土岐川河川敷 (多治見市)

                          2019年9月30日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 陶都大橋から河川敷へ降りる道の草刈りがされ
きれいに歩きやすくなっていた

 
   
アレチウリ(荒地瓜):ウリ科
上段 生い茂っている様子
中段 雄花  雄しべと葯がくっついたキノコのような形
下段左 雌花 3個の柱頭が見える
下段右 若い実
北米原産』 『特定外来生物に指定されている
特定外来生物とは?
『生態系、人の生命・身体、農林水産業へ
被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるもの』
『アメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入,豆腐屋を中心に拡大したといわれる』・・・・と
・・・・・・・・・
このアレチウリの場合、何の被害があるのだろう?
今まで河川敷にあった在来種の植物が
アレチウリに押され、数や種類が減ったり無くなったりする・・・ということだろうか?

このアレチウリ調査を数年前に多治見植物の会で行ったことがある
笠原川沿いに歩きながら探したが、た〜くさんあった
それに比べると、土岐川沿いは少なく感じた

 アメリカセンダングサ(栴檀草):キク科
アメリカ原産
この花の実は、「くっつき虫」 ズボンなどにびっしりくっつく

 ミゾソバ(溝蕎麦):タデ科
葉の形が牛の額に見えることから、「
ウシノヒタイ(牛の額)」と呼ばれることもある
白とピンク色の配色が可愛い

ボントクタデ(凡篤蓼):タデ科
花がまばらについて、穂の先が垂れ
ているのが特徴
揃って一斉に咲くことはなく、ぱらぱら咲き
ボントク・・・なんの意味があるのかというと「役に立たない」ということらしい
よく似た
ヤナギタデは葉に辛味があり、香辛料のように利用できるが、
ボントクタデは全く辛みがなく利用できない(=役に立たない)ということらしい
試しにかじってみたが、確かにピリッとした辛みは無かった

隣に生えていたタデ(たぶん
オオイヌタデ:タデ科は難しい)の葉っぱも
ついでにかじってみたが、こちらも辛みは無し

ボントクタデヤナギタデかは、かじればわかるなら
「花がまばらについて、穂の先が垂れている」タデがあったら
これからはまずかじってみよう

 あらら・・・ 川を渡った所も、向こう岸(市民病院側)も
草が刈ってある!

   
オオブタクサ(大豚草):キク科
北アメリカ原産
この前と同じ場所にまだ咲いていた
『雌雄同株で雌雄異花』だが、雄花・雌花を探すことを忘れていた

『茎の上部に穂状の雄花、その下の基部に雌花が付くらしいが、
黄色の花(雄花)に目を奪われ、葉っぱの付け根を見てこなかった・・・

   
   
   
 ジュズダマ(数珠玉):イネ科
インドなどの熱帯アジア原産
大株のジュズダマは根こそぎ倒れていた
増水した時に倒れたのだろうか?

丸っこい「玉」が、たくさんできていた

白いひげのようなものは、雌しべの柱頭
オレンジ色のものは、雄花の葯

   
 マメアサガオ(豆朝顔):ヒルガオ科
9/11には、た〜くさん咲いていたが、
今日は、花はほんの少し 実がた〜くさんになっていた
北アメリカ原産


ここをクリックすると大きく見えます
 ニシキソウ(錦草):トウダイグサ科
オオニシキソウ
は、背丈が40cmにもなるが
これは、地面を這って広がっていく
余りに小さくてカメラでも判別しにくいが、花が終わって実になっているよう


 
 
 
 調べ中
ナデシコ科の
ツメクサに似た花
放射状に地面を張って伸びていた

 
 おやあ・・・  きれいに草刈りされてしまった!
歩きやすくなったけれど、花が無くなってしまった!

   
   
 10/1から通行止めになるという堤防道路
ここに咲いていた花は、きれいさっぱりなくなっていた・・・

   
 ヒガンバナ(彼岸花):ヒガンバナ科
花が咲き終わった後に、葉っぱが出てくる
花と葉っぱを同時に見ることはできない
今年は、平年より2週間ほど
開花が遅い・・・と、新聞記事にあった
パラパラ咲きではなく、
固まって生えているのは、
種で増えるのではなく、
球根の鱗茎で増えるから
『自生ではなく、
中国大陸から
直接ないし間接的に持ち込まれたもの』らしい

 コムラサキ(小紫)の実:クマツヅラ科
川の流れのすぐそばに紫色の丸い粒が見えた
望遠で撮ったところ、
コムラサキの実のようだった
ムラサキシキブはシソ科なのに
コムラサキは、クマツヅラ科
   
 キダチコンギク(木立紺菊):キク科
この株だけだった
北アメリカ原産

アレチハナガサ(荒地花笠):クマツヅラ科
花期が長い
南アメリカ原産
   
イタドリ(痛取・虎杖):タデ科
上を向いているのは雄花・下を向いているのは雌花・・・と聞いtことがある
花期は、雄花も雌花も同じように見えるが、
種ができて重くなるとその重みで下を向く・・・という分け
しかし、花の時期、よく見ると雄花には雄しべが目立ち(8本)
雌花は雄しべは目立たず、3個の花柱が目立つので区別はできる

これが雄花 ↓


   
ツルボ(:キジカクシ科
やや盛りを過ぎていた
下から順に咲き上がっていく

  
 国長橋を渡る

 
 ここをクリックすると大きく見えます
   
 
 アレチケツメイ(荒地決明):マメ科
花はほとんど終わり、さや状の大きな実をたくさんつけていた 上段
@
下側の花びらが大きく他の花びらより大きく 中段
A
雄しべの色が赤い 中段
B
蜜腺がキノコのような形をして暗褐色を帯びている 下段
3つの特徴にピッタリ

ここの河川敷は皆「
アレチ」ではないだろうか?
北アメリカおよび西インド諸島原産

 
 ヤハズソウ:マメ科
左 今日であった
ヤハズソウの花・・・紫
右 9/11に出会った
ヤハズソウの花・・・ピンク
色は違うが、花の形も葉っぱも、咲いていた場所も同じ
『葉を引っ張ると矢筈形に千切れることから、この和名がついた』・・・と
*矢筈とは? 掛軸を掛けるための棒状の道具

   
イネ科?
白い綿のような物が飛び出ていた
イネ科は苦手  種類が多い 地味な花できれ〜いとは言いがたい
色もカラフルでない・・・などの理由で見てみぬふりをすることが多い

   
   
  
 ヤブガラシ(薮枯らし):ブドう科
前回(9/11)より広がっていた
草刈りがされた範囲外にあったため、伸びに伸びていた
ロウソクバナという別名があるが、なるほどね・・・という形もたくさんあった
オレンジ色の部分は、花びらと雄しべが落ちた後に残った蜜のある部分(花盤:かばん)
虫が(ハナアブの仲間かな?)一生懸命蜜を食べに来ていた

   
 市民病院下の遊歩道
きれいに草が刈られていた
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
:キク科

まだ背も低く、つぼんでいる
これから勢力を広げていく花
北アメリカ原産

   
 ツルマメ(蔓豆):マメ科
9/11には、花が咲いていた(右)が、(参考のため借りてきた)
今日は実だけ
 
 
 ホシアサガオ(星朝顔):ヒルガオ科
南アメリカ原産

  
 
 イネ科
苦手・・・!

   
   
 オオフタバムグラ(大双葉葎):アカネ科
北アメリカ原産』の帰化植物
よく似た
メリケンムグラとの違いは、
葉に毛があるか、無いか
オオフタバムグラは毛があってざらつく))
乾燥した砂地が好きか、湿り気が好きかオオフタバムグラは乾燥した場所が好き)
ピンク花か、白花か(オオフタバムグラは白〜ピンク)
花びらに毛がないか、あるか(オオフタバムグラは毛が無い) 
下段右 メリケンムグラ 9/11撮影 比較のため借りてきた

 
 陶都大橋を渡って返ってきた

 Walking2019のページに戻る