岩巡りコースは圧巻!
  
        杖突峠〜守屋山〜立石周回
 



守屋山西峰

鬼ケ城
●場 所 長野県伊那市・諏訪市
●標高 守屋山西峰1650.6m 東峰1631.2m
●山行日 2022年3月31日(木)
●コース 杖突峠(P)・・・赤井沢新道・・・東峰・・・西峰・・・東峰・・・立石コース(岩巡りコース)・・・立石登山口・・・杖突峠(P)
●参加者 山崎、白木、丹羽
●コースタイム 山荘
杖突峠(P)

赤井沢新道入口
水呑場山荘
立石分岐
東峰
守屋神社奥ノ宮
西峰
ラビットハウス
東峰
立石分岐
前嶽分岐

浅間大滝
百畳岩
尾根コース分岐
立石
立石コース入口
車に乗りこむ

6:25発
7:00〜7:10頃
7:42
8:00〜8:10
9:10
9:19〜9:27
9:29
10:00
10:08〜10:25頃
10:51〜10:55
11:00
11:16
11:20
11:37
11:50〜11:55
12:10
12:15
12:42
13:05〜13:11

周辺地図はこちら    
  


山荘 6:25発 天気は良くない 
昨日と大違い・・・
現地で雨が降っていたら帰る
降っていなかったら登る
・・・ことにして出発した
約30分で杖突峠(P)に着いた

広い駐車場に先行車は1台
男性1人

階段を上って山道へ
足元は、ふわふわの膝に優しい落ち葉の道

「熊注意」の看板を見て、
熊避け鈴をよく鳴る場所に付けた

 
歩きやすい緩い登り

右下の山の斜面には、太陽光発電がずらり

林道のゲートに出た
傍に、「高遠長谷部アジア公園」の看板

近くには、モンゴルなどでよく見られる「パオ」が一軒
アジア公園」とは何だろう??

しばらく広い林道を進んで行くと・・・

「赤井沢新道入口」
「守屋山登山道」「水呑場方面へ」の立派な門

この門から仰ぎ見る山が、守屋山らしい
門をくぐると、どんどん下っていく

この道で間違いない

 
古い木道が現れた
「木道利用する際には、足元注意」の文字

この橋の下を小沢が流れている
この道は、「ザゼンソウコース」とも言われている
その名が付くいわれは
この辺りの湿地に咲くのだろうか?
↓ 古びて判読が難しいが
「座禅草群生地」の文字
 
 目を凝らして探したが、
それらしい株は無し・・・

 
 ここにも「守屋山登山道入口」の大きな標識
「花の百名山」の文字と
「ザゼンソウ・クリンソウ・レンゲツツジ」等の
花の名前が書かれていた

 
 ↑ 「水呑場山荘」
 
 炊事場らしき屋根付きの建物
左には真新しい鳥居

 
ベンチとテーブル

 
 簡易トイレもある

 
 鳥居の奥には小さい祠

 
 鳥居の横を歩いて行くと、
「熊出没注意!」の看板
でも、横に立っている熊は、
木彫りのかわいいクマさん

この辺り、どろどろ・ぐちゃぐちゃ・ぬるぬるの登山道

 
 どろぐちゃぬる道はしばらく続きそうだったので
長めのズボンの裾は靴下の中に入れた

 
 雪の登場〜

 
 全面ではないので
歩きやすい所を選んで歩いた

 
 雪のない所は乾いた道

 
 この辺りから登りがきつくなり
雪も多くなったので、キックステップで登った
が、蹴り込んでも凍っているので
なかなかステップが切れない

鎖も出てきたので、ここが問題の急坂だと分かった

鎖を頼りに1歩1歩登り・・・
 
 やっと難関を突破した所で、
後ろを振り返ってパチリ
「あと10分、ガンバレ」という札もあったらしいが
足元に神経を集中していたので
見落とした

 
 やっと、安全地帯の尾根になったので、
後ろの2人をパチリ

 
 すぐ「守屋新道立石コース」分岐だった

 
 上から1人男性が下りてきた
駐車場で先行した人だった

彼はあの怖いツルツル道を下って行った

 
 雪は無くなり、緩い登りの先が東峰らしい

 
 山頂標識が小さく見えた
もうすぐ

 
 右手の斜面はまだ雪が残っていたが、
登山道には、雪はなし

 
 東峰到着〜 1631.2m
天気がよければぐるりが見える所だろうが
あいにく、展望は△と言ったところ

 
東峰から-1
前方右手が、西峰だろう
「西峰へ1.1km 15-20分」だって ↓
 
 
 東峰から-2
諏訪湖

 
 東峰から-3
八ケ岳方面
西峰のなだらかな山裾

 
 東峰から-4
中央アルプス方面

 これより、緑色の部分は、2014/1/16
東峰からの展望
(比較のため借りてきた)
「これ以下の天候はいくらでもあるだろうが、
これ以上の天気はないといっていいほどの上天気だった!」
・・・と記録してあるほどだから、展望はピカイチ!

 
 ↑ 東峰山頂標識
バックは南アルプス
 
 ↑ 眼下は諏訪湖
諏訪湖の後ろは、霧ケ峰や美ヶ原方面
左後ろの白い山並みは、北アルプスの山々
 
 ↑ 北アルプスをもっと引っ張ってきた
 
 ↑ 八ケ岳
右から編笠・権現・赤岳・横岳・天狗、少し離れて硫黄かな?
左端に蓼科山

 
 西峰を目指して出発!
 
 柵の中は、「守屋神社奥ノ宮」

 
 守屋神社里宮への分岐もあった

   
太くて大きな木があった 
「元気になる木」だって
 
    
 左 「毛なしケヤキ(ブナ科)」の文字」
右 根元には祠が2つ 「登山の安全を願ってます」と

 
 山頂はまだかな・・・

 
 「中嶽」

 
ゴロゴロと切り倒された木々

 
 「守屋山の細(さざれ)石」
守屋山のあちこちに見られます」・・・と

 
 山頂標識が見えた
その手前に白い小屋

 
 「守屋山山頂 ラビットハウス」
 
 その横に増築された部屋
ベンチと机もある
「御自由にお使い下さい」の文字も

(ランチ休憩はこの中へ入った
風が来ないので暖かかった)

   
 こんな所にフクジュソウ!?
踏まれないように囲われていたり、
ネットの中で保護されていた

こんな曇った日は、ぱっとは開かない

 
 ↑ 山頂の三角点と山頂標識 ↓
 
 展望は良くない
雨が降らないだけましか・・・と思っていた

 
 ↑ これはどこの山??

 ↓ 天気がよければこんな展望だったのに・・・
緑色の部分は、2014/1/16
東峰からの展望
(比較のため借りてきた)

 
↑ 西峰から-1 南アルプス
左から甲斐駒ヶ岳、鋸岳、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳など
 
 
 ↑ 西峰から-2 八ヶ岳
左から蓼科・北横・縞枯・茶臼から硫黄・天狗へと続いていく
 
 ↑ 西峰から-3 中央アルプス
左から空木・桧尾・木曽駒かな?
 
 ↑ 西峰から-4
御岳かな

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ラビット小屋を見下ろす
緑色のネットの中には、山野草の名札があった
咲いていたのは
フクジュソウ一輪のみ

山頂にはベンチがたくさんあったが
じっとして座っていると寒くなるかも

小屋の中で休憩することになった

 
ラビット小屋の戸を開けてみた
いっぱい写真があり休憩できるようになっていた
 
  
  ↑ コロナの感染に注意の文字
狭い小屋の中ではちょっとね・・・

今日は私たちの貸し切り〜
明るい増築された部屋でランチタイム

昨日食べれなかった、@米
朝、おにぎりにして持ってきたが、
ぱさぱさしておいしくな〜い

そうそうに切り上げて出発

 
 元来た道を引き返して、2度目の東峰
西峰方面を望む

 
 四角い板には、山の名前が書いてある
眼下は、諏訪湖

 
 東峰から下った所で、山頂を振り返る
登りは、直登
下りは「くの字」で降りてきた

 
 
 ここから立石コースへ下山

 
 
 ジグザグに下って行く途中、
こんな表示板があった
「息切坂
息切は心臓・肺への最高の良薬です
がんばりましょう」
ホントかしら???

 
 
 「前嶽 1514M 3分
四等三角点」の文字

3分なら行かなくっちゃあ!

 
ここが、前嶽
周りを見回すと、赤い布がひらひら
こっちへおいで〜と誘っている
踏み跡は薄いが、きっとショートカットコース

 
 元の分岐に戻った
「一休平」という名前

このコースを登ってきた人には
有り難い休憩場所

立石へは、ここでカクッと
曲がって「R152号」方面へ ↓
  
 表示板を確認して進んで行くと・・・
   
 ↑ 直進の「尾根コース」と、
 
 ↑ 「浅間の滝」へ降りていく
T字路の分岐があった
 
 ↑ 「岩見コース 浅間滝 鬼ケ城 R152号」の
表示板もあったので、
岩見コースへ右折すると・・・
 
 ↑ 立派な大岩と、細〜い「浅間の滝」があった、
     
 ↑ 左 岩の根元に小さい祠
↑ 右 説明板には、
「富士山の祭神である
木花咲耶姫(このはなさくやひめ)が祭られている」と

 
 どんどん進んで行くと・・・
梯子がかかった大岩が見えた

 
 大岩の左にも道が続いていて、
「尾根コース」と書かれていた

 
 まずは梯子を登って大岩の上へ

 
 岩の上からの展望

山また山が見えたが、
目印になるようなものは見えなかった

 
 梯子を下りて振り返ると、
「百畳岩」の文字

百畳は無いなあ・・・
八畳くらいかな?

 
 さて、標識は二つ
どちらへ行くべきか?

私達は、岩巡りへ行きたいので、
尾根コースではない

(後で分かったが、岩をぐるっと回っていくと、尾根コースに合流した)

 
 「岩巡りコース」の表示板に従って右へ

 
 どんどん降りていくと・・・
 
 さっきまでいた大岩が見えてきた
    
 「鬼ケ城(おにがじょう)」という表示札が立っていた
大岩の根元には、
人工的に削ったような凹みがあった
雨宿りができるほどの広さだった

 
 どんどん下って振り返ると、
大岩は1つではなく・・・
 
 横へ横へと続いていた
これらの大岩をぜ〜んぶ合わせたものが
「鬼ケ城」に思えた

   
 
 岩々に沿って降りていき、
大岩の連なる「城」はもう終わりか
と思ったら、まだまだあった
今度は、「屏風岩」

 
 岩を回り込むように道が続き・・・
   
 今度は「親子岩」
大きな岩2つと、小さい岩が1つだから?

   
 
 そして、その大きな岩2つだけなら「夫婦岩」だって

   
 
 左上 すごい!岩の間から木の根が!幹が!出ている
・・・と思ったら、
下 「平成のビーナス」という名札があった

なんでビーナス?っと思ってよくよく見ると、
右上 女性の体に見えてきた・・・!

ふう〜ん、誰が名付けたのか?
その発想がすごいと思った

   
 大きな岩に、1つ1つ名前がついていて
今度は、「十文字岩」

岩の割れ目・ひびが、十字になっていることからだろうね

   
 岩巡りコースに鎮座していた札
岩の名前が書かれていた
名前を付けた人たちは、苦労しただろうねえ・・・

 
 尾根コースとの合流点になった

尾根コースへ進むと、
「鬼ケ城頭岩」「百畳岩」の2つの名前
「鬼ケ城頭岩」というのは、
私達が梯子で上ったあの岩のこと?
「百畳岩」と「鬼ケ城」とは違う??

 
 左の赤線の方へ行くと、岩巡りコース
右の青線の方へ行くと、尾根コース

 
 あら、前方に背の高い岩
もしかして、あれが「立石?」と思ったら
ピンポ〜ン
「立岩」じゃなくて「立石」だった
別名「坊主岩」

「この立石を山里の人たちはお坊さんに見立て
朝夕に家内安全と世の中の平和を祈ってきました
小石をそっと乗せて祈って下さい」・・・の文字

   
 2人とも、うまく乗りました〜

 
 少し進むと、こんな手書きの地図 ↑
落ち葉がいっぱいで踏み跡は薄かったが、
ここからお寺へ降りることができるらしい

 もう岩は終わりかな?と思いながら歩いて行くと、
「亀石」がまだあった

   
 おや珍しい、カバノキ科の雌花(左)と雄花(右)

 
 どんどん下っていくと、道路や車が見えてきた
もうすぐ下山口

こんな注意書きが木に縛り付けてあった ↓
「この登山道は地域の人たちがボランテア
で作り、ボランテアで整備して居ます
守屋山の山野草を大切に守る為に
登山道以外に入らない様に願ひます」

   
 登山口に着いた

このちょっと前からポツポツと雨
空は明るいのでひどくはならないだろうと
思っていたが、
道路歩きが始まるちょっと前に
大粒の雨になった

 
  雨具やザックカバーを付け
歩道のない車道の白線の中を歩いて
杖突峠の駐車場を目指した

途中で雨は止み、日が差してきたが
雨具を脱ぐ時間も惜しく、
そのまま歩いていたが、
フキノトウが頭を出しているのを見つけ
5〜6個貰ってきた

私は、こんな道草をしていたが
速足で先行していた同行者は
駐車場へ先に着いて
車で迎えに行く・・・と連絡があり
私達2名は、駐車場手前の
林道入口で待つことになり
車道脇のU字溝で、泥靴を洗いながら待っていた

緩いが登り道なので、
とても有り難かった!


*************************

    私の記念の一枚 〈山崎さんより〉
 
かわいい熊さんのお出迎え
こんな熊さんなら会いたいけどね

 
 あと少し・・
はい!頑張ります

   
頂上着いた〜!

ご褒美の福寿草
会うことが出来ました


     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     【感想
    *今ひとつの天気。雨が降るかもと思いながらの山行でしたが、最後まで楽しむことが出来ました。
    *一足先に車ありがとう!
    *一足先の道案内ありがとうございます。
    *今度は晴天にまた行きましょう!


    ・ぐちゃぐちゃ道に、滑る雪道、鎖場は短かかったけど、雪で滑ってなかなか手強かった。
    ・東峰、西峰とも曇って眺望はイマイチでしたが、諏訪湖はしっかり見えました。
    ・小屋の中でのご飯は楽しかったです。
    ・帰りの岩コースはなかなかの見応えでした!などなど記憶が蘇りました。
    ・昨日、またあの峠道、通りました。駐車場、車いっぱいでした。
     晴天で、たくさんの登山者の方、素晴らしい眺望が見えたこととおもいます。
     ついこないだなのに、懐かしかったです。(4/6)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  
   私の記念の一枚 〈白木さんより〉 
 
 怪しげな天候の中、いざ出発

 
 こんな感じの雪道、泥道を歩きます

 
眼下に諏訪湖が広がります  大きい!
湖の辺りは、日差しもあるのに…
守屋山は晴れてくれません

 
 おきまりのポーズをパチリ!

 
 頭上は厚い雲のカーテン
あと少しってところで、雨に降られました

 
だそうです
登山は薬、過酷な山ほど良薬か?


     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     
感想
    *花の山と言われる守屋山。
     人気も高いかと思いきや、今日はまだまだ花もなし、更に天気も影響したのか人出もなく、
     ひっそりとした山でした。
    *花の咲く時期にまた登ってみたいものです。 
 

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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