八方尾根〜唐松岳〜五竜山荘〜遠見尾根


                        『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です



ハッポウタカネセンブリ


唐松岳


劔岳


タテヤマリンドウ
●場 所 長野県北安曇郡白馬村・長野県黒部市
●標高 唐松岳:2696mの肩
●山行日 2020年8月24日(月)〜26日(水)
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR白馬駅⇒八方BS・・・ゴンドラ駅⇔ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘へ(登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽
●コースタイム
前日 8/24(月) 
JR多治見駅
JR白馬駅
ゴンドラ乗り場
八方池山荘
周辺の散策
9:23発
13:00着
13:25頃着
13:55頃着
16:10頃着 (泊)

1日目 8/25(火)
 
八方池山荘
八方ケルン
八方池
丸山ケルン
唐松岳
頂上山荘
大黒岳
五竜山荘
5:35
6:26
6:50
8:40
10:00
10:20〜10:30
12:32
13:57着 (泊)

2日目 8/26(水)
 
五竜山荘
白岳
西遠見山
大遠見山
中遠見山
小遠見山
見返り坂
自然遊歩道分岐
高山植物園
アルプス平
エスカルプラザ
神城駅
松本駅
多治見駅
5:27発
5:42
7:21
7:59
9:00
9:24〜9:44
10:36
10:50
11:15
11:30〜11:55
12:10
12:29発
14:01〜14:53
16:37着
 
 周辺地図こちら     


 1日目 8/24(月)

   毎日天気予報を見ていた
「tenki.jp+more」・「てんきとくらす」・「Windy」など
2日連続天気がいい日を待っていたが、
やっと、8/24午後△ 8/25○ 8/26○となったので
8/23、五竜山荘と八方池山荘に予約を入れた
2件ともOK!
「ながの電子サービス」と「ココヘリ」に登山届を出し、
所属の会と家族宛てに計画書を送った
すぐパッキングを始めて、翌日出発〜
(計画書は、ずっと前から書き上がっていたので
少々訂正・追加するだけだった)

 
 「しなの」自由席は、今日もがら空き
車窓から見上げる空は、晴れ
期待が高まる・・・
先回、8/12〜8/13の白馬〜栂池は
天候が変わって2日とも雨だった!

 
 松本から、雲が多くなり、
これじゃあこの前と同じパターンか?と少々不安

青木湖(?)辺りも、すっきりしない空・・・

あのゲレンデ、白馬五竜スキー場??
明後日、あそこにあるテレキャビンで
麓へ降りてくる予定
・・・・・・・
白馬駅に着いたが、ゴンドラ駅まで行くバスが無い
タクシーに乗るつもりだったが
タクシーもいない(この前と一緒!)
駅員さんに、タクシー会社の電話番号を聞いて、かけた

待っている間に、
行き先が同じ人がいないか声を掛けてみた
男性=行き先は同じだが、「歩いて行く」と
バス停にいた女性=「行き先の宛ては無い」そうなので
「ゴンドラとリフトで上まで行くんですがいかが?」と誘うと
「行きたい」とのことで、二人でタクシーに乗った

彼女は海外旅行の添乗員さんで、
今まで70数か国に行ったことがあるが
目標は100か国・・・だって

新型コロナで仕事が無くなったので
日本国内をふら〜っと旅してる・・・と
ついつい、あちこちの国のことを話しているうちに
ゴンドラ駅に着いた

私は、ゴンドラ・リフトで八方池山荘へ
彼女も誘ったが、リフトが怖いそうなので、
「うさぎ平」までにするって

写真を撮ったが、顔は出したくないそうなので
残念!
とても明るい、人懐っこい、話好きの女性だった

 このゴンドラも、
「1人では怖い・・・
帰りは誰かと一緒に乗るわ」だって

 うさぎ平駅
今日は、山の展望ゼロ
せっかくここまで上がってきたのに
山が見れないとはね・・・

でも、「涼しくて
山の緑が見えたからいいわ」だって

   
 で、私はリフト駅へ

足を垂らしていると
草が足に絡まるので
ピンと真っ直ぐ前へ延ばしていた

  
 後ろを振り返ると
うさぎ平が見下ろされた

彼女はあそこでアイスクリームを
食べているのだろうか?

   
 黒菱平
ここから左へ行くと2つ目のリフト駅がある

 この駅手前は、ちょっとしたお花畑
   
トウダイグサ科
葉っぱが紅葉していた

相変わらず空は曇り
足はやっぱり、ピンと伸ばしていた
花は、夏の終わりの風情・・・

 
 黒菱平を見下ろす

 
 八方尾根が見えた〜
赤い屋根は「八方池山荘」

 
 終点の「八方池山荘」の真ん前で降りた
白馬三山も、五竜も鹿島槍も
なあ〜んにも見えない

見えるのは、麓の町だけ

   
リフトに乗っている時、
パラッとしたが
濡れることもなく、山荘内へ 13:55着

前もって必要書類をプリントして
記入済みの用紙を出した

「労山カード、使えます?」と聞くと
500円引きだって  ラッキー
ビール代になった
 
こんなことなら、この前、
真剣に労山カード探すんだった・・・と後悔

今日の泊り客は、3名!
驚いた!

2階の端の部屋
4人分のお布団セットが置いてあった
そこを私ひとりで使う
・・・・・・・
リフト最終便は16:30
続々と降りてくる人がいる
 さて、花観察に行こうと1階へ降りると
雨が降っている・・・
それも小雨ではない振り方

 ずぶぬれで降りてくる人(観光客らしい)や
雨具を着て降りてくる人が、次から次へ

山荘前のベンチに座っている親子がいたので
声を掛けると、
「ホントは八方池まで行きたかったのだが
雨が降ってきたので引き返した
雨が止んだらリフトに乗るつもり」・・・と
雨具無し・傘無しらしい
「雨が止まなければ、レインコートを買ってリフトに乗る」・・・と

「でも、空に青空も残っているので
ギリギリまで待っていたら
買うのはいつでもできるから」と話しているうちに
雨が止んだので
私は花観察へ 彼女たちはリフト駅へ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雨に濡れた石・岩は滑りやすいので
十分気を付けていた
こんな所で、転んではいられないもの

ノコンギク:キク科
麓のノコンギクに比べると
園芸種か?と思うほど色が濃い
* 用翌日、高山植物園のスタッフに
名前を教えてもらった

オヤマソバ:タデ科


タムラソウ:キク科
葉っぱには棘が無いので痛くない

カライトソウ:バラ科
花の盛りは過ぎ、
あの華やかさはどこへ・・・
といった、よれよれの姿

 八方池山荘とリフト駅を見下ろす
イワショウブ:チシマゼキショウ科
晩夏から秋に咲く花
今が見ごろで、あちこちで出会った
右 花の拡大
花びら6枚・雄しべが6本・
雌しべは花の中心にあって柱頭は3裂
これで1つの花
この小さな花が、たくさん集まって
円柱のような形になっている

ハッポウタカネセンブリ:リンドウ科
花の直径1cm程 背丈10cm程で
注意していないと見つけられない

2年前(2018/7/25〜27)、この八方山荘近くで出会っているので
この辺りにあるはず・・・と思いながら歩いていた
薄青の花びらの上に、
濃い青点がポツポツして可愛い〜

 
ツリガネニンジン:キキョウ科
やや盛りは過ぎていたが
まだまだ見頃だった
たま〜に、白花にも出会った

オニアザミ:キク科
下向きに咲き、背も高くがっしりしている
花も大きい
「オニ」と名前がいているのは、大抵はこんな感じ
「ヒメ」と名前が付くのは、その反対の風情の花

 ホツツジ:ツツジ科
ここの1800m付近なら
ミヤマホツツジ」かと思っていたら
雌しべが真っ直ぐの「
ホツツジ」だった

 オトギリソウの仲間:オトギリソウ科
残り花
殆んどは、花が終わり
萎んでいた
   
 ウメバチソウ:ニシキギ科
秋の花
あちこちで、た〜くさん咲いていた

花びら5枚
雄しべ5本(白い大型の部分)・・・1本1本順番に伸びていく
雄しべが中央に集まっているのは、
花びらが開いたばかりということ

雄しべが5本とも外側に伸びているのは
花びらが開いてから7日以上たっているということらしい

↑ これらのウメバチソウは、花びらが開いたばかり

細い糸のような形で、
先端に丸い粒を付けているのは「
仮雄しべ
花粉を出さない雄しべのこと
しかし、根元では
蜜が出ているそうである

 ワレモコウ:バラ科
秋の花
あちこちで見かけた

 タテヤマウツボグサ:シソ科
濃い紫色
ウツボグサに比べると花が大きく
花穂(かすい)が短く
ペチャンコの感じがする

   
   
コゴメグサの仲間:ハマウツボ科
ミヤマコゴメグサかな?

 
 オヤマソバ:タデ科
株になって咲いていると
花束のようで可愛い

ハッポウウスユキソウかな?:キク科
葉っぱが細いことが特徴らしい
 
うっすらと、白馬三山が見えてきた

右から、白馬岳(とがっている)・杓子岳(平ら)・
白馬鑓(稜線は雲で隠れている)
・・・・・・・・・
雪があるとこんな感じ ↓ 比較のため借りてきた
 
 2019/2/25 同じ場所で撮影

明日登る八方尾根

 
 マツムシソウ:マツムシソウ科
秋の花 あちこちで出会った

下 
中心部にある花は筒状になっていて
周りにある花びらは大きく外側に伸びている

紫色は、雄しべの葯

セリ科の花
細く切れ込んでいる葉っぱ

セリ科は難しい、名前が同定できない・・・

 クロマメノキ:ツツジ科
直径1cm弱の濃い青色の実

オオコメツツジ:ツツジ科
花びらが4裂しているのが特徴 
八大竜王の碑 バックは八方尾根
・・・・・・・・・・・・・・・・・
雪があるとこんな感じ ↓ 比較のため借りてきた
 
 2019/2/25 同じ場所で撮影
バックは白馬三山

タムラソウ:キク科
アザミのように見えるが、
葉っぱには棘が無いので、違いがすぐ分かる

ゴマナ:キク科
また雨がポツリポツリ
雨具を着て山荘へ帰った

夕食 広い食堂にお客は3人
テーブルも椅子も新しくなっていた

トンボーローの大きな塊が4個!と天ぷら
美味しいけれど、油が多そうで完食できなかった・・・


   1日目へ続く
    
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