9月の低山ハイキング
     
  浅間山   2022年9月15日

                        (可児市)   


                     『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
                    コース図は こちら

      【出発まで】
今日の参加者は、私を含めて12名
浅間神社駐車場に、9時集合の予定

集合場所が分かっている人は、約半数

しかし、県道から入り込んでいて、分かりにくい場所なので、
浅間山が初めてで心配な人が約半数

そこで、小名田町に入る所で、8:20頃から待機していた
場所を知っている人は、そのまま通過

心配な人には
手書きの地図を見せながら説明し、
駐車場へ行ってもらった

しかし、8:50になっても、あと1名の姿なし

もしかして、先に駐車場に行っているのかとも思い、
8:55に切り上げ、駐車場へ向かった

10名くらいの参加者と車が揃っていた
資料と地図と集金用のお財布を、参加者の1人に託してあったが
1部残っているとのこと

では、まだ到着してない人がいたんだ・・・と思った時、
車が1台やってきた

後で話を聞くと、場所を勘違いしていたとか

以前、集合場所が分からなくて、諦めた人がいたが
今日は全員揃った! 良かった〜 

簡単なミーティングの後、出発 9:15頃


       【次の全員集合場所は浅間山山頂A】
 
各自の楽なスピードで次の集合場所まで行くことにしてある

コロナや例年にない暑さのため
外出を控えている人が多いなか
皆元気に表参道を登って行った

今日は、「晴れ」の予報だったが
実際は曇りがち

でも、暑くて暑くて・・・
これが本当に晴れていたら、
もっとしんどかっただろうと思いながら
浅間山山頂展望台に着いた 9:35頃
全員集合場所のA

展望は、イマイチで、ぼ〜んやりだった

 
 ↑ これは、8/19の展望
比較のため、借りてきた
この時はくっきり見えていたのだが・・・

緑色は、参考のため借りてきた画像

      【浅間神社へ】
 
 山頂から数分で浅間神社着 9:40頃

お賽銭を入れ、お参りをする人の姿も


      【裏参道を下りてゲートのある林道出合へ】
この浅間神社本殿裏に、林道へ下りる道がある
下見の時は、うっかり見過ごすほどの
薄暗く落ち葉いっぱいの道だった

初めての人は、腰が引ける程
ここから下りるとは思えない道である

下見の成果があって、私は自信をもって先頭を歩いた
昨夜の雨で、落ち葉や岩が濡れて滑りやすくなっていた
が、こういった山道らしい山道を歩かないと
林道や舗装路歩きばかりになってしまい
「低山ハイキング」にならない・・・

あえてこの裏参道を歩くように、コース設定をしておいた

 
急な山道を、滑らないように 1歩1歩気をつけて林道着
ここからは広い林道歩きなので、らっく楽
全員集合場所のB

   
 クサギ(臭木):シソ科
左 花は盛りを過ぎて、実がなり始めていた
実はうっすら色がついていた

右 もう少したつと、きれいな青色〜藍色になってくる
(参考のため借りてきた 2018/9/16撮影)

   
 ムカゴ:ヤマノイモ科
注意して歩いて行くと、あちこちにムカゴがなっていた

皆に勧めたが、「ナマで食べれるの?」という反応が多かった
また、家庭菜園で作っている人は、本命はヤマノイモで
ムカゴは捨てていたとか!
「ええっ〜、もったいない〜」と思わず口走ってしまった

 
 全員集合場所のC
この分岐を左へ

雪の1月に同じコースを歩いたことがあるが、(2018/1/11)
この下りでつるっつるっと滑ったことがある
今日も、昨夜の雨で濡れ、まだ乾ききっていないので
無防備に足を出すと、つるっと滑るので、
冷や冷やしながら下って行った

      【溜池〜大平〜再び浅間山へ】
   
↑実(節果)は、2個
 *節果とは、(ポコポコと仕切りがあるさやの様子)
アレチヌスビトハギは、5〜6個
実(節果)が2つなので、ヌスビトハギ(盗人萩)だと思ったら
植物に詳しい参加者から、「
フジカンゾウでは?」と声がかかった
ヌスビトハギは、葉っぱが『
3小葉』だって
↑ この葉っぱは、『
2〜3対の小葉をもった奇数羽状複葉
・・・になっているので、フジカンゾウ(藤甘草):マメ科

また、そっくりさんの『
ヤブハギ(薮萩)は、
3小葉だが茎の中央から下に集まってつく』とか

野原でよく見かける
アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)は、
5〜6個の節果
これの繁殖力はすさまじい

 
東海環状線の高架の下をくぐって
全員集合場所のD 溜池
あれま!水が無い・・・

 
 下見の時は、↑こんな感じだった(2022/8/19撮影 比較のため借りてきた)
この水はどこへ行った??

 
 次の全員集合場所 E
大平バス停へ

ヤマグリを根気よく拾う夫婦組が1組
帰ってから栗きんとんにして食べた・・・とか

ヤマグリはとても小さい
それを栗きんとんにするなどという根気強さに脱帽〜

 
 大平バス停の斜め前のお家の
階段などをお借りして、やっと休憩できた

出発してから約2時間

このコースは、適当な休憩場所が無い・・・

次の全員集合場所Fを目指して舗装路歩き

 
 ここが全員集合場所のF ゲート前

もう疲れたので帰りたい・・・という人は直進

予定コースは、このゲート横を通り抜ける
全員、予定コースへ

   【展望地で昼食休憩】
 次の全員集合場所は、Gのゲート

しかしこれが、奥まっているので見つけにくい
うっかり通り過ぎてしまうことがよくある

先行していた人を呼び戻してもらって、
展望地へ 12:00着

林道からちょっと上がった所に、
↓こんな石積みがあるだけ
 
  天気がよければい〜い眺めなのだが
今日はぼ〜んやりでほとんど山の識別不可

残念!・・・

ベンチも、ベンチ代わりの適当な場所もなく
各自、なんとか座って昼食休憩をとった

↓ これらは、展望のいい時に撮影した 2021/1/25
参考のため借りてきた
 
 ↑ 御岳 
 
↑ 白山 
 
 ↑ 笠置山の右後ろに、中央アルプス
 
 ↑ 能郷白山(と思う)
 
 ↑ 恵那山 
・・・・・・・・・・・・・・
      【三角点へ】
 このまま帰ると早すぎる
ほとんどが、林道や舗装路歩きではつまらない

ここから尾根伝いに「三角点まで行きましょう〜」と、提案

今までの林道や舗装路を「一級国道」としたら
「これから進む道は、『村道』です」・・・といって
覚悟を決めてもらった

赤テープを頼りに進んで行ったが、
先頭の人や、背の高い人は
「蜘蛛の巣除去係」となってしまった

↓ ここが三角点
地図上では無名峰の377.2m
 
 今まで何度も訪れているが、
「展望地」というありきたりの名前を付けていた
が、今日は、この低山ハイキングクラブだけで通用する名前を募集して
決めようと思っていたら・・・
↓ 三角点横の木の枝に手書きの札がかかっていた
「九尻 378m」の文字

ええ〜っ、先を越された!と思った

この三角点はちょうど土岐市と可児市の境界線にあるのだが
九尻は土岐市の地名

誰が付けたのだろう??
きっと土岐市の人だろうね

 
 可児市の名前でもいいんじゃないの?

久々利にあるから「久々利山」とか・・・

 
 ↑ 三角点のすぐそばに
こんな白いキノコが生えていた
背丈10cm未満
トゲトゲの突起が出ている特徴あるキノコ
以前の参加者の中に、キノコに詳しい人がいた

参加者の1人が、このキノコの写真を撮って、
キノコに詳しい人に送ったら
即、「
シロオニタケ」です」・・・と返信があったとか
さすが、「歩くキノコ図鑑」という名前を進呈した人だけある!

ネットで詳しく調べてみたら
カサの直径が9〜20cmほどの大きさ
カサの表面は真っ白で微粉に覆われていて、
角錐形の尖ったイボが全体についている。
幼ない時はほぼ、カサの全面にこのイボが見られ、
幼菌時は丸い形をしていますが
だんだんカサが開いていき
最終的には円盤状の平らな形のキノコになります
。』だって

なるほど〜
これはまだ子どもの状態なんだね!

 
 三角点から引き返す際、
同じ道は歩きたくない主義なので
右横に見える林道へ下りられないものかと
先頭を歩いてみた

ダメなら帰ってくるつもりだったが
結果は・・・ダメだった!
途中までは踏み跡がしっかりしていたのだが・・・

以前、無理やり林道まで下りたがかなり手強かった (2021/12/26)
それから8ヶ月経っているから、
少しは整備が進んでいるかも・・・と期待したのだが
とても皆を連れて行けるような場所ではなく
元の展望地まで引き返した


  【駐車場へ】
   
 フモトミズナラ:ブナ科
左 葉っぱが病気になったのだろうか?
もっときれいな実がなっていたので、
皆に見せようと枝を折ったら、落ちてしまった!

右 下見の時に撮影 参考のため借りてきた

 
 アラカシ(たぶん):ブナ科
殻斗(かくと):実を覆っているお椀のような部分が、
横縞になっている

 
 コナラ(たぶん):ブナ科
殻斗(かくと)がうろこ状

 急な山道を下るのは止め、
「一級国道」を歩いて、再び浅間山の山頂経由で
表参道を歩いて、駐車場へ14:00着

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   
参加者の1人から、
「初めて見ました」・・・という花を見せてもらったら
オオフタバムグラ:アカネ科だった

↑ これは、2018/9/16撮影 参考のため借りてきた

この花の群生地はこの山に2ヶ所あるのだが、
今回は、通り過ぎながらざっと見て
今年は咲いてないなあ・・・と思っていたけれど
咲いていたんだ!

土岐川河川敷にも咲いていたっけ
『北アメリカ原産』


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歩数 約1万8000歩   歩いた距離 約12.9km
行動時間 約4時間45分

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