八方尾根〜唐松岳〜五竜山荘〜遠見尾根 |
『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
ハッポウタカネセンブリ 唐松岳 劔岳 タテヤマリンドウ |
●場 所 | 長野県北安曇郡白馬村・長野県黒部市 |
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●標高 | 唐松岳:2696mの肩 | |||||||||||||
●山行日 | 2020年8月24日(月)〜26日(水) | |||||||||||||
●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR白馬駅⇒八方BS・・・ゴンドラ駅⇔ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘へ(登山口) ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他 |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム |
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周辺地図こちら |
1日目 8/24(月)
毎日天気予報を見ていた 「tenki.jp+more」・「てんきとくらす」・「Windy」など 2日連続天気がいい日を待っていたが、 やっと、8/24午後△ 8/25○ 8/26○となったので 8/23、五竜山荘と八方池山荘に予約を入れた 2件ともOK! 「ながの電子サービス」と「ココヘリ」に登山届を出し、 所属の会と家族宛てに計画書を送った すぐパッキングを始めて、翌日出発〜 (計画書は、ずっと前から書き上がっていたので 少々訂正・追加するだけだった) |
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「しなの」自由席は、今日もがら空き 車窓から見上げる空は、晴れ 期待が高まる・・・ 先回、8/12〜8/13の白馬〜栂池は 天候が変わって2日とも雨だった! |
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松本から、雲が多くなり、 これじゃあこの前と同じパターンか?と少々不安 |
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青木湖(?)辺りも、すっきりしない空・・・ |
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あのゲレンデ、白馬五竜スキー場?? 明後日、あそこにあるテレキャビンで 麓へ降りてくる予定 ・・・・・・・ 白馬駅に着いたが、ゴンドラ駅まで行くバスが無い タクシーに乗るつもりだったが タクシーもいない(この前と一緒!) 駅員さんに、タクシー会社の電話番号を聞いて、かけた 待っている間に、 行き先が同じ人がいないか声を掛けてみた 男性=行き先は同じだが、「歩いて行く」と バス停にいた女性=「行き先の宛ては無い」そうなので 「ゴンドラとリフトで上まで行くんですがいかが?」と誘うと 「行きたい」とのことで、二人でタクシーに乗った 彼女は海外旅行の添乗員さんで、 今まで70数か国に行ったことがあるが 目標は100か国・・・だって 新型コロナで仕事が無くなったので 日本国内をふら〜っと旅してる・・・と ついつい、あちこちの国のことを話しているうちに ゴンドラ駅に着いた 私は、ゴンドラ・リフトで八方池山荘へ 彼女も誘ったが、リフトが怖いそうなので、 「うさぎ平」までにするって 写真を撮ったが、顔は出したくないそうなので 残念! とても明るい、人懐っこい、話好きの女性だった |
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このゴンドラも、 「1人では怖い・・・ 帰りは誰かと一緒に乗るわ」だって |
うさぎ平駅 今日は、山の展望ゼロ せっかくここまで上がってきたのに 山が見れないとはね・・・ でも、「涼しくて 山の緑が見えたからいいわ」だって |
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で、私はリフト駅へ |
足を垂らしていると 草が足に絡まるので ピンと真っ直ぐ前へ延ばしていた |
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後ろを振り返ると うさぎ平が見下ろされた 彼女はあそこでアイスクリームを 食べているのだろうか? |
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黒菱平 ここから左へ行くと2つ目のリフト駅がある |
この駅手前は、ちょっとしたお花畑 | ||
トウダイグサ科 葉っぱが紅葉していた |
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相変わらず空は曇り 足はやっぱり、ピンと伸ばしていた 花は、夏の終わりの風情・・・ |
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黒菱平を見下ろす |
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八方尾根が見えた〜 赤い屋根は「八方池山荘」 |
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終点の「八方池山荘」の真ん前で降りた 白馬三山も、五竜も鹿島槍も なあ〜んにも見えない 見えるのは、麓の町だけ |
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リフトに乗っている時、 パラッとしたが 濡れることもなく、山荘内へ 13:55着 前もって必要書類をプリントして 記入済みの用紙を出した 「労山カード、使えます?」と聞くと 500円引きだって ラッキー ビール代になった こんなことなら、この前、 真剣に労山カード探すんだった・・・と後悔 |
今日の泊り客は、3名! 驚いた! 2階の端の部屋 4人分のお布団セットが置いてあった そこを私ひとりで使う ・・・・・・・ リフト最終便は16:30 続々と降りてくる人がいる |
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さて、花観察に行こうと1階へ降りると 雨が降っている・・・ それも小雨ではない振り方 |
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ずぶぬれで降りてくる人(観光客らしい)や 雨具を着て降りてくる人が、次から次へ 山荘前のベンチに座っている親子がいたので 声を掛けると、 「ホントは八方池まで行きたかったのだが 雨が降ってきたので引き返した 雨が止んだらリフトに乗るつもり」・・・と 雨具無し・傘無しらしい 「雨が止まなければ、レインコートを買ってリフトに乗る」・・・と 「でも、空に青空も残っているので ギリギリまで待っていたら 買うのはいつでもできるから」と話しているうちに 雨が止んだので 私は花観察へ 彼女たちはリフト駅へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雨に濡れた石・岩は滑りやすいので 十分気を付けていた こんな所で、転んではいられないもの |
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ノコンギク:キク科 麓のノコンギクに比べると 園芸種か?と思うほど色が濃い * 用翌日、高山植物園のスタッフに 名前を教えてもらった |
オヤマソバ:タデ科 |
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タムラソウ:キク科 葉っぱには棘が無いので痛くない |
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カライトソウ:バラ科 花の盛りは過ぎ、 あの華やかさはどこへ・・・ といった、よれよれの姿 |
八方池山荘とリフト駅を見下ろす | ||
イワショウブ:チシマゼキショウ科 晩夏から秋に咲く花 今が見ごろで、あちこちで出会った 右 花の拡大 花びら6枚・雄しべが6本・ 雌しべは花の中心にあって柱頭は3裂 これで1つの花 この小さな花が、たくさん集まって 円柱のような形になっている |
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ハッポウタカネセンブリ:リンドウ科 花の直径1cm程 背丈10cm程で 注意していないと見つけられない 2年前(2018/7/25〜27)、この八方山荘近くで出会っているので この辺りにあるはず・・・と思いながら歩いていた 薄青の花びらの上に、 濃い青点がポツポツして可愛い〜 |
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ツリガネニンジン:キキョウ科 やや盛りは過ぎていたが まだまだ見頃だった たま〜に、白花にも出会った |
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オニアザミ:キク科 下向きに咲き、背も高くがっしりしている 花も大きい 「オニ」と名前が付いているのは、大抵はこんな感じ 「ヒメ」と名前が付くのは、その反対の風情の花 |
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ホツツジ:ツツジ科 ここの1800m付近なら 「ミヤマホツツジ」かと思っていたら 雌しべが真っ直ぐの「ホツツジ」だった |
オトギリソウの仲間:オトギリソウ科 残り花 殆んどは、花が終わり 萎んでいた |
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ウメバチソウ:ニシキギ科 秋の花 あちこちで、た〜くさん咲いていた 花びら5枚 雄しべ5本(白い大型の部分)・・・1本1本順番に伸びていく 雄しべが中央に集まっているのは、 花びらが開いたばかりということ 雄しべが5本とも外側に伸びているのは 花びらが開いてから7日以上たっているということらしい ↑ これらのウメバチソウは、花びらが開いたばかり 細い糸のような形で、 先端に丸い粒を付けているのは「仮雄しべ」 =花粉を出さない雄しべのこと しかし、根元では蜜が出ているそうである |
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ワレモコウ:バラ科 秋の花 あちこちで見かけた |
タテヤマウツボグサ:シソ科 濃い紫色 ウツボグサに比べると花が大きく 花穂(かすい)が短く ペチャンコの感じがする |
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コゴメグサの仲間:ハマウツボ科 ミヤマコゴメグサかな? |
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オヤマソバ:タデ科 株になって咲いていると 花束のようで可愛い |
ハッポウウスユキソウかな?:キク科 葉っぱが細いことが特徴らしい |
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うっすらと、白馬三山が見えてきた 右から、白馬岳(とがっている)・杓子岳(平ら)・ 白馬鑓(稜線は雲で隠れている) ・・・・・・・・・ 雪があるとこんな感じ ↓ 比較のため借りてきた |
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2019/2/25 同じ場所で撮影 |
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明日登る八方尾根 |
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マツムシソウ:マツムシソウ科 秋の花 あちこちで出会った 下 中心部にある花は筒状になっていて 周りにある花びらは大きく外側に伸びている 紫色は、雄しべの葯 |
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セリ科の花 細く切れ込んでいる葉っぱ セリ科は難しい、名前が同定できない・・・ |
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クロマメノキ:ツツジ科 直径1cm弱の濃い青色の実 |
オオコメツツジ:ツツジ科 花びらが4裂しているのが特徴 |
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八大竜王の碑 バックは八方尾根 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 雪があるとこんな感じ ↓ 比較のため借りてきた |
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2019/2/25 同じ場所で撮影 バックは白馬三山 |
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タムラソウ:キク科 アザミのように見えるが、 葉っぱには棘が無いので、違いがすぐ分かる |
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ゴマナ:キク科 また雨がポツリポツリ 雨具を着て山荘へ帰った |
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夕食 広い食堂にお客は3人 テーブルも椅子も新しくなっていた トンボーローの大きな塊が4個!と天ぷら 美味しいけれど、油が多そうで完食できなかった・・・ |