伊吹の滝〜関南アルプス縦走〜JR坂祝駅
             
 
(各務原市・岐阜市・関市・坂祝町)      
                           2019年10月20日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
                
   コース図  伊吹の滝〜向山まで
  向山〜「自然遺産の森」分岐まで  「自然遺産の森」分岐〜下山口まで
        坂祝分岐〜下山口〜JR坂祝駅まで


   しばらく雨の日が続いた。
   20日は、1日中晴れのよう!・・・と気づいた。
   その翌日からまた雨模様らしい。
   
   8〜10時間かかるという、関南アルプス縦走。
   暑さは遠ざかった・これから日もどんどん短くなる・・・今がチャンス!と考えた。
   私の足ならたぶん10時間はかかるだろう・・・
   登リ口は「伊吹の滝」にしようと考えた。
   JR「蘇原駅」からタクシーを使えば、時間も体力も節約できるので、前夜、予約をしておいた。
   薄暗くなっても勝手知ったる道だし(何度も歩いたことがある)、
   下山後はJR「坂祝駅」まで歩くのだが、舗装道路を歩くのだから暗くなったとしても大丈夫。
   
   多治見駅、6:22始発に乗車。美濃太田で乗り換えて、JR「蘇原駅」7:16。
   トイレを済まして、お迎えのタクシー乗車、7:20発。
   「伊吹の滝」に7:27着。
   身支度をして7:34発。
   
先行者は単独の男性
たぶん彼も縦走者
おかげで、一度もクモの巣に出合わなかった
あっという間に姿は見えなくなった
7:34発
登りはしんどい・・・
ゆっくりゆっくりになってしまう

家に着いてからスマホを見ると
なんと!4万2000歩を越えていた!
1歩1歩が小股だからだろうと推察

 麓の景色が見える曲がり角でパチリ 7:45

 ミヤマママコナ:ハマウツボ科
花の盛りは過ぎていた

 曲がり角に標識 7:45
右へ行くと、「北山展望台・権現山展望台」へ
まっすぐ進むと、「岩滝六所神社」へ行けるらしい

 コバノガマズミ:レンプクソウ科
 
 何度も何度も曲がり角を曲がって、あずまやへ  8:02
「北山展望台」という名前 出発から約30分
木曽三川公園の「ツインアーチ」が見えた 
休憩なしで通過

   
   
 コウヤボウキ:キク科
この辺りは、ちょうど見頃で初々しい姿
所がだんだん歩くにつれ、盛りが過ぎるようになった


ここをクリックすると大きく見えます
 
 稜線から右の展望

 稜線の左にある展望台へ行こうと思ったら
赤テープに「はち」の文字
残念! 蜂が巣でも作っているのかも?


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  コウヤボウキ:キク科
大きな株が、あっちにもこっちにも

稜線から左の景色
巨岩が林立
その上の稜線を歩く(はず)

   
2枚とも同じ場所 8:28
左 前からある標識で、ここを左折すれば「権現山」への登りになる
右へ行くと、南登山口や東登山口へ下りられる
右 緊急時のポイント「3」 前回(2019/6/3)は、無かった
休憩10分(1回目) 出発から54分

   
 ここの登りはきつい!
いつもため息をついてから登る

 鳥居に着いた
直進と、右にう回路がある
体力温存でう回路を登る
う回路といっても、大きな違いはない


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権現山見晴台 8:40
数名の男性があずまやで談笑中
ついさっき休んだばかりだし、先を急ぐので休憩なし
出発から1時間06分

   
 ここから登山道が狭くなった

アブラツツジ:ツツジ科
実が垂れ下がるのが特徴

   
 ナツハゼ:ツツジ科
黒い実がなっていたが
しわが寄って美味しそうではなかった

サルトリイバラ:サルトリイバラ科
きれいに赤くなっていた
 
   
 ソヨゴ:モチノキ科
これも赤い実
たくさんなっていた

 ネジキ:ツツジ科
花は下向きに咲くが、
実は上向きに付く
  
尾根の右手の山は・・・御嶽(だよね!)
山頂は雲の上〜

 
 
 尾根の左手の山
あの山の天辺に白い建物・・・岐阜城だよね!

   
 モチツツジ:ツツジ科
この花は、よく季節を間違えて咲く

 分岐に出た 8:51
直進は「諏訪山」方面 山の名前ではなく団地の名前だと後で分かった
「岐阜権現初心者コース」の文字
右折は、「急坂有:注意」の文字
どちらも通ったことはあるが、
初心者用とは、言い過ぎ(と思う)
急な下りはあるし、左が切れた細い登山道が続くし・・・
確かに右折は急坂 下りには使いたくない

   
 ここが諏訪山団地との分岐 8:59
ここまでがかなりの急坂
各務原市からの入山も
関市側からの入山もできるわけ

 早朝までの雨で
登山道は濡れて滑り易くなっていた
下りも、トラバースも慎重にそろりそろりと歩いた
   
 何の標識も無いが、
ここが急坂との分岐 9:14

 林道に降りた 9:16
ここからまた登りが始まる
左へ行くと、「下芥見」へ
右へ行くと、「各務原市須衛」へ

   
 ここにも何の標識も無いが、
直登コースの分岐 9:25
前回はここを登ったが、
今回は、草が茂って、踏み跡も消えかかっていた

 左下に白い建物 クリーンセンターかな?
    
石のゴロゴロした細い道を
上へ上へと慎重に登る

 コナラの仲間:ブナ科
   
   
上左 「芥見権現山 316.5m」に到着 9:45
三角点もある
出発から2時間11分
上右 休憩所の屋根が無くなっていた・・・
ここで10分休憩(2回目)

  
 直登すると、このケルンの所に登り着く 10:00
この先、
ササクサが両側から茂っていて
とても前進できないと思って引き返したことがある
どうなるだろうと、心配しながら歩を進めたが
手入れが良くされている登山道に様変わりしていた

   
 どちらへ行こうか、迷いそうな所には、
ちゃあんと標識が立っていた

 
 
 木を切って展望台もでき
ベンチも作られていた 10:25
御嶽が見えた まだ雲がかかっていた

  
 クチナシ:アカネ科
実は、まだ緑色

 
    
山道はあちこちに分岐があって
標識が無いと迷いそう

   
ここにも展望台が作られていた 10:36
ベンチも

       
もうすぐ林道に出ると思った頃、
倒れた大木の枝を切り払っている人に出会った
なんと!女性が1人で! (右)
「有難うございます。助かります。」とお礼を言って、木の下を潜った

  
 権現山登山口(私にとっては下山口)」に着いた 10:59

      
 広い林道をたらたらと歩いて、桐谷坂の広い車道に出た 11:05
ここを横断して、反対側のお堂のそばの鉄階段へ行きたい (右)
びゅんびゅん飛ばしてくる車の隙間を探すのだが、
丁度カーブしていて見通しは良くない
右も左もよし! さっと走って渡った

   
 
 上左 この鉄階段を登る
上右 「アルプスハイキングコース」の標識
下 鉄階段を登りきった所から、車道を振り返った
ひっきりなしに車が通る

   
 また登りになる
このコース、登るか下るかのどちらかで
たらたらの平坦歩きはちょっぴり

「向山」を目指して登っていくと
こんな分岐標識があった
いろんな所から取り付くことができる裏山風



 ここをクリックすると大きく見えます
 
 ミヤマママコナ:ハマウツボ科
今日一番多かった花

   
 
 登って登って・・・向山:303mに到着 11:49
出発から4時間15分
以前にはなかったベンチもできていたので
15分休憩 ランチ休憩とした(3回目)

   
  
 上左 向山見晴台広場 見晴らしのいい場所 12:20
出発から4時間46分
上右 まだあの山の向こうまで歩かないと坂祝駅には着かない
下 5〜6年前、福祉の里からこの山へ来たことがある

   
 下って登って、「須衛321.8m」へ 12:32
出発から4時間58分
三角点もある
あのビル群は、名古屋駅前? ↓
  

   
 「須衛」からの下りは、嫌〜な下り
土ばかりで岩が無い
足を止める所が無いので、登りにはいいが、下りは避けたい急坂
↑ ここで、直登と巻き道に分かれている  12:45
巻き道も、結局は最後に急登が待っているが
それでも、直登よりはまし

  
  下ったらまた登りになる
これを何十回も繰り返した
登りきった所に、「アルプスハイキングコース」の標識 12:50

   
 遠くからも目印で見えていた鉄塔に着いた 13:27
ベンチもあるので10分休憩(4回目)
   
左 眼下に「福祉の里」
右 ここを下ったら、またまた登り
今度は、目の前のピークが目標
 
 ↑ 鉄塔からの展望-1 
御嶽 雲が上がってきた
 
 ↑ 鉄塔からの展望-2
笠置山 片方の肩が下がっているのが特徴

   
 2枚とも同じ場所
左 「アルプスハイキングコース」の標識 13:44
 「大岩見晴台まで50分)」の文字
左折すると「上迫間」へ
右 「IWASAK P.(岩坂峠)の石像

  
(岩坂峠からまたまた急坂が続く
ガレ場風

   
「双子岩」 13:56

   
 緊急時ポイントがここにも

 「鍛冶屋滝」分岐 14:14
  
反射板があったはず・・・
「迫間反射板」というんだ
遠くから、目印にしていた

   
 これがその反射板 14:28
「金山 347.7m」 三角点もある
出発から6時間54分
前にはなかったベンチが作られていた
↓ 金山からの展望
  
 ↑御嶽と 笠置山↓
 
 
   
  モチツツジ:ツツジ科
おや、また季節を間違えたね

下って登ったら、今度はこの山
「大岩見晴台」かな?

 
 まだまだ先は長い
あの山の向こう側が坂祝駅

   
 緊急時ポイント 14:35  「コープの森」? 14:40
知らないなあ・・・「生協」のこと?
前にはなかった標識

   
 ヒトツバがずらり

 緊急時ポイント 14:47
   
 大岩見晴台に着いた 14:54
出発してから7時間20分
10分休憩(5回目)
ここまで来れば先が見えてきた
 
  ↑ 稜線の右側 各務原方面
あの山をずう〜っと歩いてきたのかなあ・・・

  
急に歩きやすくなった・・・平坦な道
登るか下るかのどちらかだったが、
ここからしばらくの間たらたらになった

   
「各務野自然遺産の森」の文字が初めて現れた 15:19
ここは何度も来ている
「アルプスハイキングコース」はここで左折して、
迫間城址方面へ
明るいうちに下山口に着きたいので、
「迫間城址」も、「明王山」も「城山」もピークを踏まないことに決めた

   
 なんていい道?
「各務野自然遺産の森」の中だから?
散歩道のよう
途端にすれ違う人が増えた

  キミズミ:バラ科
   
  コナラの仲間:ブナ科
たくさん実が付いていた

 あれは・・・明王山のアンテナ
今日はパス!

ここをクリックすると大きく見えます
 
 ミヤマママコナ:ハマウツボ科
おや、また会ったね
きれいそうな株を選んでパチリ
 
「明王山見晴台」の文字が出てきた 
   
 新しい標識〜

 ここで右折すると、
麓に降りてしまうので、直進 15:57

   
  サルトリイバラ:サルトリイバラ科
黄色っぽい実になっていた

   
 左 この分岐を直進すると、迫間城址のピークに立てる 16:00
右 ピークを踏まないう回路 こちらへ進んだ

  
う回路の道と、ピークから降りて来た道が
ここで合流 16:04
出発してから8時間30分

  
   
 八方不動の後ろ側から、鳥居へ 16:09
ここで10分休憩 (6回目これが最後) 

   
 舗装路を歩いて・・・  坂祝町へ降りる分岐に出た 16:27
出発してから8時間53分
17時には暗くなるだろう
下りは速足で急いだ

   
 三角点通過 16:45

 赤白鉄塔 16:59
   
 背があまり高くない木の尾根道なので
明るさはまだある
最後の階段のところは
大きな木が多かったので
暗〜くなった・・・
転ばないよう、躓かないように気をつけて
速足で下った

 トンネルが見えた! 17:14
もうすぐ! 
  
 下山口 17:15着
薄暗いが、ここからは車道
家々の光も差すので大丈夫!
下り始めてから48分

 
 JR坂祝駅に到着 17:28
9時間54分(約10時間)の行動時間!
17:52発の電車まで、自販機で冷たい飲み物を買ったり、
ストックを片付けたりなどして待っていた

よく歩いた私の足!  痛くもならずによく頑張った!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  同じコースを10年前(2009/12/13)に歩いている。
  その時のコースタイムは7時間50分。
  JR坂祝駅まで歩いた時間(13分)をプラスても、8時間03分・・・
  う〜ん、体力と共に年齢を感じさせられてしまった・・・

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