残雪期の雪山展望 燕岳 合戦沢の頭まで |
合戦沢の頭から燕山荘展望 合戦の頭から槍ヶ岳展望 イワナシ |
●場 所 | 長野県安曇野市 |
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●標高 | 燕岳:2763m 合戦沢の頭2488.2mまで |
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●山行日 | 2019年5月14日(火)〜16日(木) |
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●コース | 中房温泉・・・合戦尾根・・・合戦沢の頭・・・中房温泉 |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR松本駅ーJR穂高駅⇒中房温泉 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム | 前日 JR多治見駅 JR松本駅 JR穂高駅 中房温泉 |
7:23発 9:08〜9:54 10:20〜10:50 11:45着 |
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1日目 中房温泉 第一ベンチ 第二ベンチ 第三ベンチ 富士見ベンチ 合戦小屋 合戦沢の頭 合戦小屋 第三ベンチ 第一ベンチ 中房温泉 有明荘 |
8:05発 9:02〜9:10 9:53〜10:00 10:46〜11:00 12:24〜12:30 13:30〜14:10 14:37〜15:15 15:30〜15:35 16:56〜17:05 18:08〜18:15 19:00頃着 19:10頃着 |
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2日目 有明荘 JR穂高駅 JR多治見駅 |
12:38発 13:30〜14:47 17:37着 |
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周辺地図はこちら コース図はこちら |
前夜泊 | |
松本駅からの展望 山が白い〜 |
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JR穂高駅 切符の自動販売機あり 近距離切符は購入できるが遠くまでは買えないので、帰りは「しなの」の車内で清算した |
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平日(1便のみ)・金土日(5便)と 落差が大きい 混雑する山小屋を避けて平日にしたが 移動手段が少ないのには困った 特に名古屋方面から「しなの」を利用すると 穂高駅で1時間待ちとなる 新宿方面からの「あずさ」利用は便利なのに・・・ |
駅前にあった、彫像 『登頂』 「小川大系作」 |
バスのお客は、私ともう一人だけ 平日のバス便が少ないのもうなづける 運転手さんの話では、 「熊の親子が木に登っていた」そうだ それも、「何度も目撃した」・・・と 途中、有明荘に新聞を届けてから中房温泉へ バス停で降り、中房温泉まで歩く 橋の向こう側は、宿泊客だけ・・・の注意書き |
有明山かな? この時は青空だったが、 だんだん雲が厚くなりパラパラ降りだした |
中房温泉 新館 ここかな?と戸を開けたら、違っていた 隣が本館だって |
ここが本館 ずっと前、やはり前夜泊で泊まったことがあるが 「暗い・古い・混浴あり」・・・の記憶がある |
夕食までの時間はたっぷり あちこちにある「○○の湯」を見学したり、入ったりして過ごした お湯は、つるつるのアルカリ性・源泉100%が「ウリ」 |
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1日目 | |
ヤマザクラ:バラ科 また、サクラに会えた! |
計画書をポストインして、登山口 8:05発 |
イワナシ:ツツジ科 夏、小さな実ができるが、名前のようにカリカリしたナシの味がする 足元に、次から次へと現れる「イワナシの実」を食べていると なかなか前へ進めなかった記憶がある・・・ |
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オオカメノキ(大亀の木):レンプクソウ科 咲き始めたばかり 昨日、バスの中から見た花は満開状態で、あちこちに咲いていた 周りの白い花は、装飾花 本物の花は、中央にある粒々した丸い部分 まだつぼみばかり もっと標高が上がると、葉っぱだけとなった |
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エンレイソウ(延齢草):ユリ科 まだ葉っぱが開ききっていなかった 三角状に大きく広がっている部分は『萼(がく)』 下段 中央にあるのは雌しべ 柱頭の先が分かれている その周りに6本の雄しべ 花粉が見える |
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第一ベンチ 9:02〜9:10 登山口からすぐ急登となり、ここまで続いた 標準コースタイムでは、 各ベンチ間は50分となっている |
振り返ると、 針葉樹の緑と、まだ芽吹いていないシラカバの白い木肌 |
ここをくリリックすると大きく見えます |
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イワナシ:ツツジ科 おや、また会えた! |
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コヨウラクツツジ:ツツジ科 ここは陽当りが良いので咲き始めていたが、 他は、まだつぼみか葉っぱだけのものが多かった |
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カラマツはまだ裸木状態 |
この荷揚げ用リフトが見えると 9:51 第二ベンチはもうすぐ |
第二ベンチ 9:53〜10:00 雪が少し現れた |
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バイカオウレン(ゴヨウオウレン・ゴカヨウオウレン):キンポウゲ科 南木曽岳で見た花にまた出会えた 右下 白い花びらのようなものは萼 黄色い棒付きキャンデー状のものが花びら たくさんある白い「棒付きキャンデー」は雄しべ 中央の緑が雌しべ |
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マイヅルソウの実:ユリ科 去年できた実が、まだ残っていた |
雪が多くなり、深くなってきた |
ここをくリリックすると大きく見えます |
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丁度曲り角になった所だけ 展望が開けていた |
第三ベンチ 10:45〜11:00 下の広場で休憩 上にもベンチがあり、人声が聞こえてきた どうやら下山者で、ここでアイゼンを外しているらしい |
第三ベンチから登りが急になり 雪も多くなった チェーンアイゼンを着けようか迷ったが もう少し先まで行ってから・・・にした |
下の方に、中房温泉の赤い屋根が見えた ↓ |
雪はだんだん多くなり傾斜も急になってきたので とうとう我慢できずチェーンアイゼンを着けた 合戦小屋までは、これで行こう |
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左手遠く、木の間越しに山並みが見えてきた |
富士見ベンチ 12:24〜12:30 ベンチのある広場は雪で埋まっていたので 少し先の木の根に腰を下ろして休憩 |
バイカウレン(ゴヨウオウレン); キンポウゲ科 まだつぼみ・・・ |
木の隙間から、真っ白な山が見えた! |
これも木の間から 白い筋のある山並みが見えた 稜線は雲の中・・・ |
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ここをくリリックすると大きく見えます |
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ここをくリリックすると大きく見えます |
ここをくリリックすると大きく見えます |
登るにつれ、展望が良くなってきた |
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ここをくリリックすると大きく見えます |
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雪はますます深くなり 人が通った後には、所々深い穴が開いている 気を付けなくっちゃ! |
今まで手前の稜線で隠れていた奥の稜線が見えてきた |
合戦小屋に到着 13:30 おなかも空いた ここでランチタイムとし、チェーンアイゼンを10本爪アイゼンに履き替えた ここまで約5時間半かかっている (『燕山荘発信のコースタイム』では約4時間)(昭文社の登山地図では2時間50分) だいぶ時間オーバーとなっている ここから『1時間半で燕山荘』 今までのような急登ではないと考え(北アルプス3大急登の一つだが) なんとか、16時頃までには山荘に着けるかと考えた |
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ここをくリリックすると大きく見えます |
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この坂を登れば、合戦沢の頭になる 14:10発 |
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左手の山並み(槍へ続く尾根かな?) | |
後ろを振り返ると、麓の集落 | |
「小槍」がうっすら見えた! | |
急な斜面で立ち止まってパチリ | |
上を見上げる・・・稜線までまだまだ遠い! | |
↑ 尾根に着いた 合戦沢の頭 14:37 以下は合戦沢の頭からの展望 |
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↑ 反対側の山々 餓鬼岳方面 | |
↑ 燕岳方面-1 | |
↑ 燕岳方面-2 燕山荘が見える! |
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↑ 燕岳方面-3 | |
↑ 大天井方面-1 | |
↑ 大天井方面-2 | |
↑ 安曇野方面 | |
↑ 今まで雲に隠れていた「槍」が見えてきた! ・・・・・・・・・ 景色に見とれているうちに、15時近くなってきた 合戦小屋手前からこの合戦沢の頭までの登りが特に苦しかった 足が重くなり前へ進まなくなった 5歩進んでは立ち止まり、6歩進んでは立ち止まり・・・となってしまった 合戦小屋から1時間半で燕山荘に着けるとは、とても考えられない ここからまだ登りに次ぐ登り(緩くはあるが登りには違いない) 登りになると足が重くなるので、あと1時間以上はかかるかもしれない 先へ進むか、下山するか・・・悩んだ 燕山荘は見えている 「あと少し!」に思えるが、きっと登りになるとスピードが出なくなるだろう・・・ 登りより、下る方がしんどくないに決まっている よし、下山しよう 今なら暗くなる前に下山できるはず! スピードアップも下りならできるはず! 燕山荘へキャンセルの電話を入れ、代わりに有明荘へ宿泊可能かどうかの電話をかけた 宿泊できるらしいと分かったのでまずは一安心 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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下山開始 15:15 アイゼンに着く「だんご」を落としながら、 1歩1歩神経を集中させて急坂を下りた |
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合戦小屋に着いた 15:30 少し休んで出発 |
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赤い旗を目印に、来た道を歩く |
もうあんなに山が高くなってしまった 16:05 |
富士見ベンチ通過 16:23 |
第三ベンチで10本爪アイゼンを チェーンアイゼンに替えた 16:56 |
第二ベンチ通過 17:48 |
第一ベンチ 18:08 ここから有明荘に電話を入れた |
・・・・・・・・・・・ 足元はまだ見えるので大丈夫 注意深くはあるが急いで下る 中房温泉に17:00頃着 預けて置いた荷物を貰って、有明荘からのお迎えの車に乗って(とっても有り難かった!) 有明荘に到着 ・・・・・・・・・・・・・ 着いてしばらくしてから雨が降ってきた・・・ よかったあ〜 歩いているうちに雨に降られず、着いてからだなんて 不幸中の幸い・・・ってこんなことだろうか? すでに夕食の時間は過ぎているので、お弁当形式で別室に用意されていた まずは、温泉に入って、ビールも自販機でゲットして、感謝して夕食をいただいた・・・ |
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2日目 | |
朝食の後、バスの発車まで近くを散歩 |
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ニリンソウ:キンポウゲ科 咲き始めたばかり |
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タチツボスミレ:スミレ科 大きめの花 |
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ベニバナイチヤクソウのつぼみ:ツツジ科 大群生 つぼみもまだ少々 |
マイヅルソウのつぼみ :キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属 つぼみが出ているのはほんの少し |
ニョイスミレ(ツボスミレ):スミレ科 白地に紫の筋がくっきり |
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シロバナエンレイソウ:ユリ科 三角状に大きく広がっている部分は『萼(がく)』 下段 中央にあるのは雌しべ 柱頭の先がくるっと3つに分かれているのが見えた |
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シロバナノヘビイチゴ:バラ科 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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有明荘に掲示してあった積雪状況 『第1・第2ベンチまでは0cm 第3ベンチ 30cm 富士見ベンチ 80cm 合戦小屋 150cm 合戦小屋〜燕山荘 2〜3m』 |
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時刻通り来たバス12:38発に乗車 お客は3人のみ ・・・・・・・・・・・・・ ↑ 穂高駅プラットホームからの展望 どれがどの山??? |
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↑ 松本行きの電車の中から どれがどの山??? ・・・・・・ |
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↓ 車内に掲示してあった山名の分かる写真の一部 B 『豊科駅付近より』 | |
ここをくリリックすると大きく見えます |
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見る位置によって、山の形が変わってくるので 同定は難しい・・・ |
★今までの記録(積雪期・残雪期) | |
2008/5/3〜5/4 2002/4/27〜4/28 1995/12/29〜12/31 1992/5/3〜5/4 |