5月の低山ハイキング  
      薮原駅〜鳥居峠〜奈良井駅

      2023年5月20日  (長野県:木祖村・塩尻市)   

     周辺地図はこちら  地理院地図はこちら(黒い十字のある所が「鳥居峠」)
     コース図はこちら  

      
@A・・・は、全員集合場所を地図に示した番号のことです。


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

多治見駅、6:00発に乗車
昨夜遅くまで雨
天気予報を信じて起きてみると、深い霧
こんな日は晴れるはず

瑞浪駅ではまだ山は見えず

中津川駅で乗り換え、6:39〜6:43
須原に近づくと、遠くの山も見えてきた

 
  薮原駅 7:59着
トイレ・衣服調節・初めて参加の人の自己紹介などの後、
8:10には歩き始めた

ありゃ、ミーティング忘れちゃった!
電車の中で地図などは渡してある
たっぷり時間があったので、当然研究済み・・・
と思っていたが、やっぱりミーティングはすべきだったね・・・

 
 オオデマリ:レンプクソウ科
駅前の民家の庭には、真っ白な
オオデマリの花が満開〜

 
  薮原の中心街を歩く

   
  ヤマグルマ:ヤマグルマ科
民家の庭先に、
ヤマグルマの花
花や枝葉が車輪状に生える』ことから、
こんな名が付いたとか
ちょうど、満開〜
『1科1属1種の植物』で、仲間がない
イチョウも、『1科1属1種の植物』だって

 
 薮原神社が、次の全員集合場所のB

 
 赤い鳥居をくぐって・・・
 
 階段を登って、拝殿へ

 
 参拝が終わったら、急な階段を下りて
今度は、中山道の案内板のあるCへ

 
  園芸種の八重のオダマキ:キンポウゲ科
白の他にも、変わった色があった

   
  アメリカロウバイ:ロウバイ科
北米東部原産の落葉低木』だって

 
  ツリバナ:ニシキギ科
左 いっぱい花がぶら下がっていた
 右 一部を拡大

 
  コンフリー:ムラサキ科
ヨーロッパ原産の多年草』だって
今まで何度も見ているが名前が分からなかった
『明治時代に導入され、食用・薬用として栽培され』ていたそうだが
『有毒であるという説もある』とか

 
  クサノオウ:ケシ科

 
  スミレの仲間:スミレ科
背が高く、20cmくらいになる
その高さのわりに、花は小さい
葉っぱは大きい

消防署のある角から、
工事用の大型トラックが通るため、
歩行者用の道路が別に作られていたが
今日は土曜日とあって工事はお休み
いつもの林道を歩いた

 
 案内板のある、全員集合場所のC ↑ ↓
 
 ここから石畳が始まる
昨日の雨で滑るか・・・と思ったが、
以外と乾いていた

   
  ラショウモンカズラ:シソ科
左 正面  右 横顔

 
  イチヤクソウの仲間:ツツジ科
ベニバナ」というほど色は濃くない

 
  オトコヨウゾメ:ガマズミ科
丸みを帯びた花びらで、垂れて咲くのが特徴

   
 
  オドリコソウ:シソ科
石畳が始まるころから、
上 右も左も、この白い
オドリコソウだらけになってきた
下 たまたま、
さかさまになっている花があったが
その
花びらの裏に、黒いものがくっついているのを
見つけた人がいた
「面白いものがある」と聞いて近寄っていくと、
「虫では?」という声があった
私には、「虫の糞」に見えた・・・

家へ帰ってから、拡大した画像を見ると
規則的に並んでいることが分かったので、
ネット検索した所『
雄しべ』だと分かった

初めて見た!
今まで、上からしか見たことが無かったので
「虫の糞」だなんて思ってしまった!
ゴメンね!


 
 後ろの方を歩く「花見隊」

珍しい花・可愛い花・初めて出会った花になると
立ち止まって観察会や撮影会になる

 
 足元ばかりに気をとられていたが
前方を見ると鮮やかな朱色の
ツツジ
多分、
ヤマツツジ

   
 A (今回撮影)  B(2023/4/22撮影比較のため借りてきた
   
 C (今回撮影) D 2012/5/9撮影)比較のため借りてきた
  よく似たそっくりさんを集めてみた:ナデシコ科
 A 花びらは5枚
花びらの先はくぼまない
雄しべの葯は黒っぽい
ワチガイソウ
 B 雄しべの葯は黒い
花びらは5〜7枚
花びらの幅が狭く、先はくぼまない
萼は花びらと同じくらい長い
ヒゲネワチガイソウ 
C  花びらは5枚
雄しべの葯は白い
  ヒメタガソデソウ
(別名オオヤマフスマ)
  花びらは5枚
花びらの先がくぼむ
雄しべの葯は赤褐色
 ワダソウ

そっくりすぎて、混乱してしまう・・・

   
  イカリソウ:メギ科
紫色の花ばかりだった
固まって咲いているので、種が落ちて増えていくらしい

 
 花を探して下ばかり見て歩いていたが、
ふと目を上げれば、新緑の海の中だった〜

 
 その新緑の中にひときわ鮮やかなオレンジ色  9:40
ヤマツツジ(と思う)
その足元には、たくさんの花が落ちていた
この花が全部くっついていたとしたら
今以上にモコモコだったんだ・・・と笑いあった
(今でも十分にモコモコなのに・・・)

 
 ここから左折して緩く登っていくと
測候所跡に出る

 
 またまた、こちらも鮮やかなオレンジ色 

 
 測候所跡に着いた 9:45
やや薄めのオレンジ色もある

 
 見事〜!

先行グループは「歩き隊」のようで
十分休んだように見えた
そこで、前日までどうしようか考えていた提案をしてみた

「峠山は地図では近いが、
林道がくねくねして遠いので(地面に地図を書きながら説明)
今回の計画に入れてないけれど
行ったことのない人は1回は行く価値がある
2回は必要ないけどね・・・
行ってみたい人はいる?」と聞くと、
6人が意欲満々

その他の人はそれほどでもなさそうなので
グループを二つにすることにして
「奈良井発13:32の電車に間に合うようにね!」と念を押した

前回、途中まで行ったけれど引き返したメンバーを
リーダーにして、出発〜   10:03

・・・と思ったところで、
「○○さんは?」「△△さんもいない・・・」と言われて
はっと気づいた

さっきの
オドリコソウ談義をしていた時までは
確かに一緒だった・・・

いつも一番後ろを歩くことにしているが、
オドリコソウ以来、ここまで私の後ろには誰もいなかった

スマホで連絡をとっていた人が
探し人と通話している内容を聞いていると
どうやら、熊除けの鐘のある分岐(オドリコソウの近く)から
林道を進んでいることが分かった

そのまま進めば、この測候所跡へ来れるので
こちらからも歩いて行って合流すればいいかと思ったが
どうやら引き返している様子なので
「熊除けの鐘から山道に入って登ってきて〜
こちらからも迎えに行くから・・・」と話がまとまった

そこで、他の人(峠山は行かない・予定通りのコースで歩く人)を
1つのグループにして進むことにした

この時、仮のリーダーを作っておけばよかった・・・
と後で悔やんだ

私は、2人を迎えに行くべく、登ってきた道を下って行った  10:10

これも後で聞いて分かったが、
イチヤクソウの群落や
エンレイソウが咲いていたので、
花に誘われてどんどん林道を進んで行ったとか
その気持ちよく分かる!

歩きながら「○○さ〜ん」「△△さ〜ん」と呼んでいたが
そのうち、「は〜い」と返事が返ってきた
声が聞こえると元気が出るものなので
ずっと呼び続けながら下りていって
結局、「熊除けの鐘」の少し上で合流できた・・・

まずは、座って休憩
飲んだり食べたりして気持ちを落ち着かせてから
3人で出発

 
 測候所跡へは行かずに直進 10:44

 
   
  イカリソウ:メギ科
薮原の町を見下ろせる展望台だけには
寄って行こうと左折すると、
ここにもイカリソウの群落〜
今日一番多かった花かな??

丸山公園はパス
御岳神社もパスして、林道出合を目指した

御岳神社の下で、
ニュージーランドからの団体さんとすれ違った

いいな・・・ 
円安のおかげで渡航費が高いので
私達は、ガマン・ガマンの時代に入っている・・・

 
 御嶽神社の鳥居と一緒にパチリ 10:57

 
 ここが全員集合場所の林道出合G 11:06
姿なし

先行グループは、途中で二つに分かれて行動しているようなので
1グループには、
「予定コースの全員集合場所H「峠山無線局まで行って」と伝えてある

仮のリーダーをつくらなかったため
各小グループがそれぞれ判断したらしいと、後で分かった
 (反省!)

たぶん、もう一つのグループは、
I峰の茶屋へ行っていると思い、2人と分かれて
H「峠山無線局」に向けて歩いて行った

   
  トウゴクミツバツツジ:ツツジ科
色といい、咲き具合といい
トウゴクだと思った
この株1つだけ

   
  チゴユリ:イヌサフラン科
双子の花 その隣には、また双子の花
双子の花の種は、双子の花になる(のだろうか?)

 
 鉄塔No.78付近から見えた残雪の山 11:24
樹の隙間からかろうじてパチリ

 
 コバノガマズミ:ガマズミ科
オトコヨウゾメ
と似ているが、こちらは花が垂れない

 
 全員集合場所のH峠山無線局舎 11:35
今日の目的地だった場所

手前の方から、お〜い、お〜いと呼び掛けて歩いていると
お〜いの返事があった

このグループは休憩中で
そろそろ食事も終わろうとしていたので
食べ終わったら出発しましょう〜 11:45発

 
  フキ:キク科
雌雄異株 これは雌株かな?
種がいっぱいできている

しばらく下っていくと、
後ろから峠山から下山してきたグループに
追いつかれた

 
  I鳥居峠「峰の茶屋」に着いた 12:00
先行のグループ数名と合流
お待たせ〜

建物の前にある大きな木に
花がいっぱい!咲いていた
ズミかな?:バラ科

 
 ↑ ↓ これらは、同じ場所
峰の茶屋のすぐ横にある大きな
トチノキ
新しく設置された「熊除けの鐘」
 
  鐘を鳴らしてから
石畳と、旧19号線の分かれ道を右へ

 
 橋を幾つも渡る 12:11

 
   
  いつも気になっていた花
カンボクか?ヤブデマリか?までは絞れた
アジサイ科ではなくガマズミ科のよう
カンボクのように華やかではない
ヤブデマリかなあ?と思いながら
詳しく特徴を読んでいくと、
装飾花は深く5裂して平開する。裂片は1個だけがとくに小さい』・・・と

撮ってきた画像を拡大してみると ↓
   
 裂片は1個だけがとくに小さい!!
な〜るほど!
で、ヤブデマリ:ガマズミ科 とした

そして、また特徴を調べていくと、なるほどね!とうなづけた ↓
枝を水平にのばし・葉は対生・葉の先は短くとがり
・側脈は7〜12対、葉の縁近くまでほぼまっすぐに伸びる
』・・・と
今日の収穫の一つ!

 
 まだ花盛りのフジをバックにどんどん下る

 
 穴が開いていた橋の修復もされていた 12:32

 
 緑のシャワーを浴びて歩く

 
 Kの案内板 12:40
両側の白い花は、
シャク:セリ科

ここから舗装路になる

 
 ショートカット路を下りて・・・
 
 奈良井の宿に着いた 12:47
ここから駅まで20分程

先行グループは、各自、茶店前で休んだり
ビールをゲットして飲んだり
少し気持ちにゆとりが出たようで
各自楽しんでいた

全員、13:32発に乗車できた
・・・・・・・・・・・・・・・

4分遅れで奈良井駅を出発
中津川駅

15:15〜15:19ー多治見駅15:59着


 ー・ー・ー・ー・ー・ー・
行動時間 約5時間
歩いた距離  約14.3km
歩いた歩数 約2万2500歩



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