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『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
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多治見駅6:00発ー中津川駅6:39〜6:43ー薮原駅7:59着 簡単なコース説明の後、出発 8:15 |
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人通りのない目抜き通りを歩いて行くと、 両側には「シデ(紙垂)」と、 それを結わえ付ける細い注連縄(しめなわ)が 町中の通り沿いにある家々(家だけではなくずっと)に 張り巡らされていた 通りの上の方には御神燈が掲げられ 家々の入り口にも掲げてあった 家の前にたたずんでいた男性に話を聞くと 「昨日・今日の2日間 薮原神社お祭りがある これから鳥居峠へ行くのなら 途中で女獅子の山車(だし)に出会うかも (男獅子の聞き間違いだったかも?) 神輿も出て、 今年はコロナのためできないが、 いつもは、夜、お酒がどの家でもふるまわれる・・・」と それを楽しみに宿場の中を歩いて行った |
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屋台の準備もしてあった |
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線路を潜り、右手にある薮原神社の坂を上がって・・・ | ||||
薮原神社へ 8:36 鳥居をくぐると、御神灯がずらり 昨夜の雨を避けるためか、皆ビニール袋で覆われていた |
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右から階段を登る参詣用の階段があったが 前方を見ると、チラリと神輿が見えた |
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真新しいピッカピカの神輿が準備されていた ああ、さっきの話しにあった神輿だよね! |
正面には急な石段・・・ その先に、社殿が見えた |
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これは、拝殿? |
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お隣の極楽寺へも立ち寄ってから、 鳥居峠を目指して坂道を下りていくと 丁度、中央線の列車が来るのが見えたのでパチリ 五色の吹き流しがはためいているのもお祭りらしい |
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消防署の方へ坂道を上がっていくと、 太鼓の音が聞こえてきた もしかして、さっきの話にあった山車が来たのかも! ・・・と、期待して歩いて行くと、 お祭りの法被(はっぴ)を来た男衆の姿が見えた! わあ〜、丁度いい所で出会った〜! 8:54 |
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↑ 大きな山車が見えた! |
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↑ 近づいてきた 幕の隙間から頭を出して大きく横や上下に振っている 下は、男獅子の頭の部分を拡大 |
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↑ この頭の黒っぽい獅子は「男獅子」というらしい 調べてみたら、『緑頭の上獅子』というから、 濃い緑色のよう では、「女獅子」は? 『(赤頭の下獅子)』と言われるので、赤っぽいんだね 下は、男獅子の頭の部分を拡大 |
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男獅子の頭が思いっきり高くなることもあった 下は、男獅子の頭の部分を拡大 |
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頭を激しく振ると、赤い髪(?)が顔を覆って・・・↑ ↓ | ||||
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コテンと、動きが停まってしまった ↓ |
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↑ 男獅子を扱う人も 動きが激しいので疲れるわねえ しばらくお休みのようなので、 後方へ移動した |
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山車の後ろはこんな感じ ↑ ↑ 男衆の制服? 男獅子と書いてあるズボンの人や 緑・黄・赤の采配のようなものを持つ人もいた こんな服の女の子もいた ↓ |
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↑ 中学生か高校生くらいの女の子は 横笛担当 「上村」と書かれている白いシャツを着ている子たちは 見習だろうか? |
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↑ このブレーキ係は、一番大変そう〜 坂道が多いので、 移動は少しずつ・少しずつ それでも、勢いがついてガタガタンと早くなるのを この木の棒でストップさせる役らしい 横笛吹きの女の子が、 2人揃って後ろへ倒れたこともあった この辺りの坂道はまだいい方 さっきの薮原神社へ登りや下りは、 傾斜がきついので、と〜っても大変だと思う! |
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↑ 山車の上にいて、男獅子を動かす人たちも 大変そう〜 丁度、西部劇の幌馬車のような仕組みだなあ ・・・と、思っていたが 幕をかけて閉じこもった中で(暑いだろうねえ) 大きな動きで獅子を動かすのだから・・・ たまにはこうして風を入れなくちゃあね ざっと数えただけで、6〜7人の人影があった |
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↑ おっ、動き始めるかな? | ||||
↑ 采配を持っている人の手が上がった! 出発の合図のよう |
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山車の後ろの白い服の子どもたちは、 来年の横笛係かも |
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太縄が道路に並べられた | ||||
太縄役の人は、前と後ろに配置されて 進行とブレーキの両方の役割だろうね 少しずつ動き出したので、 私達も山車を後にして鳥居峠入口へ 9:01 ************************* |
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消防署手前で、いつも寄って行く場所がある アメリカロウバイやツリバナの咲いている場所 今日は、アメリカロウバイは数輪咲いていたのみ ツリバナは若い実ができていた 2022/5/23は、こんな様子 ↓ 参考のため借りてきた |
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アメリカロウバイ |
ツリバナ | |||
消防署を過ぎ、鳥居峠越えコースの入口案内板へ 全員集合場所のC 9:20 舗装道路を離れ、木陰の道へ入ると すう〜っと涼しくなった |
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ニワトコ:レンプクソウ科 真っ赤な小粒の実がたくさんなっていた |
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「熊除け鈴」のある場所でちょっと一休み |
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樹林の中の道を緩く登っていく |
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イチヤクソウの仲間:ツツジ科 左 花の部分が小さいので、見事にピンボケ〜 右 今度は花の部分にピントを合わせた 若い実ができていた |
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測候所跡 全員集合場所のD 9:50 小休憩 |
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クモキリソウ:ラン科 登山道脇に、数株固まって咲いていた 蜘蛛(くも)」と関係ある名前だと思っていたが、 調べてみると、 『蜘蛛切草、雲霧草、雲切草』などの漢字が使われている ジガバチソウとかスズムシソウとか、 虫の名前が付けられているランがあるので これもてっきり「蜘蛛(くも)」と思い込んでいたが 『名前の由来ははっきりしない』そうである ジガバチソウ=『花の姿を蜂のジガバチに見立てた』 スズムシソウ=『花の色と形がスズムシの羽に似ている』 |
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展望台 全員集合場所のE 薮原駅を探したが見つけられなかった |
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丸山公園 展望台のすぐ上 これが芭蕉翁の句碑 |
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キバナノヤマオダマキ:キンポウゲ科 峠山へ行く林道沿いに多かった |
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手洗い水の場所から、急な階段を登って御嶽神社へ 今日は、とうとうと流れていた |
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クロジガバチソウ(黒似我蜂草):ラン科 階段の途中の左手に、紫色の花が咲いていた ランだとはすぐ分かったが、名前が出てこない・・・ 後日、花好きな参加者から 「ジガバチソウです」とメールが送られてきた そうそう、緑色と黒っぽい色の2種類に 出会ったことがある ↓ |
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アオジガバチソウ | クロジガバチソウ | |||
↑ 2017/6/3撮影 参考のため借りてきた 今回のジガバチソウは紫っぽいので、「クロ」にした |
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御岳展望台 10:28 残念!今日は見えない・・・ ↓ 見えるとこんな感じ |
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2022/5/23撮影 参考のため借りてきた |
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ウツボグサ:シソ科 やや盛りは過ぎていたが、 それでもこうやって集まっているときれい〜 |
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全員集合場所のF 御嶽神社の鳥居の下で、集合写真 |
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ヤマアジサイ:アジサイ科 緑の葉っぱに真っ白な花! 以後、あちこちに咲いていた |
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トチノキ群生地 「子産みの栃」 この洞に子どもがいたという言い伝えのある木 |
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調べ中 シャシャンボかと思ったが、違うような・・・ |
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クサアジサイかな?アジサイ科 ヤマアジサイとは違う感じがしたので |
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クガイソウ:オオバコ科 一見、トラノオに見えたが、 花色が薄紫で、葉っぱの付き方が違っていた 『茎に輪生する葉が層になってつくので、九蓋草、九階草の名がある』と |
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全員集合場所のG 旧国道と合流 11時頃 この近くにはマタタビの大株があるので、 皆に見てもらおうと思った 白いペンキを塗ったような葉っぱが とこどころにあるので、遠目にでもすぐ分かる (列車の中からでも見えた) 葉っぱのついている茎を裏返すと あっと驚くほどた〜くさんの花が付いていた! 今日はここから峠山方面へ少し行って、戻ってくる計画 |
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オカトラノオ:サクラソウ科 この花も多かった(特に、峠の茶屋を過ぎてから) |
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トリアシショウマ?:ユキノシタ科 この仲間は、区別がつきにくいので困っている 『2回3出複葉』は、ヤマブキショウマ 「3回3出複葉』は、トリアシショウマと言われてもね・・・ |
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サワギク:キク科 この時期、黄色の花は少ないので ぱっと目立つ |
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クモキリソウ:ラン科 広い林道を歩く時は、左右に目を配ることはできないので 左ばかりを見ることにしている そんな時、ぱっとこの花が目に飛び込んできた! 標本にできそうなきれいな形だった |
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キバナノヤマオダマキ:キンポウゲ科 双子の花だった |
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ヒヨソリバナ:キク科 咲き始めたばかり |
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調べ中 黄色い色がパッと目についた 麓なら、ノカンゾウか?ヒメカンゾウか? 山なら、ニッコウキスゲかな?・・・と思うのだが 咲いていたのは山の斜面 これ1株きり! 萎れている花もくっついているので 6月頃から咲いていたらしい 何だろう?? |
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マムシグサの仲間:サトイモ科 この辺りで、花時に見たのは2種類 ↓ |
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花の時の違いが、実には現れてこない いずれにしろ、サトイモ科テンナンショウ属に違いは無いのだが すっきりしないので困る |
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ナンテンハギかな?:マメ科 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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A |
B |
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C |
D |
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ホタルブクロ:キキョウ科 みな、この紫系の色だった ヤマホタルブクロと、ホタルブクロの違いを調べてみた 山に咲くからヤマホタルブクロという分けではなく、 『萼片の間が盛り上がっている ⇒ヤマホタルブクロ 萼片の間に反り返る付属片がある ⇒ホタルブクロ』だって ↓ ↓ 萼を拡大してみた |
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Aの萼 |
Bの萼 |
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Cの萼 |
Dの萼 |
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な〜るほど! 皆、萼片の間がこぶのように盛り上がっていて、 萼片の間に反り返る付属片は無かった ↓ ↓ これらは、ヤマホタルブクロでした! |
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ノリウツギ:アジサイ科 花が咲き始めていた |
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ウメガサソウ:ツツジ科-1 林道の左側を見下ろしながら歩いていたら、 ぱっと白い花が目に飛び込んできた その後も、何株もに出会った |
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ウメガサソウ:ツツジ科-2 これらは、皆、後ろ姿 その先は斜面になっているので前に回れなかった・・・ 『花の最初のうちは下向きに咲き、 だんだんと上を向いてくる』とか では、このまっすぐ前を向いているような後ろ姿は 花の終わりかけ?? |
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この「峠山無線局舎」が、全員集合場所のH 今日の引き返し地点 11:28 期待していた御嶽は、やっぱり見えず ここまでの緩い登りの林道の左右で 今までになかった花に出会えたので 大変だったが、ま、いいか・・・ |
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全員集合場所のI 鳥居峠「峠の茶屋」で 12:16 慌ただしくランチ休憩して(15分!)から 急いで集合写真をパチリ ・・・・・・・・・・・ 急がせてゴメンね! ここから奈良井の駅までは、1時間ちょっとかかるから 列車の発車時刻は、13:32!! |
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ここから山道へ 12:17 大きなトチノキ群とはお別れ |
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バライチゴ:バラ科 クサイチゴか?と思ったが、 大きな花なのでバライチゴだった |
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調べ中 マメ科・ツル性・茶色の花 |
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カンボク:レンプクソウ科 花を期待していたが、すでに終わって実がなっていた 特徴ある3裂する葉が、虫に食べられていた その元凶はこのバッタの仲間らしい ↓ |
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調べ中 ツル性で、丸い実が放射状になっていた |
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ツリフネソウ:ツリフネソウ科 この湿り気のある箇所だけに咲いていた キツリフネソウは1株・1花だけ 萎びていて撮影の対象ではなかった |
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マタタビ:マタタビ科-1 花期になると、葉っぱ(すべての葉では無い)が、 白いペンキをペタペタ塗ったようになる 雌雄異株で、雄しべだけある花は雄花 雄花は咲いたら落ちてオシマイ 雄しべと雌しべのある両性花に実がなる 花は、葉の下側に咲くので、 くるりとひっくり返さないと見つからない 実も同じ |
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雄しべだけの雄花 | 雄しべと雌しべのある両性花 | |||
2019/7/3 撮影 比較のため借りてきた |
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雄しべと花びらが落ちて、雌しべだけが残った両性花 2016/6/26 撮影 比較のため借りてきた |
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マタタビ:マタタビ科-2 凸凹した虫こぶの実 今日は、この形が多かった |
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また橋を渡って・・・ | ||||
サンショウ・ミカン科 背を軽く超す高さだったので、 カラスザンショウかも?と思って、 葉っぱをちぎって匂いを嗅ぐと まさしく本物のサンショウのい〜い香りだった |
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橋を渡って・・・ |
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中山道鳥居峠越えコース 出口 13:00 ここから車道になる |
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中山道鳥居峠越えコース 出口の説明板 ここから約30分で奈良井駅に着く |
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ヤマボウシの実:ミズキ科 熟すと、棒の先に丸い飴を付けたようになる |
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車道へ下りた 13:07 |
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鎮(しずめ)神社 13:09 時間短縮のため、 全員集合場所のJをパスして急いだおかげで 発車数分前には駅に到着〜 すぐ、プラットフォームの車両入口に並んで 列車が来るのを待っていた ほんの数分遅れて到着した列車に乗り込み、 全員、座席に座ることができた ***************** この後、大雨のため約3時間半遅れて多治見に着くという ハプニングが待っていた!! |