涼しくて花のある山は?
     
  鳥居峠   

                        2022年9月5日   


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

 多治見駅6:00発の電車に乗車
薮原駅で下車したのは、私1人 8:10頃出発

朝の散歩をしている地元の女性1人に出会っただけ
静かな山歩きを満喫〜

   
 ガガイモ:ガガイモ科
中央線のフェンスに
いっぱい絡みついて咲いていた

大きな実もできていた

   
  ツリバナ:ニシキギ科
ちょっと寄り道するいつもの場所で

 
  調べ中

   
  イチイ(アララギ):イチイ科
『雌雄異株(稀に雌雄同株)』だって
ああ、だから実がなっている木が少ないんだね

左 実の中央にある茶色のものは何??

  
  コマツナギ:マメ科
背は低いが、丈夫そう
なんといっても「駒(馬)」を繋いでおけるんだからね

よく似ている「
トウコマツナギ」は、ひょろひょろと背が高く
実をいっぱいつける厄介者

   
  ツリガネニンジン:キキョウ科
残り花

 
  ノコンギク? ヨメナ?:キク科
ノコンギクとヨメナの区別は難しい 

葉がざらざらしていたら、ノコンギク
ツルツル
だったらヨメナ

冠毛が長いノコンギク
短いヨメナ』・・・と言われているが・・・

 
  ノコンギク? ヨメナ?:キク科
これはどっちだろう?

手袋をとって、葉っぱに触り、花をちぎって冠毛を調べてみるか!

 
 林道はここから右へ
でも、今は通行禁止
中山道の石畳道は、まっすぐ

後で分かったが
鳥居峠付近の林道が深くえぐられていたので
そんな箇所があちこちにあるのかも・・・?

   
  ノブキ:キク科-1
ほとんどは、こんな粘つく実になっていた ↑
   
   ノブキ:キク科-2
花はこんな感じ ↑
まわりに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しない』って
ああ、だから、実は中央にできなくて、周りにできているんだね

 
 石畳は濡れていると滑りやすい!
左右の草刈りがしてあるので、
期待していた花がごっそり無くなっていた

 
 林道との交差点
クマ避けの鐘を鳴らして通過

   
   
   ナンテンハギ:マメ科
たくさん咲いていた
実もでき始めていた

   
   ジンヨウイチヤクソウ:イチヤクソウ科
そっくりさん
にコバノイチヤクソウがある

 
 左折して、休憩ベンチのある森林測候所跡へ

  
   ミヤマウズラ:ラン科
盛りは過ぎて、薄汚れていたので惜しい・・・

 
 森林測候所跡の横にある休憩所
いつもきれいに掃除が行き届いている

   
   ミヤマママコナ(深山飯子菜):ハマウツボ科
そっくりさんの
ママコナ
苞の縁が、トゲトゲになっている
これはツルツル

   
  ウリカエデ:ムクロジ科
翼果がまだ赤くなっていないので、
葉っぱとの区別がつき難かった

 
 丸山公園
真ん中の石碑が、芭蕉の句碑

 
 御岳手洗水鉢
冷たい水が流れていた

 
 御岳展望台
今日も御嶽は見えず・・・

   
   ゲンノショウコ:フウロソウ科
赤花と白花があったが
白花の方が多かった

 
   
   ツリフネソウ:ツリフネソウ科
これは、葉っぱの上に咲くが、
キツリフネは、葉っぱの下に隠れるように咲く
・・・という違いがある

 
  ヤノネグサ:タデ科
『葉の形が矢の根(矢の先端の矢じり)に似ていることから
名付けられた』・・・とか
ミゾソバに似ているが、こちらの方が、すらりとしている
湿っぽい所に大群生していた

   
   キツリフネ:ツリフネソウ科
この黄色花は、少なかった
紫花の
ツリフネソウの方が多かった
黄色花の方が早く咲き始めるようである

なるほど、葉っぱの下に咲いているね

 
 「木祖村天然記念物 鳥居峠のトチノキ群」の碑

   
   タマアジサイ:アジサイ科
「タマjになっているつぼみは見当たらず
み〜んな右のような花になっていた

 
   トチノキ群生地:ブナ科

 
   トチの実:ブナ科
足元にゴロゴロ落ちていた

時折、ヒューっと飛んできて、地面にゴツンとぶつかる音がした
最初は、猿が投げているのかと思って上を振り仰いだが、
そんな気配は無かった

休憩所の屋根に落ちたゴンという音を聞いたので
やっと分かった

この実、以前拾ってきて
植木鉢に埋めておいたら芽が出て
かなりの大きさまで育った

ベランダの植木鉢では可哀そうなので
庭のある山友達に貰ってもらったことがある

   
 
  キバナノアキギリ:シソ科
にゅっと突き出ているのは雌しべ 

   
   
   ヤマホロシ:ナス科
ヒヨドリジョウゴかと思ったが
調べてみると、ヒヨドリジョウゴは『茎に毛が多く、花は白色』・・・と

これは茎に毛が無いので、
ヤマノホロシらしい
緑は若い実
熟してくると赤くなる

変わった名前だと思って調べたら
『山を滅ぼすほどの生育力がある』からだって

が、「不明」と言われている説もある

 
   タテヤマアザミかな?:キク科
多治見付近で見かける
スズカアザミより
大型でゴツイ

   
 峠山へ行く林道
大雨が降った痕らしく
未舗装の場所はこんなに土が流れ、
車ではちょっと無理そう・・・

鳥居峠からの道が心配で、早々に引き返した
(去年はしばらくの間通行止めだったことがあるから)

   
   ナンバンハコベ:ナデシコ科
花はもう終わっていた
若い緑色の実ができていた

   
   オトコエシ:オミナエシ科
うちわのような平たい物の上に実ができる

 
 休憩所
ここも、いつもきれいにしてある
雨の日には有り難い場所

 
   アブラチャン:クスノキ科
実は触れると手が油っぽくなる』とか
ほんと? 確かめてこなかった・・・

ナマのアブラチャンの種子は燃えないが、
乾燥させてからだと、弱弱しくであるが燃える

れに引きかえ、バターピーナッツは
メラメラと大量の煙を出しながら勢いよく燃える
』そうである
アブラチャンは油の含有量はそれほど多くないと言える』とか・・・

   
   スズメウリ:ウリ科
可愛い小さな実がぶら下がっていた

カラスウリは、もっと大きい実になる
これは小さいので「スズメ」

 
   カンボク:レンプクソウ科
きれいな実になっていた

 
   トチノキ:ムクロジ科
トチノキの巨木は、この辺りが最後になる
時々、大きな音がするので、びくっとなるが
トチの実が落ちる音

 
 ここから林道と別れて右の細い道へ入る

   
   オヤマボクチ:キク科
左 「くも毛」がいっぱい
右 「くも毛」なし

   
   フシグロセンノウ:ナデシコ科
撮影に耐えられるきれいな株は少なかった

 
   クサボタン:キンポウゲ科
咲き始めのようで、
花びらの先が、まだくるっと巻き上がっていなかった

 
 この2本の木のおかげで、水の流れが広がらず、
被害が少なくなったと思われる

 
 昨年、土砂崩れで通行禁止になっていた場所
今年は被害が小さかった
峠山へ行く林道や旧19号線の方が
道が深くえぐられていた

   
   シデシャジン:キキョウ科
花の盛りは終わっていた

鳥居峠から薮原方面は草刈りがされていて
お目当ての花が少なくなっていたが
奈良井方面は、草刈り前らしく
いろいろな花が咲いていて楽しめた〜

   
   ウリノキ:ミズキ科
葉の裏に花が咲くので、
大きな葉っぱを持ち上げないと見つけられない
藍色の実と緑色の実があった

   
   ナンバンハコベ:ナデシコ科
ここは黒い実になっていた

 
   オオバクサフジかな?マメ科
それにしても大型だった

   
   
   調べ中
人の背丈より大きくなり、
茎はトゲトゲで痛い!

 
   
   ネナシカズラ:ネナシカズラ科(ヒルガオ科)
周りの草や木に手当たり次第巻き付いてる・・・といった感じ
『寄生根を出して、宿主から水や養分を吸収するようになると
地中の根は枯れる』とか

   
   調べ中
ダンコウバイ
の実に似ているが、葉っぱの形が違う

   
   調べ中

 
   セリ科の花

 
   調べ中

 
   ヌスビトハギの仲間:マメ科
大きな実だった 背も高かった

   
   ベニナギナタダケかな?
赤っぽいので、今話題の猛毒を持つ「
カエンダケ」かと思ったが
調べてみると、ホンモノはもっと赤いようなので
ベニナギナタダケかも?
紅色をした「薙刀(なぎなた)」に似たキノコという意味らしい

 
 ナギナタダケかな?
黄色っぽいそっくりさんが、近くにあった

 
   サンショウ:ミカン科
先回(2022/7/9)より、実が大きくなって色づいてきた

 
 峠越えコースの出口

   
   ボタンヅル:キンポウゲ科-1
そっくりさんに、
センニンソウがあるが、
葉っぱを見れば違いはすぐ分かる
これは
ボタンの花のような葉っぱ

 
   ボタンヅル:キンポウゲ科-2
花が終わるとこんな感じ
もうすぐ、ふわっふわの綿毛になってくる

   
   ヤマボウシ:ミズキ科
棒付きキャンディーのような形

 
   トントンと石段を下りると車道に出る
ここから奈良井の宿を通り抜けて、奈良井駅へ
13:32発に乗車
多治見に15:59着


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朝のうちは木陰の涼しい道
鳥居峠を越えたら、なんだか暑くなった

花いっぱいで、のんびり歩いて、じっくり観察して
良いWalkng-dayだった

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