中房温泉〜東鎌尾根
 
     
燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜新穂高温泉



燕山荘


燕岳


シラタマノキ
●場 所 長野県安曇野市・大町市・松本市、岐阜県高山市
●標高 燕岳2763.0m 大天井岳2922m 槍ケ岳3179.7m 
●山行日 2020年9月28日(月)〜10月1日(木) 穂高町で前泊
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR松本駅ーJR穂高駅・・・前泊のホテル・・・穂高町駅⇒バスで中房温泉へ・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽
●コースタイム    前日 9/27(日)
JR多治見駅
JR松本駅
JR穂高駅
駅前のビジネスホテル(泊)

1日目 9/28(月)
JR穂高駅
中房温泉
第1ベンチ
第2ベンチ
第3ベンチ
富士見ベンチ
合戦小屋
合戦沢の頭
燕山荘
燕岳
北燕岳
燕山荘
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15:23発
17:04〜17:24
17:59着
・・・

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6:40発
7:28着〜7:36発
8:13
8:50
9:23
10:09
10:48〜11:10
11:34
12:36〜13:23
13:55〜14:05
14:21〜14:23
15:08着
2日目 9/29(火) 燕山荘〜大天荘 
3日目 9/30(水) 大天荘〜槍ヶ岳山荘
4日目 10/1(木) 槍ヶ岳山荘〜新穂高温泉
   周辺地図こちら    


  前日 9/27(日)多治見〜穂高 駅前のホテルで泊 
   多治見を一番の「しなの」に乗って、穂高駅へ行っても9:50着
   バスは、11:10発しかない
   それに乗れば、約1時間後の12:05中房温泉に着
   その時刻から登り始めて、標準コースタイムは約5時間半だと
   燕山荘に着くのが遅くなってしまう

   タクシー料金を調べたが、1人では高い(8440円)
   相乗り客がいるかどうかが分からないので、
   安全策の前泊を考えた

   ネットで、「穂高駅近くのホテル」で検索して見つけたのが
   「あづみのパークホテル」 穂高駅から徒歩1分が”ウリ”
   素泊まりで6000円
   https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/28018/28018.html

   昔、「ステーションビバーク」と言って
   駅の通路で寝たことがあるが、今はそんな年齢ではない
   快適で清潔なベッドを選んだ


   穂高駅前始発のバスは、この時期の平日は、6:40
   https://www.azumino-e-tabi.net/pdf/p3-4.pdf
   中房温泉に7:35着なら、ゆっくり歩いても、余裕で着く
   
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   穂高駅に、17:59着
   ホテルは、本当に1分で着く近さだった

   明日の朝食を確保するため、少し先のスーパーマーケット「西友」へ

   ホテルにはお湯は勿論のこと、レンジもあり、
   紙皿・箸・コップなどもある・・・との前情報で
   暖かい朝食を考えた

   買い物の後、引き返してホテルへ

   霧ヶ峰や美ヶ原へ行く際、茅野駅前で前泊したホテルより快適だった
   
   朝、熱いお湯しか出なかったのには困ったが・・・
   (スタッフにはその旨伝えた)


  1日目 9/28(月)穂高⇒中房温泉・・・燕山荘(泊)
          燕岳:北燕岳登頂
1分で着くからと
発車15分前頃にホテルを出た
あらまあ・・・
もう並んでいる人の列

みんな早いんだ!

バス代1800円は前払い
座席はほぼ満員
木曽駒に登った時のような
定員を少なくする措置はなかった

6:40発
途中での乗客もいて
きっちり満員となった

中房温泉に着 7:28
計画書をポストイン

身支度をして出発

登山口はすぐそば
ベンチには大勢の登山者

腹ごしらえもトイレも必要ないので
通過 7:36

 
急登・急登で第一ベンチへ 8:13
後から来る登山者に、どんどん道を譲った
5分休憩後、発

 
第二ベンチ 8:50
ここで休んでいたグループの女性が
「バナナの皮って捨てていい?」と聞いていた
今時そんなことを考える登山者がいるとは・・・
思わず、「ダメです!」と口に出てしまった
お節介だった・・・と反省
5分休憩後、発

   
ヌメヌメとしたキノコ
背丈8cm程
 
 ゴゼンタチ:ミズキ科
少しくたびれていた
   
 ミヤマシグレ:レンプクソウ科
黒い艶々した実

 オオカメノキ?:レンプクソウ科
あちこちで見かけた

   
 マイヅルソウ:キジカクシ科
赤い実が、よく目を惹いた

   
第3ベンチ 9:23
下の広場は満員だったので、上の広場で休憩
冬季は、ここでアイゼンを着ける
ここから傾斜が急になるから
5分休憩後、発

   
カニコウモリ:キク科
大分くたびれていた

シラタマノキ:ツツジ科
これは瑞々しい
あちこちで見かけた

  
 富士見ベンチ 10:09
5分休憩後、発

   
木々の葉が色づいてきた   アカモノ:ツツジ科
大分くたびれていた

   
 ツルリンドウ:リンドウ科

こういう標識には励まされる
10:37
 
  
 ナナカマドの仲間:バラ科
綺麗な紅葉にも、励まされる

   
合戦小屋に着いた 10:48
やっぱり10分後に着いた〜

この少し手前から、雨がぱらついたが
雨具を着るほどでもないと思い
そのまま歩いてきたが
丁度テントの中へも入れたし、
机や椅子もあったので
休憩しがてら雨具の上とザックカバーを付けることにした

降りる人・登る人でごった返していた

20分後出発

 
 歩き始めると、青空が見え始めた!
木々の葉もきれいになってきた〜

暑くなったので雨具を脱いだ

後で分かったが、
この合戦小屋のあたりに、雲がずう〜っととどまっていたようで
上から見た雲海の下あたりだった

   
 右も左もきれいな紅葉・黄葉

   
 前回(2019/5/14〜5/16)
苦しい登りとは大違いで、
えっもう着いた?・・・の感じで「合戦沢の頭」に到着 11:34
三角点があった 2488.2m
中房温泉の標高が1462mなので
約1000mを約4時間で登ってきたことになる

さっき休んだばかりだし、
ガスで遠景は見えないし・・・で通過
天気が良ければここから槍が見える
・・・・・・・・・・・・・・・・

ここからはきつい登りは無く
快適な尾根道になるはず

時々ガスがかかるものの
周りを見ながらのルンルンの尾根歩きとなった ↓
  
 
 
 
 
右前方に山が見えた! ↓
燕岳のある稜線〜
 

↓ またガスがかかったが、
前方に山らしい影が見える
 
 
 
↓ よ〜く見えてきた!
あれが燕岳??
 
 
↓ 燕山荘らしき建物がガスの中に見えた!
 
 あともう少し〜

   
 ナナカマドの仲間:バラ科
葉っぱは枯れているが
かろうじて実はくっついている

クロツリバナ?:ニシキギ科
実がはじけて、中から種がのぞいていた
 
 
ガスが薄くなった〜
稜線が見えた! 燕山荘も!
餓鬼岳へと続く稜線も!

 
 右手に見えるあの山は?
餓鬼岳方面の山?
谷はガスの中に沈んでいる・・・

 
 ミヤマハハコ:キク科
残り花

 
 燕山荘のある稜線に出た〜 12:35
正面は、裏銀座(烏帽子・野口五郎・双六〜西鎌尾根〜槍まで)の山々!?

 
 右は、燕岳 2763.0m

 
 左斜めは、槍〜

 
左は、燕山荘
階段を登って玄関先へ 12:36着
・・・・・・・・・・・・・

玄関の外には、消毒液
中へ入る際にマスクをつけ
受付で宿泊手続き
(用意しておいた宿帳を出したが、
同じようなことを記入しなければならなかった
今までの猿倉や白馬や五竜とは違っていた)

まだ、12時台
昼食は何時までか?と尋ねると
山頂から帰ってからでは、店じまいのようなので
先に、暖かいもの(天ぷらうどん)を食べることにした

で、「夕食無しの1泊朝食」で手続き

靴を脱いで丼を貰う仕組みなので
食堂の中で、熱々のおうどんをおなかに入れた

ザックは一時置きとして乾燥室へ

さあ、出発 13:23発

 
 燕山荘を振り返る
花崗岩の面白い形の岩がずらり

 
 右上の白いピークが山頂?
左手は「裏銀座」?

 
 右手の稜線は、さっき登ってきた稜線
その向こうは雲海
その下に合戦小屋がある

 
 振り返ると、左後ろに槍
左から続く稜線を、明日は大天荘まで歩く
その向こうの尾根が、大天井岳になる
後で分かったが、
ぽっちり小さく見えるのが、大天荘だった

   
 ウラシマツツジ:ツツジ科
赤い紅葉の主役

 コケモモ:ツツジ科
おいしそうな実!あちこちで見かけた
 
雲海〜
この雲海、夜中〜朝までずっとこのままの状態だった
あの雲の下、やっぱり雨なんだろうか?

 
 振り返ると・・・
燕山荘が小さくなった
右奥の稜線は、常念へ通じる尾根

 
花崗岩が崩れたざらざらした階段を登る

 
 山頂直下は、どこからでも登れそうな踏み跡がある
山頂に 13:55着
右側は雲海

 
前方は、北燕岳
その奥は、「裏銀座」
右の方は、餓鬼岳方面かな?

 
 後ろは、燕山荘と
右へと続く稜線が、明日歩いて行く大天井岳への稜線
左へ延びる稜線は、常念岳方面

 
 どこまで続くぞこの雲海は?
大海原〜

 
 こんなにい天気で、風も無い絶好の山日和
北燕岳まで行ってみよう〜
燕岳を降りたところで、振り返ってみた
人がぽつんと見えた

帰りは、山頂へ行かずに、
この標識から山腹を巻いて行く

   
 ミヤマダイコンソウ:バラ科
これは赤くなり・・・

ハクサンイチゲ:キンポウゲ科
これは黄色くなる
 
 
 あれが北燕岳らしい
人が立っているのが見える

 
 草紅葉と槍
白い花崗岩の砂地に赤い葉っぱが映える

 
こちらは燕岳
大勢の人!

 
 餓鬼岳への道と分かれ、
ハイマツの中の小径を進み、
花崗岩の崖を登ると・・・
北燕岳山頂 14:21着 先客は4名
ここには山頂標識が無い

餓鬼岳へ続く稜線と、その後ろは?
立山や劔? そして、針の木?
槍のように特徴のある山があれば
それを目印として、山名が分かるのに・・・

 
 こちらは燕山荘〜
その奥は、常念岳への稜線
一番右が大天井岳(明日登る予定)

 
 こちらは、槍〜
明後日の宿は、槍ヶ岳山荘
延々とあそこまで歩く〜

 
 さあ、この花崗岩の岩から降りて
引き返そう〜 14:23発

   
 さっきの巻き道分岐まで戻り・・・

くねくねとした道を下って
分岐標識で行きの道と合流 14:42

 
「めがね岩」
さっきは、若い女性がこの岩の上に登っていた
誰かがきっとその写真を撮って
「めがね岩に登ったよ〜」なんてブログにアップしているんだろう
立ち入り禁止の緑ロープの中にあるのに!

 
 「めがね岩」の名前のとおり
二つの穴が空いている

 
「イルカ岩」
ここには「登っていけません」の札があった
左後ろに槍

 
燕山荘に戻ってきた 15:08

 
ビール片手に、
テント場を見下ろしたり、燕岳を展望したりしながら
のんびり過ごす

日陰だと寒いので、日向を探して座っていた

 
雲は動かない
そのずっと先にある山は?

 
 日向はぽかぽかして快適〜

 
明日は、この矢印方面へ行く

 
 16:22 先ほどまで見えなかった山が浮かんできた
寒くなったので、部屋に案内してもらった
(おでこで検温後)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
部屋は2階のカイコ棚の下
2人用の布団が用意してあって、カーテンもある
相客が来なかったので、そこを私1人で使うことになった

夕食は行動食として用意してきた
いつもの@米と鶏そぼろ
ダウンを着て景色を眺めながら外のベンチで食べた

おうどんのおかげで、一袋食べきれず、明日に回した

夕食時、下の食堂からアルペンホルンの音が聞こえてきた

もう何度も聴いている
(上手になった・・・とは、ちょっと言えない演奏だった)

・・・・・・・・・・・・・・・・
トイレは足踏み式の水洗
水は蛇口から飲めるが、やや臭いがある
スポ―ツ飲料などの粉末を溶かせば飲める

洗面の際の歯磨き粉は禁止

私はカップを使って、できるだけ水の使用量を減らしている

夜中、星を見に行ったら
月が明るくて、燕岳もくっきり見えた!
勿論、星もいっぱい〜

個室のような部屋でゆっくり休めた

明日は行動時間が短いので、
朝食は遅めの時間にしてある

お昼ごろには大天荘に着くだろう


  次の日に続く
  
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