低山ハイキング下見

   
   城山(じょうやま)〜木曽福島城址  
                          木曽福島駅から

                 (長野県木曽町)    2021年9月29日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
                        歩いたコースはこちら

  ずっと前の私の山行記録を、HPにアップしようと思いたった
「電車で行って、花がいっぱいだった」という記憶が
ふいっと思い出されたので、
低山ハイキングの行き先にどうかな?・・・と、考えた

調べてみると、20年以上前(1998/4月)だった

読んでいると、花の名前がずらずら〜っと書いてあった

良さそうじゃないの・・・と思って、下見に出かけることにした

その時の3人組の1人に声をかけると
「行きたい」・・・という返事

中央線も復旧できたし、
秋の花はどうだろうとも思った


 
 多治見駅6:55発 中津川で乗り換えて
木曽福島駅に8:54着
約2時間かかる  長いなあ・・・

駅前は宿場町らしい風情
そして、バス路線があちこちに伸びている
御岳ロープウェイ・開田高原・木曽駒高原・
赤沢美林など
面白そうな行き先!
9:13発

「史跡と民謡の郷・水と緑の町 木曽福島」の文字
そして、踊っている人形

「行人(ぎょうにん)橋信号を左折

行人橋の上から川面を見下ろした
木曽川はまだこんな狭い川幅 9:25

橋を渡り終えると、
「城山自然遊歩道入口60m」の文字
「しろやま」ではなく「じょうやま」が正しいと
今回初めて知った

 この祠(大悲観音)横が入口になる 9:35

 
 その左に、 「荒城の月歌碑」?
何故ここにある? 不思議・・・
見上げると、大きな岩に歌詞が彫ってあった


 ここをクリックすると大きく見えます
「城山自然遊歩道入口」傍にあったコース図
これが一番分かりやすい図だと、
歩き終えてから思った

 
 あら、鳥居峠でよく見かけた
マメ科の花 ナンテンハギ

 
 「権現滝0.9km  福島城址2.9km」の文字
0.9kmなら軽い軽い・・・と思っていたが
なんのなんの、長かった〜
「熊出没注意」の札も

慌てて、熊除け鈴を付けて歩き始めた
9:35

 
 沢沿いの道

   
 真っ白なきのこ

 ひだが見えるきのこ
   
 結構傾斜がきつい

 登ったと思ったら、今度は下って沢を渡る

   
 セリ科の花

 ツリフネソウ:ツリフネソウ科
もう種が出来ていた

 
 権現滝まで、あと500m
福島城址は、2.5km

熊除けの音を出すように・・・の注意
木槌と金属の棒がぶら下がっていた

 
沢沿いの道が続く
権現滝から流れてきた水だろう

   
 フシグロセンノウ:ナデシコ科
ここだけに咲いていた

ノコンギクかな?:キク科
 
   
 株立ちしている大きな木
近づくと、い〜い香り
カツラ:カツラ科

この山には、この木が多い

 滝の音が聞こえてきた
900mはとても長く感じた
 権現滝の滝つぼ横に祭ってあった
不動明王かな?

 
 権現滝の真下に着いた 10:34
入口から1時間かかった
900mを1時間かけて歩いた・・・

滝は、見上げても滝の落ち口が見えないほど
大きい滝だった

今日は水量が少なく
滝つぼは出来ていなかった

   
ノコンギクかな?ヤマシロギクかな?
葉っぱの形が微妙に違っていた

   
 からかさのようなキノコ

 
 三叉路 10:58
直進すると紅葉ヶ丘へ 1.1km
左折すると福島城址へ1.9km
(城址経由で紅葉ヶ丘へも行ける2.8km)

→左折

 
 三角点1.5kmの文字
(山の名前は書いてない)
福島城址1.7km

→三角点を目指す

   
サルナシ:マタタビ科
まだ小さく緑色だった
黄色く色づいている実には、
穴が開いていたので、虫が食べたのかも

   
 アキノタムラソウかな?:シソ科

 ツリフネソウ:ツリフネソウ科

   
ウリノキ:ミズキ科
瑠璃色の実がなっていた

この辺りで、城山を調査している
学芸員らしい3人とすれ違った

 
 「城山史跡の森遊歩道」の看板
この辺りで、
トチノキの実がごろごろ転がっていた
熊の好物らしい
こんなにごろごろ転がっているということは
この辺りに熊はいないってこと?

 
 三叉路 11:32
左折すると三角点へ1.1km
(山名は書いてない)
右折すると、福島城址へ1.2km

→三角点を目指す

この辺りで、二人連れとすれ違った

 
 足元はふわふわの膝に優しい道
周りは、シダ類が多い
 
ジグザグの道が続く 
 
 ん? いい匂い・・・と思うと
カツラの木がある
 
水はないが、
谷に沿ってジグザグに登っていく
 
   
真っ白のキノコ

   
 やっと尾根に上がった 12:07
ここから右折する
ここで初めて、「児野山(ちごのやま)」という山名が出てきた

右 このマーク、色と数字は入口にあった図
関係があると、後で分かった

色はコース別の色
番号は、各地点の番号

 
 三叉路 12:12
直進は「児野山三角点50m」と
「御岳山眺望地点100m」

あと100m!・・・と分かってホッとした

右折は、「ブナ大樹1km」
1km行ってまたここまで戻るのかと思って
進むのを止めたが
後でじっくり地図を見ると、
福島城址の近くへ通じていることが分かった

しかし、点線ルートになっていて
「険しい道です。気を付けましょう。」と
注意書きのある道らしかった

また、下見に来なくっちゃあ!

 
 三角点に着いた 12:15
傍に、ベンチが二つあるだけで
山名標識もなかった

ベンチで休憩

 
 ここから50mで「御岳山眺望地点」へ
行けることになっていたので
藪を掻き分けて進んだ
建物(作業用の休憩所?)まではなんとか行けたが
その先はとてもじゃないが行く気になれない程の薮!
足元も見えない!
踏み跡も定かではないので
前進をあきらめ引き返した

元来た道を戻って、福島城址へ行くことにした

さっきすれ違った二人連れに、聞けばよかった

12:45 引き返し

   
どんどん下って、さっきの三叉路まで戻った 13:10
2枚の画像は同じ場所

この、「クマのノックの看板」
あちこちに立っていた

1人では歩きたくないなあ・・・の気分になった

 
 福島城址までの道は、三角点へ行くより長いが
たらたら道で歩きやすい

 
 あれ? ブナ大樹の標識

ここでは500mになっているということは、
あの三角点傍の分岐から1.5kmあるってことになる

どんな道かは歩いてみないと分からないので
やっぱり下見が必要

   
 カップのような形のキノコ

 ナナカマドの仲間:バラ科

 
 あれ! ここにも「ブナ大樹500m」の文字
「児野山三角点1.4km」は
「ブナ大樹経由」ってことだろうか?

200mなら福島城址はもうすぐ

ずっと「歩きやすい大通り」・・・といった道

 
 「木曽山林高校演習林」の文字
平日は演習があるかもしれないので
立ち入らないように・・・という注意書きがあった

   
 マイヅルソウ:キジカクシ科
真っ赤な実

 クルマバハグマ:キク科
大きな葉っぱが、輪になっているのが特徴
   
 「福島城址(本丸)50m」の文字

右にも道があるのに、表示なし
ちょっと偵察へ

少し行ったところに、また分岐
右は、「紅葉ヶ丘
郷土館」の文字
直進は、「福島城址70m」

なるほど、さっきの道と合流するんだ

直進
ショートカットをすると
↓ ここへ出た
 
 空堀(確かに少しへこんで登りやすかった)を
ショートカットしたわけ

まず、左の本丸へ

 
 ここが本丸跡 13:50
ここにも「クマノック」があった
ベンチで休憩

さあ、ここからどうやって
木曽福島の駅まで歩くか考えた

電車は、15:58発に乗りたい

 
 「二の丸・三の丸」へ行ってから
考えることにして出発 14:05

 
 すぐ「二の丸」 14:07

   
 ヤマグリ:ブナ科
大きなクリが落ちていた
クマは食べるのだろうか?
中身が空っぽで、イガだけ残っているものが
たくさんあったが・・・

 
 「三の丸」もすぐそば 14:11
ここを通過して下りかけたが、
あまりの急斜面と注意書きで
行く気が失せて、引き返すことにした
点線ルートだった)

 
 紅葉ヶ丘経由の郷土館方面へ進んだ 14:21

 
ここをクリックすると大きく見えます
 地図を見ると、駅からどんどん
離れていくように思えたので
ショートカットできる道を探しながら、
スピードを上げて下って行った

 
 「紅葉ヶ丘へ5分」の文字
だが、そこから郷土館へ行くと
またまた駅から離れていく

 
 権現滝分岐1.1km 14:30
権現滝からは急な下りになるので、パス

 
 古びた道標が立つ分岐があった 14:34

右折すると「木曽福島駅2.5km」の文字
直進は「木曽福島駅(林道経由)3.0km」の文字

違いは500m

右折する道は、細く、その先の様子が分からない
(注意書きもあった)

500m長いが、安全な道を選ぶことにして
林道経由の3.0kmに決めた
3.0kmなら平地だと約30分

計算通りに行けたなら、
15時過ぎには駅に着くはず

電車は15:48発 (次の電車は17:00発)
大丈夫!と心に言い聞かせた

 
 下りは楽
凄いスピードで歩いた

林道の両側に秋の花が咲いているのを
横目で見るだけにして
1枚の写真も撮らずに・・・

 
 林道出口に14:50

さあ、ここからが困る所

町の中に入れば、道は縦横に走り、
分かれ道はいっぱいある

林道出口で工事をしていた人に
「駅はどちらですか?」と聞くと
「どんどん下へ行って」という返事だった

スマホを見ても詳しいことは、
ぱっと見には分からない

木曽川と駅の方向だけを確認して
後は、木曽川木曽川の近くまでおりたら、
右へ右へと行く・・・とだけ考えた

中山道の宿場町なので
狭い道はいっぱいあったが
勘が冴えていたらしく
するするっと駅まで行けてしまった!

 
 駅前のお店で缶ビールを買う余裕もあって
15:25着

「木曽福島駅(林道経由)3.0km」の道標から50分
1km10分では歩けなかった
『人が1km歩くのに、基準は12分30秒』だって

ビールを買った時間を差し引けば、まあまあ・・・か

缶ビールがおいしかった〜!
・・・・・・・・・・・・・・・・

ハイキング当日のコースをどうするか
これから考えていくのだが
秋より春の方がいいかも・・・ね



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