〜ロングコースの縦走2日間〜
   燕岳〜大天井岳〜常念岳
   中房温泉〜燕山荘〜燕岳往復〜大天荘(テント泊)
                   
〜大天井岳往復〜常念小屋〜常念岳往復一の沢




大天井岳山頂にて


常念岳山頂にて


●コースタイム 2日目 7/18
大天荘テント場
大天井岳
大天荘テント場
常念小屋
常念岳

常念小屋
最終水場 2250m
胸突き八丁 2090m
笠原沢 1900m
烏帽子沢 1750m
大滝 1610m
山の神 1480m
登山口 1300m
4:15発
4:25〜4:35
4:45〜5:05
7:40〜8:00
9:10〜9:30
10:20〜11:00
11:40〜11:50
12:05
12:45
13:15
13:35〜13:45
14:20
14:25着
         1日目 7/17はこちら

  周辺地図はこちら    ルート図はこちら


 2日目

  
大天荘テント場〜大天井岳往復〜常念小屋〜常念岳往復〜一の沢〜登山口

夜中、テントの中はずっ〜と明るかった

月が出ていたらしいが、
風が強かったので見る気にはなれなかった
(ずっと、テントがハタハタとはためいていた)
(早朝、十六夜の月がテント場を照らしていた)

テント場の朝は早い
今日の行動用のお湯を沸かしながら明るくなるのを待つ

きれいな朝焼け  4:00
テントの数は半分になっていた

山頂までは10分で行けるそうなので4:15発




だんだんと明るくなってくる「ヤリ」を見ながら
大天井岳へ登る




あっという間に山頂に到着

10名ほどの人が日の出を待っていた




「ヤリ」から続く裏銀座の稜線




あの台形の山は、有明山?

その向こうは、果てしなく広がる茜色の雲海




足元に大天荘を見下ろす

そして、これから進む、東天井岳・横通岳への稜線と
一番奥が常念岳





剣岳方面?




ガスが上がってきた
常念岳の左に、うっすら富士山が見える

こんな色のガスに包まれた山並みもいいなあ・・・

日の出まで待っていようかと思ったが
ガスがどんどん濃くなり
何も見えなくなってしまったので下ることにする




大天荘へ着く寸前に太陽が顔を出した  4:40


テントを撤収し、出発
(朝露でびっしょり  重くなった・・・)

残るテントはほんの少々




出発後、大天井岳と大天荘を振り返る




再び、「ヤリ」を見ながらの縦走

「ヤリ」の中腹に、こちら側の稜線の影が写っている

しばらくはるんるん気分




手前が東天井岳?
その奥が横通岳?

一般ルートは、これらの山頂を通らない




足元には、
咲き始めたばかりのチングルマがいっぱい




広々とした稜線


あれが、東天井岳?




麓の町が雲海を透かして見下ろせる

白い雲海に浮かぶ
微妙に異なる薄青色の山々




ここから下りになる

「ヤリ」とはしばらくお別れ・・・

ちょうど風もこない所だったので、朝食にする




シナノキンバイ:キンポウゲ科

稜線の向こう側へ下った所は、お花畑〜




小広場に出た

雨具が暑くなったので脱いですっきりさせる

後ろを振り返ると、先ほど朝食をとった尾根が
雪渓の上に見える




あれが、横通岳?

トラバース道がくっきり見える




正面が常念岳?




横通岳?へ行くらしい細い道が
左の斜面にいくつもできていた




常念小屋が見えるから常念岳!

山頂へ登るルートがはっきり分かる
かなりの急登だ・・・




常念岳の足元の常念小屋まで
「大下り」に負けないくらいの下りだった




ヒョウタンボク:スイカズラ科

常念小屋の前は大賑わい

ここでゆっくり20分休憩後、
水とカメラだけ持って常念岳へ出発




見えているピークは山頂ではない

1時間の登りを覚悟してゆっくり歩く




後ろを振り返ると、
ついさっき下ってきたルートがはっきり見える
やはり、あれが横通岳だった

その奥は朝食をとった東天井岳


ヘリガ飛んできた・・・と思ったら、
荷物を降ろしてあっという間に飛び去った




クモマスミレ:スミレ科

赤い筋がくっきり  分厚い葉っぱ




ガラガラの石が重なった登山道

でも、ザレの道より滑らないだけ好き
急登を登りきると、やや緩やかになる

背中が軽いので体も軽い




大岩を乗り越すと山頂

よく歩いてきました〜!




山頂の表示板の後ろでパチリ

おっと、「ヤリ」が帽子に隠れた・・・

(「ピース」の2本指ではなく3本指の理由は
・・・「山」という意味だって)




山頂のお社

その奥は穂高連峰






さあ、下山

この高さなので、縦走してきた足取りがよく分かる




常念小屋が見えてきた




ゆっくり40分休憩後、一の沢へ下山



右側が深い一の沢の谷

まず沢まで急な坂道を下る




ここが、その沢に降りる手前の水場




一の沢
左から降りてきて、橋を渡って左岸へ


涼しげな沢音を聞きながら休憩




雪渓が残る沢沿いにどんどん下る

登山道はよく整備されている

が、数日前、この高巻きから落ちた人がいた・・・
と、すれ違った人から聞いた




クルマユリ:ユリ科

沢沿いの道は、いろいろな花が咲いていて
目を楽しませてくれる



ウラジロヨウラク:ツツジ科

昨日見た花より、色が濃い




ハクサンシャクナゲ:ツツジ科

ミヤマコウゾリナ:キク科




イブキトラノオ:タデ科




ハナウド?:セリ科




グンナイフウロ:フウロソウ科




高巻きを歩く

両側はお花畑




ニッコウキスゲ:ユリ科
階段を下りたところに「胸突き八丁」の標識

下りてから振り返る




ヤグルマソウ:ユキノシタ科

大きな葉っぱが特徴




オオバミゾホウズキ:ゴマノハグサ科

水が好きな花




右岸へ渡る





ヒロハコンロンソウ:アブラナ科

暗い樹林の中、小沢のそばで真っ白な花がよく目立つ




またまた、橋を渡って左岸へ




笠原沢を渡る

地図でいうと、常念乗越から登山口まで約半分の地点
(登山地図にはあと1時間40分・・・とある)



よく整備された登山道
パタッと花が無くなって単調な歩きになった




まだ標高差400mは下らなければならない




烏帽子沢を渡ってから振り向く
あの階段を下りてきた

沢には水無し




この大滝には冷たい水が流れていた

顔を洗ってさっぱりさせる
歩いても歩いても、まだ先が見えない




何度も小沢を渡って・・・




やっと「山の神」に到着

ここまで来ればゴールも近い




建物が見えた!
タクシーも待っている!

(常念小屋で、タクシーを予約した
普通3時間かかるそうだが、余裕を持って4時間後とした
結局3時間半かけて下山した

早めに来て待っていたタクシーに感謝!
乗り込んだら、雨がぱらぱらと降ってきた)




常念岳の登山口標識

車の置いてある穂高町「しゃくなげ荘まで、約20分で到着
(4500円)

温泉で汗を流して帰宅




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