40周年記念山行の一環

槍集中(槍〜南岳)  3日目


1日目  8月5日     2日目  8月6日


8月7日(火) 3日目


槍平小屋

●コースタイム 8月7日(火) 3日目
南岳山荘
救急箱設置場所
南沢
槍平小屋
滝沢
白出沢(しらだしざわ)
新穂高温泉バス停
6:00発
7:20〜7:30
9:00〜9:10
9:30〜9:50
10:55〜11:05
12:30〜12:40
14:40着

  


3日目  8月7日


ここをクリックすると大きく見えます

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北穂  4:44

深夜外へ出てみたら星が見えた

日の出を見に山頂へ行こうと
身支度して出てみたら
トラバースしたついその先に人だかり

どうやらそこが
簡易ビューポイントらしい

勿論そこへ行ってみる
なるほど!北穂がまん前




南岳小屋

小屋の裏から大キレットが始まる

日の出 4:52

山からではなく、雲からの日の出



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北穂がだんだん明るくなってきた
    
4:58

ガスが絶え間なく
飛騨側から流れ込んでくる





南岳キャンプ場

稜線のテント場は水に困る
小屋で、1g 100円で購入



さあ、出発  5:56

先ほどのすばらしい天気の予感は
あっという間にガスで消されてしまった
イワウメ

小屋の裏には、
まだ初夏の花が咲いている





ミネズオウ

これも初夏の花
石ゴロゴロの道を下る




アオノツガザクラ

時々、岩の間にほんの少しだけ
可憐な花を見つける




濃いガスなので慎重に ツガザクラ
これがサーカスの板?

両側がすっぱり切れた間に
かかっている橋

もっと不安定で
壊れかけた橋を想像していたが
なにがなにが、立派な橋である




ネット情報はあてにならない

どんなすごい所か!?と
内心ドキドキしていたが
こんな状態はざらにある


山腹をへつって

気を抜かないように
1歩1歩確実に歩けば大丈夫
パーティーの間は少しあけて

パーティーの間は
くっつかないのがベター

先行パーティーがいると
後をついていくことになり
自分なりの判断が薄くなる

後ろにくっつかれると追い立てられる

そんな場合は雨具を脱いだりして
時間を稼いでやり過ごす




大きな雪渓!

下りはどんどん進む

3人とも、サポートタイツを
はいているので、至極快適

但し自分のペースでゆっくり進むこと
キバナシャクナゲ

初夏の花のキバナシャクナゲも
咲いている
ジムカデも

雪渓が遅くまで残っているので
開花が遅くなっている




ジムカデ の 去年の種 ヒメイワショウブ


南岳新道

1998年の
長野・岐阜県境で起きた地震で
南沢の下部が崩壊して
沢筋ルートが通行不能に
なってしまったあと
今まで冬期ルートとして使われていた
このコースをきちんと整備し
1999年に開通したのが
この南岳新道・・・だと

整備を担当された方には
本当に感謝したい




ミヤマムラサキ

これはずいぶん白っぽい花
クロクモソウ
旧道と分かれて

トラバースしながら稜線を目指す

旧道ははるか下の沢筋に
はっきり見える




雪渓がずいぶん残っている 慎重にトラバース

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天上の橋渡り

岩やハイマツの間の道の
歩きにくさを解消するためか
木道が作られている


こんな高いところに
資材を運ぶだけでも大変な作業!


風や雨だったら・・・

稜線のガスは残っているが
それでもガスの下は薄日がさしている

風もない
なんてラッキーな日なんだろう!

もし、これが雨や風だったら
このルートは危険




笠ケ岳方面をバックに
整備された人に感謝して


むちゃくちゃ急な下り

しっかり覚悟を決めて
1時間半を安全第1で下ろう

現在地が何bなのかをあらわす
100m単位の標識も
励みになった


槍平小屋がはるか下に

はるかはるか下に赤い屋根が見える

あそこまで南岳小屋から
約1000mの高度差

そこから新穂高温泉まで
まだ3時間半はかかる
体力を残しておかなければならない




トウヤクリンドウ

さっきは、初夏の花かと思えば
今度は秋の花


槍平小屋を見下ろしながら 救急箱のところで休憩

この箱の
お世話にならなかったことに感謝




ハイマツ帯になってきた 穂高の稜線は

ガスの切れ目にちらりちらりと
見えるだけ





ニッコウキスゲ
ハクサンフウロ


樹林帯になってきた ツマトリソウ

つま(妻あるいは夫)をとる
つまりペアでいるから
ツマトリソウ・・・だという人もいる

普通は1花
ツインは珍しい




ズダヤクシュの実


バイケイソウ 土がぬれてきた

滑らないよう、あわてないよう
自分の安全スピードで下山




ミヤマカラマツ

ピンク色はできたばかりの果実らしい




コウモリソウ 800m下ってきた
虫がブンブン

目の前を虫がブンブン飛び交い
目の中や耳の中に入ってくる

神経を集中しなければいけないのに
うるさい虫だ!
それに、痒い

虫スプレーをかけたが
少しは効いたらしい




雪渓が見えてきた

もうすぐ南沢
雪渓があちこちで崩落

沢へ下りるまでが
ザレていてづるっとくる

沢の対岸へ

川原の中の
分かりにくいルート

歩きやすいところを探し
人が踏んで茶色の土がついている
岩の頭を探して歩く




南沢

旧道はこの沢筋だったんだ

対岸にいた登山者は
旧道を歩いてきたのか?


ここで急な所は終わり


シナノオトギリ


槍平小屋へ

すぐかと思ったが約20分もかかった




オタカラコウ
オニシモツケ


槍平小屋

飛騨乗越からも下山してくるので
大賑わい

ここで軽い昼食




ガスの中から時々
西穂方面が見える


あの特徴ある山は、ドーム?
サラシナショウマ

さあ、出発




クロトウヒレン 角ばった木の実
増水すると危険な川

大雨が降ると増水して危険な川が
いくつもあるので
そんなときはしばらく待機するように
・・・という注意書きがあった


台風の影響なし イワナシの実

今が食べごろ・・・と思って
一昨日から口にしているが
どうもあのざらざら感と酸っぱさで
ぺっぺっと吐き出してしまうはめ




クルマバツクバネソウの実

4枚の葉の一段下には
輪生した葉があるので
クルマバツクバネソウ





コウモリソウ

ヤグルマソウ
センジュガンピ

たくさん群生していた




オオバタケシマラン 右俣谷を右手にして

たらたらの横歩き


センジュガンピ

純白の花が印象的


カメバヒキオコシ

葉の先端が尻尾を出したような形から
「カメバ」




クガイソウ
シナノオトギリ

ここだけぱっと光り輝くような明るさ




シナノオトギリ

あんまりきれいだったので
ゴゼンタチバナ

この花の群生も多かった
エゾシオガマ 滝谷・雄滝

滝谷の上部は残念ながらガスの中




岩のマーカーを探しながら
しっかりした橋をわたって 滝谷

また、沢水を飲んでしまった




沢の近くで休憩

キオン ズダヤクシュの花の終わり




丈の高い草むらの中を歩く
ミヤマシシウド

はるかに身長を超える
タマガワホトトギス

たくさん群生していた




タマガワホトトギス

あんまりきれいなので
クルマバツクバネソウ


サワオトギリ

シナノオトギリの派手さに比べ
こちらはずっと地味




ヤマトウバナ

唇を突き出したような花の形
涸れ沢




ジャコウソウ ミヤマイラクサ

上の方にあるのが雌花

ここでは見えないが下の方には
雄花がある雌雄同株

東北ではこの新芽を食べるそうである




センジュガンピ

コイチヨウラン

恵那山でたくさん見たばかり




どこが谷??
白出沢

一昨年ここを通ったら
水量が多かった・・・と聞き
水辺で休むのを
楽しみにしていたのだが
見事に涸れ沢となっていた




ここから林道の始まり

これ以後の花は
みな林道脇に咲いていたもの
クルマバソウ

5月の伊吹山でたくさん見た
あの花と同じ??
ウツボグサの群生 ウツボグサ

林道脇のあちこちに群生していた




ソバナ
工事現場




ヤマアジサイ ジャコウソウ
旧林道は土砂崩れで通行不可

右俣谷へ下りて歩く




ツリフネソウ キツリフネ
アカバナ




クサボタン エビガライチゴ?
オオウバユリ

すっくと立って立派


新穂高温泉バスターミナル

この手前の
無人販売所で冷やしたトマトを
買って食べる
久々のビタミンCでおいしい


タマアジサイ

また、タマアジサイを見て駐車場へ

天候と花に恵まれ
3人の協力で楽しく行って来れた!!



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