360度の展望と雪を楽しみに
       
 
猪臥山(いぶしやま)




猪臥山山頂で


これからワカン・トレーニングへ

●場 所 岐阜県飛騨市古川町
●標高 猪臥山(いぶしやま)(いぶせやま) 1519m
●山行日 2021年3月8日(月)
●コース 猪臥山トンネル南口すぐそばの駐車場・・・彦谷沿いの林道・・・林道終点(尾根取り付き)・・・「500m」標識・・・ゆるいアップダウン・・・お社・・・猪臥山山頂(下山は同じコースをピストン)

●多治見から
  登山口まで
多治見=東海環状自動車道:可児御嵩IC=飛騨清見IC=県道90号(通称:飛騨卯の花街道)=猪臥山(いぶしやま)トンネル南口手前の駐車場(登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 今川、丹羽、山崎、白木
●コースタイム 多治見
可児御嵩IC
PAで休憩
飛騨清見IC
トンネル南口手前の(P)
林道終点(アイゼン装着)
「山頂まで500m」標識
お社
猪臥山山頂
「500m」標識
林道終点
ワカン歩行練習
トンネル南口手前の(P)

5:40発
6:25
6:50〜7:05
8:10
8:20頃〜8:48発
9:48〜10:06
11:13〜11:18
11:33
11:40〜12:20
13:00
13:44
・・・・・
15:30着
周辺地図はこちら    
  


 県道90号(通称:飛騨卯の花街道)にある
猪臥山トンネル南口が見える駐車場
多治見から朝食休憩をとっても3時間弱で到着
車は無し!一番乗り〜

身支度を整えて出発 8:48

 
 駐車場を出るとすぐ雪道
踏み跡はいっぱい
薄暗い針葉樹林の中を進む

 
 開けた場所に出た 8:52
右側の山の中を、車が走っているわけ

 
 左に流れる沢が、彦谷
水量はかなり多い

 
 彦谷の対岸
獣の足跡は見えない

 
 大きな切り株がずらりと並んでいた 9:20
木の周りには、大きな「根回り穴」

近くに『分収育林契約』の立て看板があった

 
 ↑彦谷は林道から離れていった・・・
と思ったら、ここで↓渡ることになっていた
 
 左へ滑ったら、川へドボン
そろりそろりと渡った 9:44

 
 地理院地図では、ここで林道は終わりになっているが
まだ前方には広い道らしきものが続いていた
ここから登りになる「尾根取り付き地点」

アイゼンを履いて、出発 10:06
アイゼンは、4人とも皆、
形・締め方が微妙に違っているし
装着方法も一長一短あって、慣れるまでが大変

 
 アイゼンは、雪道の強力な味方
ぐいぐいと登れる爽快感が味わえる

   
 茶色と白の世界の中を登り・・・

 大きな根回り穴に近づかにように
気を付けて・・・
 
 登っていくと、左側が開けてきた

今日の天候は、雨は降らないものの
曇りらしい
「山頂は360度の展望だよ〜 
行こうよ〜」のお誘いに乗った

非常事態宣言の為、ずっと山へ行ってない
雪山は、去年の北八ツ以来
メンバーの1人は、大日ケ岳以来

でも、相対する山は雲の中・・・
こちらと同じ、白と茶色の世界

 
 ↑ ↓どこを見ても同じ景色・・・
 
 ・・・・・・・・・・
   
 だんだん傾斜が急になってきた
久しぶりの山・重いザック・・・
メンバーの1人が、しんどそうで足が出ないらしい

その姿が、余りにしんどそうなので、
平らな所にザックを置いて
後続の2人の所まで降り、
ザックを肩代わりして担いで、
後ろから2番目で登り始めた

ところが、あれ〜?
私が置いた所に、私のザックが無い・・・?

前方を見ると、なんと、大きなザック2つを
1人で担いで登っている後ろ姿を発見!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先行していたメンバーが引き返してきたので、
「ザック置いて下りてきて〜」と呼びかけた

そして、2つのザックを背負っているメンバーから
1つ引き取って背負い、再び登り返し
自分のザックを前に担いで登ることになった

  
 4つのザックを3人で背負って
平らになるはずの尾根分岐まで登ることにした

後から聞くと、素晴らしいチームプレーだったことが分かった

1つのザックを前に抱え、
もう一つのザックは背負って登る・・・を
2人で分担
したそうである

4つのザックのうち1つが小ぶりだったことが幸いして
大きいザックは背中に、
小ぶりのザックはおなか側
にして、
(小ぶりのザックに付けてあった
ワカンは背中のザックに付け替えて
前と足元を見えやすくした・・・と)

その
小ぶりなザックを2人で交代しながら
登っていったとか

とっさの機転で、2人の間で相談がまとまり
最善の方法で運べた
のではないかと思った

『1つのザックを上方に運んだらそこに置き
また降りて来てザックを運び上げる』方式の
登り降りの回数が増えるより、
このくらいなら2つ担ぎができる・・・と思って、
『2人で交代で運ぶ』ことにしたそうである

なんとまあ、力持ちのメンバー2人!

↑ この時は、真ん中のメンバーが
小ぶりのザックをおなか側に抱えている

   
 ↑ この時は
先頭のメンバーが抱えている

2人とも、100%体調が良いとは
言えない状況なのに・・・

11:13 
ここから左へ曲がる

「山頂まで500m」標識のある
尾根分岐
地点で、
平らになっている所

   
 ここから、
4つのザックを4人で担ぐことにした
しんどかったメンバーには
小ぶりなザックが割り当てられた

さあ、山頂に向けて出発〜 
  
↑ 緩く下ってから、緩く登り返した場所 11:28
天気が良ければ山頂が見えるはずの近さだが
真っ白で、なあ〜んにも見えず

 
↑  後ろを振り返ると、2人が続いてきた
この近さだとカラーで見えるが、
 
 
 ↑ また、緩く下ってから、緩く登り返す
距離が離れると、後ろの人影は白と灰色の世界

 
 ↑ 左手の山の様子

 
 ↑ お社が見えてきた
でも、山頂標識はまだ見えない

 
 ↑ 山頂到着〜 11:40
待っていれば晴れるかも??
風がないだけ有り難いが、
じっとしていると寒い

そこでツエルトを出した

4人で潜ると顔を突き合わせるほどの広さ

座っているだけならいいが、
この中で昼食は無理そう

暖かい事だけは実感してもらって
外でランチ休憩

ちょうどお日さまも出てきて
背中がぽかぽか暖かくなった

でも、でも、展望は・・・ダメだった

   
下山を始めると、
「木の鼻水」が、たら〜りと
垂れている木があちこちに  右

結構長い 30cm程もある

 
 山頂標識越しに、引き返す尾根道をパチリ
相変わらず、白とグレーの世界

 
 歩いて行くと、2人パーティーに出会った
リーダーが声を掛けると
(帽子に見覚えがあったとか)
向こうからも反応があり
ネット上の友人だということが分かった

この猪臥山の情報を
親切にあれこれ教えてくださった人だとか

奇遇を喜んで話が弾んでいた

 
さあ、帰ろう〜
下りはルンルン

 
 ガスが取れるか・・・と期待したが
ダメだった・・・

   
 途中、暑くなって
衣服調節

林道に出た 13:44

こんなに早いなら、
ワカン歩行の練習しない?と、提案

   
   
 彦谷を渡った所で、ワカン装着
ワカンは、3つ  練習は3人

 
 足を上げて、はいポーズ

 
 ↑ まずは、踏み跡のない平らな場所を歩く練習
 
 ↑ 次は、斜面を登る練習
 
 緩い斜度で、
ふわふわの雪が真っ白の所を登る ↑ ↓
 
 
 
 
 
 ・・・・・・・・・・・・・・

 
 青空が出てきた〜

   
 獣の足跡
なんだろう??

 
 斜面の練習は終わって、
しばらく林道歩き

 
 
 切り株のある場所まで来た
青空と雲がきれ〜い!!

 
 左手に、平らでふわふわの雪面が現れた
ワカンを付けた3人がどんどん進んでいくと、
先頭のメンバーの足が、ずぼっと潜ったらしい

林道からその様子を眺めていたが
なかなか足が抜けなく難儀している様子

「ワカンを外して〜」と、大声で呼びかけたが
聞こえただろうか・・・

何しろ私は、ワカンなし アイゼンのみ
潜ることは必至
近寄ることができない・・・

でも、それにしても長い
もしかして骨折?足首を捻ったかも?・・・
近くまで行くことにした

 
林道を戻って、近づき始めると、
無事脱出できたらしい
よかった〜!
・・・・・・・・・・・・・・

後で聞くと、
右足が、50cm〜70cm程深く入り込んでしまい、
自力では引き上げられず

2人で引っ張り出そうとしたがダメ
ワカンが埋まった所を手とストックで掘ったがダメ
(素手の人もいたとか)
が、
まったく動かず
掘っていくと、埋まったワカンが見え
てきたので
ワカンのワニ口を外し
てもらって
やっと
、ワカンから靴を外して、
右足を引き上げることができた

ワカンは、手で引っ張り上げられず
ワカンをザックに縛る紐を
埋まっているワカンに巻き付け
て、
引っ張った所
やっとのことで
引き上げることができた・・・と)

またまた見事な連携プレーだった!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雪の下には何があるか分からないので
要注意だが、足が潜ることはよくあること
脱出の方法を知っていれば
落ち着いて対処できるが、
1人じゃなく3人いたから作業が捗ったと思う

何より、骨折・捻挫が無かったことが幸いだった!

昨年、私が「賽ノ河原」で、雪に埋まって
2人で掘り出してもらったことが
いい教訓になっていたと思う

 
 4人揃って、ほっと一安心

空がやけに青く感じた

 
 左足=アイゼン+ワカン
右足=アイゼンというスタイルでr駐車場へ 15:15

彦谷の流れが見えてきたので、もうすぐ

   
駐車場手前の雪の上で
ワカンやアイゼンを外した

 
 駐車場に着いた 15:30
車はまだ数台残っていた

出会ったパーティーは
私達を含め4パーティー:10名のみ

帰ろうとする寸前に、
あの奇遇なパーティーが返ってきた

山頂でずいぶん粘っていたそうだが
展望は望めなかったとか

 
 
 ↑ ひるがのSAからの展望
山頂で見えなかった白山連峰を見に
立ち寄ってパチリ





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   私の記念の一枚 〈白木さんより〉

 
 いざ、下山!
来た道を戻ります

   
 小休止、山頂まであと少し、笑顔でハイ、ポーズ

。CD感想です。
 山頂!360°展望のはず
だったが…お預けまたいらっしゃいってことね
   
 ワカン、抜けません、どうしましょう!
カメラを向けられついポーズ
しかし内心焦っています

この通り、必死です! 
 
ツエルトは超軽量そしてコンパクト
しかし、防寒防風には結構威力を発揮してくれます
快適じゃ〜

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    【感想
    *シャーベット状の雪で、結構足も埋まってしまい歩きにくかったです。
     そこかしこに踏み抜きの痕もありました。
    *ワカンをつけたら多少踏み抜く回数が減ったようにも思います。
     3月だからこんな感じなんでしょうね。
     きゅきゅと音がするような乾いた雪が、やっぱりいいなと思いました。

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   私の記念の一枚 〈山崎さんより〉
   
 後に続きます!


行くぞー
ワッセワッセ
   
 目指せ 霧の頂上

 笑顔が最高!

 
山からのご褒美

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   私の記念の一枚 〈今川さんより〉

 
 晴れることを祈って猪臥山に登る

   
 皆でアイゼン装着、カッコいい!


 ワカンを装着!
雪を楽しむよ♪
 
  誰も踏んでいない場所をワカンで登る
楽しい〜!

 
最後に猪臥ブルー見れた
また登りに来たい ありがとう


   
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