抜戸岩登山口から 南岳〜瓢ケ岳(ふくべがたけ)周回 




瓢ケ岳山頂


ミカエリソウ

●場 所 岐阜県郡上市・美濃市

●標高 1162.6m

●山行日 2015年9月21日(月・祝日)

●多治見から
  登山口まで
多治見=可児市=美濃加茂市=関市=美濃市=ふくべの森(P)・・・抜戸岩登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス

●参加者 丹羽、守山、中山、水野正

●コースタイム 多治見
ふくべの森(P)
抜戸岩登山口
片知山分岐
南岳

骨ケ平
瓢ケ岳
宮奥登山口分岐
ランチ休憩
瓢ケ岳
骨ケ平
ふくべの森(P)

6:30発
7:50〜8:05
8:25
9:30
9:55〜10:05
10:20〜10:30
10:50〜11:00
12:00〜12:10
12:40〜13:00
13:45〜13:55
14:15
15:15着

周辺地図はこちら


 多治見から約1時間半でふくべの森(P)に到着

トイレのある駐車場は既に満車   もう少し奥にある大駐車場へ

若者たちが、広場でテントを張っていた

瓢ケ岳って若者に人気な山だったっけ??と、不思議に思った

同行の岩登りが好きな女性に、彼らが背負っている大きな「物」は何?・・・と尋ねると、
「あれは、ボルダリングで使うマット」・・・だって

ああ、それでね・・・と疑問が解けた

どこで?と思って、聞いてみると、「あちこちに岩場がある」・・・と

彼が持っていた本を見せてもらうと、この駐車場の近くのあちこちに、岩の絵があった

へ〜え、そうなんだ

連休なので、広場にテントを張って、今日はこの岩・明日はあの岩って楽しむんだろうね

下山して車のナンバーを見て驚いた  遠方から集まっていた
  
・・・・・・・・・・・・・・・

以前、南岳から下山するコースが分からず、引き返したことがあるが(2011/11/3
今日は、そのコースを逆に登り、疑問を解決し、ついでに、山頂を起点にしてぐるっと回るコースを計画した

駐車場へ着く前に、登山口を確認した

かなり遠くに1つ・・・「登山口 抜戸岩を経て」の標識があった
駐車場の近くにもう1つ・・・ここには標識なし

近くの登山口から稜線に登れないものかと、ボルダリングの装備をしている女性に尋ねると
「稜線へ行けるかどうか分からない」・・・と

岩場まで行くだけの通り道のように思えたので、遠くの標識のある登山口まで歩くことにした

これがなかなか楽しい

秋の花が咲いていて、ムカゴもどっさり生っていた(先は長いので帰りに採ることにして素通り)




   
ノコンギク:キク科

真っ盛り

ここのノコンギクは、色が薄め




 ゴマナ:キク科

ノコンギクと似ているが、葉っぱの形が違うし
頭花が小さめ



 アケボノソウ:リンドウ科-1

車道脇に咲いていた

まだ咲き始めで、蕾もたくさんあった




   
   
 アケボノソウ:リンドウ科-2

蕾のうちに、雄しべが外へ出ていることに初めて気づいた!

雌しべも閉じているかすこ〜し開いているかぐらいなので、咲いたばかりの初々しさ




ここが登山口

笹の中に、細い道が続いていた




笹は刈られていて歩きやすかった

このコースの両側にも、あちこちに大きな岩があり
岩の周りは整地され、
岩にはチョークの白い粉がついていた




ツルシキミかな?:ミカン科

ぱっと見て、ミヤマシキミだと思ったが
根元を見ると、茎が地面を張っていたので
ツルシキミかも

暗い樹林の中で赤い色が目を惹いた




朝は涼しかったのだが(18℃)
登り始めると汗が滴り落ちる

樹林の中は風が通らず、蒸し暑い〜

早く稜線へ行きたい・・・


大きな岩がある所までは
しっかりした踏み跡だったが
それを過ぎると、薄い踏み跡となった




かなり登ったのに、まだ水音が聞こえる

稜線へは行かずに、谷に沿って進む


小沢を渡って、植林地帯へ

炭焼き窯の跡も残っていた




やっと片知山と瓢ケ岳を結ぶ稜線に出た

瓢ケ岳への道は、笹の間に踏み跡があるが
片知山方面は、笹に埋もれていた




「釜ケ滝」への分岐   

標識が割れ、「金ケ滝」になっていた・・・




分岐から少し下に黄色の標識が見えたので
確認に行く・・・・と、
『岩間の滝まで約50分(標高差で約400mです)
往復すると約2時間かかります』だって


あとで、地図で確かめると
「岩間の滝」を過ぎると、
「美並ロイヤルGC」の進入路に出て
その車道をどんどん進むと「釜ケ滝」になることが分かった




釜ケ滝分岐から、登山道は笹に埋もれ
「ダニがいそうな道」となった

まだ顔が出るだけ、南木曽岳の上の原コースよりましか
…と思いながら登る




登りきった所が見覚えのある「見晴台」
どこが見晴台? 名称変更の必要あり

古びた標識の足元に転がっていた標識には
薄い文字で「南ケ岳」

転がっていた標識を乗せてもらってパチリ

前回ここまで来て、いったん下り始めたが
こんなに下るのはおかしい・・・稜線伝いに行くはず…
と思い、引き返して稜線の道を探したが見つからず諦めたっけ

1/25000地形図を持って行けば
迷うこともなかった・・・と後悔




ツリバナかな?:ニシキギ科

5つに割れているので、ツリバナだろうか?

手元に引き寄せ写真を撮っているうちに、赤い種が落ちてしまった




マルバノキ:マンサク科

いびつな実をたくさんつけていた

よ〜く見ると花も咲いていた

花は小さく、萎びていたので、撮影はパス

この山は、この木が多いが
実をつけていたのはここだけだった




シロモジ:クスノキ科

大きめの丸い実が鈴なりと言っていいほど生っていた

足元に丸い実がたくさん落ちていたが
このシロモジの実だろう

どれも緑色のままだった




骨ケ平分岐

ここから「中央登山道」で駐車場へ下山できる


階段の道を登って山頂へ

ぐるりと回ってまたここへ来る




ツルリンドウ:リンドウ科

薄い紫色の花




瓢ケ岳手前の分岐には
「奥瓢ケ岳」の標識もなかったし、
「行ってはいけません」風に木が置いてあった

「奥瓢ケ岳」標識も半分割れていた

もしかして廃道になっているかも??
もしかして背を越えるほどの笹が茂っているかも??
・・・と思いながら歩いていたら
見覚えのある標識

高賀山方面は、笹に埋もれていたが
宮奥登山口方面は歩ける状態




   
 中美濃登山口分岐

へ〜え、ここからも登れるんだね

大駐車場からもっと奥に進むと
道は細い林道となり、
その林道から瓢ケ岳へ登る登山口がある…というわけ
(1/25000地形図にはないが)




さて、ここからが急坂の連続になる(と記憶している)

前回(2012/4/7)は、雪道を下っていった

2005年にこの新ルートができたようだが、
それから10年たっている

階段の横木は朽ちたのか、横に退けられ
急傾斜で段差のない土の道となっていた

そんな急傾斜の道が延々と続いた(約30分)




   
 ここでばったり、単独行の男性に遭遇

彼は宮奥林道から登ってきた・・・と

瓢ケ岳山頂までが1500m
宮奥林道までが1650m・・・だって




 やっと分岐に着いた
急傾斜の道はここで終わり、今度は登りになる

右ルートが1410m  左ルートが1600m

登りにあの急坂を使うのは大変だろう・・・
   
 トチノキ:トチノキ科

ゴロゴロした大きな実がたくさん落ちていた

花に詳しい同行者より、「トチの実」だと教えてもらった




 クサアジサイかな?:アジサイ科

緑色の装飾花が可愛い



   
   
 ミカエリソウ:シソ科

大群生だった!  それも数ヶ所も!   登山道の左右、上の方から下の方まで!

まだ咲き始めだが、咲きそろうと壮観だろうね・・・




   
 ミカエリソウの蜜を吸うチョウ




   
   
   
 トリカブトの仲間:キンポウゲ科

花が正面むいているので、中が覗きやすかった




   
モミジハグマ:キク科




   
 何度も沢を渡った

右  沢の近くの登山道を歩いていたサワガニ




   
 アザミの仲間:キク科

多治見近辺で見かけるアザミとは、なんとなく感じが違う




   
 分岐から600m歩いたってこと

瓢ケ岳までまだ1000mもある
おなかも空いてきた

そろそろランチタイムにしようっと




 瓢ケ岳山頂を目指す


  
 ツルリンドウ:リンドウ科

赤い実が生っていた




   
マユミかな?ニシキギ科

4つに割れていた




   
 2度目の山頂  13:45〜13:55

14:00に近くなったので
途中から右折しないで、
距離が短い谷沿いの道で下りることにした




 沢を渡る


   
ダンコウバイ:クスノキ科

シロモジの実より小さく、クロモジの実より大きめ




この沢を渡ると、登山口はもうすぐ



 
   
 コバノガマズミかな?:スイカズラ科

ツルシキミかな?:ミカン科

真っ白い大きな実をつけていた

茎の根元が地面を這っていたので、「ツル」とした





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