上諏訪駅から送迎車で 美ヶ原へ

 




美ヶ原山頂
王ケ頭で

●場 所 長野県松本市上田市
●標高 王ケ頭:2034.34m  牛伏山:1990m
●山行日 2022年1月16(日)〜17日(月)
●多治見から
  登山口まで
多治見駅―(しなの)―塩尻駅ー(あずさ)ー上諏訪駅==山本小屋ふるさと館
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽
●コースタイム 1/16 
多治見駅
塩尻駅
上諏訪駅
送迎車で山本小屋へ
・・・・・・・

雪上車で美しの塔と
王ケ頭へ
・・・・・・・
1/17

雪上車で王ケ頭へ
・・・・・・
牛伏山へ
山頂
山本小屋
周辺散歩
・・・・・・・
山本小屋
上諏訪駅
茅野駅

1/16
11:23発
12:53〜13:16
13:33着〜14:00
15:25頃着
・・・・・・・
16:25頃
16:45頃
・・・・・・・
1/17
6:45頃
・・・・・・・
9:45頃発
10:20着
10:50頃着

・・・・・・・・・・
12:10頃発
13:05頃着〜13:14発
13:20着
 周辺地図こちら     


  1・2日目 1/16(日)〜17日(月)
     翌日の坪庭はこちら

 
美ヶ原へは、初夏と初冬に訪れたことがあるが
真冬は初めて
雪を楽しみに出かけることにした

中央線は、多治見付近は雪無し
北へ進むにつれ、雪が多くなってきた

   
 今夜の宿「山本小屋ふるさと館」は、
山小屋のような名前だが
1人旅でもOK(1人では泊まれない所が多い)
ネットで空いている日を探し、予約した

送迎車は「上諏訪駅14:00発」
それに間に合うよう、茅野駅から「特急あずさ」に乗車 
「特急あずさ」 ↑は、全席指定席
たくさんの車両にガラガラの空席・・・

 
 「あずさ」の車窓から
「普通」で行くと、ギリギリの時刻になる
初めて下車する駅なので、余裕を持たせた

 「岡谷」の近くになると、
八ケ岳の端にある「西岳」が見えてきた
去年の10月に登ったが、雪で大変だったっけ

 
  「上諏訪駅西口」が集合場所
「西口」の文字を探したが、はっきり分からずあたふた・・・
駅員さんに聞いて、反対側だと分かった
これがお迎えのバス
既に、5〜6名のお客が乗っていた
最後に私が乗車して、出発

 
 諏訪湖の「御神渡り」が、
今年できるか気になっていたので
バスの車窓から、目を凝らして眺めていた

(帰ってから見たニュースによると
『15日から4日連続していた全面結氷は
解氷が進んだ19日に途絶えたが、
20日は再び全面結氷した』そうである)

・・・ということは、
中央部辺りが凍っていないように見えたが ↑ ↓
これで全面結氷だったということ??
 
 ↑ 確かに、見た限りでは
岸辺は白い氷が張っていた

 
 車窓から-1
今日の宿までは1時間半かかる・・・と
だんだん雪が多くなってきた

 
 車窓から-2
「和田宿」の駐車場で、
車でここまで来た人を5〜6人乗せて
いよいよ山道へ

 
 15:25頃、到着
「山本小屋ふるさと館」の正面玄関

スタッフのお迎えで、
重いザックは部屋まで運んでもらい、
玄関後ろの小部屋で、説明を聞いた

(長野県民と近隣8県民対象で、
1名あたり宿泊代割引&観光クーポン券が適用され、
実質7000円の割引キャンペーンに該当する人と
そうでない人に分かれての説明だった)

つい最近始まったばかりのキャンペーンで
ワクチン接種済みの証明書が必要だった

赤い車は雪上車

 
 部屋は2階

↑ これは、2階からの眺め

この頃はまだ青空が広がっていたが
だんだん下り坂になっていった

 
 マイルーム(一人旅用の部屋・トイレも洗面も付いていた)

 
 カーテンを開けると、雪の壁の向こうに山並みが見えた

 
 玄関横に天体望遠鏡
(あいにく曇ってきたので、月だけしか見えなかった)

 
 外へ出てみると、
左手の斜面を登っていく人の姿が見えた

牛伏山方面へは、この斜面を登っていけばいい
・・・と、後で分かった

 
 駐車場の雪を除雪してできた雪壁の一部が
へこんでいたので、そっと覗くと、
正面に、頭の隠れた蓼科山が見えた

 
 雪上車は2台
10数名の希望者を半分ずつに分けて乗車

後ろ乗りで、床までがかなり高く
天井が低い
ヨイショっと声を出して乗り、
前かがみの姿勢で席に座った

こんなに頑丈そうなタイヤでも、
つるつるっと、時々横滑りがあった

そこを慣れた手つきで、山頂まで2往復してもらった

 
 この「美しの塔」のそばでまず下車

遠くにアンテナ群が見えた
(山頂のそば・王ケ頭ホテルもある)

期待していた夕日は・・・隠れてしまった?

 
 西岳の向こうに白い富士山〜

 
 蓼科山〜
頭は相変わらず隠れたまま

 
 2台目の雪上車も到着

 
 雪上車をバックに、交代でパチリ

 
 夕日が沈む〜
強風に吹かれて、雪煙が走ってきた〜

 
山頂からこっちは、牧場の敷地

 
 雪のない季節はこんな感じ ↑↓
 
 牛は麓に帰り、柵は雪の下になっている

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再び雪上車に乗って、山頂の王ケ頭へ

 
 「王ケ頭ホテルのすぐ横の御嶽神社 ↑↓
 
  ↑ 雪で少し埋もれている石碑と祠

 
 そしてその先に、山頂がある ↑
岩が3つ並んでいる所 ↓
 
 大きな岩の前には
大勢の人がいたので敬遠
左の岩2つをパチリ・・・  ↑

 
 雪が無い時はこんな感じ ↑

 
 谷を挟んだ向こうの山々
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、雪上に車に乗って、ふるさと館へ

 
 ふるさと館に着いた

車から降りると、ぽっかりお月様
十三夜の月・・・ほとんど満月に見えた

 
 夕食は18時から
グループごとに仕切られたコーナーに
大きな机があり、私は1人で指定された場所へ
お品書き ↑を見ながら
一つ一つを味わった
 
 これは↑最初のセッティング
この後、次々とお料理が運ばれてきた

全部おいしく頂いてから部屋に戻った

・・・・・・・・・・・・
天気がよければ星空観察だったが
あいにく、替わりやすい天気で
時々雲の間から月が見える程度だった (残念!)
・・・・・・・・・・・・

   温泉に入って就寝


  2日目 1/17(月) 
 
 朝6:30発で、再び、王ケ頭で
朝日が昇る様子を見に行くことになった

 
 昨日より天候は悪い

辺りは真っ白!

 
 鳥居も凍りついている

 
 この大きな岩に刻まれた文字

スタッフが雪を手で運んで凹みに詰めると
白く浮き出てきた
何回も何回も往復して(冷たいのに!)
そのサービス精神に脱帽〜

交代で写真を撮ってもらった


↑ これはまだ雪詰めの途中
「王」だけが白く浮き出た所

 
 「樹氷キラキラの所を
見学できませんか?」・・・と、お願いすると
ここで雪上車から降りることになった

道路は踏み固められているが、
一歩雪の中に足を入れると
ずぼり〜

 
 こんな真っ白では、朝日は無理・・・
キラキラの樹氷も無理・・・

また雪上車に乗ってふるさと館へ

 
 ふるさと館の周辺の木々
葉が凍りついていた

スタッフの話では、
「マイナス5℃だと暖かく感じる」そうである
寒いのは、マイナス15℃くらいだとか

 
 朝日はこれで精いっぱい・・・

   
朝食前に、餅つき体験
「1人10回ずつ」搗くことになった
私は初めての経験

あっという間に搗き終わって
搗いた餅は朝食のテーブルに運ばれてきた

 
 朝食
この後、次々に運ばれてきて
完食を目標にしている私も
さすがに食べきれず、お土産として貰ってきた
(ピザ=半分以上・焼き立てパン=2個
・さっき搗いたばかりのきな粉餅2個)

 
駅まで送ってもらう車は、2便ある
10:20と12:20

雪の上を歩こうと、
輪かんとダブルストックを持ってきているので、
近くにある牛伏山へ行こうと考えている

12:20の便に乗るつもりで帰ってこようと思い、
チェックアウトの際、その旨を伝えた
・・・・・・・・・・

その時、「星空観察の時に撮った写真を欲しいですか?」
と、尋ねられた。
「はい」と答えると、QRコードのついた紙を渡された
・・・・・・・・・・・・・

家へ帰ってから、それを読み取ると
住所や名前や写真のナンバーを記入するページが現れ
それをメールで送った所
しばらくしてから画像が送られてきた

スタッフがライトを暗闇に投影すると
きらきらが写る、こんな感じの写真になった

面白い手法だった!

ここをクリックすると大きく見えます


・・・・・・・・・・・・・・
そして、12:20発用の椅子の上にザックを置いて出発
(後で分かったが、12:20便は私だけだった)

どの方向か?山頂に目印はあるか?を尋ねると、
「ここからすぐ前の斜面を登って
稜線に出たら周りを見回して行ってみて」
「こんもりしたものがあるから」
「最初の斜面だけはきついが
それを過ぎれば楽々」・・・ということだった

昨日登って行った人がいたから、
踏み跡があると思った
無雪期なら「コースタイムは10分」だから大丈夫!

身支度を完全にして、
駐車場のきわで輪かんを付けて、
9:45頃出発

なるほど、取り付きだけは急だったが
すぐなだらかになった
 ↓こんな感じ
 
 スノーシューの跡はある
時々ズボッと潜ることもあったが快適〜

周りは白の世界
前にも、後ろにもだあれもいない静かな世界〜

 
 後ろを振り返ると、ふるさと館が小さく見えた

 
 青空は一瞬だけで
すぐまた白の世界

 
 両側に、柵の柱が見えてきた
この間を通ればいいんだね

  
 道標は凍って文字が読めないので、
手でずりっと払ったら
「左 牛伏山を経て白樺平へ  右 山本小屋へ」

 
 「牛伏山」の文字のある方へ進んで行くと
広場に出た
案内板には、「牛伏山」の文字は無し

 
 ↑ 雪に埋もれたベンチと、雪と風で曲がってしまった木

 
 その広場のすぐ横に、また凍りついた道標
手で氷を払うと、
「左 美術館 右 牛伏山頂 0.1km」の文字

 
 その「牛伏山頂」の方を見ると・・・
なにやらこんもりしたものが見える
スタッフが言っていたものはあれかも???と思い
足を踏み出した

この辺りは遮るものもない
風の吹きっさらし地帯
踏み跡なんて一つもない

が、こんもりしたものを目指して歩いて行くと・・・
   
 ??ん?何?これは?
人工物だよね
 (表と後ろにあたるようだが、どちらが表でどちらが裏か??)

この辺りには、「美ヶ原高原美術館」の野外展示物があるとか
それかもね?

 
 もっと進んで行くと、方位盤と「こんもりしたもの」
 
 そのすぐそばには、説明板があった ↑↓

 
凍って真っ白になった文字を見ようと
手でずりっと払うと
「牛伏山園地 山頂標高 1980m」の文字

これで山頂が確認できたので、
引き返すことにした

天気がよくて風が無ければゆっくりもできるが
真っ白で何も見えない・風は強くて冷たい・・・では、
長居できない

今来たばかりの道を戻ることにした

白い雪面は、平らなようで平らではない
平らに見えるが、凹みが各所にあって
がくっと足を取られる
1歩1歩気を付けて、元の柵のある所まで戻り・・・
 
 あとはふるさと館目指して下るだけ

 
 左を見ても右を見ても、
真っ白なふわふわ雪の世界と
枝が凍ったアイスキャンディーの木々

 
 下の方に赤い雪上車が見えた
白の中に、赤が良く目立つこと!

この辺り、左右に木が並びはじめたので
寒さが少し和らいだ

 
左の方を見ると、
遠くの稜線も見えず、
灰色のブラインドを下ろしたような空だけ・・・
 
 
 駐車場に降り、輪かんを外し
途中で拾ったテルモスを玄関先に置いてから
少し歩くことにした

↑ こちらは、上諏訪方面へ帰る方向

 
 ↑ こちらは、「美しの塔」へ行く方向
雪上車で2回も往復した道

こんな道を歩いても楽しくないなあ・・・
と思いながら、ふと右を見ると
雪壁の上に、スノーシューの跡が見えた

あの跡を歩いた方が、車道より楽しそう・・・と思い
低そうな雪壁を探し、
雪壁を登って、上のスノーシュー用の道へ出た

輪かんはふるさと館の玄関先に置いてきたので
時々ずぼりと潜りながら歩いた

 
 ふるさと館のお隣さん ホテル山本小屋が見えた ↑
ここから引き返し

*******************
二つともよく似た名前なので
頭がこんがらかってしまう・・・

私が泊まった宿は、「山本小屋ふるさと館

お隣さんは、「美ヶ原高原ホテル山本小屋
*******************

 
  今度は、雪壁を下りないで、
スノーシューの跡をたどって行った

右に車道を見下ろしながら歩いて行くと、
ゆるやかに車道へ降りる道があった

そして、ふるさと館に到着

……………
雪歩きの道具を片付け、
パッキングをし直して、12:10頃に出発
お客は私だけ・・・

上諏訪駅まで、送ってもらった

送迎車のおかげで、1人でも雪を見に行くことができた
感謝!

……………
この日は、茅野駅裏のビジネスホテルで泊まった


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