また、北海道へ
     トムラウシ山・十勝岳・礼文島・利尻山
          (1日目 帯広 ・ 2日目 トムラウシ山)


全行程

1日目 7月6日

専用車でトムラウシ温泉へ


2日目 7月7日

トムラウシの頂上から遠望
3日目 7月8日

富良野の観光と移動日
4日目 7月9日

十勝岳
5日目 7月10日

ガスの中、桃岩展望台から
元地灯台へ

6日目 7月11日

帰途、始めて見た利尻山
長官山から振り返る

7日目 7月12日

観光バスで利尻一周
8日目 7月13日

利尻島が濃い霧で覆われ
飛行機は欠航
フェリーと寝台特急を乗り継いで
札幌へ
札幌から名古屋空港へ

1日帰宅が遅れた
●場 所 北海道
●標高 トムラウシ山 1241m  十勝岳 2077m
利尻山    1719m
●山行日 2003年7月6日〜7月13日
●コース トムラウシ山  
林道終点〜トムラウシ公園〜頂上(往復)
十勝岳
望岳台〜避難小屋〜頂上(往復)
利尻山
利尻北麓野営場〜長官山〜頂上(往復)
●多治見から
   登山口まで
トムラウシ山
多治見駅ー勝川⇒名古屋空港≠帯広空港⇒
トムラウシ温泉⇒林道終点(登山口)
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機
●参加者 林、丹羽川浦(十勝登頂後帰宅)
●コースタイム 1日目 7月6日 
  名古屋空港〜帯広空港〜トムラウシ温泉
  移動日

多治見
名古屋空港
帯広空港
トムラウシ温泉(泊)
7:48発
9:55発
11:35着
16:00頃着
2日目 7月7日
  トムラウシ山登山
トムラウシ温泉
登山口
トムラウシ山頂上
登山口
トムラウシ温泉(泊)
3:00発
3:35発
10:00〜10:35
15:55着

3日目 7月8日 
 トムラウシ温泉〜富良野観光〜白金温泉
 移動日

トムラウシ温泉
富良野観光
白金温泉ホテル(泊)
9:00発

15:50頃着
4日目 7月9日 
 十勝岳登山

白金温泉ホテル
望岳台
避難小屋
頂上
望岳台

白金温泉ホテル
美瑛駅
稚内駅
3:50発
4:15発
5:20〜5:40
7:45〜8:10
10:55着
12:20発
13:05発
17:50着
5日目 7月10日 
 
礼文島散策
稚内フェリー
礼文島香深港
桃岩付近散策
礼文島香深港
稚内フェリー
6:20発
8:15着

13:05発
15:00着
6日目 7月11日 
 
利尻岳登山

稚内フェリー
鴛泊港
北麓野営場
長官山
頂上
長官山
北麓野営場
最北亭(泊)
6:30発
8:10着
8:40発
11:50〜12:00
13:40〜13:50
15:05〜15:15
17:15着
7日目 7月12日 
 
帰宅するはずだったが・・・

利尻一周観光バス
鴛泊港
稚内駅
8:25発
16:00発
22:00発
8日目 7月13日 
 
帰宅

札幌駅
千歳空港
名古屋空港
6:00〜6:13
8:40発
10:15着
トムラウシ山の地図はこちら     十勝岳の地図はこちら

礼文島の地図はこちら        利尻山の地図はこちら


1・2日目 3・4日目 5・6日目 7・8日目


1日目 7月6日(日) また北海道に来れて嬉しいな〜
トムラウシ温泉へは
途中から未舗装の道路で
がたがたゆれるし
スピードは出ないしで
着いたのは16時頃

ロビーでミーティングがあって、
「出発は3時、コマドリ沢の雪は少々、
トイレは必ず携帯用を使うこと、
沢水はダメ」
・・・などの説明を聞く

5人で同室
新潟県と福井県の女性と

明日置いていく荷物や
持っていく荷物を分けながら
整理して温泉へ下りる

1階の大きな風呂場
シャワーもたくさんあってゆとり

外の露天風呂へ出る

谷をはさんで
ミヤママタタビの赤く色づいた葉っぱが
見える

明日は、3:00発
モーニングコールは2:30

荷物をここへおいていける
連泊なので楽

早めに就寝

北海道は熊が怖い
乗り物も不便・・・
で、前半はツアーを利用して
後半は個人旅行にする
(礼文・利尻には熊がいないそうである)

帯広行きの飛行機は
ヒマラヤ観光の飛行機と大差なし

操縦席が見えないところが
違っているくらいの
横4列の
小さな飛行機である

予定通り、9:55出発
時々白い雪の残った山脈や
日本海?が見える

お客は1/3〜1/4くらいの入り
着陸が近づくと
懐かしい景色が見えて
鳥になった気分



帯広は曇り・15℃の放送

濃い緑と黄緑・薄茶の3色が
眼下に見える

川の蛇行以外は
すべて直線で仕切られている

帯広空港に11:35着

羽田から来るお客を待って
12:55、専用車でトムラウシ温泉へ
総勢、14人

ツアーリーダーとガイド
計2人をあわせて
16人のツアーとなった



2日目 7月7日(月) 花いっぱい 地上の楽園 トムラウシ山
ポカリを買って
水筒のお茶も入れて
計2リットルの水分を持つ

朝と昼のおにぎりも貰って
バスに乗る

また、がたがたの未舗装の道を
30分ほど進んで登山口着

ヘッドランプを用意していたが

3:30過ぎればなくても大丈夫


体操をしてから3:35出発

先頭は佐久間さん
背の高い男性ガイドで
北海道に住んでいるという

彼の歩き方は素晴らしい
足が長いにもかかわらず
ゆっくり確実に歩を進めていく

1人の遅れも出さずに歩くペースは
さすがプロ

ゴゼンタチバナ

そのほかに出会った花
マイヅルソウ
ミヤママタタビ
ツルアジサイ
(装飾花のがく片が4枚)
オガラバナ
ヒロハヨツバムグラ
など


30分たつと、
衣服調節といって
休憩を取ってくれる

我々と同じ歩き方で
嬉しい
4:05〜4:15ーー@

カムイ天井もそれと知らずに
通過し(どうやらたらたら道で
シャクナゲがあった所らしい)

時間になったからと
坂道の下りで休憩となり
朝用のおにぎりを2個と
漬物・ニシンなどを食べる

5:10〜5:30ーーA
クロツリバナ イワツツジ ウコンウツギ


サンカヨウ

どんどん下って、
カムイサンケナイ川まで行きつく間、
ツバメオモト・イワツツジ
・シロバナノエンレイソウ
などが
咲いていた

ゴゼンタチバナとミツバオウレン

ずっと続いていた

そのほかに出会った花
ミツバオウレン・コヨウラクツツジなど



川に沿ってゆるく登っていく道には、
サンカヨウ・コヨウラクツツジ
・ヒメイチゲ・キバナコマノツメ
・ツバメオモト・クロウスゴ
・ショウジョウバカマ・ウコンウツギ

などの花が咲いていた



雪渓がでてきたところで
休憩。6:30〜6:40ーーB


前方に長い雪渓が見えてきた
あそこを登るの?と思ったとおり、
先頭はどんどん登っていく

雪はまだ硬く、
登りならアイゼンはいらない
下りなら嫌な傾斜である

降りてきた人は
つるつるっと滑りながらくる人や
シリセードで下りるつもりで
敷物を用意している人がいる

結構長い雪渓を登り
やっと右側の地面にたどり着いた



おや!!エゾコザクラが咲いている
ハクサンイチゲも!!
エゾハクサンイチゲだそうな)

雪が溶けたばかりなんだ〜

遠くの山は木の緑と雪渓の白、
近くでは
ナナカマドの白い花と
緑の葉っぱで
夏山らしい景色である

この登山道の右側の石ゴロゴロ地帯に
ナキウサギがいるという

キュッというような声がそれ


右に曲がって、
石ゴロゴロのトラバースとなった
ここで休憩。7:20〜7:30ーーC
 
何気なく見ていると
岩の上に
ナキウサギの姿が見える

モグラくらいの大きさで
立ち上がってきょろきょろ見回していた

マルバシモツケ

ここから、前トム平まで登りに入る

コマクサ

マルバシモツケやイワブクロ
・チシマキンレイカ・コケモモ・コマクサ

咲き始めた

イワブクロ



前トム平

前トム平は開けた展望のいいところ
一面に黄色チシマキンレイカ
咲いている
チシマキンレイカ ガンコウラン

赤くて小さくてツン
とたった
変わった花?が見えた

佐久間さんは
ガンコウランの花だと言う。へ〜え
黒い実は食べたが花は初めて見た

前トム平から
トムラウシ公園へ

ここからトラバース気味に
回り込んでトムラウシ公園へ向かう

エゾツガザクラ

マルバシモツケ・エゾツガザクラ
・イソツツジ
もたくさん咲いている

岩を数m上がって、
丁度トムラウシ公園を
見下ろすところで休憩

イワヒゲやイワウメ
いっぱい咲いている
8:15〜8:25ーーD

あれ?変わったイワベンケイ
・・・と気になっていたのは、
ホソバイワベンケイだと教えてもらった

イソツツジ
イワヒゲ



目の前には
偽のトムラウシ山(1743mのピーク)が
ど〜んとそびえている

登山道はいったん下りて、
池や雪渓の傍を通って
ピークの左側から向こう側へ
と続いている

大きな岩・岩を下って、
平らな湿地へ着くと、
エゾハクサンイチゲ
・エゾヒメクワガタ
のきれいな紫や
トカチフウロの白っぽい花や
キバナシャクナゲ・チングルマ

出てきた

エゾヒメクワガタ

水も流れている
上の雪渓が溶けているらしい

アオノツガザクラは、まだ蕾が多い

チングルマ


エゾコザクラの群生も
白花のエゾコザクラ
も素晴らしい光景
エゾツガザクラは少々遅い
キバナシャクナゲの大群落!!
丁度見ごろとなって、
右も左も遠くの方まで
キバナシャクナゲ



湿地を抜けるとコマクサ・イワヒゲの群生

イワブクロは少々早く蕾ばかり

たらたらと歩いて縦走路との分岐
・南沼キャンプ場に着
9:45〜9:55ーーE

テントも2張りほどある
こんなお花畑の中で
キャンプ
できるなんていいねえ〜

トムラウシ頂上

ここから20分で頂上だとあるが、
きつい登りで25分かかった
10:00着

大勢の人がいてごった返している

遠くに旭岳〜黒岳の稜線が見える

あそこを1人で歩いたんだ〜と
感慨深い


10:35の出発まで
のんびりする

天候がいいので
何回目かの日焼け止めを塗る

あさって登る
十勝岳も茶色に見える








さあ、下山
南沼が見える
雪が溶けて薄青い色の水

またお花畑が見られて幸せ・・・・

お花畑の中を通って、雪渓を渡って
トムラウシ公園上で休憩
11:40〜11:50ーーF

もう
マルバシモツケと
イソツツジ
の見分け方は簡単に分かる

丸い葉と細い葉の違い
みぞれ状の雪渓

朝登ってきた「嫌な」雪渓の雪は、
みぞれ状となっていて、
滑って行っていいですよ〜の声で、
足スキーでずるずるっ
滑り降りていく
面白〜い〜

ついつい遊んでしまった
滑り降りたので早いこと〜

コマドリ沢の分岐に
あっという間に着いてしまった

冷たい沢水で顔を洗い
さっぱりさせながら後続を待っていた。


行きにはこんなに
水が無かったはず・・・
と思いながら沢を渡って向こう岸に渡る

雪渓の雪が溶けたんだね、きっと

ナキウサギの岩ゴロゴロで
日陰を探して各自休む

水の足りない人は
差し上げますよ〜と
ありがたい声がかる
私はまだいい
12:30〜12:40ーーG

カムイサンケナイ川に沿って
たらたらと進み
雪渓を踏み抜かないように
気をつけて歩く

後はノンストップで登山口まで

足も痛くなった頃、
登山口に着  15:55

鈴木さんが、カムイ天井から
携帯で車の要請をしてくれたので
ちゃんと
登山口にお迎えの車が待っていた

コースタイム12時間半の所を、
休憩を入れて12時間20分
なんて早いんだろう〜

バイオトイレを借りて
バスに乗り込む

よく歩いた〜

エゾシャクナゲ

沢のところで休憩
13:40〜13:50ーーH

沢水で顔を洗いタオルをぬらして
暑さよけをする

いよいよあのどろぐちゃの
登りに入る

なくしたストックの先を探そうと
努力したが見つからなかった

急な下り・・・という記憶があったが
それほどでもなく、最後の休憩
カムイ天井下で
14:35〜14:45ーーI

カムイ天井に咲いていたシャクナゲは、

ハクサンシャクナゲにしては
花が小さく、花色も地味で
なんとなく違った雰囲気があった
図鑑を見ると、
エゾシャクナゲとあった

へ〜え


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