醒ヶ井〜柏原 霊仙山縦走 |
フクジュソウ オニシバリ ナニワズ |
●場 所 | 滋賀県米原市・犬上郡多賀町 |
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●標高 | 本霊仙山:1084m 霊仙山最高点:1094m 北霊仙山(経塚山):1040m |
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●山行日 | 2016年3月26日(土) |
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●コース | 醒ヶ井養鱒場バス停・・・榑ケ畑登山口・・・汗フキ峠・・・4合目…7合目…本霊仙山・・・西南尾根・・・霊仙山最高点・・・北霊仙山(9合目・経塚山)・・・4合目避難小屋・・・JR柏原駅 |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR名古屋駅ーJR大垣駅ーJR醒ヶ井駅=湖国バスで醒ヶ井養鱒場バス停へ・・・榑ケ畑登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム | JR多治見駅 JR名古屋駅 JR大垣駅 JR醒ヶ井駅 醒ヶ井養鱒場バス停 榑ケ畑登山口 汗フキ峠 4合目 7合目 本霊仙山 山頂下で昼食 西南尾根 霊仙山最高点 北霊仙山(経塚山) 避難小屋 6合目 4合目 2本杉(新2合目) 登山口 JR柏原駅 |
5:25発 6:06〜6:10 6:51〜6:55 7:23〜7:48 7:55着発 9:00〜9:10 9:30 10:05〜10:15 10:55 11:30 11:35〜11:45 11:55〜12:30 12:40 12:50 13:00〜13:10 14:10〜14:20 14:40 15:15 15:50 16:30〜16:44 |
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周辺地図はこちら |
醒ヶ井養鱒場バス停〜榑ケ畑登山口 |
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シキミ:マツブサ科 林道脇に咲いていた |
ヤマルリソウ:ムラサキ科 葉にも茎にも毛がいっぱい |
アオキ:ミズキ科 まだ、こんな真っ赤な実が生っていた |
キブシ:キブシ科 雄しべがたくさんあったので、雄花・雄木 (雌雄異株) |
谷山谷への林道 昨年より通行不可の看板が厳重になっていた 2枚とも同じ場所 右図の一番右の看板は、「ニホンジカが増えすぎたため、適正な頭数にするため捕獲をしている」…という内容 2/28.までとなっているので、今年は終了 |
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「林道路肩への駐車は遠慮を」・・・の看板 榑ケ畑登山口手前では、 駐車スペース以外にも、違反すれすれの駐車があった |
フクジュソウのシーズンは、朝早く来ないと駐車できない 醒ヶ井養鱒場に駐車して身支度している登山者もいたくらい バス停から歩くと、何台もの車に追い越され、 登山口には9時頃着 皆、既に出発しているので、 前にも後ろにも登山者のいない 静かな山歩きができるというメリットがある |
フサザクラ:フサザクラ科 サクラという名前がついているが、サクラの仲間は「バラ科」 これは「フサザクラ科」 この房のようになっているのが花 『樹皮の皮目がサクラに似ていて、花が房状になって咲く』ことから、こんな名前が付けられたとか 『赤い房状の花の咲く様子を、満開のサクラに見立てた』・・・とか、言われている 遠くから見ると、木全体が赤っぽいので、もしかして…と思って近づくと、予想通りフサザクラだった 沢筋が好きなようで、今畑登山口にも、沢のそばに咲いていたっけ 『雌雄同株、両性花で、葉に先駆けて咲く 花弁が無く、暗紅色の葯をつける雄しべが10本以上垂れ下がる 雌しべは、雄しべの根元に多数ある』・・・と 1つもらって、雄しべの中をかき分けて雌しべを探して来ればよかった・・・と家へ帰ってから後悔 花を見ながら、写真を撮りながらの歩き方なので、バスから降りた3名のうち、ラストになった |
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スミレの仲間:スミレ科 先のとがったハート形の葉・葉や茎に毛は無い・・・さてなんだろう |
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ウグイスカグラ:スイカズラ科 『ウグイスカグラはふつう全体に無毛で、ヤマウグイスカグラは枝、葉、花に毛があり、 ミヤマウグイスカグラは腺毛がある』・・・と これは、葉には毛があるが、枝・花にはない → ウグイスカグラかな?? |
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オニシバリ:ジンチョウゲ科 藤原岳で、緑色の花は、オニシバリ・・・と覚えたが、 山頂付近にたくさん咲いていた黄色い花(ナニワズ?)との違いが、はっきりしない 色だけで決めていいものかどうか?? |
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榑ケ畑登山口 昨年は、カーブしている林道の方にも駐車できたが、今年はここまで バス停から1時間5分かかった 10分休憩 行動食をおなかに入れる |
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榑ケ畑登山口〜本霊仙山 |
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ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科-1 雄しべ8個・萼は開いている:葉の付き方は互生 → ヤマネコノメソウ ネコノメソウは、『雄しべ4個・萼は直立・葉の付き方は対生』 |
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ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科-2 上の画像より、黄色みが強いので別種かと思ったが、雄しべが8個あるのでヤマネコノメソウとした |
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ヨゴレネコノメ:ユキノシタ科 花がぱらぱらと離れている・葯が黒っぽいので「ヨゴレネコノメ」 汚れてなんかいないのに、こんな名前・・・ |
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カナヤ 以前は土日営業だったが・・・ |
2合目 落合方面への「通行禁止」の注意書きは無い |
ミスミソウ:キンポウゲ科 今年は、この萎れた株が1つきり! 葉っぱもない どうしたことだろう |
3合目 |
ミヤマカタバミ:カタバミ科 日は照っているのに、まだ花も葉も閉じたまま 9:50では、まだお休み中だろうか?? |
4合目 10分休憩 |
オニシバリ:ジンチョウゲ科 緑色の花 |
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6合目 展望台 |
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6合目の展望台から 右 琵琶湖がよ〜く見える 左 琵琶湖の向こうの山並みが白っぽい 雪でも降ったのだろうか |
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調べ中の花 いつも頭を悩ませている花 |
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6合目上からの展望-1 |
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6合目上からの展望-2 |
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7合目 山が白っぽく見えたのは、昨日降った雪らしい |
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おやまた、シカに出会った 昨年は大部隊だったが、今年は数が少ないような・・・ 警戒してこちらを見ていたが、「ヒュウッ」という鋭い合図とともに右手の方へ去っていった まだずいぶん間合いが離れていたのに、警戒心が強くなったらしい |
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広範囲に白くなっていた 近づいていくと、エビの尻尾だった(風や気温の上昇とともに、カラカラッと音を立てて落ちてきた 約2cmくらい) |
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北霊仙山方面 その右側の白い山は白山 右側の枝にはエビの尻尾がくっついている |
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もっと回り込んでいくと、伊吹山が見えてきた そして、その右側に白山の全容 |
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木々に着いたエビの尻尾 午後になると少なくなっていった |
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遠くに見えるピークは、霊仙山最高点方面 |
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エビの尻尾と琵琶湖 |
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本霊仙山に到着 11:30 歩き始めてから約3時間半 さっきまで全く人に出会わなかったが、大勢が休憩中 |
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本霊仙山〜JR柏原駅 |
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山頂直下で、西南尾根を見ながら昼食 シカ道が至る所についている まだたくさんのシカが、この辺りにいるらしい |
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ナニワズかな?:ジンチョウゲ科 横にたくさん枝を張ってこんもりしている株がいくつもあった 茶色っぽいものが見えたので近づいていくと、茶色に見えたのは、萼 黄色い花が咲いていた(まだ咲き始め) オニシバリの花とは色が違うし、オニシバリはどちらかというと1本立ち → これがナニワズかな? |
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西南尾根から、本霊仙山(左)〜霊仙山最高点(右)の稜線を望む 西南尾根へ、続々と人が歩いていく 反対側から登ってきたグループがあったので、「どの辺からフクジュソウは咲いていましたか?」と尋ねると 「ここから10分くらいの所」という返事 今、12時少し前 10分くらいなら行ってみよう!と決め、 ゴツゴツの歩きにくい石灰岩の稜線を歩いていくと・・・人だかりがしているポイントがあった フクジュソウの写真を撮っているんだと思って期待しながら行くと、やっぱり〜 |
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フクジュソウ:キンポウゲ科 石灰岩の岩の間に、こちらに1輪・あちらに2輪…というように咲いていた 風が強くても石灰岩の砦に守られ、太陽が出ればその反射で暖かくなる、いい場所を探したものだと感心 つぼみから、葉がふさふさしたもの・思いっきりぱっと広がったものまで、咲き具合も色々 柏原までは遠い 4時間くらいかかる もっと先へ進みたかったが、Uターン |
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霊仙山最高点 伊吹山・白山・避難小屋が見える |
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北霊仙山(経塚山・9合目) |
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避難小屋で休憩 先客は1人 彼は霊仙山方面へ登っていった こちら側への下山は皆無 皆、霊仙山のピストンか、今畑経由の周回 |
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新8合目(谷山谷分岐) ロープまで張って、厳重に通行止め |
旧8合目 |
新7合目(継子穴) |
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旧7合目(河内道分岐) |
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ナニワズかな:ジンチョウゲ科 花は黄色 山頂付近だけではなかった |
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6合目(新・旧ともに) |
4合目(新・旧ともに) |
2本杉 左 旧1合目 右 新2合目 同じ場所に別の標識が立っている この二本杉の少し上に、林道ができていた 下をのぞくと、白いガードレールも見えた しばらくその林道を歩いてから、登山道は右へ分かれる |
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霊仙山の「セリバオウレン」 |
多治見市諏訪の「コセリバオウレン」 |
セリバオウレン:キンポウゲ科-1 2014/3/13 多治見市の諏訪で見たセリバオウレンは、葉っぱが「3回3出複葉」 → コセリバオウレン ここの葉っぱは、「2回3出複葉」なので → セリバオウレン たまたま、葉っぱが横たわっていたので分かったが、葉がでていないと分からない・・・ 花が小さいからとか、葉っぱが小さいからとかで、「コ」がつく訳ではないらしい 「雌雄異株」 これらは雄花・雄株 |
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セリバオウレン:キンポウゲ科-2 これらは雌花・雌株 実ができている |
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新1合目 沢道を振り返る ここから沢を離れ、歩きやすい広い道になる |
クロモジ:クスノキ科 葉っぱを開いて調べたら、5枚あった |
落石 |
登山口 ここから約1時間でJR柏原駅 |
ミヤマカタバミ:カタバミ科 麓は花が開いていた |
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新しい登山届ポストが出きていた 高速の下をくぐって、国道を渡れば、JR柏原駅 2570円の青空フリー切符で来れる |