久しぶり~ 私の原点の鈴鹿
       
             御在所岳  (裏道)

                      下りはロープウェイ利用
 



アカヤシオ


ヒメイチゲ


ロープウエイから
●場 所 三重県菰野町
●標高 1212m 
●山行日 2023年5月1日(月)
●コース 御在所岳ロープウェイ麓駅・・・裏道・・国見峠・・・山上公園・・・ロープウェイ頂上駅(ロープウェイで下山)
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR名古屋駅(バスセンターから高速バスで)御在所岳ロープウエイ麓駅・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽
●コースタイム JR多治見駅
JR名古屋駅
バスセンター
ロープウェイ麓駅
日向小屋前
藤内小屋
国見峠
山頂遊歩道
山上公園
ロープウェイ山頂駅
ロープウェイ麓駅

6:46発
7:32
8:10発
9:45~9:58
10:36
11:12~11:20
13:10
13:36
13:43~14:37
14:52発
15:15頃着~16:14発

周辺地図はこちら   地理院地図
コース図はこちら   


 連休後半は天気が悪い・・・の予報
平日の方が山も空いているだろうと、平日に企画
多治見駅までの道が空いていて
早く着いてしまったので、予定より早い列車に乗車

名鉄バスセンター利用なんて何年ぶり??
近鉄電車の乗り換えが面倒なので、
出発が遅くても乗っていれば着く楽チン方で
高速バスを選んだ

問題は、平日のためバス便が少ないこと

お客は10名ほどでがら空き

英語を話す3人組がずっと車内で喋っているので
うるさくて・・・・ 勿論マスク無し・・・
日本では、狭い車内ではマスクを付けましょう~が主流だが
車内アナウンスもなかった・・・

インターを下りて湯の山温泉へ向かう途中
きれいに、御在所岳と鎌ケ岳が見えたのでパチリ ↑

 
 御在所岳ロープウェイ麓駅に着いた
平日だが、かなりの人 観光客らしい

山歩きのスタイルは2~3組だけ

 
 ホテルとその後ろの多分「馬の背尾根」を
この角度から見るとはね・・・

 
 ロープウエイ駅前広場を通り抜け、
階段を下りると遊歩道になる
裏道登山口へ向かう

 
 ここが裏道登山口

佇まいは昔と同じだが
「しまや」(下山するといつもここでビールを飲んでいた)は
戸が閉めてあった

 
 ジグザグの階段を登った所にある「お不動様」
荒れ果てて見る影もなかった・・・

 
 蒼滝との分岐を右に見て進むと、
これまた古くなった鉄製の橋がまだ残っていた
もうすぐ「通行止め」になりそうな程

でも、この橋を(まだいくつもある)新しくするには
相当な予算が必要・・・

一歩一歩、足元に気を付けて通過

 
 この橋だけは頑丈
この近くの地面に
シロヤシオの花が落ちていたので期待していたが
見えたのは、帰りのロープウェイの中からだけ

 
 北谷の清流は昔のまま

 
 こちらからも清流が流れ込んでくる

 
 見上げると、大きな橋
スカイラインの丁度その下を歩いている

 
 沢沿いの登山道もあるが、
今日は左折して、早めに車道へ出るつもり

 
 登って出た所が、スカイラインのトンネル手前

 
 ここが本来の裏道への降下点のよう

   
 ミヤマガマズミ:スイカズラ科
真っ白で咲き始めたばかり

チェーンがあって、一般車はその先へは入れず
1台停まっていた

 
 後ろを振り返ると、遠くに伊勢湾

橋が二つ

遠くの橋が、新しい「湯の山かもしか大橋」
手前が、先程裏道から見上げた
昔からあるスカイラインの橋

 
 川伝いに来ると、この堰堤のそばに出る
今日は、この道を避けた

 
 ここが登山口
計画書を入れるポストがあったので投函
左に「裏道登山道」の標識(昔からの道)
右にも河原を歩く広い道があるが
山道の方が楽しいので左へ

 
 登山口からの山の様子
新緑がきれい!

 
 古びた鉄の橋を幾つも渡る
 
古びて傾いたり、板で補強されていたり・・・ 
 
 そう長くはもたないだろうね・・・
右は、河原の中を歩く平坦な道

日向小屋泊りの客は、ここを車で行けるよう

 
 この標識から右折すると・・・
 
 さっきの河原の道と合流する
(赤い矢印は、山道を歩いた場合)

 
 日向小屋 10:36

土石流の前は、川のすぐそばに小屋が建っていたが
今はずいぶん川から離れた高台の上
オシャレな外観

 
 土石流の後は、
こんな透過性の砂防ダムができた
ひとマスは大~きな枠で、人の背丈よりもっと大きい

 
 新しい橋を渡って、対岸へ
手すりもついて、頑丈で頼もしい

 
 次は、「四の渡し」 ↓
 
 一歩一歩慎重に歩いて対岸へ 10:49

 
 ここから左折すると、山道を歩いて中道に合流できる 10:58

前に使った(2019/4/22)ことがある
中道登山口~山上公園~国見峠~国見岳~山岳寺跡~
藤内小屋~中道登山口へ周回)


 
 タチチボスミレ:スミレ科
  あちこちに咲いているポピュラーな花

 
  イワカガミ:イワウメ科
ここだけのこれっきりの花だった

 
 藤内小屋に着いた 11:12
ロープウェイ駅から、約1時間15分
標準コースタイムだと、1時間05分 まあまあだね

ベンチに座って休憩
先客は2名のみ
さすが平日~

後ろからは誰も来ないので、
ゆっくりのんびり写真を撮りながら歩ける
私にとって理想の歩き方

 
 これらの大岩が、土石流と共に流されてきたという岩々
11:20発

『2008年9月2日、24時間の雨量合計が700ミリに上り、
北谷で土石流が発生し、裏道の大部分を飲み込んだ。
藤内小屋は倒壊し、日向小屋は土台をえぐり取られ、
蒼滝の遊歩道を壊滅させ、
蒼滝の駐車場の下流にある水産センターや、
三滝川との出合にある湯の山ロッジにも
大きな被害を与えた。』・・・という大きな惨事があった

 
 おやまあ、橋が無くなっている
ここから川を渡る橋があったが
再建されていなかった
腰越峠や国見尾根に何度となく渡った橋だったのに・・・

大雨の後だと渡れないかも

 
 これが土石流の後の大岩ゴロゴロ地帯
昔の様相とすっかり変わってしまっていた

所々にある赤ペンキを探しながらの
ゆるい登り

 
 「兎の耳」と言われている大岩 ↑ 11:37

 
 この先、鎖場があります・・・の注意書き ↑

 
 これが鎖場 11:41
頑丈な鎖だった

 
 水場 11:43
コップ付き

 
 藤内壁出合 11:57
『前穂で遭難した女性に哀悼を記す』だって

 
  トウゴクミツバツツジ:ツツジ科
この鮮やかで濃い色、今どきの花期は、
トウゴクミツバツツジと思われる

 
 又、鎖場 12:13
下山者とのすれ違いが多くなってきた

休憩しながら、「どうぞ~」と声を掛け  
 
  シロモジ:クスノキ科
花の写真を撮ったり、
 
 後ろを振り返って伊勢湾を眺めたりしていた

 
 おやあ、この濃い色
トウゴクミツバツツジに違いない
累々と横たわる岩と石

 
 6合目 12:24
これだけ登っても、まだ6合目??

 
  キランソウの仲間:シソ科
小さな株が、ポツンポツン

 
 これでも登山道

 
  この濃い色のツツジ
トウゴクミツバツツジ
(に違いない):ツツジ科

 
  今度は、ピンク色の花
アカヤシオ:ツツジ科
青空に映えること~

この辺りから、アカヤシオ地帯となった
 
これもアカヤシオ 
 
 これもアカヤシオ
 
 左手の遠くの山の稜線付近に
点々とピンク色が見える
あれもアカヤシオ
 
 岩場に点々とピンク色
これもアカヤシオ
 
 あっちもこっちもアカヤシオ
 
 国見峠に着いた 13:10
ここから右へ行けば、国見岳
またここまで戻ってくる元気はなし・・・
左折しよう~

 
 すご~い!
ピンク色の塊があっちにもこっちにも
み~んな
アカヤシオ
 
 もしかして、ここらの木はみんなアカヤシオの木??
山上公園にある、白い丸いドーム(雨量計らしい)も見える

 
   
 ムシカリ(オオカメノキ):ガマズミ科
初めて白い花が咲いている木に出会った

大きな木で、丁度満開だった

 
国見峠からは、小沢の横を歩いたり・・・
 
 小沢を渡ったり・・・
 
 トレランの若者たちは、
沢の水で足を冷やしていた

 
  アカヤシオ:ツツジ科
青空に白い雲とピンク色が映える
こんな景色が山上公園まで、
ずっと続いていた

 
   
  ハルリンドウ:リンドウ科
タテヤマリンドウという説もあるが、
タテヤマリンドウと、
ハルリンドウの違いは、
高山に咲くか?そうでないかの違いだけ
ハルリンドウに比べて色が薄いのが特徴』とも言われるが
これらを色が薄いとは一概に言えない

この1000mちょっとの山なら高山とは言えないので
ハルリンドウだと思っている(私見です)

 
またまたアカヤシオ ↑↓
 
またまたアカヤシオ 
 
 山上公園の遊歩道に出た! 13:36 
登りに約4時間半
今登ってきた道を、又下りに使うなんて
考えたくもない
下山は、ロープウェイにしようっと決めた

山上公園を散歩気分で歩いて、
頂上へも行ってのんびりしようと思った

 
 が、あの天辺が頂上・・・
あの坂道を歩く? 行く気が失せた・・・

 
 国見岳方面

シロヤシオが咲いてないかと
探し歩いたが、まだ固いつぼみ

アカヤシオはもう十分に観た

 
またまたアカヤシオ ↑↓
 
またまたアカヤシオ ↑↓
 
咲いたばかりでまだ若い  アカヤシオ ↑

 
 
 ここでランチ休憩とした

 
 あの山頂、行く気にならない・・・

何か変わった花でもないかと
ロープウェイ駅の方へ下りていくと
あったあ~! ↓
 
   
  ヒメイチゲ:キンポウゲ科
ここで会えるとは思ってもいなかったので
嬉しいな!

花びらのように見える部分は、萼
背丈は10cm程・花は直径1cm程
花茎の先に一つだけ咲く(=一華:いちげ)という意味
遊歩道脇の草むらに、ここだけに群生していた

 
 さあ、もう降りよう~
この御在所岳ロープウェイに乗るのは、初めて
どこで切符を買う?
どこから入る?

もたもたしながら改札を通過

階段を下りた所が搭乗口らしく
列が伸びていた

 
 お客が少ないせいか、2人でも1台
1人でも1台で乗ることができた

お陰で面白い光景をカメラに収めることができた ↓
 
 
 降りていくにつれ、右側に大きな岩が見えてきた

この岩、「大黒岩」だ!
登ったことがある(2007/7/27
8月、槍ヶ岳へ行くためのトレーニングだった
もう、16年も前のこと・・・

まさか上から眺めることになるとは思ってもいなかった

何気なく見ていると、
黄色いヤッケを来た男性が一人いた ↑
 
 
 ロープウエイが下るとともに 
大黒岩は上になり、自撮りをしている様子が見えた ↑

左のとがった山は鎌ケ岳
もっと下がると、堂々とした鎌ケ岳の姿になった ↓
 
 ロープウェイの底は、ガラスになっていて
下の様子がよく分かった ↓
 
 そういえば、こういうスケスケの足元
どこかで体験したなあ・・・と思い出した
2017/7/21のスイスだった
下が見える小部屋へ、大きなスリッパを履いて入ったっけ ↓

     
 緑色の部分は、参考のため借りてきた画像 ↑


 
  ↑
麓が見える~
橋が見える~
ホテル群が見える~
 
 ↑ この岩のそば通ったことが無かったっけ??
何だか見覚えのある岩の形だった

上から眺めると、なかなか面白
 
 これは雲母峰(きらら峰)
下りに使ったことがある
 
   
この白い花シロヤシオに違いない
なあ~んだ!中腹が見頃だったんだね!

 
 約15分の間、初めての景色に楽しませてもらった!

15:15頃、麓駅に到着
缶ビールで、一人反省会をしながらバスを待っていた

最近、ちょっとした登りでも心臓がバクバクして、
スピードが出ないし、
下りの階段では、手すりに頼らないと降りれないし・・・と
憂鬱な時期に入っていたが、
マイペースで、ゆっくりのんびり写真を撮りながら歩くなら
楽しく歩けるってことに気づかされたので
1つ収穫があった


 
 ロープウェイ麓駅 16:14発
「湯の山かもしか大橋」が見えてきた
この橋が完成したので、(2018年8月)
ロープウェイ麓駅まで
乗り入れができるようになったとか

 
 乗り換えなしって楽チンだねえ・・・と再認識しながら
名古屋バスセンターへ 17:30頃着


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