5月の低山ハイキング
   
 木曽福島駅から 城山 (児野山)  
               2022年5月15日 (長野県木曽町)
                


              『   』内は、図鑑やネット検索などからの引用です
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 列車の中から-1
多治見駅6:00発の普通に乗って中津川駅まで
中津川駅で乗り換えて木曽福島駅へ
そこからぐるぐるっと歩く計画

前回の下見の時より春が進んで
新緑の時期は過ぎ、濃い緑になってきていた

 
 列車の中から-2
寝覚ノ床の辺りでパチリ

始発の電車とあって、
中津川駅からのワンマン列車2両はがら空き
後ろの車両は、私たちの貸し切り状態

 
 木曽福島駅7:42着〜7:52発
駅前の横断歩道を渡って、右折
歩道を歩いて行人橋(ぎょうにんばし)へ

 
 変則的な四つ辻で信号待ち

 
 橋から見下ろした木曽川
今日は水量が多い
白いしぶきをあげて勢いよく流れていた

 
 行人橋を渡ったら右折
この大悲観音前の小スペースでミーティング 
全員集合場所のA

・全員集合場所のこと
・そこまでは各自楽な歩き方でいいこと
・早く着いたら飲んだり食べたり休んだりしていていいこと等々

今日の参加者10名

 
 すぐ山へ入る 8:05

緑に囲まれた道
足元は落ち葉いっぱいのふわふわ道

   
 ギンリョウソウ:ツツジ科-1
枯葉の中から顔を出したばかりの真っ白!

 
 たらたら道はすぐ終わり、
ここから登り道になる

   
 ミヤマハコベ:ナデシコ科
花びらは10枚のように見えるが、ほんとは5枚
深く切れ込んでいるので、10枚に見える

 
 タニギキョウ:キキョウ科
上の、
ヤマハコベと似ているが、
花びら5枚でも切れ込んでいない
湿っぽい所が好きな花

   
 キランソウの仲間:シソ科
そっくりさんが多いので、同定が難しい
ジュウニヒトエかな?

 
 左は谷川
足元は、
フタバアオイの群生 ↑

花は葉っぱの下に隠れている ↓


   
 ラショウモンカズラ:シソ科
麓に近い所から、
延々と上の方まで咲いていた
今日一番多かった花

 
 ネコノメソウの仲間:ユキノシタ科
ニッコウネコノメかも?

今日は既に実になっていた

前回の下見では、花が咲いていた ↓
   
↑ 雄しべの葯が点々となって可愛かった

 
 フタリシズカ:センリョウ科
握りこぶしのような形の花

 
 クルマムグラ:アカネ科
6枚の葉が輪生している
花はとても小さい

 
あちこちに カツラノキの大木
橋を渡って右岸へ

 
 権現滝下にある橋から、滝を見上げた
今日は水量が多くて豪快〜

 
 全員集合場所のB あずま屋 8:53

 
 滝をバックに全員で集合写真

 
 バックの木はブナ
人がすっぽり入るほどの大きな洞が出来ている
でも、まだ葉っぱも繁り生きている
すごいね〜

 
 さあ、出発 9:00

 
 滝の真っ下
しぶきがかかる

   
 ユキザサ:ユリ科
『白い小さな花を雪に、葉を笹にたとえて
この名がついた』とか

今日2番目に多かった花

 
 小沢を左に見ながら
全員集合場所のCへ

   
 マムシグサの仲間:サトイモ科テンナンショウ属
多治見でよく見かける、
白と緑の筋とは大違いのチョコレート色
そして、葉っぱは、花より上にある

中にある『付属体』もチョコレート色

 
 ハシリドコロ:ナス科
1つぐらい花が咲いているかと期待していたが
ゼロ・・・

残っているのは、萼だけ(緑色の部分) ↑

 
↑ 花は、チョコレート色
(前回の下見(2022/4/25)の時は満開だった
参考のため借りてきた)

   
 ツクバネソウ:シュロソウ科
花は、天辺に1個だけ
黄色は雄しべ(8本)
えんじ色は雌しべ(4裂している)

 
 トチノキ:ムクロジ科
↑ 地面に小さい花がたくさん落ちていた
何だろう??
見上げても花は見えなかった・・・

どこかで見た記憶がある
トチノキの花かな?
↓ これは2020/6/2 撮影 参考のため借りてきた
   
左 下から見上げたトチノキの花
穂のようになって咲いている
右 落ちていた花をパチリ

 
 トチノキの花が落ちていたのは
ここだけだった

足元は
ハシリドコロの葉っぱ

 
 
 全員集合場所のC
お待たせ〜

ここはT字路になっていて、左1.1kmで三角点へ
右は、1.2kmで福島城址へ

 
 マムシグサの仲間:サトイモ科テンナンショウ属
さっきは、チョコレート色に白い筋
今度は緑色に白い筋

葉っぱは下に付いている

   
 フイリフモトスミレの仲間:スミレ科
葉っぱに白い筋が入っているのは、
フイリフモトスミレだと思い込んでいたが
木曽町観光協会で購入した図鑑「城山史跡の森の植物」には
フイリフモトスミレ」
フイリシハイスミレ」の2つがそっくりさんで並んでいた
違いは??

フイリシハイスミレ  葉脈に沿って顕著な白斑  葉の裏面は暗紫色 花は濃い紅紫色 
フイリフモトスミレ  葉の表面の脈沿いに白い斑  葉の裏面は帯紫色 花は白色で小さく紫色の筋あり

ピンク字) これでは違いがはっきりしない
青字) これならはっきり分かるが例外は無いのだろうか?

とにかくスミレは、数が多い
「日本のスミレ」(山渓ハンディ図鑑6)を見ても
多すぎて決め手が良く分からないのでお手上げ状態・・・

日本国内に自生している種類は60種類近くあり、
変種や品種、雑種も含めると、その数は約150種類になる
』とか

コンパクトなハンディ図鑑でも、250ページを超える厚さである

 
 ギンリョウソウ:ツツジ科-2
これも、枯葉の中から出てきたばかり

   
 ヤマシャクヤク:ボタン科-1
左 三角点へ登る前の状態 10:02
右 帰り道 10:43では、すこうし開き始めていた

 
尾根に出た
あともう少しで児野山(ちごのやま)三角点

     
 「児野山」 手書きの標識が打ち付けてある 10:18着
先行グループは、休憩したり、御嶽山を展望したりしていた

 
 
 ギンリョウソウ:ツツジ科-3
おや、ピンク色が透けて見えるギンリョウソウ (上の画像)
初めて見た!

 
 三角点から少し進んだ所から(かわった建物がある)
木の間から、思いがけず大きな御嶽が見えた

 
 三角点を前にして、集合写真をパチリ

さあ、下山

ここからは、先頭を交代しながら歩くことにした

 
 大きなジグザグ道-1
 
 大きなジグザグ道-2
 
 大きなジグザグ道-3

 
 ヤマシャクヤク:ボタン科-2
登りには見つけられなかった2つ目の花

登山道のずっと下にあるので
近くまでは降りれられない・・・
残念!

 
 全員集合場所のE

熊除けの鐘を鳴らして直進
福島城址を目指す

 
 この辺りから歩きやすい広い道になった

 
 フイリフモトスミレの仲間:スミレ科
標高が低い所では、花が終わっていたが
この高度くらいからは多くなった

花は、ちょっとのことで敏感なんだねえ・・・

   
 オトコヨウゾメ:レンプクソウ科
頭より高い所に咲いていた
花が垂れるのが特徴

一つ見つけると、次々に見つけることができた

この高度が好きらしい

次にまたこの花に出会ったとき、
「なんという名前だっけ?」
一度聞いただけで覚えるなんてことは無理

「オトコヨウドメ?」「オトコヨウズミ?」
「オトコヨウナシ?」・・・などと言って笑い合っていた

 
 福島城址の本丸跡 全員集合場所のF

先行グループはめいめい座って休憩中

 
 小さなお社と、ベンチと解説板があるだけの広場が本丸跡

 
 さあ、出発

紅葉ヶ丘へ行く前に、二の丸跡と三の丸跡へ寄ってみた
何にもない平らな場所があるだけ

その間は、
マイヅルソウの葉っぱで埋め尽くされていた

先行グループは、三の丸跡から
左へ降りる急坂をどんどん下って行った

そちらの方面からも紅葉ヶ丘へ行けるのか?
何か標識でも立っていたのか?
・・・と思いながら下りて行ったが
方向が紅葉ヶ丘と正反対

「標識があったの〜?」と声を掛けてもないらしい
「戻ってきて〜」と呼び戻した

 
 伝言リレーが効を奏し
先行グループも引き返してきた

三の丸跡まで急坂を登り返し、
二の丸跡まで戻り、
そこから、トラバース気味に左の道へ入ると
ここ ↓へ出た
 
 「紅葉ヶ丘0.5km」の文字 12:10
トラバース分岐に、
もう一つ「紅葉ヶ丘」への標識があるとよかったのに・・・

 
 気を取り直して、紅葉ヶ丘へ向かう

 
 ここからでも権現滝へ下りられるが
紅葉ヶ丘からの道の方がいいので
ここは、パス

 
 ヤマツツジ:ツツジ科
朱色が鮮やか〜

   
 コバノガマズミ:ガマズミ科
この花は、
オトコヨウゾメと違って垂れない

紅葉ヶ丘 全員集合場所のG 12:22

   
 コケイラン:ラン科
黄色い塊が目に入った
近づいて行くと、「
エビネだ!」と思った
「痩せた
エビネだね」の評も
山だから痩せているのかも・・・と思ったら
コケイランが、本当の名前だと後日連絡があった
(別名:ササエビネ

 
 紅葉ヶ丘から林道のような広い道を歩いて
↑ 立派な大岩へ(屏風岩)
大きな岩にびっしり緑色の苔がついていた

ここから細い道になり・・・
 
 立派な柵のある道を下って行くと・・・
 
 権現滝が正面に見える場所があった

 
 木曽福島駅を14:00発の列車に乗りたい
・・・という希望を聞いていたので
ここで、早く帰りたいグループと
急がなくてもいいグループに分かれることにした

 
  全員集合場所Hは、ここ権現滝

希望を聞くと、
早く帰りたいグループは2名
そうでもないグループは8名となった

列車が1台遅れると2時間後になることは
前もって話してある

登りに使った道なので勝手は分かっている
後は、気を付けて歩けばいいはず

 
 早く帰りたいグループ、出発 12:50
 
 そうでもないグループ、出発 12:55

 
 ラショウモンカズラ:シソ科
下りは足元注意なので、
カメラを取り出す余裕もなく
各自の安全スピードで
1歩1歩気を付けながら下りた

 
 最後のグループ 登山口に到着〜 13:26
みんな早く歩いたんだねえ

ここから約10分で駅に着く

駅への途中にあった木曽町観光協会へ寄って、
フィールド・ガイド」(城山史跡の森)』を10部貰い(無料)
城山史跡の森の植物』を購入して(500円)
駅へ行った

木曽福島宿の見学は誰もしないらしく
14:00発の電車に、全員乗ってしまった

お疲れ様〜


・・・・・・・・・・・・・・・・・
行動時間 約5時間50分
歩数 2万1700歩(ヘルスケア)
歩いた距離 8.2km(ジオグラフィカ)
歩いた距離 13.4km(ヘルスケア)

いつも不思議に思うのだが
この2つの大きな違いは何故だろう?

 

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