信越トレイル退散して
      
           栂池自然園 と 唐松岳へ
                    
 

     『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
 

     7月27日(木)  


八方池山荘

八方池

ハッポウタカネセンブリ

●場 所 長野県白馬村
●標高 八方池2060m 「下ノ樺」入口まで 
●山行日 2023年7月27日(木)
●コース 八方池山荘・・・木道・・・尾根道と合流・・・第2ケルン(息ケルン)・・・八方ケルン・・・八方池・・・下ノ樺入口・・・第3ケルン・・・第2ケルン・・・尾根道・・・石神井ケルン・・・八方池山荘
●参加者 丹羽
●コースタイム 信越トレイルはこちら

移動日
7/26(水)

飯山市から
栂池自然園へ

移動日
7/26(水)



7/27(木)
ロッジ
八方駅
八方池山荘
八方池まで散策
八方池山荘(泊)
7/27(木)
8:30頃発
9:00頃着
9:30頃着
八方池まで散策
13:50頃着
7/28(金) 
唐松岳へ

7/28(金) 
唐松岳へ
 
周辺地図はこちら   コース図はこちら
地理院地図はこちら
  


 **************************
    
ロッジの朝食は8時から

それまで近くを散歩しながら、
ゴンドラ乗り場への道を偵察していた

グーグルマップでは、
右回りは18分・
左回りは15分とあったので
勿論近いルートで行くつもりだった

ロッジへ帰ろうとして、同じ道を引き返したはずが
またまた見事に
迷子になってしまった!

自分でも何故か分からない
狐につまままれた気分・・・

何とか記憶のある建物を探し、
それを目標に左右をよく見て歩いて行ってやっと到着~
・・・・・・・・・・

8時近くになったので、ザックを持って1階のリビングへ
先客は隣の部屋のご夫婦

きっかり8時から、
パン・ハム・チーズ・ヨーグルト
ミカン・バナナ・リンゴ・シリアル・
牛乳・ジュース類など
いろいろな種類が並び
各自好のものをとるという
ビュッフェスタイルの朝食だった

******************************

さっと食べて、出発 8:30頃

左回りで歩いて行ったが、
グーグルの地図は歩行者にとっては大雑把過ぎて
イマイチわかりにくい

 
 そうこうするうちに、前方に山歩きスタイルの女性二人 ↑
「ゴンドラ駅へ行かれるのですか?」と声をかけると
「こちらの方が近道ですよ」と親切な対応

良かった~と思って後ろから歩いていた

そのうち、記憶にある風景になったので、ほっと一安心

しかし、坂道は、大荷物を持っている身にはつらい
おまけに太陽は既に高く、
じりじりと照らされ、汗が流れる

最後の登り坂は、二人とうんと離されてしまい
やっとのことで
ゴンドラ駅(八方駅)に着いた 9時頃

ゴンドラは7時から運転されている

早朝のお客は、もうすでに出発済みで、並ぶ必要もない程の数

計画書をささっと書いて切符を買い、ゴンドラに乗った ↓

 
 ぐんぐん高度を上げる
なんて楽なんだろう~
 
 雲が多く、白馬は見えず・・・
 
 下界がどんどん遠くなるいったん降りて、
リフトに乗り換え ↓
 
 このリフトが楽しい!
足先に花や草が触れる程の高さ
思わず足を縮めてしまう ↓
リフトに乗ったまま、パチリ・パチリ
   
   
   
 ピンクはシモツケソウ・白はショウマの仲間
薄紫は
ギボウシ・紫はクガイソウ等々

ああ、思いきって来てよかった~!
 
 いったん降りて、またリフト乗り場へ

 
↑ 黒菱平の小さな湿原
ピンクは
シモツケソウ・背の高いトウダイグサの仲間もある

ここまで車で来て、ここからリフトに乗ることもできる
 
 
 ↑ ここから2つ目のリフトに乗る

 
 涼しい~
でも展望はゼロ
白馬の山々が見える場所なのに・・・
 
  黄色はキンコウカ・白はショウマセリの仲間
さっきの花と比べると、種類が減ったような・・・
 
 ↑ もうすぐ終点
遊歩道を列をなして歩いている人の姿が見える~
ガスがどんどん上がってくる!
 
 終点の八方池山荘駅に着いた 9:30

飯山駅からこの山荘へ電話を掛けた時、
「今日はちょっと無理・・・」と言われた
そこで諦めず、「明日は?」と聞いたら
「明日は少し余裕があります」と言われた

昨日、ここで泊まって、唐松まで行きたかったのだが残念!
しかし、ここで泊ることができれば、下山が遅くなっても大丈夫
・・・という安心のために、予約した
・・・・・・・・・・・・・・・・
山登りに必要のない物を預かってもらおうと
受け付けでお願いすると、「ロッカーへ入れて」・・・と

その為に持ってきた大きなバッグに、
あれもこれもと詰めてロッカーへ入れた

同じことを考えた人がいるようで、
かなりの数のロッカーは使用中だった
・・・・・・・

さあ、出発! 9:48頃
また花の時期に来れて嬉しい~!

   
 ニッコウキスゲ:ユリ科
1日花
朝咲いて夕べには閉じてしまう

 
  シロバナクモマニガナ(かな?):キク科
これは白花 黄色花もある

   
   オオコメツツジコメツツジ:ツツジ科
 オオコメツツジびらが4裂 (名前札は「オオコメツツジ」なっていた)
 コメツツジというそっくりさんもいる (『花びらが5裂』)

 
   クルマユリ:ユリ科
葉っぱが、ぐるぐるっと車輪状

 
   キバナカワラマツバ:アカネ科
花びら4枚の小さな花がびっしり

 
   セリ科
きれいな放射状に開いている
セリ科は難しい・・・

 
   タテヤマウツボグサ・シソ科
濃い紫色の花

 
 木道を歩きながら、振り返ると、
リフト乗り場と八方池山荘が見えた
下界は見えるが、山の上は雲の中

   
   オニアザミ:キク科
名前札に「
オニアザミ」と書いてあった

そっくりさんに「
ハッポウアザミ」がある
『長い枝の先に
1つずつ横から下向きにつくのが特徴』だって

オニアザミは、『数個が集まってつく』との違いらしい

   
   ハクサンタイゲキ:トウダイグサ科
名前札に「
ハクサンタイゲキ」と書いてあった
トウダイグサの仲間は、一風変わった葉の付き方で
腺体というものもあって、複雑で大変興味深い
私のお気に入り

ハクサンタイゲキ」の特徴をネットで調べてみた ↓

『上部で短い葉が輪生して6個の枝を出し、3個の苞葉がついてさらに3個の小枝を出す。
雄花は1個の小苞片があり、雄しべ1個からなる。
葉は
互生し、長さ3~7㎝の長楕円状披針形
茎頂の葉は楕円形で数個が輪生する。
輪生した葉の中心から
数個の柄を出し
黄色の苞葉に包まれた杯状花序をつける。
杯状花序は
4(まれに5)個の雄花と1個の雌花からなり、
苞葉は対生又は3個輪生する。
雄花はそれぞれ、黄色~橙色の腎臓型の腺体1個と雄しべ1個からなる
雌花の花柱は3個、先が2裂する。
果実は球形、いぼ状の突起があり、長い白毛が散生

何のことやら・・・
やさしい日本語に翻訳しないと分かりにくいほどの複雑さ
だから面白い!

ここをクリックすると大きく見えま
す 
 
 ↑ 葉は互生し、
→(撮ってきた画像を調べたが確認できなかった)
長さ3~7㎝の
長楕円状披針形
→(下の方の葉は確かに長い)
↑ 茎頂の葉は楕円形で数個が輪生する
→(下の方の葉ほど長くない)

輪生した葉の中心から数個の柄を出し
→(ここでは、6本出ている 
柄の先に3個の苞葉が付いている)
   
   
↑  雄花は、黄色~橙色の腎臓型の腺体1個
→(
4~5個の黄褐色~オレンジ色の腺体が見える
*腺体=蜜を分泌する器官あるいは組織・匂いを持つ物質や粘液などを分泌する)
1個の雄しべからなる
いくら探しても雄しべしきものは写っていなかった・・・)
腺体から1個の雌花を伸ばす
雌花の花柱は3個、先が2裂する
 果実は球形、いぼ状の突起があり、長い白毛が散生
(球形の果実・いぼ状の突起・3個の花柱・長い白毛は分かった)
   
↑ これは、苞葉が2枚・腺体はオレンジ色
これも
ハクサンタイゲキ

   
 
   シモツケソウ:バラ科
雄しべがたくさん突き出ていて、とても華やか~

 
   キンコウカ:キンコウカ科
湿っぽい所が好き

   
   エゾシオガマ:ハマウツボ科
薄黄色で、スクリューのようにねじれた花

 
   イワシモツケ:バラ科
小花がぎっしり!

 
   オトギリソウの仲間:オトギリソウ科
そっくりさんが多い花
ヒメオトギリコケオトギリ程小さくない
イワオトギリシナノオトギリもある
シナノオトギリにしては小さいかな?
「白馬岳・八方尾根 花の旅」図鑑には、
両方が紹介されている

 
   ヤマブキショウマ:バラ科
名前札には「
ヤマブキショウマ」とあったが
そっくりさんが多いので、私は同定できない・・・

 
   オヤマソバ:タデ科
小さな白い花

   
↑ タカネシュロソウ:シュロソウ科
↑ 左 チョコレート色
右 やや花の色が薄め
 
   
↑ タカネアオヤギソウ(かな?):シュロソウ科
シュロソウの仲間だが、緑っぽいも花

   
 
   クガイソウ:オオバコ科
すらりと伸びた花穂

 
   ヤマホタルブクロ:キキョウ科
白地に斑点入りの花

 
   オオバギボウシ:キジカクシ科
オオバ(大葉)というだけあって、大きな葉っぱだった

   
   イワシモツケ:バラ科
1つの花は、直径6~7ミリで5枚の花びら
その小さな花がぎっしりくっついて咲いている
中央の薄黄色のものは、「腺体」だって

   
   ミヤマアズマギク:キク科
これはかなり背が高い株

 
   トンボソウの仲間:ラン科
「白馬岳・八方尾根 花の旅」図鑑では、
コバノトンボソウが紹介されていて、
一方に片寄り、まばらな花序を作って咲く』とあるが
これは、まばらとは言えない・・・

   
   ミヤマママコナ:ハマウツボ科
低山でもよく見かける花

   
   
   ハッポウタカネセンブリ:リンドウ科
上段は、斑点のある花
下段は、斑点のない花

蜜腺がはっきり見えるのは、斑点なしの方

   
   
   ミヤマダイモンジソウ(大文字草):ユキノシタ科
咲いたばかりの雄しべの赤い葯が白地に映えて可愛い~
赤い実も可愛い~
漢字の「大」に見えるよね!

   
   ハッポウウスユキソウ:キク科
『他の
ウスユキソウより、葉っぱの幅が狭いことが特徴』・・・だって

   
   タテヤマリンドウ:リンドウ科
ハルリンドウ
の高山型
この2000mの場所なら、
タテヤマリンドウと言っていいよね

 
 ここで、尾根道と合流する
直ぐ近くにトイレもある

「左側通行」となっているが、
右側に面白い花がある時は
人がいないのを見てから、右側にもお邪魔した

 
 
 ↑ ここから展望が良くなるが、あいにく山の稜線は雲がかかって、
どれがどの山の辺りか分からなかった
(翌日の早朝は快晴でばっちり見えた!)

 
 左奥の「八方ケルン」を過ぎて稜線へと続く人の列
左手前が「息(やすむ)ケルン」

 
「息(やすむ)ケルン」 2005m 11:18

1937年(昭和12年)12月26日 に
吹雪でルートを見失って遭難死した
大阪の西阪息(やすむ)君の父親らが、
第1ケルン(標高1,830 m)と、
この第2ケルン(標高2,005 m、別名:息ケルン)を建立
』・・・と

左後方のケルンは、「八方ケルン」
1980年(昭和55年)12月に吹雪で道に迷った生徒5人と引率教諭1人が
凍死した神奈川県の逗子開成高校が建立
』・・・と

*Weblio辞書を参考にさせていただきました

 
 あの八方ケルンまで行けば、八方池まではあと少し

   
   ウメバチソウ:ニシキギ科
咲いたばかり 
まだ、雄しべも伸びていないことから分かる

   
↑ クモマミミナグサ:ナデシコ科
この花も、そっくりさんが多いが、
ミヤマミミナグサは、5枚の花びらがまず2つに切れこみ、
さらに多数に切れ込む
クモマミミナグサは、2つに切れ込むだけ』・・・と

 
  ↑ この花も、クモマミミナグサかと思ったが、
葉っぱがとても細いので、違う花だろうか?
でも花びらは2つに切れ込んでいるだけ・・・

 
 八方ケルン 2035m 11:27
ここでいつも後ろを振り返るのだが、
今日は曇っていてな~んにも見えないので、残念!

   
   タカネマツムシソウ:マツムシソウ科
左 周りの花は大きく、中心部の花は小さくて筒状
まだ中心部の花は開いていない
右 中心部にある筒状の花が開いている

 
 前方も黒い雲が低く垂れこめていた
 
 白馬三山方面も・・・

 
 今日はなんだか足が重い
ロッジから重いザックを担いで
20分近く歩いたからだろうか?
曇っているとはいえ、暑いからだろうか?

とても唐松岳まで行けそうにもないので
八方池へ下りてのんびりすることに決め、
階段をどんどん降りていった

   
タカネナデシコ:ナデシコ科
カワラナデシコ
の高山型
『花びらの先が細かく避けているのが特徴』・・・と
2000m近い場所なので、
タカネナデシコとした
   
   カラマツソウ:キンポウゲ科

   
   ハクサンコザクラ:サクラソウ科
この辺り、雪が遅くまで残っていた所らしい
他では見かけなかった

 
   チングルマ:バラ科
この花も雪田が好きな花

 
   トキソウ:ラン科
ここだけのこれっきりだった
名前札が立ててあった

 
 対岸の岸には高校生らしい姿
山は半分以上隠れているが
池には、その半分が映っていた

 
 降りてきた方を振り返ると、
階段にも稜線にも、長い列~
高校生が帰るらしい

彼らが帰った後は、静かな池になった

 
   ハイマツ:マツ科
背丈に似合わず、大きなマツボックリがなっていた

 
   ハクサンシャジン:キキョウ科

 
   ワレモコウ:バラ科
「白馬岳・八方尾根 花の旅」図鑑には、
ハッポウワレモコウという名前の花も載っていた
近くに名前札はなかったので、
フツーの
ワレモコウらしい

   
   ハッポウタカネセンブリ:リンドウ科
今回は、あちこちでちょうど見頃なこの花に会えた
こんなに多いのも初めてだった

   
   ミヤマコゴメグサ:ハマウツボ科
コゴメグサの仲間も、そっくりさんがあって、判別が難しい
コバノコゴメグサホソバコゴメグサコケコゴメグサ
「白馬岳・八方尾根 花の旅」図鑑では、ミヤマミミナグサになっている

 
 八方池の反対側の出口(八方登山口) 12:18
ここから唐松岳へ行くなら右折
「ここから先は登山の装備が必要です」・・・と

花に誘われて、もう少し先まで行くことにした

 
   
   タカネイブキボウフウ:セリ科
白い花と紫色の花が同居しているのが面白い
 
   
↑ これも タカネイブキボウフウ:セリ科かな?
レースのように繊細で華やか~

   
   ミヤマムラサキ:ムラサキ科
ワスレナグサ
の高山型
低地の
ヤマルリソウそっくり

 
   クロマメノキ(かな?):ツツジユリ科
まだ若いので緑色
これが紫になれば、すぐ分かるのだが・・・

 
 「下ノ樺」入口まで来たが、ここからたらたらの後、
急な登りになるので、今日はここまでとし、
涼しい風に吹かれて休憩していた

さあ、帰ろう~ 12:29

八方池が見える

 
 
   ハッポウウスユキソウ(だよね):キク科
じっくり見ているとなかなか可愛い

 
 「八方池」のちょうど真上の稜線にあるケルン 12:56
「第三ケルン」ともいうらしい

 
ここをクリックすると大きく見えます
 
   ミヤマコゴメグサ:ゴマノハグサ科
大きな塊りりになって咲いていた
名前札は「
ミヤマコゴメグサ」と書いてあった

   
   ホソバツメクサ:ナデシコ科
傍の名前札に「
ホソバツメクサ」と書いてあった

 
   
   
  ホタルサイコ:セリ科
(漢字で書くと「蛍柴胡」
これも私のお気に入り
枝分かれした先に変わった花をつける
まるでお皿に可愛いお菓子を並べたように見える

こんなに小さくても5枚の花びらを持つ・・・と
 
 
 八方ケルン  13:10

 
   シラネニンジン:セリ科
名札にこの名前が書いてあった
セリ科はそっくりさんが多くて、
書いてなければ、私には同定は無理

 
   オオアザミかな?:キク科
ハッポウアザミ
じゃないよね

 
↑  石神井(しゃくじい)ケルン 13:29
ポツリ・ポツリと雨が降ってきた
大降りにならない前に山荘に着こう~と
スピードを上げた

 
ケルンの傍に三角点 ↑

 
 尾根道にも木道があった!

 
 リフト乗り場に着いた~ 13:49

 
山荘に入り、宿泊手続きをした

この後、大降りになり、リフトで上がってくる人、
リフトで下りる人、ずぶぬれの人も多かった

 
 缶ビールがおいしい~

 
 
 一息ついてから部屋へ

がら空きだった各部屋も、続々と人が入ってきて
満員状態になった
4人分のお布団の部屋へ、単独の女性が3人

まずシャワーを掛けてさっぱり~

外は大雨の時や、小止みになった時もあったが
↑ やっと雨が上がって、山が見えるようになった 16:52
 
 ↑ 白馬三山も一瞬見えた 17:18

 
夕食は18時から
ここは、ビュッフェスタイルで、お料理はボリュームも、種類もあって美味しい

何と言っても、温水シャワートイレが嬉しい!
・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日の天気は今日と同じようで、
朝のうちは晴れ
午後にわか雨があるとか

じゃあ、明日はお弁当を朝食代わりにして食べ
早く出発して、早く帰ろうと決めた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      参考にした図鑑など
         
        参考にしたページ  http://www.tabinet-jp.com/hana/02happune.html



  次の日へ続く 
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