日帰りでツクモグサを観に
6月会山行    硫黄岳横岳



横岳頂上にて
すばらしい青空!

●場 所 長野県茅野市
●標高 硫黄岳
横岳
2765m
2829m
●山行日 2007年6月16日(土)
●コース 桜平(P)〜夏沢鉱泉〜オーレン小屋〜夏沢峠〜硫黄岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜オーレン小屋〜鉱泉鉱泉〜桜平(P)
●多治見から
 登山口まで
多治見IC=中央道諏訪IC=茅野=桜平(P)
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 勝尾、早川、高木、丹羽、荒木、加藤眞、katou、水野マ、西部、若尾良、水野公、赤井、鈴木、川井、川浦、森下、水野裕
●コースタイム
多治見駅
諏訪IC
桜平(P)
夏沢鉱泉
オーレン小屋
夏沢峠
硫黄岳
横岳
硫黄岳山荘
オーレン小屋
桜平(P)
5:00発
6:50
7:55〜8:10
8:45〜8:55
9:35〜9:45
10:10〜10:20
11:15〜11:30
12:35〜13:15
13:30〜13:40
15:30〜15:40
16:40



桜平駐車場

唐沢鉱泉との分岐からは未舗装
そこから約15分で駐車場に着

8時で、すでに満車




桜平駐車場周辺にも

ゲートから駐車場までの
小スペースにもびっしり駐車
周りには
シロバナノヘビイチゴがたくさん
出発

まぶしい青空!

降水確率50%で中止の予定だったが
14日の梅雨入り後、
前線が南に下がったので
急激に確率が下がり
こんな青空となった!!




ゲート前には真っ白な花の大きな木

カマツカ?バラ科の花
桜平ゲート

山小屋関係者の車は
ここから先へも入れる



シラナギ沢支流を右に
林道を歩く



時々沢を渡る

周りはさまざまな色の新緑
カツラの木の新しい葉は赤っぽい色




キバナノコマノツメ

林道の脇の湿ったところに咲いていた
また沢を渡る 暗い樹林の中には
コミヤマカタバミの株がたくさんあるが
まだ陽が当たらないので閉じたまま


あれ?イチヤクソウ?
・・・と思ったら、葉が特徴あるオサの形

オサバグサの蕾だった
これも株はたくさんあるが
米粒のような蕾ばかり
(下山時には1株だけ咲いていた)




ちょっと変わった紫の濃い色のスミレ

始めてみた色


夏沢鉱泉
ゲートからここまで35分かかった
屋根には風力発電機
側壁にはソーラーが設置されている

万国旗のような三角形の布は
ネパールのタルチョらしい
(経文が印刷された祈祷旗のこと)




夏沢鉱泉からの展望
雪を被った北アルプスがすばらしい!

「槍」のとんがりが遠望できる


コヨウラクツツイ

かわいいちょうちん型
ズダヤクシュの蕾

2年前同じ頃にに八ヶ岳へきているが
その時は咲いていたのに・・・




標識もしっかりしている


硫黄岳が見えてきた! ヒメイチゲ

まだ花びらを閉じている方が多い
1m四方にびっしり群生




オーレン小屋

新しい小屋で、トイレも水洗(100円)
入浴もできる


帰りはこちらの道から下山の予定 オーレン強清水

山ではほとんど
生水を飲まない主義だが
「天下の名水」とあっては飲まなくては

冷たくておいしかった〜




夏沢峠を目指して出発 オウレンの花

葉がまったく見当たらないので
何?オーレン?と思っていたら
先行のパーティーは
セリに似た葉を見つけた・・・と

セりバオウレン?

・・・低山〜亜高山の早樹林の中に生える
花びらのように見えるがくが白い




夏沢峠の風力発電機


夏沢峠から硫黄岳を望む 夏沢峠から本沢温泉へも行ける
夏沢ヒュッテはまだ休業中




夏沢峠で硫黄岳をバックに集合写真


硫黄岳を目指して登る あの上の稜線まで
行かなければならない




御岳

途中はすばらしい景色で
遠くまではっきり見える最高の天気




乗鞍岳 北アルプス  槍・穂高
ヒュッテ夏沢が見える ガラガラ地帯になった これを過ぎれば硫黄岳山頂




コメバツガザクラ

米のような葉・・・という意味
あと少しで主稜線に立てる 両天狗も見えてきた
その後ろは蓼科山

遠くのハイマツの間に
キバナシャクナゲの花色が見えた


追い越して先に進み皆を迎える

花がないと立ち止まることもない


背の高いケルンも出てきた 硫黄岳山頂の大広場

今まで見えていなかった南八ヶ岳が
くっきり見える!

空気が澄んでいるので
はっきり見えるせいか
とても近くに感じる





ここをクリックすると大きく見えます
硫黄岳山頂で風もなく
ガスもなく、その上梅雨の最中で
こんなに展望がいいなんて
なんというラッキーなこと!




硫黄岳の爆裂火口 硫黄岳から
横岳・赤岳・中岳を望む



ここをクリックすると大きく見えます

ここをクリックすると大きく見えます
赤岳・中岳・阿弥陀岳の展望


まだ先が長いので大休憩はしない




硫黄岳山頂で集合写真
さあ、ツクモグサを探して出発


あの硫黄岳山荘までまず下って
それから登りになる


硫黄岳山頂直下に
ミネズオウの群生があった




硫黄岳山荘への下り

今日はケルンの出番がない


横岳山頂の手前で
大同心稜より上に
ツクモグサが咲いていますよ〜
・・・・とすれ違う登山者から情報を聞く




あんまり展望がいいので
何度も足を止めて眺める


両側の緑色のロープの外は
コマクサの群生地
まだ小さな葉があるばかり


ウラシマツツジ

枯れた葉の間から
クリーム色の小さな蕾




阿弥陀岳が立派に見えてきた


オヤマノエンドウ

赤紫色の目立つ花


アップにするとこんな感じ ウルップソウ

八ヶ岳と白馬岳のみに分布する・・・と
まだ蕾で色も見えず





ここをクリックすると大きく見えます
硫黄岳山荘を振り返る




遠くは乗鞍岳まで見える 阿弥陀岳と大同心

ここをクリックすると大きく見えます
キバナシャクナゲ

登山道脇に咲いていた
ほとんどはまだ蕾


富士山も見えてきた

八ヶ岳の東側斜面は
まだかなりの雪が残っている




コメバツガザクラ

稜線はこの花のみが多い



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ここをクリックすると大きく見えます
ツクモグサ

人だかりがしているのは花がある場所
登山道のすぐ下に
薄黄色の花があちこちに咲いている!




ツクモグサ

急斜面で近づけないような所にも群生
ツクモグサ

これは緑がかっているので
咲き始めたばかり

ここをクリックすると大きく見えます
ツクモグサ

陽を受けてぱあーっと咲いている
こんなに開いた花を見るのは初めて

日本では、北海道の限られた山と
本州の雪倉岳・白馬岳
八ヶ岳で見られる・・・と
(この3箇所では見ている)
横岳頂上に着いた

狭いスペースにたくさんの人

もう少し先にも
ツクモグサの群生地があるので
そこまで行こうかとも考えたが
時間が足りない

あきらめて少し先の静かなスペースで
休憩することにした




大展望!!

赤岳・中岳。阿弥陀岳
その後ろに権現岳・編笠岳
遠くに、甲斐駒・仙丈岳・北岳などの
南アルプスの山々

ここをクリックすると大きく見えます
こちらは乗鞍岳や北アルプス
ふもとの町並みも見える


出発前に集合写真


さあ、下山

これからカニのヨコバイに入る




ツクモグサ

ここにもツクモグサ
咲き始めたばかりで毛深い

左側を覗き込むと群生してい所もある


硫黄岳山荘下の高山植物園に
イワウメが咲きかけていた
まだまだ蕾ばかり

ハクサンイチゲもまだまだ蕾
さあ、硫黄岳までひと登り



硫黄岳直下には
あちこちにミネズオウの群生


赤岩の頭まで下り
赤岳鉱泉への道を分けて
オーレン小屋へ下る




最後の展望に別れを告げて下山


こちらのルートには登山道に雪がある

かなりの量だがアイゼンは不要

両側にはウスギオウレンの花が
あちこちに咲いている
先はじめで、まだ葉は出ていない




樹林の中には花はなし


もう3時を過ぎているのに
まだ真っ青な空


オーレン小屋に着いた
先行のパーティーが待ちくたびれていた




この景色ともお別れ
来るときには咲いていなかった
オサバグサが陽だまりで咲いていた!


来た道を帰る

またあのいっぷう変わった色の
スミレに出会えた


ハルトラノオ・・・と思っていたら
クリンユキフデという
優雅な名前の花だった

タデ科には違いないが
背が高く、高い割には花穂が短いなあ
・・・と思って見ていた

花穂が九輪塔のようにいく段にもつくこと
花が白いのでユキ
花穂を筆にたとえた
・・・名前だそうである
筆にしては短いなあと思ったところ
若い株は短いそうである




シロバナノヘビイチゴ

桜平ゲート周辺にいっぱい咲いていた


ミツバオウレン

亜高山から高山の樹林の中に生える
6〜8月と長い間咲く



 2年前の6月18日〜19日にも八ヶ岳へ来ています。
 そのときはもっと花の種類が多かったです。


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