|
『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
カタクリとスズカカンアオイ-1 昨年の記録を見ると、3/23「ちょうど見頃」・・・とあった 天気も良いので、気温が上がった頃を見計らって出かけた 咲いているのは少し まだ、つぼみの方が多かった 上 あれ〜、カタクリのすぐ横に、スズカカンアオイの葉っぱ! カタクリは『アリ散布植物』として有名である 〜『種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いているから』〜 カンアオイの仲間も、アリが関与しているらしいので、 どちらもアリが運んだ結果、隣同士になったのかも・・・と、興味深かった ↑ 下左 枯れ葉と土を退けると・・・花も咲いていた 下右 カタクリはまだつぼみの状態 |
|
カタクリとスズカカンアオイ-2 ここも、隣同士になっていた |
|
花が開く順に並べてみた |
|
つぼみが出てくる ↑ | 花柄が伸びる ↑ |
花びらが1枚ずつ持ち上がる ↑ | |
だいぶ持ち上がってきた ↑ | |
傘のようになってきて、雄しべや雌しべも見えてきた ↑ | |
花びらが反転し始めた ↑ |
|
全部反り返った ↑ | |
もっとくるりと反り返った ↑ |
|
花の様子 |
|
くるりと反り返った花たち ↑ 『早春に地上部に展開し、その後葉や茎は枯れてしまう 地上に姿を現す期間は4〜5週間程度で、群落での開花期間は2週間程と短い このため、ニリンソウなど同様の植物とともに 「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている』 『日差しがない日は終日花が閉じたままである』・・・と 鳩吹山のカタクリ群生地へ、下山後足を伸ばしたが、 すでに陽は傾いていたので、花はお休みの準備で閉じかけていたっけ・・・ 朝早くてもダメ・曇っていてもダメ・陽が高くなって来ないとダメ・午後遅いととダメ ・・・と、なかなか気難しい くるっと反転した花に出会えればラッキー! |
|
雄しべは、長いのが3本、短いのが3本 ↑ 雌しべは1本 『長い雄しべの葯は短いものより外側にあり、先に成熟して裂開する』・・・と |
|
葯は、最初暗紫色 花粉が出始めると、白くなる ↑ 雌しべの花柱は最初は閉じているが、だんだん3裂して反り返る 花に陽が当たると、花びらが開き、だんだん反り返る |
|
長い雄しべの葯をよく見ると、くねったような隙間が見える ↑ 花粉がどこから出てくるのか、ずっと疑問だったが もしかすると、この隙間から出てくるのかも・・・?? |
|
↑ 花びらの内側に、桜の花びらのような模様が ある これは『蜜標(みつひょう)』と呼ばれ、「こっちへおいでよ〜」と、虫たちに蜜のありかを教えるためらしい 一つ一つをよく見ていくと、微妙に模様が違っているので、これまた面白い! 今日のカタクリはまだ花柄が長く伸びていないので、覗きこむことも無理な花が多数あった |
|
その他の花 ショウジョウバカマ:ユリ科 |
|
つぼみから、まず雌しべが顔を出す ↑ 雌しべの形も色も微妙に違っているので、面白〜い! |
|
次いで雄しべも出てくる ↑ まだ花粉は出ていないので、つやつやした紫色 |
|
雄しべの葯から花粉が出てくると白くなる ↑ 上 花色がかなり赤い株 こんな色は珍しい 雌しべの柱頭も赤っぽい! |
|
スズカカンアオイ:ウマノスズクサ科 |
|
1 枯れ葉から出ている1枚の葉っぱの下を探すと・・・ 花が2つ出てきた |
|
1 2枚の葉っぱの下を探すと・・・ 花は1つ |
|
1枚の葉っぱの下に、花が2つ 新しい赤茶色の葉っぱも出てきた |
|
コナラの発芽:ブナ科 | |
どんぐりから出てくるのは、まず根(しっかり地中に根を張って体を支えるため) 次いで殻が割れて、赤っぽい子葉が出てくる(緑色の子葉もある これはかなり重い) ↑ 一昨年は、いたるところでこんな状態の発芽を見ることができた こんなにいっぱいでは、あちこちにどんぐり林ができてしまう〜・・・と思った程 しかし、去年と今年は、まったくと言っていいほど見かけない 年によって大きな差があるようだ ↓ 左 発根の様子 右 子葉の間から「幹」になる芽が伸びてくる (*2017/3/9撮影 比較のため借りてきた) |
|
コバノミツバツツジ:ツツジ科 |
|
今年の一番乗り〜 遠くで咲いていたので、望遠でパチリ |