車山肩〜霧ヶ峰(車山)周回
 
   
    
ニッコウキスゲを期待していったが、咲いていたのは特定の場所だけ

                   (茅野市)
  2020年7月15日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 7/14、天気予報を見ながら、急遽明日(7/15)出発・・・とリーダーから連絡が入った。
 7/15、6:00多治見駅北口でピックアップ⇒多治見IC⇒諏訪IC⇒霧ヶ峰ビジターセンター
 (ここで茅野からのメンバーと合流)⇒車山肩(P)へ移動

 車山肩(P)・・・車山山頂・・・車山乗越・・・南の耳・・・北の耳・・・ゼブラ山(男女倉山)
 ・・・八島湿原・・・沢渡⇒車山の肩(P) ⇒多治見へ

 ウスユキソウ(薄雪草):キク科
今日一番多かった花
画像は無いが、
ネバリノギランも一・二を争うくらい多かった

ハクサンフウロ(白山風露):フウロソウ科
伊吹山で見た
ハクサンフウロより色が濃い
上段 紫色は雄しべの葯
下段 雄しべに囲まれていた雌しべが現れ、雌しべの先端が開く
花びらの上にある米粒状のものは、雄しべの葯
花粉を放出したら落ちる
それにしても毛むくじゃらだね!

ヒヨドリバナ(鵯花):キク科
高原とビーナスラインと電柵(
ニッコウキスゲ保護のため)

 ついさっきまで、西岳の後ろに富士山が大きく見えたのに
ガスが広がって視界が悪くなった

オオヤマフスマ(大山衾)別名ヒメタガソデソウ(姫誰が袖草)かな?
:ナデシコ科

左 花びらが細い  右 花びらが幅広い
この二つ、同じ花?違う花?

 笹の中の道をひたすら歩く
視界が悪いので、先が見えず疲れ倍増

トンボソウンの仲間:ラン科
右 花を拡大してみたが、
これがトンボに似ているとは思えない(と、いつも思う)

ヤマブキショウマの仲間:バラ科
よく似たものに、
サラシナショウマ・トリアシショウマ・チダケサシ
などがあり、区別が難しい

キジムシロかな?:バラ科
 
車山山頂 10:35着
車山肩から約1時間
右 気象レーダードーム
(晴れていれば遠くからでもいい目印になる)

こんな天候なので、この前見た(6/21)八ヶ岳全貌↓なんてまるでゼロ
比較のため借りてきた
 
 
車山神社
『標高1,925m車山山頂にある神社
360度の大パノラマの中にそびえる4本の御柱は、
登山者の安全を見守り続けるシンボルともなっています』…だって

急な階段と坂道を降りて分岐へ 11:03
前回(6/21)は、下の車山高原バス停から歩いてきたので
ここから山頂までの坂道を仰いで、や〜めた!と決めた所。
下りに使って良かった!(初めの計画の逆回りにした)

登山道わきの岩に座って休憩(以後、座れそうな場所は無し)

 
 直進すると蝶々深山〜八島湿原へ
右折すると、大回りコース(南の耳〜北の耳〜ゼブラ山〜八島湿原)へ
右折 11:16

   
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草):シソ科
背は低いし、横に這って伸びていくが
これでも木

ジャコウソウの名前があるが
いい匂いというより、薬臭いような
ハーブ系の匂いがする

コウリンカ(紅輪花):キク科
明るいオレンジ色
咲き始めは上や横を向いている花びらが、
だんだんと下に垂れてくるのが特徴
ウスユキソウ(薄雪草):キク科
葉の白さを「薄雪」にたとえてある

たらたらの高原を歩いて、南の耳へ 1838m 11:58
分岐から約40分
ガスが濃いので、どこにそれらしい「耳」があるか、
遠くからでは分からなかった

ヤマトキソウ(山朱鷺草):ラン科
めったに出会えない花だと思っていたが、
この車山高原では、湿地でもない場所・草原の中のあちこちで見かけた
トキソウ(朱鷺草)のように華やかな色ではない
開き方はこれで精いっぱい

上を向いて咲くのが特徴

北の耳 1829m 12:26
南の耳から約30分
雨が強くなってきたので、雨具・ザックカバーを付けた

北の耳から下ると、姫木平分岐がある 12:30
姫木平へは右折  八島湿原へは直進

 
 時々、「耳」が見えないか後ろを振り返るが、
ガスが流れて来て見えない

 
 前方がゼブラ山(男女倉山:おめくらやま) 1776m

 
 振り返ると・・・「両耳」が見えた!

   
ヤマトキソウ:ラン科
おやまたあった!
全開しないつぼんだままの花
いったい中はどうなっているのだろう?

そっとゆっくり花びらをひらいていくと・・・
白い花びら状の部分が5枚
中央に、先端がもこもこした赤い部分あった(『肉質突起』という名前らしい)
この形と色が一風変わっていて、印象的だった

ウツボグサ(空穂草・靫草):シソ科
花が咲いたばかりで、花数が少ない

 ゼブラ山(男女倉山) 13:06
ここで昼食タイム

 
 ゼブラ山からは、下りが始まる
出口には標識無し 13:43

出口手前は、ずぶずぶ状態の個所もあった

 
 シカ除けのゲート 13:49
2段式なっていて、開けたら閉める仕様

 
 ここはT字路
左折すると、「御射山約1.2km 沢渡約1.5km」の文字
直進すると、「八島ビジターセンター駐車場約1.2km」の文字

八島湿原の東側を歩くか(約25分)、西側をV字型で歩くか(約75分)の違い
(75分地点で25分の道と合流する)
どちらも通ったことはあるが、湿原の花を見るなら直進

   
グンナイフウロ(郡内風露):フウロソウ科
6/21、同じ場所で出会っている
花期が長いんだね
6/27、伊吹山でも

『山梨県の東部地域を指す「郡内」で、最初にこの花が見つかったことから
こんな名前になった』とか

 キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)
:キンポウゲ科

湿原の木道脇に咲いていた
沢渡バス停の傍にも

 オオカサモチ(大傘持):セリ科
大型の花
   
 ニッコウキスゲ(日光黄萓):ススキノ科
正しくはゼンテイカ(禅庭花)らしいが、
一般には
ニッコウキスゲと呼ばれている
分類の際、いろいろあって混乱したらしく、いろいろな名前がある
「エゾカンゾウ、エゾゼンテイカ、センダイカンゾウ等々」
これらは『朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花』なので、
きれいに開花した花と、しぼんだ花が常に同居していることになる

信州とっておき情報」によると
霧ヶ峰では、『開花は、6月下旬-7月下旬 
増加したニホンジカに花芽が食べられるので、電気防護柵を張って守るようになっている。
ビーナスラインが無料になった後に通行量が増え、
ピーク時の渋滞がひどくなり、排気ガスの植物への影響も心配されている。』…と

 
 ニッコウキスゲと八島湿原・鎌ケ池
あのゲートのおかげか、ずっと歩いてきた高原には全く見られなかったのに
ここではかなりの数のニッコウキスゲが咲いていた

   
ヤマブキショウマの仲間:バラ科
よく似たものが多いので
、判別が難しい

庭に咲く、
アスチルベに似ているが
こちらはユキノシタ科だって

 イブキトラノオ(伊吹虎の尾):タデ科
大型のものが、
風に吹かれてゆ〜らりゆらり
 
 雨が強くなってきた
木道が濡れ滑りやすくなってきた・・・

   
 タカトウダイ(高燈台):トウダイグサ科
花の作りが複雑なので
私のお気に入り
雨が降ってきたのでカメラを出したくない・・・

 クモキリソウ(蜘蛛切草)かな?:ラン科
木道と木道の間に咲いていた
珍しい花なので、カメラを出してパチリ
                      

              
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  
この後、ゲートを開け閉めして出た後に、メンバーの一人が、濡れた木道で転倒・・・茅野の家へ電話して迎えに
  来てもらうよう頼んだ・・・沢渡バス停近くまで歩いて移動⇒お迎えの車に乗り車山肩(P)へ
  ここから多治見・可児へ帰る車・転倒したメンバーが乗ってきた車・お迎えの車の3台に分かれ、それぞれ帰宅

              
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  私の記念の一枚 〈山崎さんより〉

   
  ハクサンフロウ
ピンクの花びら かわいいね
  コウリンカ
個性的に咲くんだね

  
  笹原の高原を行く友 たくましく

   
  後ろ姿が言ってるよ
美味い!

 ニッコウキスゲ
   
 ウツボグサ
小さい花びら次々つけるんだね
いたずらっ子から乙女へのように

 あっ!また発見ですか
教えて下さいね!

   
   私の記念の一枚 〈白木さんより〉

   
 ネバリノギラン
、ムシトリナデシコみたいに
茎がペタペタ粘ってる

 ノハラアザミ
アザミのピンクが草原に映える
 
 霧ヶ峰です
晴れていないのがう〜ん、残念!

 
 なに思う…友よ

   
 ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲのオレンジ色が鮮やか

 シシウド

 
 イブキトラノオ
八島湿原ではトラノオも群生  木道脇に並ぶ

 

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