうここまで波がくることはないらしい


★ シェルビーチ  9月26日(水)



真っ白な砂浜
・・・ではなく、貝殻の堆積した浜


こんな貝殻の浜(シェルビーチ)が
延々110km以上続いている・・・と



貝殻ばかり

それも真っ白!!
積もった深さは10メートル!

砂はどこへ行ってしまったのだろう??
強風で飛ばし去ったのだ・・・と
★ モンキーマイア  9月27日(木)



モンキーマイア・ドルフィンリゾート

この建物の向こう側が浜辺


7:30ころにやってくる

通常7:30ころにはやってくるらしい

イルカを待つ観光客



遠くに背びれが見えた・・・

と思ったら、あっという間に
近くにやってきた
1頭だけでなく

次々にやってきた


桟橋の上から見る人も

海の中に入って待っている人も

帽子を被っているのはレンジャー


日焼け止めのローション

日焼け止めのローションなどを
つけて海に入らないようにと
前もって注意を聞いている

イルカはとてもデリケートらしい



餌をやる人

レンジャーが
「イルカに餌をやりたい人は?」と
聞いて、指名された人が
バケツの中から魚をもらって
足すれすれに近寄ってきたイルカに
餌をやる



クールージングに

イルカの後は朝食

その後はオプションでクルージングに
行くことになった

周りに公園でもあれば
ワイルドフラワーを探しに行きたかったが
海しかないと聞いて参加に決めた

全員参加となった



岸を離れて

桟橋から乗り込む
貸切となったらしい
帆を張ってスピードを上げる



この近辺の海では

世界のジュゴンのうち
1/8が住んでいるといわれる
世界最大のジュゴン生息地



向こうにも同じようなクルーズ船が

ジュゴン!

なにやら海の色ではない色の
物体が遠くの海面に見えた

乗組員たちは口々に
「ジュゴン、ジュゴン」と言っている


ジュゴン!

肉眼でこんなに大きく
見えたわけではない

とにかくピントさえ合っていれば
後からパソコン処理で何とかなる
・・・と思いパチパチ撮ったうちの1枚



ジュゴン?

豪快な泳ぎっぷりだということは分かる
が、ジュゴンのほんの
1部しか見えなかった


本当にジュゴン??
クルーズから帰ってきたら

まだイルカたちはいた


朝は必ずやって来るが

そのほかは気分次第だそうである
餌をやりたい希望者

先程より観光客が少なく
餌をやりたい希望者がいないようで
私にも「餌をやってみる?」と
打診があったが
あいにく靴を履いていたのでパス



★ カルバリー国立公園  9月27日(木)



ネイチャーズ・ウインドーへ

赤茶色の岩肌をどんどん下りていく


渓谷を見下ろす

これが、「自然の窓」

ぽっかり開いた自然の窓

ここらはコバエが多く
顔や体の周りを飛び回って
うるさいこと・うるさいこと

ランチを食べているときも
食べ物にたからないで
人にたかってくる

黒い服より白い服の方が
お気に入りらしく
いっぱいくっついている

手でハエを追い払いながらの見学



★ マッシュルームロック  9月28日(金)


マッシュルームのように見える岩へ

海に突き出た崖からの眺めがいい
・・・からと、ちょっとした散歩になった

バスに座ってばかりなので
歩くのはうれしい



赤茶色の土と青い海

赤茶色の土と青い海、白い波は美しいが
ワイルドフラワーは少なかった
★ ワイルドフラワーウエイ  9月28日(金)



待ってました!
ワイルドフラワーウエイ


といっても、
ここかしこにあるわけではない

これは、エバーラスティングの群生



紫色の絨毯

一面に咲いているのは
ワイヤー・フェンスの中
こちらは黄色のカーペット



シバザクラ風の色合い

一面に咲いているのは
ワイヤー・フェンスの中


イエロー・エバーラスティング

探して探してやっと見つかった
エバーラスティングの群生



★ ヨーク  9月29日(土)



ヨークの町の古い建物 1


西オーストラリアでは
最も古い町だといわれている



ヨークの町の古い建物 2

1800年代の中ごろの建物で
今でも現役で営業しているそうだ
ヨークの町の古い建物 3

タウンホール
★ ムルカス・ケーブ  9月29日(土)



アボリジニーの住居跡

この岩穴の中は、かなり広くて
風が通りとても涼しかった

隅の方の平らなところが寝室で
すすが黒く残っているところが
台所だったそうである


岩の天井に描かれた壁画

魚のような、月のような・・・
手形の痕

岩のあちこちにこんな手形が残っていた

ここに住んでいた・・・という証か?


パースに長年住んでいる
日本人ガイドのお話



★ ヒッポズ・ヤ−ン  9月29日(土)


「かばのあくび」型の岩

なるほど・・・
大口をあいたところはそっくり
ここはアボリジニの住居跡ではない
・・・と



★ ウェーブ・ロック  9月29日(土)



高さ15mの波のような岩

『この岩は花崗岩でできていて
一定方向から吹いてくる風と
その風によって運ばれた砂や雨
そして熱が表面を侵食して
少しずつ岩が削られてできた』

・・・「地球の歩き方」より
ウエーブロックの上

右側に上へ登る階段ができている

岩はざらざらして滑りにくく
一気に登ってしまえる


ぐるっと回って
左から降りるのかと思ったら
手すりがないから危険だそうで
もと来た道を下った



ウエーブロックの上から見下ろす

ずっとずっと、地球が丸く見えるほど
見渡せる地平線
★ ワイヤレス・ヒル  9月30日(日)

パースの近くの
ワイルドフラワーが咲いている場所


あちこちに珍しいワイルドフラワー

隅から隅まで見て回りたかった・・・



★ キングス・パーク  9月30日(日)



公園内の戦争記念碑

キングス・パークの入り口近くにある



パースのビル群

ちょうど高台にあるので
毎朝の散歩で見上げていたビル群を
今は見下ろしている



集合写真

松の木に似ているが

葉が皆上を向いているのが特徴


ユーカリの木

植えてからこの大きさになるまでに
たった50数年
アカシア科の木は成長が早い


ちょうど今
ワイルドフラワーフェスティバルの
まっ最中


ワイルドフラワーの苗や種が
売られており
続々と買っていく人を見かける
でも、日本へのお土産にはできない
・・・ので、残念!!

だから個人の庭でもよく見かけるわけ



バオバブの木

スワン川を見下ろす

遠くにインド洋が見える









ボードウオーク

ビルの2階ほどの高さに
ボードウオークが作られている
背の高いユーカリなどの木を
観察するにはうってつけ


公園の中の
ボタニカルガーデン(植物園)


春の花が真っ盛り

ピンク色の花は
ジェラルトン・ワックス

昼食は、売店でサンドイッチを買って
簡単に済ます
404ヘクタール

404ヘクタールもの広い公園

自然のままに保護されている
場所もある・・・と

それではここをじっくり見ようと
皆と別れて1人残る

まず、公園の地図をもらい
ワイルドフラワーの本を買う
たくさん種類があって目移りがする程

ライブ演奏も行われていた

ジャパニーズガーデンでは
生け花のデモンストレーションもあった

まさにフェスティバル

帰りは無料のバスに乗って
ホテルの近くで下車

毎日早朝散歩しているので
スワン・リバーのほとりに出れば
土地勘はバッチリ



『250種以上の植物と

100種類以上の野生動物が
保護されている』・・・と
・・「地球の歩き方」より

人通りが少なく
できるだけ自然な環境で
咲いている花を探した

今夜帰国の予定
ホテルでの集合時刻という
制約があるので
キングスパーク全部回るには
とても時間が足りなかった・・・



夜のキングスパーク

フライト時刻が遅いので
夕食後時間待ちに
夜のキングスパークへ案内された

夜でも入園は自由

イルミネーションがきれい



スワン川を渡っている橋の
ライトアップ


朝は6時前に
ぱたっとライトが消えた

この後
飛行場までバスで送ってもらった