もう一度静かな山へ
南アルプス縦走
       (広河原〜間ノ岳〜塩見岳〜荒川中岳〜小赤石岳〜椹島)


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8月4日 2日目

広河原山荘

ネットの南アルプス情報では
「今年から完全予約制になった」・・・と
国民宿舎の広河原ロッジも
昨年から廃業になっているので
ここで宿泊できなければ
甲府駅前にでも泊まろうか・・・
とも考えていた

最終のバスの一番乗りで手続きしたが
2回目の夕食になった

朝食は4:00から

ヘッドランプをつけるほど暗くては
足元も危ないので待つことにしている

樹林の中でも見えるくらいになるまで
待ってから、出発  4:35




オオハナウド

ミヤマシシウド

クリックすると大きく見えます
朝日に輝く北岳

これでやっと、5時25分


ハンゴンソウ バイカウツギ

真っ白でとても清楚な花(木)
バイカウツギなら、6月頃が花期
この8月に咲いているなんて??
それもまだ初々しい




新しくガレ場を迂回する道


センジュガンピ

樹林の中は薄暗いので
花色が妙に青色っぽくなってしまった

樹林の中に点々と白い花が咲いていた




ミソガワソウ

まだ咲き始めたばかり
迂回路は緩く登っていく


オタカラコウ?

オタカラコウの舌状花は、5〜9個
メタカラコウの舌状花は、1〜3個
カイタカラコウの舌状花は、5個
・・・と、解説にあったが
この花は6〜8個なので
オタカラコウになるらしい

もっと、雄々しい花だと思っていたが
これから茎が伸びていくのかなあ・・・




迂回路を作ってくださった方に
感謝して歩く
タカネナデシコ

よく似たカワラナデシコは
花弁の切れ込みが浅い

タカネナデシコは、3分の2くらいまで
切れ込んでいる


ヤマホタルブクロ

よく似たホタルブクロとは
萼片の間が膨らんでいるかどうかで
見分ける
ヤマホタルブクロの『膨らみ』

疲れていたり、ザックが重いと
屈んで観察するのが苦しいので
デジカメに撮っておいて
あとでパソコンで拡大してみると一目瞭然




オニシモツケ

エゾムカシヨモギ

派手な花色ではないが
なかなか味わいがある




イブキトラノオ
二俣手前から雪渓を望む

今年は雪渓が小さい

八本歯のコルから下ってきた人は
二俣に上がる際、
スノーブリッジになっていることが
分からないので要注意!!




タカネグンナイフウロ

ミヤマハナシノブ

北岳に来る目的の一つは
この花に会うこと

北岳以外では、
北アルプスの清水岳でしか
会ったことがない

クリックすると大きく見えます
これも、ミヤマハナシノブ

丁度これからが見ごろになる


ミヤマオダマキ

これはやや遅い
ほとんどは種になっていた




クガイソウ

もう終わりかけていた


シロウマオウギ

これは、マメ科のゲンゲ属

イワオウギに比べると花色が白く
花が下向きにつくイワオウギとは
よく観察すると違いに気づく


イワオウギ

これはマメ科のイワオウギ属

よく似たものに、シロウマオウギがある
こちらは、マメ科のゲンゲ属

最近やっと区別がつくようになった




ミヤマキンバイ

クリックすると大きく見えます
水場を過ぎると
ますます傾斜がきつくなる




ミヤマキンポウゲ 後ろを振り返ると
野呂川を挟んで鳳凰三山が見える

クリックすると大きく見えます
北岳バットレス ミネウスユキソウ

シロバナタカネビランジ

八本歯のコルを登る目的の1つは
この花に会うため





クリックすると大きく見えます

クリックすると大きく見えます
これも、シロバナタカネビランジ

いつもと同じ所に咲いているのを見つけ
ほっと一安心


クチバシシオガマ

丁度今が見ごろ
ヨツバシオガマの変種で
先が尖っている

南アルプスでは、この花のほうが
ヨツバシオガマより多いとか



 
ミヤマダイコンソウ

この花の花期は早い
もうほとんど終わりかけ





クリックすると大きく見えます
後ろを振り返ると
八本歯のコルからの
延々と続く道が見える

今回、ザックが重いせいか
異常な暑さになれないせいか
トレーニング山行の数が少なかったせいか
えらくてえらくて・・・・

腰は痛むし、
固形物は喉を通らないし
前回楽々登れた梯子の一つ一つが
難行苦行




キンロバイ

鮮やかな黄色が目を惹く

えらいえらいと言いながらも
花を見るとカメラを取り出す

でも、しゃがむのがつらいので
見るだけで通り過ぎてしまった花も
だいぶある・・・
チシマギキョウ

これからどんどん咲いていく
シコタンソウ

大きな固まりになる
やや遅め


タカネシュロソウ
(ムラサキタカネアオヤギソウともいう)

地味な花色だが、よく見ると味わいがある


タカネコウリンカ

チョコレート色と黄色の配色が
目を惹く

これからどんどん咲く




ホソバトリカブト?

『北岳の高山帯、特に頂上付近の
岩礫地に特産する』キタダケトリカブトは
もっと葉が深く鋭く切れ込んでいるらしい

ここは丁度北岳山荘へのトラバース道
やはり条件に合わない・・・


ミヤマムラサキ

よく似たワスレナグサは
ムラサキ科のワスレナグサ属

また、そっくりなヤマルリソウは
ムラサキ科のルリソウ属

これは、ムラサキ科のミヤマムラサキ属




ハクサンフウロ

やや遅い
ハクサンイチゲ

ほとんど花が終わっていた


イワベンケイ

これは雄花

雌花は小さく子房のほうが目立つ
受精すると子房が赤くなるので
赤いイワベンケイと、黄緑色の
イワベンケイがあるように見える




シナノキンバイ

花びらのように見えるのは
萼片で普通5枚ある


キバナノコマノツメ ミヤママンネングサ

真っ黄色の固まりがあちこちに




タカネシュロソウ
(ムラサキタカネアオヤギソウともいう)


タカネイブキボウフウ

蕾は紅紫色で
開花すると白くなるというが
このくらいが丁度見ごろ




これも、タカネイブキボウフウ



タカネナデシコ
イブキジャコウソウ

丁度見ごろ


チシマギキョウ

丁度これからが見ごろ
コバノコゴメグサ

南アルプスにはこのコバノコゴメグサが
分布しているというが
ミヤマコゴメグサとの区別が
つきにくい花で困っている




ミヤマクワガタ

北岳のミヤマクワガタは紅紫色

白馬だと青紫色が多い・・・と




クチバシシオガマ ツガザクラ

数は少なかった
北岳山荘

12:10着
前回より1時間も遅かったのは
天気がよくて写真をたくさん撮ったことと
えらかったことが原因

診療所もできていた

正面入り口の手前右側に洗面所も!

自炊場はいつもながら広くて快適

ビールを買ったが、
半分も胃が受け付けず
近くにいた男性に飲んでもらった


バイオトイレ

1回500円と書いてある

宿泊者は、山荘内の水洗トイレを使用


  次へ続く