榑ケ畑から3つのピークへ 霊仙山 |
霊仙山本峰 ナツトウダイ:トウダイグサ科 |
●場 所 | 滋賀県米原市・犬上郡多賀町 |
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●標高 | 霊仙山本峰1083.5m 霊仙山最高点1094m 北霊仙山(経塚山)1040m |
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●山行日 | 2018年4月16日(月) |
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●コース | 榑ケ畑登山口〜本峰〜最高点〜北霊仙山〜榑ケ畑登山口 |
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●多治見から 登山口まで |
多治見=中央道=名神=関ケ原IC=R21=醒ヶ井=榑ケ畑登山口 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽、今川、白木 |
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●コースタイム | 多治見 関ケ原IC 榑ケ畑登山口 2合目(汗拭き峠) 4合目 7合目 霊仙山本峰 霊仙山最高点 北霊仙山 榑ケ畑登山口 |
6:00発 7:10 7:40頃〜7:55 8:20 9:00〜9:10 9:50 10:40 11:38 12:00 14:20着 |
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周辺地図はこちら |
登山口 駐車スペースには、先行者の車1台のみ 計画書をポストインして出発 7:55 1合目の「かなや」は休業中 その手前で、「シカがいた!」の声 こんな麓近くで見たのは初めて お尻の白い「バンビ」だった 跳ねるようにしてあっという間に姿を消した |
2合目 汗拭き峠 8:20 クマ注意の看板があちこちにあった 霊仙山は左折して尾根へ 直進すると谷へ降りて「落合」の集落から 西南尾根経由で霊仙山へ行けるので 周回コースができる |
タッチツボスミレ:スミレ科 スミレは、この花ばかりが多かった |
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フデリンドウ:リンドウ科 左 2合目前で 8:23 朝早いせいか、曇っているせいか、つぼんでいた 右 下山時、同じ花 13:55 3合目上では、ぱっと開いていたのに、ちょっと開いただけ |
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ナツトウダイ:トウダイグサ科-1 私のお気に入り=花のつくりが複雑だから 「ナツ」と名前が付いているが、春に咲く 下を向いて垂れているのが『総包(そうほう』〉 *総包→ 『花や花序の基部にあって、つぼみを包んでいる葉の集まり』 『茎の先端にはやや菱形を帯びた長楕円形の葉が5枚、平らに輪生し、そこから花序が上に出る。 まず5本の枝が傘状に広がり、その先端に杯状花序(はいじょうかじょ)が付き、 *杯状花序→数個の雄花と1 個の雌花が総苞の中におさまって、まるで1つの花のようになっている形状 その基部から二叉に分枝した枝が出て先端に杯状花序をつける ということを繰り返すことで平らに広がった花序全体が出来上がる。』・・・と 難しい専門用語がずらりと並び、どれがどれやら・・・?? 拡大した画像と説明文を見比べながら、読み解いていくのだが、これがまた難しい 難しいから面白い |
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ナツトウダイ:トウダイグサ科-2 左 杯状花序 右 杯状花序の中央に変わった形(三日月形で、 両端がカニのはさみのようにとがっている)は、『腺体(せんたい)』 *腺体→蜜を分泌する器官 腺体に囲まれるようにして、『雌花1個と雄花数個が入っている』 上・中・下 白く見える部分が、雄花らしい 下 雌花が受粉すると、子房は垂れる 丸い二つのボールのようなものが、子房 あらら、虫まで写ってしまった |
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ヒトリシズカ:センリョウ科 咲いたばかりで、まだブラシ状の花が短い |
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ハシリドコロ(別名:キチガイナスビ):ナス科 いつも咲いている場所へ降りて、花が咲いていないか調べに行った 株はたくさんあったが、咲いていたのはたった2輪のみ 『全草に毒があり根茎と根が特に毒性が強い。 中毒症状は、嘔吐、下痢、血便、瞳孔散大、めまい、幻覚、異常興奮などを起こし、 最悪の場合には死に至る。』・・・と 名前の由来は、『食べると錯乱して走り回る』ようになるから。』だって |
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ミヤマカタバミ:カタバミ科 曇っているせいか、花はこれで精いっぱい |
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4合目で休憩 |
5合目 見晴台 琵琶湖が見える場所だが、ぼ〜んやり |
ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科 種ができ始めていた 半透明のカプセルのようなものは、若い実 5合目を過ぎると、登山道は「泥・ぬる状態」になった 1歩1歩慎重に歩いた (下山時は、だいぶ乾いていたので、ほっとした) |
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6合目〜7合目 見晴らしがよくなった 積雪期の霊仙山の様子 2015/1/25 |
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「といめん」の山が低く見えるようになった 琵琶湖はやっぱりぼ〜んやり |
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石灰岩がゴロゴロ | |
7合目に着いた! 視界が開け、広々とした草原状 左のピークが、「北霊仙山」 霊仙山本峰は、右手の山↓の向こうで見えない |
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ナニワズかな?:ジンチョウゲ科 黄緑色(左)や、黄色(右)の花があった 色が変化するのだろうか??? |
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霊仙山本峰に直接登ろうと、斜面を歩いていると、「シカがいる!」の声 どこどこ?と目線の先を見ると・・・いるいる 何頭も |
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カメラを適当に向けて望遠で撮ってみたら シカが写っていた ↓ | |
上へ上へと移動して、稜線上を1列になって右の方へ駆けて行った あんなに大団体が1列で走れば、道もできるわな・・・と納得 シカ道があちこちにできていた |
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シカの糞(あちこちにそれも大量に)を踏みながら登る |
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ナニワズかな?オニシバリかな?:ジンチョウゲ科 花色は、黄緑色 |
ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科 枯草の中に、ここだけ真っ黄色の花が目立った |
ヨゴレネコノメ:ユキノシタ科 上左 ヤマネコノメソウに比べると地味色 上右 葯の色は暗紫色 下 実ができていた |
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後ろを振り返る 左のピークが北霊仙山 |
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右のピークが最高点 |
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ここまで登ると、伊吹山が見えた ぼんやりだけど・・・ この辺りから、右に振ったらしく 石灰岩がゴロゴロした別ピークへ登ってしまった いつもの勘が働かなかった・・・ その先に本峰がないなら、ぐるっと見回して 白い標識のあるピークを目指して軌道修正 |
本峰の裏側から、山頂に到着 10:40 風が強い! 風を避けて、少し下の岩陰で昼食 出発 11:00 |
ヒロハノアマナ:ユリ科 西南尾根を目指して下っていく途中、アマナがいくつもあった 葉が広く、葉の中央に白い線があるので、「ヒロハ」 伊吹山でたくさん見たアマナには、白い線は無かった 下右 2018/4/4撮影 流れてきた泥に埋まっていた 陽が差さないので、つぼみばかり |
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さっきまでいた本峰を振り返る(左のピーク) そして、最高点へ続く尾根 |
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西南尾根に登り返し、後ろを振り返る 11:20 |
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中央のピークがこれから目指す最高点 |
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調べ中:セリ科かな? 背が低く、咲いたばかりの初々しさ いつも名前同定で困っている花 |
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石灰岩の間を登る 細いが踏み跡があるので安心 さっきの本峰まちがいのピークは、とがった岩角を踏みながら歩いたので、それに比べれば楽々 |
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ヒロハノアマナ:ユリ科 最高点直下に来て、やっと花が咲いているヒロハノアマナに会えた! 崖の上で陽当たりがいいからだろうか? |
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ナニワズ?オニシバリ?:ジンチョウゲ科 大株があった 花もどっさりついていた 以前同じ場所で見た時は、もっと黄色だった やっぱり色が変わっていくのだろうか?? |
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ヨゴレネコノメソウ:ユキノシタ科 株が集まっていたのでパチリ 黄緑と黄色と暗紫色のコントラスト |
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最高点に着いた 11:38 風が強くなった 遠くに避難小屋も見える |
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寒いので、即出発 ショートカットで北霊仙山を目指す 左のピークは本峰 2人歩いているのが小さく小さく見える |
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右奥にぼんやり伊吹山 その手前が北霊仙山 |
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北霊仙山を目指して下っていく 避難小屋も小さく見える 風はますます強くなる 「寒いから雨具を着ます」の声で、残り2人が風よけになって立つ 「私達、脂肪仲間だね」と言って握手 寒いことは寒いが我慢できないほどではない 脂肪のおかげで寒さに耐えられる こんな時にその差が分かる (下山中、3人パーティーが休んでいたが、彼らは北霊仙山まで行ったがあまりの強風で前進をあきらめたと聞いた) |
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北霊仙山到着 12:00 標識につかまっているのは、「台風並みの強風で吹き飛ばされそうだったから」と、後で聞いた ここはいつも強風地帯 |
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下って「お虎ケ池」に着 12:25 だいぶ風も弱くなった |
登りに歩いた場所はどこだったのか・・・と話しながら 7合目に着 12:40 |
スミレの仲間:スミレ科 タチツボスミレでないスミレは、この一輪だけ |
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ナツトウダイ:トウダイグサ科 おや、また出会ったね 特徴ある4つの『腺体』・2つのボールがくっついたような子房・白いのは、きっと雄花の雄しべ |
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フデリンドウ:リンドウ科 3合目〜4合目間に咲いていた 登りの最中、この辺りにあるはずと、しっかり見ていたのに見つけられなかった 今、陽が当たって暖かくなったからだろうか、あっちにもこっちにも咲いているではないか!! 驚き〜〜 つぼんだ状態では見つけられないんだ!(一株は見つけたけれど) よく似たハルリンドウ ↓ フデリンドウとの違いは、一つの茎に一つだけ花をつけることと 大きめの根生葉を持つこと(座布団と呼んでいる・・・春は寒いので座布団が必要・・・と、覚えた) フデリンドウは、1つの茎にたくさんの花をつける |
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ミヤマカタバミ:カタバミ科 1合目カナヤの横で見つけた こちらは木陰のせいか、中開き |
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ミヤマハコベ:ナデシコ科 登山口の手前で見つけた 花びらは10枚あるようにに見えるが、5枚が深く深く切れ込んでいるだけ ここも登りにしっかり見ていたのに、見つけられなかった・・・ |
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登山口に到着 14:20 行動時間6時間15分 柏原コース(7時間25分)に比べると格段に短い 車が増えていた 道理で何人もの登山者とすれ違った分け |
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ミヤマキケマン:ケシ科 登山口のすぐそばに咲いていた これも見逃していた・・・ |
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カテンソウ:イラクサ科 これも見逃していた・・・ |