中房温泉〜東鎌尾根
 
     
燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜新穂高温泉


  2日目 9/29(火)燕山荘〜大天荘(泊)
           大天井岳登頂



大天荘
●コースタイム   1日目 9/28(月)  中房温泉〜燕山荘
2日目 9/29(月)
燕山荘

蛙(げえろ)岩
大下りの頭
切通岩
大天荘分岐
大天荘
大天井岳往復
6:35発
7:15
7:48
9:50
10:00
10:40着
約45分
3日目 9/30(月) 大天荘〜槍ヶ岳山荘
4日目 10/1(月) 槍ヶ岳山荘〜新穂高温泉
   周辺地図こちら    
1日目 9/28(月)
 
 5時、外へ出てみた
まだ月があったが、東の空がだんだん明るくなってきていた
日の出は5:31頃とか
 
 5:20 テント場や展望地で日の出を待つ人達
 
 5:22 雲海の上に浮かぶ山 
待っているとなかなか陽は上がってこない
 
 5:24 「裏銀座」方面も明るくなってきた
 
 5:28 赤味が増した〜
 
5:31 燕岳の上の空も茜色〜 
 
 5:31 槍も明るくなってきた
 
 5:32 「裏銀座」の上の空も茜色

とうとう待ちくたびれて部屋に戻った

 
 朝食は遅い時間の6時にしておいた
前の人との間は、アクリル板?の仕切りがあり
隣との間隔はかなり広い

ここでは自分でご飯やみそ汁をお碗などに入れたが
他の小屋は、スタッフが持ってきてくれた

3つの小屋を比べると、
大天荘の料理が質・量ともによかった
(食べきれなかったほどの量だったし、
ひと手間かけてある調理法だった)

 
6:35出発

 
ずっと槍を見ながらの「表銀座(燕から槍まで)」縦走の始まり〜

 
 霜柱だ! 5〜10cm程もあった

 
 槍はまだまだ遠い
稜線は真っ直ぐ伸びずに、
西岳ヒュッテからかくっとほぼ直角に曲がって
回り込まなければならない

勿論アップダウンは何度もある

 
 歩き始めは、たらたらとした尾根道
「大下りの頭」まではWalking気分

 
 ふりかえると、燕岳と北燕岳が高くなっていた

 
 手前の大きな岩々が、
「蛙(げえろ)岩」らしい 7:15

 
 右手の山々(裏銀座)
中央のあの山頂が平らな山って
もしかして双六?
野球でもできそうな広〜い平らな山だったから

じゃあ、その右隣は三俣蓮華になるな・・・

   
 さっき見た大きな岩々の場所に
近づいた

 この岩の隅間を通ると・・・
  
 これが蛙(げえろ)岩?
どこをどう見ると蛙になる?

 
 大天井岳が近づいてきた(中央奥のピーク)

 
 槍も近くなった
小槍もしっかり見える
右奥のポッコリした山は、笠ケ岳かな?

 
 中央左は、やっぱり、双六と三俣蓮華っぽい
そうすると、その手前の大きい山容は黒部五郎になる
じゃあ、その隣は鷲羽?

 
 稜線の左側になると、雲海の世界〜
台形のような山は、有明山だよね

シラタマノキ:ツツジ科
葉っぱが紅葉している

クロツリバナ?:ニシキギ科
種がのぞいていた

 ここが「大下りの頭」 7:48
ザレザレの道を、ダブルストックで下っていく
白馬鑓からの「天狗の大下り」よりは短く簡単

途中、若い女性が大きなザックを担いで単独で登ってきた
思わず見とれるほどの大きさ
「立派!」と声を掛けてしまった

 
 下ったら、登らなければならない
大天井岳は見上げるような高さになってしまった

 
 後ろを振り返ると、大下りの始まりが見えた

 
 稜線の右端に燕山荘
あそこからたらたらと尾根を歩き、
「大下りの頭」から降りてきたことがよく分かる

 
 降りたら登らなければならない
この緑色ロープ
シーズン終わりが近いせいか
あちこちで巻き取られていた

 
 大天井岳の山腹に、大天荘へ進む登山道が見える
その右奥は槍

 
 後ろを振り返ると、右端に燕山荘
その左にぽこんぽこんと二つのピーク
燕岳と北燕岳
そして、ここまで歩いてきた

 
大天荘分岐まで、まだまだ
槍を見ながら、ここで休憩をとった 8:47
5分休憩後、出発

 
 ぐるっと回りこんで、
サラサラの砂地のような所をたらたら歩く

 
 大天荘へ行くトラバース道が、よく見え始めた

 
 白い花崗岩と、赤い紅葉
この紅葉、
クロウスゴのよう

 
 「裏銀座」と、手前の尾根は「北鎌」

 
 雲海が薄くなり、麓が見え始めた

 
 燕山荘と燕岳・北燕岳を振り返る
ゆっくりでも歩いていれば、先へ進める

   
 梯子が見えた 9:48
まず、今いる岩場から降りなければならない
太い鉄の鎖を左手で握って横へ移動し
梯子を使って
鞍部に降りた
「切通岩」と呼ばれる場所

降りてきた鎖場と梯子を振り返る
 
 
 「小林喜作氏のレリーフ」 9:50

この左横にある梯子を登るとすぐ
大天荘への分岐がある ↓ 10:00
 
 
上 分岐の標識には「常念岳・燕岳・槍ヶ岳」の三つの文字だけ
右下の小さい立て札には
「大天井ヒュッテは休業中」の注意書き
でも、西岳ヒュッテが休業していることは書いてない

標識の下にある岩に
「大天井岳山頂・大天荘」の文字があった

今年は大天井ヒュッテは休業
西岳ヒュッテは9月半ば過ぎまで営業していたが
私が予約の電話をかけた時は
休業の2日後だった

燕山荘から西岳ヒュッテまで歩いておけば
次の槍までが楽になると考えたのだが・・・残念!

やむなく、大天荘泊まりとなってしまった

 
 燕山荘方面は左手になった
よく歩いてきた・・・

 
 この言葉に励まされる 10:13
だが、400mはたやすくない
足元はガラガラの岩々
傾斜は緩そうだけれど、歩く身にはきつい

 
こんな階段も時々ある
(翌日の大天荘からの下りに比べれば
はるかにこちらの方が楽・・・)
 
 
 ガラガラの道は歩き難〜い!

   
 やっと大天荘が見えた! 10:40
山頂はここから登るらしい

   
 宿泊手続きをして部屋に案内された
一部屋をロールスクリーンで仕切った1.5畳が、
今日のスペース 
電気もちゃんと点く
・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは、山頂へ行こうと思い、出発 10:57
 

 
 「大天井岳」の文字を見て進む

 
 燕山荘方面を望む
その後ろの双耳峰は、もしかして、鹿島槍? ↓


 
 ガラガラの斜面を登ると・・・

 
 左手に槍が見えた
手前は明日歩く稜線

   
あら!鳥がいた!
周りに人影が無いので逃げていかない
そっと近づいてパチリ

 
 大天井岳山頂に着いた 11:15

これらは山頂からの展望 ↓
 
 
 ↑ これは、黒部湖?
なら、その後ろは立山連峰?

 
お社と槍ヶ岳

 
 裏銀座(億)と北鎌尾根(手前のゴツゴツ)

 
 手前の尾根は明日歩く稜線
槍からずっと左へ見ていくとと、奥穂(平たくてゴツゴツ)・
その左にあってとがっているのは前穂のよう

さあ、帰ろう

 
 大天荘を見下ろしながら下る
縦走路をどんどん進んでいくと
高い山がある=常念岳だね

 
 大天荘に帰ってきた
明日はどの道を?・・・と、偵察

この分岐から右折すればいいんだ

 
 ハイマツの間を下っていくんだ
左から、前穂・奥穂、いったん下ってから南岳、
どんどん進んで槍ヶ岳〜

・・・・・・・・・・・・・・・・
おなかが空いた〜 
昼食用に、残っていた鶏そぼろ入り@米を食べよう
豚汁を頼んで、
缶ビールとともに美味しくおなかの中へ!

今日は行動時間も短く、ピカイチの展望に恵まれ
清潔な小屋で満足〜

 
食後、周りを散歩しながら
またまた展望を楽しんだ

左の台形山は有明山?
麓は安曇野市?

 
 こちらはおなじみの燕山荘方面
双耳峰が鹿島槍

 
雲海に浮かんでいるのは、浅間山かな?

 
テント場で餌を探す鳥
せかせかと歩き回っていた

 
 夕食は4時半から
メインは、「トンカツ・サバの味噌煮・ハンバーグ」の中から選べる
これはハンバーグ
具だくさんのみそ汁など、量も種類も多く
さすがに完食は無理だった・・・

 
 テント泊の人達
密にはならないほどの数

隣の部屋にも、女性が入ってきた
燕山荘からだとのこと
明日はまた戻るって・・・

 
 夜中、いつもの習慣で外へ出てみたが
少しやせたお月様だった (後で調べたら、月齢は11.66)
これなら明日もいい天気だろうと安心して眠った

↑ この画像は20:48に撮影


  次の日に続く

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