12月のタスマニアは花盛り
          タスマニア(オーストラリア) 
           (ホバート・ロンセストン・クレイドルマウンテンを基点に)


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タスマニアで会った動物たち



Black-faced cormorant

【鵜 Black-faced cormorant

ブルーニー島のクルージングで何度も何度も出会った。

彼らのコロニーでは、岩が黄色くなったり、白くなったりしている。たぶん、糞。

岩の上から羽ばたくように跳ぶがすぐ、ドボンと海に入る。

ハリモグラ
Wikipedia

クレイドル・マウンテン・ロッジ
近くで出会った

ハリモグラ Wikipedia(体)
ハリモグラは、30〜45cmくらいの大きさ。

オスはメスより25%ほど大きい。

背面から側面にかけて、トゲがびっしりと密生している。

針は体毛が変化したもので、長さは数cm、基部は黄色、先端は黒色。

トゲの間、また、体の下面や四肢は、黒色から淡褐色のやわらかい体毛に覆われて いる。

前足は土をかき分けられる大きな爪、後足は鋭いかぎ爪が特徴。

そしてほ乳類としては大変珍しいが、卵を産む。


ハリモグラ(食べる)

ハリモグラの細長い鼻面は、頭長の約半分を占め、毛はない。

その先端にある口は、円筒形の舌を出し入れできるだけの幅しか開かない。

シロアリやアリ をなめとる舌は、口先から最大で18cmも突き出すことができる。

ハリモグラは朝夕に食べ物を求めて草原を歩き回る。

たどり着いたところは木の根っこ。

このようなところには大好物のアリが巣をつくってて、前足の強い爪で木の皮をはぎ、長い口を突っ込んでアリを食べる。

ハリモグラは基本的に単独で生活し、獲物の生息地の近くで暮らす。


ハリモグラ(身の守り方)

ハリモグラは、かたい土の上で敵に襲われたり、物音に驚いたりしたときは、体を丸め、栗のイガ状になることで身を守る。

一方、地面がやわらかれば、驚くべきスピード(条件に恵まれれば2-3分)で土を掘り下げ、地面に垂直に沈んでいき、ついにはトゲだらけの背中しか見えなくなってしまう。

しかし危険が去ると、地上でのんびり休む。

ハリモグラの生活)

普通は夕暮れ時と夜明けに活動するが、炎暑の季節には夜行性となり、逆に寒い時期には昼間に活動することもある。

岩の 割れ目などで眠り、暑さを避けるために、体を地面に埋めて眠ることもある。

雨も嫌いで、雨が降り続いていると、何日間でもじっとしている。

。ニュージーランドへ渡ったハリモグラは、大変悲惨な目にあっている。見つけられれば殺され、
書道であればひき殺される。(これはニュージーランドでワーホリを経験した娘の話)
ニュージーランド古来の動物ではなく、外来種だからかもしれない。
日本でブラックバスが同じような運命になっているのと、似通っている。



























ワラビー
Wallaby
パデメロン
Pademeron

ワラビー Wallaby (体)

フクロネズミ目(有袋類)カンガルー科に属するの動物の内、小型のものを指す。

カンガルーに比べ、後ろ足が小さく尾が短い。しかし、後ろ足で跳躍し移動すること、育児嚢(いくじのう)で子どもを育てることなど、基本的な習性はカンガルーと同じである。

ワラビーはオーストラリア全土の遠隔地や密林のような土地で見られることができ、一方でカンガルーが好んで住むような広大な平地においてはあまり目にすることがない。

基本的に口で草をむしって食べるが、手はかなり器用で枝を押さえたり、食べ物を両手でしっかり持って食べたりすることもできる。

ワラビー (生活)

受胎後33日目に、盲目で無毛の小さな赤ちゃんが誕生する。

一度の出産で産む赤ちゃんの数は、カンガ ルーもワラビーもパデメロンも1頭。

立派に独り立ちするまでは、1年半かかる。

赤ちゃんは10カ月間、ママの袋で大きくなり、その後8カ月ほど、マ マの袋を頼って育つ。


世界には約250種の有袋類がいて、その内の四分の三がオーストラリアに棲んでいる。

タスマニアには、 2種類のワラビー(タスマニアンパデメロンとベネッツ)、1種類のカンガルー(フォレスターカンガルー)がいる。

パデメロンは、オーストラリア本土では既 に絶滅しているが、タスマニアでは全土でまだまだ繁殖している。


ウオンバット

ウオンバット Wombat (体)】

「オオフクロモルモット」という日本名は、“ウォンバット”のこと。
 
ウォンバットは40Kg以上に成長するものもいるが30Kg程度のものが平均的。

日本名のとおりモルモットを大きくしたスタイルだが、お腹に袋を持ってその中で子供を育てる哺乳類有袋目の仲間である。

地中に掘った穴を住処とし、そのために強力に鍛えあげた前足 には短く平たい爪を持っている。

視覚はあまりよくないが、嗅覚は良く発達している。

またウォンバットはコアラのそれとは比較にならない大きな脳 を持っている。

自然界に於いて、草食動物より肉食動物の方が、捕食に知性を 要求されることからも大きな脳を有している。

ウオンバット(食べる)

草食性で、葉、茎そして根をよく食べる。

夜行性であるウォンバットは、いったん日が落 ちて涼しくなってきたのをみて巣から出てきて行動をはじめ、かたくて繊維質の多い草を奥歯をすり合わせて食べる。

多くのオースト ラリアの植物は珪土分が多く、そのため彼らの歯はよくすり減るが、ネズミや りすの齧歯の様に一生その成長が継続する。

ウオンバット(身の守り方)

ウォンバットを追いかけて、押し入る狐や犬は、直ちに穴の壁に30Kgにも及ぶ体重とその強力な筋力で 押しつけられ殺されてしまうこともある。

その力強さと大きさゆえに、ウォンバットは”薮の中のブルトーザー” と呼ばれている。

体の割りには力の強い生き物で、たった2Kgしかなかいウオンバットでも、一旦行こうと決めた方向に ある障害物はただちに脇にやられるか、さもなくばらばらにされる羽目になることもある。 

ウオンバット(生活)

前足 の短く平たい爪を時で、20〜30mにも及ぶ長いトンネルを堀る こともある。

その巣穴への入り口は複数あり、ワシなどの敵に狙われた場合にすぐに巣穴へ逃げられるように作られている。

穴は地面に垂直でなく、むしろ丘などの傾斜地の側面にほぼ水平 に掘られることが多い。

毎晩、自分のテリトリー(領域・縄張り)を守るために、そこに掘った 複数個の穴を、臭い付けのために次々に訪れる。

テリトリー(縄張り)を持つ習性のあるこの動物は、自分の領域を示すためにいたるところに糞をしていく。

国立公園のハイキングトラックの途中で四角のコロコロはウオンバットの糞である。

通常彼らは単独で暮らしてい るが、他のウォンバットと共有している場所に穴を掘ることもある。

夜行性の動物で あり、昼間は穴の中で眠っている。自分の体温調節をすることが苦手で、天気の良い日にはめったに見ることはない。 

但し、主に山岳地方 においてであるが、冬期に昼間穴からでて日光浴をするウォンバットを見るこ とがある。








これがウオンバットの糞?

確かに四角くてころころしているが
それにしても大きい
糞の大きさから
てっきりワラビーの糞だと思っていた


フェアリー
  ペンギン
(別名 リトル
  ペンギン)


こんな感じ
フェアリーペンギン Fairy Penguins (体)
(別名リトルペンギン)


世界で最も小さなペンギン。 

体重は約1kg、身長約30〜40cm。

彼らの流線型のスタイルは、陸上を歩くよりも海の中を泳ぎまわるのに適している。

フェアリーペンギン(生活・食べる)

海岸線のヤブの中や岩の下に巣を作るが、生活の大半は海の上。

早朝夜明けとともに巣穴を出て、遠くは20kmもの沖合までエサを求めて泳いで行 き、「小さなダイビングの天才」という異名を持つこの動物は、10mから30mもの深さまで潜水を繰り返し、エサを探し求める。

小イカやイワシのような小魚を求めて夕闇が近くなるまでダイビングを繰り返す。

毎日少なくとも体重の25%程度のエサを食べているが、巣に親の給餌を待つ雛がいる場合や、2週間飲まず食わずで陸上にとどまる換羽の前にはそれ以上のエサを探さなければならない。

繁殖時や、子育て、休息のために陸にあがってくる。

その時、浅瀬の敵から身を守るためにできる限りの速さで上陸する。

上陸すると声を出さずに海岸沿いの安全を確認してから、行進して巣にむかう。

もし、何かの恐怖を感じると直ちにこの行進を中止する。

敵を避けるために暗闇の中、小さなグループを作って陸へ上がる。

身を守るために木の茂みの中に巣を作り、声を出し合いながらお互いを確認する。

巣は60cm〜80cmのトンネルを横に掘って作られる。

日が昇る前に海に帰っていく。

リトル・ペンギン、卵、巣は法律で守られている。破ったものは厳しく罰せられる。

参考URLなど
http://www.ajpr.com.au/index.htm
http://www9.plala.or.jp/absolutelysydney/animalguide/animal/animalphoto01.htm
http://hana-rebun.hp.infoseek.co.jp/auanimal2.html
http://www.makinojp.com/bekkoame/wom_aj.htm#rob
ペンギン・ツアー時にレンジャーから貰ったリーフレット


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