東北の山は暑かった・・・・ |
飯豊連峰縦走 |
(飯豊山荘〜門内小屋〜大日岳往復〜飯豊山〜飯豊本山小屋〜三国岳〜川入) |
1・2日目 7月24・25日 | 3日目 7月26日 | 4・5日目 7月27・28日 |
3日目(7月26日)
朝、雨は止んで朝日がさしていた 門内小屋の周りを散策に 昨日は雷と風の中を歩いてきたので 花の写真が撮れなかった タカネマツムシソウ |
???何の花だろう? と思いながら歩いていたのがこれ シソ科だとは分かるが・・・ クルマバナか?似ているが・・・? 今までに出会ったことがない花 帰ってから図鑑で調べると ミヤマクルマバナ 当たらずとも遠からず・・・だった |
これから縦走していく方面 北股岳か? |
ミヤマトウキ? あちこちで見かけた 背丈は高くない |
朝日のせいで妙な色になってしまった クルマユリ |
ハクサンシャジン 風が強いので揺れて撮りにくい |
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昨日歩いた稜線 雨が降っていなかったら いっぱい花の写真が撮れたのに・・・ |
ハクサンシャジン これもあちこちでたくさん咲いていた ツリガネニンジンと大きさが違うだけだと ハクサンシャジンを認めない説もあるとか |
門内小屋 もうすぐ出発 この後ろの方へ縦走する 管理人室はこの右下にある トイレは一つ |
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北股岳への途中 渋滞しているときに 歩いてきた門内小屋方面を振り返る 今日はたらたら歩きで楽々 風が強い |
石転ビ沢の雪渓 毎年ここで死亡事故が出ているとか 上部は、白馬大雪渓より急登 長さもこちらの方が長いかな・・・と 思いながら見下ろす |
北股岳山頂より 黄色はオタカラコウだと思う |
北股岳山頂 7:15着 門内小屋から1時間 時折ガスが出て景色を隠す |
北股岳山頂より 遠くに門内小屋が見える |
北股岳山頂より これから先の縦走路 |
北股岳山頂より 後ろの尾根が 昨日登ってきた梶川尾根 きつかったはずだ・・・ |
北股岳山頂より 梅花皮岳・烏帽子岳方面を望む |
北股岳山頂より 大日岳方面を望む 御西小屋から往復する予定 |
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北股岳の急斜面を下りると梅花皮小屋 カイラギ小屋なんてとても読めない |
北股岳の下り斜面 突然お花畑が出てきた!という感じ タカネナデシコがたくさん |
イイデリンドウか?と思って中を覗き込む 5枚の間の副片が直立してれば イイデリンドウ 広がっていればミヤマリンドウ これはイイデリンドウ |
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ヒナウスユキソウとミヤマウスユキソウが 同じものだとは 帰ってから図鑑を調べて分かった これは、中部山岳には 分布していない・・・とも |
梅花皮小屋から北股岳を振り返る これでも15分で下ってしまえる 梅花皮小屋はまだ新しくトイレも水洗!! 水場は豊富な水量で すぐそばにドードーと流れている 冷たくておいしい水だった この小屋の2階に花の写真があったと 出発間際に聞いた あの分からなかったピンクの花が ジャコウソウと書いてあった・・・・と聞いたが 絶対に違う |
ヤマハハコ 葉っぱが油を塗ったように つやつやしている |
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イイデリンドウ 皆から遅れないように素早く撮るので あまりきれいには撮れない 最後の千葉さんにいつも 待っていてもらうので申し訳ない |
これもイイデリンドウ |
烏帽子岳山頂 9:00着 今日の行程は 休憩なしで8時間35分 まだまだ先が長い (実際は11時間の行動時間になった) |
御西小屋までは花の多い稜線歩き |
モミジカラマツ 中部山岳のものより 異様に葉っぱが大きい |
なんとなく違う印象を受ける ヨツバシオガマ |
これのみ、今が盛り・・・で咲いていた ヨツバシオガマ? |
ウサギギク 花が多いのは 雪渓が遅くまで残っていたせいだろう と思う |
まだ残っている雪渓 アオノツガザクラもシラネアオイも ハクサンコザクラも ここら辺りにはきれいに咲いていた |
御手洗の池 烏帽子岳から約1時間の所 |
御西小屋を目指して |
イワイチョウ 溶けたばかりの雪渓の跡に群生している |
御西小屋に12:10着 ここから大日岳の往復で約2時間半 その後飯豊本山小屋まで1時間半 わあ〜、遅くなるなあ・・・ |
飯豊連峰最高峰でも2128m ザックは小屋の中に入れてもらって 水筒と雨具とカメラだけ持って、12:40発 (黒雲が広がってきた また雨かも・・・) ガスが出てきて雷がまた鳴り出した 雨がぱらぱらと降ってきたので 雨具の上のみ着用 たらたらの稜線歩きの後頂上直下 で少々急登になって頂上着 風も強く前も強くなってきたので 雨具のズボンを穿いて即、下山 真っ白で何も見えず |
帰りはノン・ストップで御西小屋へ 全身ずぶ濡れ ザックを貰って飯豊山を目指す 飯豊山荘から同じ行程の アミューズ・トラベルのパーティーは ここ御西小屋泊まりだと聞く 彼らは、梅花皮小屋泊まりだったので 今日は濡れずにすんでも、 明日の行程が長くなる |
御西小屋からは さえぎるものの何一つない ふきっさらしの稜線歩き 天候がよければ るんるんの快適歩きになるが こう風が強いと体温が奪われてしまう ザックカバーもはがれてしまうほどの強風 後ろの小栗さんが何度も直してくれた |
たらたら歩きなので ガスで前方が見えないと 初めの山行だと大変 ペンキも道標も なく (朽ちて字がなくなっている) 田中さんは勘を頼りに歩いているらしい 大日岳へ先に行っていいかと 聞いていた男性が断られるはず こんなに分かりにくい道では・・・ |
一度は、「後ろと間が開いたから ちょっと待っていてください」 と言うこともあったが ガスで姿が見えないだけだった |
本山小屋は既に満員状態 そこへ20人の団体が来る という連絡が入り、皆からブーイング その真っ只中へ来たわけ 10人は小屋で、残りの10人は神様と同居 ・・・ということで神社の祈祷所へ入る 神主さんにご無理を言って 神棚のすぐ下で寝る事になった せっかく強風で乾いていた雨具も 頂上付近からまた振り出した雷雨で ぐっしょり濡れてしまっている 神棚のある部屋を 濡らすわけにはいかないので 雨具やザックは土間に置くことになった でも私は、新聞と言う強い武器があるので 自分の居場所まで持ち込んだが |
それぞれ着替えして一息つく 私は計2セット分の衣服を 持ち上げているので 濡れたものは乾かさず 全部まとめてビニール袋へ入れ込む 乾かす場所といっても 2本の短いロープだけ 3本目をつけたが 結局通行の邪魔になるので取り外した 乾かさないと 明日の服に困る人は大変だったろう こんなときは、誰が要領がいいかで 場所取り競争の勝ち負けが決まる ともかくビールを飲む気が出てきた 缶ビール1000円也 夕食は小屋の玄関のひさしの下で リーダーたち3人が作ってくれているので 本当にありがたく申し訳ない |
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ノンストップで飯豊山 16:55着 こんな雨風では、休憩なしか・・・ と思っていたが リーダーは写真休憩を取る・・・と ここから約15分で本山小屋着 17:20 11時間経っていた 予定では明日、『再度登頂』とあったが 「行きません」と そうだねえ・・・ 時間を少しでも短縮しないと大変だよね〜 |
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夕食は『手抜きをしました』と言われたが それでも味ご飯・澄まし汁・ポテトサラダ 温かい飲み物が出てくる |
結局、10人の所をプラス2人 (アシスタント・スタッフ)で12人が ここで休むことになった 小屋の人たちより気分的に楽でありがたい 水晶小屋のような狭いところで 団体が泊まったことがあったが 『何でこんなところへ団体で来るのよ〜』 という冷たい視線を送った事があるので 気詰まりなことは良く分かる |
20時30分には消灯 |